ミリオネア/スネークマン(ロックマンエグゼ)

登録日:2021/02/05 (金曜日) 19:40:20
更新日:2024/12/12 Thu 13:49:36
所要時間:約 5 分で読めます




ミリオネアは『ロックマンエグゼシリーズ』の登場人物。
スネークマンは『ロックマンエグゼシリーズ』に登場するネットナビの一種。属性は木。


ミリオネア


CV:夏樹リオ(アニメ版)


スネークマンのオペレーターであり、アメロッパに住む貴婦人。
宝石店の常連であり、いつも多くの宝石を購入しているという。
退屈を嫌い刺激的なものを好む嗜好だが、その一方で「おばさん」呼ばわりされても気に留めず、見ず知らずの子供の話を聞いてくれるなど、おおらかな性格をしている。

【活躍】


・ロックマンエグゼ2
アメロッパ到着早々熱斗はチンピラに所持品を奪われてしまうが、その内バトルチップはミリオネアが買い取っていた。
当初50万ゼニーで購入したチップであったが、チップが盗品と判明した際には
「スネークマンとのバトルに勝てばチップを返す」という話を熱斗に持ち掛ける。

無事に熱斗が勝利した際は、バトルに興奮し満足したため気前よくチップと1万ゼニー、そしてミリオネPコードを渡してくれる。
その後も彼女は宝石店におり、話しかければいつでもネットバトルができる。
さらに彼女のカバンから出られる場所がウラインターネットに最も近いため、
ウラコトブキエリアに行けるようになるまでは(なってからも)ミリオネアのカバンをプラグイン先に選ぶとかなり楽。
ただし全体図を作ってみるとミリオネアの宝石店はリアル世界のマップの端っこもいいところなので、
「ネットにつなぐために外国(マップの端)に行く」というわけのわからないことをしていることになる。

彼女は見ての通りほとんど(っていうかほぼ)シナリオに絡まない上に他の作品に一切出てこない。
それでいて何か変なことをしてくるわけでもないし、小中学生が見るにはあまりにレベルの高い外見ということもあって非常に影が薄い。
プリンセス・プライドとか黒井みゆきとかならまだしも、肩を出した厚化粧眼鏡おばさんじゃ興味を持てないのも仕方がない。しかも煙管まで持ってる。

しかし大人になってから彼女のセリフを見てみると、
「あなた、ワタクシにシゲキをあたえられる?」
「ひさびさに しげきてきでしたわ・・・」
「まだ まえのよいんが のこっているの、そんなとき さそっても レディは その気に ならないものよ」
など、ほのめかすような艶っぽいセリフが多く使われている。ロックマンエグゼにしては非常に珍しい「艶っぽいセリフ」である*1
すでにソフトが手元にないという人も、実況動画なんかが腐るほど上がっているので一度ご覧になってはいかがだろうか。


スネークマン


CV:中尾隆聖(アニメ版)


モデルは『ロックマン3』にボスロボットとして登場したワイリーナンバーズの1体、DWN.022 スネークマン。
本家よりも蛇らしいデザインになっており、尾っぽ部分は壺に入っている。
普段はミリオネアの鞄の電子ロックにいるが、ミリオネアが買い物をするときの値切り交渉も行っており
大抵の商人はスネークマンの蛇のようなしつこさに負けて値切りに応じるという。
ミリオネア様はケチだった

【主な技と強さ】

  • スネークアロー
スネークマンの前にある穴パネルから小さい蛇を召喚し、横一列に突進させる。

  • スネークバスター
ロックマンのいるマスを狙って、手から弾を発射する。
タイミングよく移動して回避。

  • スネークバイト
ロックマンと同じ横列に壺ごと移動し、勢い良く噛みつく。
壺がワープしたらすぐに横軸をずらして回避。


スネークマンはバトルの最中、スネークバイト以外では右端中央のマスから動かず、
更にロックマンが中央の横列にいると壺の中に身を隠してしまう。この隠れた状態では攻撃を当てることができない。
また目の前の縦列は常時穴パネルなのでショックウェーブ等の地を這う攻撃を当てることもできず、エリアスチールも効果が薄いため攻撃を当てるのに工夫を求められる。
せっかくヒートスタイルになったのにヒートバーナーをよけられて歯がゆい思いをした人も多いだろう。
「ワイドソード」「ガッツマン」「エアーマン」はもちろん、ミリオネアのカバンの電脳で手に入る「トリプルニードル」などもさっぱり当たらないなど、
これまでの攻略と違ったものを求められるため、サンダーマンとともに初心者の壁として立ちはだかる。

スネークバスターとスネークバイトの時はボディを晒しているので、攻撃をかわしながら攻撃を当てる選択肢もある。
ボムやホウガンを投げてから列を移動して攻撃を当てる、というのが黄金パターン。

また本作もう片方の木属性ボスと異なり、かのプリズムコンボは問題なく使用できる。
というか、シナリオを進めるとスネークマン戦のタイミングでプリズムコンボに必要なチップが獲得できるので
試し撃ち感覚でプリズムコンボを喰らうこともしばしば。


スネークマンのナビチップは、敵一体を対象にスネークバイトで噛みつく。
これだけだとあまりにもダメージが少なすぎるのだが、追加効果として自分フィールドの穴パネルから同威力のスネークアローを召喚して突撃させる。
はやい話が3以降の「カモンスネーク」で、「デスマッチ2」などで攻撃回数を増やすことができるのも同様。
ウッド+40やナビ+40などとの相性は抜群によい。電気属性で基本的に右端にいるマグネットマンは格好の餌食である。
問題はそんなお膳立てをしなくてももっと強い戦力がうようよしていること。入手できる時期を考えるに、パネルを穴だらけにしてくるナイトマン対策として考えられたのだろうか?

ちょっと変わった仕様として、このスネークアローはたまに「本来なら解除できないはずのドリームオーラを解除してしまう」ことがある。
スネークアローが完全に同じタイミングで2ヒット当たった場合などにたまに起こるのだが、狙って再現できるようなものではない上に解除できなかった時が悲惨なのであまり気にされない。


アニメ版

第1期

ミリオネアとスネークマンの一部の設定はゲーム版と同様だが、第1期では自分本位な悪役として登場する。
こちらではスネークマンをオペレートするのは彼女の執事(CV:中尾隆聖)となっている。

熱斗がアメロッパへ旅行した際、母へのお土産として狙っていた高級バッグを餌にして熱斗を釣り
ミリオネアが主催する大会「サバイバルセブン」に参加させる。
しかし大会の実態はミリオネアが気に入ったネットナビを奪い取ってコレクションにし、
更にミリオネアの暇つぶしとして永遠にナビ同士を戦わせるための罠だった。

熱斗が巻き込まれているところを、偶々ミリオネアとの商談に来ていた炎山が見つけブルースを加勢させる。
それでもスネークマンはテリトリーの中にいることで余裕の態度であったが
熱斗達の怒りを買い、ヒートガッツスタイルの怒涛の攻撃を喰らいスネークマンはログアウトする。

そしてミリオネアはこの結果に怒るどころか「最高のバトルを観させてもらった」と上機嫌になり
当初炎山に塩対応だったところを、快く商談に応じた。
更に当初の約束に従って熱斗の母、はる香に宛ててバッグを郵送したのだった。ちなみに熱斗の名義で送られた物だったらしく、はる香は彼のPETに感謝のメッセージを送っていた。

Beast

スネークマンがファルザー軍に属するゾアノロイドとして登場。
トリルのシンクロナイザーを狙い熱斗達の世界に攻め込むが、ブルースに切られて撤退。

その後、グレイガ軍のゾアノガッツマンとゾアノダークマンを(ナイトメアを使って)尾行し
彼らと同時にトリルの居場所を発見、グレイガ軍と共にトリルを守るファイアウォールを攻撃する。
しかし偽情報に騙されグレイガ軍に攻撃をしていたところを第15ブロックごと隔離されたが、ゾアノダークマンのお陰で脱出。

熱斗達がビヨンダードへ引きずり込まれたところを追いかけ、熱斗とビヨンダードのバレル大佐に戦いを挑む。
回復が不十分だったカーネルをタコ殴りにするが、熱斗が加勢したことにより逆転負けした。


ビヨンダードのミリオネアも登場するがスネークマンとは無関係。
こちらはディメンショナルエリアの実験失敗が原因で封鎖され孤立した故郷を救うべく、亡き夫の遺志を継ぎ全財産を投げ売ってまで削岩とトンネル開発に挑む健気な人物。
余りにも硬い岩がいくつも塞っている難関のため周囲からは呆れられ、
美貌とガラスを宝石に見せかけて資産家を装い堀杉土太郎とミスター・プレスの協力を得るが、居合わせた炎山は宝石が偽物であることを見抜いていた。
報酬のあてが無いことを知っても二人は特に気に留めることはなく工事を続け、
最終的にはグランドマンとダストマンの作業の甲斐がありトンネル開通に成功。無事に故郷との道を作ることができた。


余談

ゲーム版ではスネークマンたちの登場はエグゼ2限りだが、エグゼ3以降はスネークアロー攻撃を持つ
スタンダードチップの「カモンスネーク」がエグゼ6まで登場している。
…のだがこのチップ、

属性 単発威力
エグゼ3 40
エグゼ4 20
エグゼ5 30
エグゼ6 30

御覧の通り、登場するたびに属性やら攻撃力やらがコロコロ変わっている。
容易に大量ヒットが狙えるチップなので、バランス調整がかなり難しいチップのようだ。


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最終更新:2024年12月12日 13:49

*1 コロコロコミックは恋愛要素を徹底的に排除しているのだが、これは「恋愛要素に目覚める頃にはコロコロから卒業しているだろう」という見立てのため。これを踏まえて考えると、2はミリオネアの存在や炎山がメイルに熱烈なアタックをしていたりと、かなり異色な作品である。