ルパン三世 ヘミングウェイ・ペーパーの謎

登録日:2021/02/06 Sat 02:35:10
更新日:2025/01/29 Wed 02:19:10
所要時間:約 10 分で読めます






ヘミングウェイ・ペーパーは闇の世界を流れて、今は地中海のコルカカ島にある!


コルカカァ?


だが、そのペーパーはミサイルでも壊せねえって箱に、しっかりと納められてる!


箱ねぇ… おおっとっと…!


ドイツにいるその男が今鍵を持ってる!




ほんで、これがその箱と鍵か!






おっとと… ぬわらららららららら! あらら…!









どわあああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!



















ルパン三世



ドーーーーーーン!!!






ヘミングウェイ・ペーパーの謎







『ルパン三世 ヘミングウェイ・ペーパーの謎』とは、1990年7月20日に金曜ロードショーにて放送された、ルパン三世テレビスペシャル第2弾のタイトルである。脚本は柏原寛司。

アーネスト・ヘミングウェイの未完成原稿である『ヘミングウェイ・ペーパー』を巡る、ルパン・コンサノ・カルロスの三つ巴の争奪戦を描いた物語である。
本作からルパン三世TVSPシリーズは金曜ロードショー内で放送されるようになった*1


【あらすじ】


泥棒界で昔から語られる『ヘミングウェイペーパー』。文豪ヘミングウェイが宝の在り処を記したとされる文章といわれるが、眉唾ものとされていた。
しかし、地中海の『コルカカ島』に絶対に破壊されない『パンドラの箱』に収められる形で実在しているという話を聞いたルパンは箱の鍵を狙ってドイツの没落貴族の元へと向かうも武器商人のマルセスに雇われた傭兵クレイジー・マッシュに先を越された後だった。
ルパンは残された箱を狙ってコルカカ島へ向かうも、そこでは大統領のカルロスと彼の元相方コンサノとがヘミングウェイペーパーを巡って争う内乱状態にあり、次元はコンサノに、五ェ門はカルロスに雇われている事を知る。
次元は因縁のあるマッシュを待ち伏せる為に、五ェ門は斬鉄剣をもってしても「斬れない」とされる箱に挑戦するために島に来たのだ。
そんなこんなで意見が一致せず、ルパン一味はバラバラに活動することになってしまう。
そんな中、マルセスがコンサノの援助に回り、島へ大量の武器、マッシュの傭兵部隊と共にやってくる。しかし、彼の狙いもやはりヘミングウェイペーパーだった。
ルパンはこの混乱の中からヘミングウェイペーパーを盗み出し、謎を解けるのか?
そして、次元とマッシュの因縁の対決、五ェ門の挑戦の行方は…?



【登場人物】


◆レギュラーキャラクター


CV:山田康雄
ご存知天下の大泥棒。
ヘミングウェイ・ペーパーの謎を解き明かし、彼の残した財宝を手に入れるべく行動する。
本作のルパンは『カリオストロの城』の時のような義賊のイメージが強いキャラとなっている。
今回は次元や五ェ門も個別の事情があるため終盤まで彼に協力しなかったため、基本単独行動で動いていた。
全体的にいつものようなコミカルな感じだが、終盤でのマリアとのやり取りは必見である。

「ったく俺知らねぇなんて、もぐりもい~とこは~とこ!」

CV:小林清志
ご存知ルパンの相棒のガンマン。
かつて、自身を裏切り仲間を皆殺しにしたマッシュとケリをつけるべく、コンサノの傭兵として雇われた。
中盤、ついにマッシュと再会し、彼に挑みかかるも正々堂々と勝負するという真面目さがアダとなり、マッシュの策略によって囚われの身となってしまう*2
だが、終盤ルパンによって救出され、以降は彼に積極的に協力することに。*3
そしてラストでマッシュとのリベンジマッチに挑む…

「今夜、俺はカタをつける… だが、マッシュって奴得体のしれねぇところがあってな…」

CV:井上真樹夫
ご存知ルパンのもう一人の相棒の剣客。
修行中、インドの高僧から斬鉄剣でも斬れない『パンドラの箱』があると聞き、その箱を斬るべくカルロス側の傭兵として雇われた。
コンサノの傭兵となった次元にぶつけられる形で登場、あわや同士討ちという一触即発の状態となってしまうが…?
中盤、箱を見つけることが出来るも本当に斬ることが出来ずショックのあまり放心状態になってしまい、あっさり捕まるなどややマヌケな一面も。
終盤では珍しくタバコを吸うシーンが存在する。

「斬鉄剣にも斬れんものがあると申されるのか!?」

CV:増山江威子
ご存知お色気姐さん。
当初はルパン達とは別行動でマルセスに秘書として接触していた。*4
中盤辺りでヘミングウェイ・ペーパーの価値を知り、「退職」としてマルセスを裏切りルパンと合流し、彼に協力することに。
そのため本作では裏切りは一切なし。
正確にはマルセスが差し向けたマッシュに捕まった際再び寝返ろうとしていた。マッシュに黙殺されたため未遂だったが。まぁこの時は状況が状況だし仕方ないだろう。
「この際だから、あ、ありますって…」
「ねぇーって言ってますぜ~!」
「そんな〜!(´;ω;`)」

後にマルセスがマッシュとの正確な契約期間を失念するという迂闊すぎるミスで命を落とした事を考えると、その辺の雑事も不二子に一任されていたのかも知れない。
だとするとマッシュは意図せずマルセスを謀殺した事になる。

マルセスの指紋を手に入れる際の脱衣シーンは大必見である。また、マリアに焼きもちを焼く一面も…

「ダメね! 大事な恋人を忘れたの?」

CV:納谷悟朗
ご存知銭形のとっつあん。
だが本作では物語の本筋には全く絡まず、経費をキャバレーやクラブに使っていたり、金欠であったためか、不二子に金を無心したり、コンサノの基地で食糧を盗み食いしたりするなどダメダメ警部であった。
また、中盤辺りで不二子の策にはまり、牢屋に入れられたりなど本作ではロクな目にあってなかった。
ようやくルパンと対面したのはなんとラストシーンになって初めてである。

「ルパンを逮捕する日まで、この私に安息の日々はない・・・」


◆ゲストキャラクター


  • マリア
CV:佐々木優子
本作のゲストヒロイン。
コルカカ島のバーを営む女性。クールな美人であり、島の軍人たちも彼女目当てで店に来ることもあるとか…。
宝を狙いに来たというルパンのことをなぜか敵視しているが…

「住んでるわよあたしが。…ひとりでね」


  • コンサノ
CV:富田耕生
コルカカ島の当事者の一人。フルネームは「コンバローナ・マレドビッチ・ナンノ・コンサノ」。…長い。さそり座生まれ。
日本でも聞いたことのあるような言葉でしゃべる。元々は、山師でありカルロスの弟分であった。
マルセスと取引をして兵力を上げ、更にマルセスが雇っているマッシュを味方にし、彼にマルセスを暗殺させるなど、行動力が鋭い。
ルパンから奪ったペーパーによって宝の在り処が分かったことで、最終的にカルロスと和解し*7死の谷へと向かう。
だが、そこで追ってきたルパン達と交戦するが砲撃の一斉射撃を行ったことがアダとなり、谷が決壊し、鉄砲水によってカルロスや自分の兵士たち、カルロスの兵士たち共々流され死亡した。

「参りましたなぁ~ ビジネスっちゅうモンは非情なモンや…」

  • カルロス
CV:小林修
コルカカの大統領で、当事者の一人。キャビアとコンビーフのみそ汁(白みそ)が大好物。
かなりの骨董品マニアであり、大統領官邸の地下にプライベート美術館を作っていた。
コンサノと比べると決断力や押しに弱い一面があり、劇中でもそれがアダとなりコンサノにたいして劣勢になるシーンも。逆に言えば人間的にはまだ良識のある人物であり、分前をある程度譲歩したり、犠牲になった兵士の事で良心が咎めたりしている場面もある。(あくまでコンサノやマルセスよりはマシというレベルだが)
コンサノとはかつては苦楽を共にした親友同士であり、財宝の件で関係がこじれた後も、兄弟分としての情を捨てきれていない一面もあった。
最終的にコンサノと和解し、彼らと共に死の谷へ向かうも、砲撃の一斉射撃によって起きた鉄砲水によってコンサノや自分の兵士たち、コンサノの兵士たち共々流され死亡した。

「何しに来た? 決着をつけたいんなら、核ミサイルをぶち込んでもいいんだぞ?」

  • マルセス
CV: 筈見純
『地中海の鮫』とも呼ばれている武器密売企業「マルセス商会」の社長。
カルロスが保管している「パンドラの箱」を手に入れようと、コンサノ側に戦車を提供するなど暗躍する。
当初は戦車を無料提供したりとコンサノ側に譲歩していたが、マッシュ達を使いパンドラの箱と鍵を手に入れてからは態度が豹変*8
それを盾に財宝の分け前を7:3にしたり経費一切をコンサノ側にするなど、それまでとは別人のようにコンサノに対し不利な条件を飲ませようとする。
…が、人心掌握術においてはコンサノの方が一枚上手であり、最終的にはマッシュとの契約期間が既に切れていた事をうっかり忘れていた事が仇となり、直後コンサノに鞍替えしたマッシュと傭兵達によって蜂の巣にされて射殺された。

武器密売だけでなく古美術品の方にも手を出そうと考えていたそうだが、隠し金庫に保管してある美術品の扱いはハッキリ言ってぞんざいであり、本心では全く興味はなかったことがうかがえる。
そしてマッシュ達傭兵に対してもギャラは成功報酬のみという有様であり、金払いもぶっちゃけケチ。
遅かれ早かれマッシュ達には見限られたかもしれない。

「勘違いするなよ不二子! 私は軟弱な美術品愛好家ではない…すべては金のためだよ!」

  • クレイジー・マッシュ
CV:立木文彦
マルセスに傭兵部隊のリーダーとして雇われた、残虐非道でマフィアさえ恐れる凄腕の殺し屋。やや品に欠けた笑い方が特徴。
本作から5年前、次元たちと手を組み、米軍の現金輸送車を襲撃したが、仲間達で山分けしようとした際に彼らを裏切り、仲間を皆殺し*9にして現金を一人占めした。
それ以降次元とは因縁の相手となった。
条件のいい方に着くという典型的な合理主義で、終盤コンサノにあっさりと鞍替えしマルセスを射殺した。
なお、後に判明した「お宝」の正体を考えると、ここでマルセスを殺したのは図らずも大ファインプレーであったと言える。
卑劣で、私欲のためなら平気で裏切る性格ということもあってか、さながらとあるならず者の遊撃隊にいたコンサノと同じ喋り方をするブタを彷彿させるキャラである。

「ヘヘヘヘヘ…考えたことあっかぁ? 裏切られるより裏切る方がどれほど辛いか…」


  • ロペス
CV:島香裕
カルロスの側近で、がっしりとした体格の男。軍でもそこそこの地位にいるらしい。
物語冒頭で不法入国してきたルパンを発見するも、拳銃型カメラをワイロ代わりにプレゼントされて軽くあしらわれた上に逃げられてしまう。
マリアの店の常連客らしく、ルパンを匿ったマリアに「バカ面した男(ルパン)を見なかったかい?」と聞いた際、「見たわ。…アンタよ」と返され「ちげーねぇ!」部下と共に自嘲気味に笑うなどお茶目な面もあるが、カルロスとコンサノが分前でいがみ合ってる中に次元と五ェ門の決闘を提案するという賢い一面もある。
終盤の「死の谷」の探索では彼一人だけ姿を見せておらず、もしかしたら殿として大統領官邸に残っていたのかもしれない。
その為、図らずもカルロスの兵士達では唯一生き残る事となった。
騒動終結後、両陣営がなし崩し的に壊滅状態となった後の去就は不明。少なくとも、軍の地位を失った事だけは確かだろう。

「そーか!じゃあお前の記念写真を撮ってやる」


【エンディング】


コンサノとカルロス達を退け、最深部にやって来たルパン達、そこにはヘミングウェイの署名が入った分厚い鉛で出来た扉があった。


我ここに、幻の宮殿を閉じ込めたり。

眠りなさい。美しきものよ。

もう誰もお前を起こしたりはしない…。

アーネスト・ミラー・ヘミングウェイ


おだてられた五ェ門の斬鉄剣によって斬られた扉の向こうにあったのは…


青 く 美 し く 輝 く 石 で で き た 宮 殿

「な、なんなんだ…?これ…」

その美しさに見とれる一同。入り口のそばにはここへ来て4日目に死んだという男の墓もあった。
不二子は「何がお宝なのよ。ダイヤでもないし、サファイアの原石でもないし…。見たこともない石ね…」とぼやいて石に触ろうとするが、ルパンに「ちょーっと待った不二子。やったらとその辺、お触りしないほうが良いようだぜ」と止められる。どうやらこの男が死んだ理由が分かったらしい。
ルパンが「これ何時に見える?」と言いながら腕時計を見せると、文字盤の数字がデタラメに表示されていた。
実は腕時計ガイガーカウンター機能を仕込んでいたのだ。
その石の正体は超高純度のウランの原石*11であった。(次元曰く『これだけあれば核兵器は作りたい放題』、ルパン曰く世界中からその気がある国が買いに来る』『髪の毛抜けて(放射線障害)も構わねえってんなら大儲け出来らぁな』
ルパン達は、ここが死の谷と呼ばれる理由が、ウランによる放射能障害による病気であることを悟る。*12
こんなものが世に出回ったら、世界中で核戦争が起こりかねない。
その恐ろしさに次元も不二子でさえも「ブルルッ健康第一ってのが、俺のモットーなんだけどなァ…」「あ、あたしもよ…!」と完全にドン引き。
流石に彼らが喜んで持ち帰れるものではなかったためルパン達は財宝を諦める事にした。

「引き上げるか…。このお宝はオレのシュミじゃねーや…!」

直後、彼らの後を追ってきたマッシュたちを退け、死の谷を後にしたのだった*13


その後、全てを終えたルパンはマリアに兄たちの仇は打ったことを告げる。マリアはルパンに感謝の意を述べた。
しかしながら、かりそめであったが統治者の大統領であるカルロスが死に、本来政権を手にすべきマリアの兄も、もうこの世にいない。
これからコルカカは茨の道を歩む事になるであろう。

そして、用は済んだとルパンはバーを後にしようとする。
すると、マリアはルパンに一曲聞いていきなさいと呼び止める。だが、ルパンは今度ここに来た時まで楽しみにするからと断った。


ルパン「また、この島に向かって風が吹いたら… なんてな!」


マリア「フフッ… 待ってるかも…しれない」

そう言い、マリアはルパンに別れのキスをした。
そしてルパンは馬に乗ってバーを後にしていった。


ルパン「アディオ~ス!」



マリア「パ~ンッ!」


一方その頃、諦めきれない五ェ門は、未だパンドラの箱を斬るのに悪戦苦闘していた。

ルパンや不二子からもうあきらめなよと言われても、五ェ門は聞こうともしない。
だが、結局斬ることはできない。


五ェ門「やはり無常だ… いくら斬鉄剣と言えども斬れんものがあったのか…」

最早完全にあきらめかけた五ェ門は「クソッ…」と斬鉄剣で箱を軽く叩いた。

すると…


今までの硬さが嘘みたいにパカッと真っ二つに割れてしまった。


一同はただ、呆然と立ち尽くすだけだった。

まぁ、何はともあれこれで用は全て済んだ一同はセスナ機に乗って今度こそコルカカを去ろうとする。
すると、セスナ機の後ろから、牢屋から自力で脱出してきた銭形が現れ、セスナ機にしがみついた。
銭形はキャノピーを開け、ルパンを逮捕しようとしてくる。全員が中で暴れたことでコントロールがきななくなったセスナ機は変則的な軌道を描きながら飛んでいった…

コンサノとカルロス、ヘミングウェイの財宝伝説、五ェ門とパンドラの箱、次元とマッシュ、そしてマリアの過去。様々な因縁に決着が着いた一件だったが、この二人の因縁だけは決着が着く事はなかったのだった。


「あーらとっつぁんお久し振り!会いたかったわよ~!」


「嘘つきは泥棒の始まりだぁーーっ!!」




Fin





【余談】


本作でマリアを演じた佐々木優子氏は次々作『ロシアより愛をこめて』でもゲストヒロインであるジュディ・スコットを演じた。

マッシュを演じた立木文彦氏は後のTVSPでも『アルカトラズコネクション』のハイエナや、『セブンデイズ・ラプソディ』のライアットなど、次元の因縁の相手の役を演じていった。



マルセス「マッシュ! この記事を追記・修正しろ!! 上手くやれれば報酬をやる!!」


マッシュ「フヘへヘヘ‥‥‥」


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最終更新:2025年01月29日 02:19

*1 前作『バイバイ・リバティ・危機一発!』は『土曜スーパースペシャル』での放送だった

*2 マッシュは一度ルパンにKOされるが次元は早撃ちで決着を付けることを選び、結果その場で騙し討ちされる。その姿をマッシュからは「甘ちゃん」と嘲笑された。ルパンからも「ドジ踏みやがって」と珍しく文句を言われていた

*3 「しゃーねーなと思ってるよ」と言っていたが、このやりとりは二人の以心伝心の表れであろう

*4 恐らくはマルセスの隠し財産目当てだったのかもしれない。

*5 なお、元の住人達も皆殺しにされた…わけではなく、島の北側に小さな集落を作って暮らしているとの事。

*6 死の谷までの案内や、武器の提供など

*7 分け前で9:1(コンサノ)か6:4(カルロス)かでいがみ合っていたが、最終的に8:2で成立した。

*8 恐らくはこの直前にヘミングウェイ・ペーパーを読み「お宝」の正体に気付いたと思われる。

*9 次元だけは奇跡的に生還した

*10 次元がマッシュに呼び出された時も、騙し討ちで彼に銃口を突き付けており、最初は後腐れのないようそのまま消すつもりだったと思われる

*11 ルパン曰くウラン238で、「放射能が強すぎて計測出来ねえや」と言うほど大量の放射線を出している。ウラン238はウラン同位体では比較的安定で核分裂しにくい元素だが、中性子照射によって核種変換され、原爆にも使われるプルトニウムを生じる。

*12 同時に、ヘミングウェイの本当の死因も、殺人ではなく放射能被爆による病死である可能性が示唆されている。

*13 ウランの宮殿はマッシュが死に際に銃を乱射した影響もあってか崩れ落ちてしまった