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ルパン三世(人物)

登録日:2012/04/28 Sat 23:00:20
更新日:2026/09/18 Fri 08:01:54
所要時間:約 15 分で読めちまうんだなぁ~


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こんな人になりたい みんな大好き もみあげ アウトロー アルセーヌ・ルパン コメント欄ログ化項目 ジェリー ジェームズ・ボンド ジャン=ポール・ベルモンド スケベ スタイリッシュ脱衣 スピード狂 チャンピオン作品主人公 チート ドジっ子 ハーフ ピンク ヘビースモーカー ヤリチン ルパンダイブ ルパン一味 ルパン三世 ルパン三世登場人物項目 レーサー ワルサーP38 三枚目 主人公 口八丁手八丁 器用 圧倒的存在感 変態紳士 奇術師 女たらし 子供には優しい 孫 小栗旬 山田康雄 年齢不詳 快楽主義 快楽主義者 怪盗 愉快犯 意外と面倒見がいい人 愛されキャラ 愛すべきバカ 愛すべき変態 手品師 東大卒 栗田貫一 正義漢 泥棒 漢 犯罪者 猿顔 盗みの天才 目黒祐樹 秀逸な項目 緑 義賊 芸能人声優の本気 衝撃の事実 赤 頭脳明晰


ただ盗むだけじゃつまんねえさ。

ルパン三世は、モンキーパンチ原作の漫画『ルパン三世』の主人公。
この項目では主にアニメ版における彼について扱う。作品によって設定は大きく変わることがある。


プロフィール

本名 不明
性別 男
国籍 不明(出自は日仏混血)
身長 179cm
体重 63kg
年齢 不明
出身地 不明
愛銃 ワルサーP-38(第二次世界大戦中にワルサー社が製造した純正ミリタリーモデルのac41型、第1シリーズ及び『燃えよ斬鉄剣』ではac40型)
ワルサー P99(ルパン三世Y)
苦手なもの 銭形警部、擽られること、好戦的な殺し屋、タコ、高慢な金持ち、ツタンカーメンの黄金マスク関係、ロゼッタ婆さんのストリップ
余技 ルパンダイブ
知能指数 300
資格 四輪自動車競技用ライセンス 競技運転者 国際A級*1

※公式のwebsiteより。作品によって大分違うこともあり『PARTⅢ』での身長と体重は167cm、52kgという設定は、初代ルパン役だった山田康雄の当時のプロフィールから採られている。

演者

声優

●山田康雄(初代)
  • TVシリーズ(『第1シリーズ』『第2シリーズ』『PART3』)
  • TVスペシャル(第1作『バイバイ・リバティー・危機一発!』- 第6作『燃えよ斬鉄剣』)
  • 劇場版(第1作『ルパンVS複製人間』第2作『カリオストロの城』第3作『バビロンの黄金伝説』)

●栗田貫一(2代目)
  • TVシリーズ(『-峰不二子という女-』- )
  • TVスペシャル(第7作『ハリマオの財宝を追え!!』- )
  • 劇場版(第4作『くたばれ!ノストラダムス』- )
  • OVA(第2作『生きていた魔術師』第3作『GREEN vs RED』第4作『Master File』第5作『ルパンは今も燃えているか?』)

●その他
  • 広川太一郎(パイロットフィルム〈シネマスコープ版〉)
  • 野沢那智(パイロットフィルム〈TV版〉)
  • 古川登志夫(風魔一族の陰謀)
  • 畠中祐(LUPIN ZERO)
  • 難波圭一(D2 MANGA)

俳優

  • 目黒祐樹(念力珍作戦)
  • 小栗旬(2014年実写映画版)
  • ルー大柴(ミュージカル版)
  • 早霧せいな(宝塚歌劇団版)
  • 片岡愛之助(歌舞伎版)

人物

大怪盗アルセーヌ・ルパンの孫として生まれ、彼もまた世を騒がせる大怪盗である。
海外ではアルセーヌ・ルパンが日本より遥かに有名なこともあり、「現代でルパンの通称で呼ばれる程の腕を持つ怪盗」という血縁ではないとする設定を設けている。
原作でも作者のモンキー・パンチは当初はこうした設定で行くつもりだったが「紛らわしい」という編集者などの判断から単純に彼の孫とした。

行動範囲は広く、どんなところにお宝があろうと、世界中を飛び回ってでも盗みに行く。
OVA『GREEN vs RED』では世界の主要各国から指名手配を受けていることが示唆されており、その中には治安の悪い国や北朝鮮の名前も列挙されている。

ルパン一味共通だが国籍・年齢は一切不明。
これは、原作でプロフィールが設定されていない*2のも理由の一つだと思われる。
ルパン二世であるフランス人の父と日本人の母の間の子。知能指数は300。

長いもみあげが特徴的な長身痩躯の男で、ジャケットにズボン、ピン付きのネクタイがトレードマーク。
ジャケットの色はアニメでは第2シリーズやTVスペシャルの赤がおなじみだが、第1シリーズや『PART6』では緑、第4シリーズや『PART5』は青で『PartⅢ』や『ルパン三世vsキャッツ♥アイ』ではピンクを着用。
このジャケットも設定ではかなりの高級品で、お洒落に気を使っているらしい。

かなりの女誑し。
道で偶然会った美女だろうと本業が殺し屋の美女だろうと、何回も振られた峰不二子だろうと兎に角ナンパする。
ただ、本人が三枚目(第三者から猿面を特徴として挙げられることもある)なため、成功することは少なく、大抵は玉砕することになる。
TVスペシャル『バイバイリバティー』では完全に裏目に出てしまい、ジュディというスパンコールドレスが似合う金髪美女に貢ぎまくった挙げ句*3、3億ドルという莫大なクレジット(ルパン名義)の借金共々捨てられている。
なお、3億ドルを放映当時の日本円に換算すると400億円超で、隠居しようとしていたが、撤回して現場復帰せざるを得なくなるのも致し方無しである……。
ついでに、そんなルパンに幻滅した次元にも見捨てられかけた。
また、子供好きでもあるのか余程の理由がなければ基本的に邪険に扱うことは無く、『バイバイリバティー』では行動を共にした少年のマイケルの悲惨なバックボーン*4を知った後は、彼に同情的な立場を取っていた。

いつも飄々とした態度で付き合いの長い仲間の次元大介ですら毎回舌を巻く程に捉えどころがないが、実はその心は誰よりも熱く優しい。

常に自由でクールな人間であり当人もそれを強く意識しているが、逆に言えば常に自由で掴み所のない人間でなければならず、それ以外の生き方が出来ない。
というある意味物凄く不自由な、矛盾した人間でもある。

原作漫画の方では一度普通の社会人として生きてみた話もあったが、結局はご破算となった。

どんなことがあろうと決して仲間を見捨てず、必ず悪の手に晒されているヒロインを身を挺してまで助けだそうとする姿はまさに主人公。
そんな彼を信じているからこそ、どこからともなくルパンファミリーは駆けつけるのである。
銭形含め、彼らの信頼関係は厚い。

前述の通り三枚目な彼だが、関わりが大きくなるとそのあまりの紳士さに心を盗まれる女性は後を絶たない。
世の中の男を手玉にとってきた不二子をも、やはり手玉に取られているようでありながら実際のところは虜にしており、シリーズ通して最早ギャルゲー状態である。

"怪盗"として

ターゲットは「お宝」と判断した物なら何でもあり。バベルの塔やモナリザ、ツタンカーメンのマスクだろうと華麗に盗み出し、自由の女神像を盗んだこともある。
ただし、エジプト考古学関連の代物はある一件からトラウマになっており、ヒエログリフを見ただけでパニックになった事もある。
だがその後『ルパンvs複製人間』においてはエジプトのピラミッドの内部に潜入して盗みを働いている為、この設定も『次元は帽子が無ければ射撃の腕が落ちる』『斬鉄剣はコンニャクだけは斬れない』等と同じくあくまで一時的な設定だった模様。

変声機無しの声真似、変幻自在のマスクと合わせた変装など神がかりとも言える盗みのテクニックを持っているが、他の怪盗と違い彼が一番欲しいのはお宝ではなく、高度な頭脳戦や盗みの際に感じるスリルである。
派手なジャケットを着る、態々盗み先に予告状を叩きつけて自分から銭形警部をホイホイする辺りで彼の遊び心を知ることが出来るだろう。

故に、盗んだ後のお宝がどうなろうとあまり気にする様子は見られず、不二子が掻っ攫っていってもとやかく言わない。むしろ余裕綽々だったりする。
そして、あくまでも自分のスリルや楽しみのために犯罪を犯しているために、善人や立場の弱い人達からは絶対に盗まない。
盗むのは悪事で儲けている大金持ちやマフィアなどといった連中からが殆ど(大抵はこれでもかというセキュリティが施されていて、歯応えがあるのも要因だろう)。
最近では盗んだお宝をこっそり返したりする事も。

ただし、善良な人達の強い思い入れがある一族縁の宝の類には彼なりの敬意があり、そんな一族の誇りを無暗に貶める真似をすると容赦が無く、不二子が相手でも死にかねない状況下で平然と放置する一幕も。

兎に角自由を愛する男。気ままに暮らし、気ままに盗んで、気ままに旅をしている。
実際、盗みをしていない時はUFOキャッチャーをやっていたり、カジノで賭博したり、女遊びに精を出したりする。
ビリヤードも軽くこなせるところから見ると大分慣れているようだ。流石に万能とはいかないのか、UFOキャッチャーではかなりの金額を使っていたが……。

ルパン三世は悪党なのか

『カリオストロの城』や『Part5』のイメージからか彼を善良な義賊だと認識している視聴者もいるが、自意識としては根っからの悪党である。
正直言って作風によっては義賊にしか見えないものも多数あるものの、基本は自分の悪戯心や趣味のために犯罪に手を染める勝手気ままな男。
そのため「肥えた悪党から奪ったものを善良な弱者に配る」といった典型的な義賊行為は行わず、原作では「義賊」呼ばわりされた際に「ヘドが出そうだぜ」と激怒したことすらある。
前述のように自由であることを何よりも愛するその生き方は、悪い言い方をしてしまえば「徹頭徹尾自分の理屈でしか行動しないエゴイスト」であり、弱者に対する利他精神に溢れた義賊の生き方など真っ平御免なのである。

一見すると義賊に見えるそのスタイルも、相手に金や財宝を溜め込んだ上でセキュリティを張り巡らせている悪党を選んでいるだけ・シャバの人間や立場の弱い人には手を出さないだけであり、何かしらの特殊な事情や人情が働かない限り他人のために善意で盗みに出ることは殆どない*5。
そのため『血の刻印』では麻紀に弟子入りを志願されても嫌そうな顔をし続けた。
逆に言えば何かしらの動機、分かりやすいものでは利害の一致があれば普段のルパンらしく小粋で紳士的に振る舞い、損得無しで相手の願いを叶えるべく動くこともある。大概は美人が相手故に彼の気が動きやすいだけである。

「人生所詮は暇潰し」をモットーに、最高にスリルを感じる生き甲斐として盗みを働く彼だが、無暗に人的被害などを出す人間ではないのは間違いない。
カタギの人間は当然手を出さず、相手が警官や軍人の時も積極的に殺しにかかることはほぼ無く、何なら悪党だろうと戦闘不能にさせる程度であるが、
一方で人の命を弄ぶ卑劣な悪党は決して許さず、「女と子供には手を出さない」とよく言われている中で時には女性であっても、許せない場面では射殺も辞さない非情な一面を見せることもある(ただし、それらは全て正当防衛である)。
やると決めたら一切容赦無く、一瞬で片付けることもあるのがルパン三世なのである。
銭形も社会のためではなく自身の快楽に使う彼の能力を惜しんでいる節があり、逮捕後の更生まで見据えているくらいである。

TVSP等では「同じ相手の同じ手は2度は食わない」という復讐精神の他に「泥棒が盗まれたんじゃ名が廃るってもんよ。」など、敵対した者への報復心は意外と明確に描かれている。
『Part6』はそんな彼の悪党としての矜持が描かれている。

銭形警部との関係

銭形警部のことは手玉にとることが多いが、油断や些細なミスから逆に一杯喰わされることもしばしばであり、良き好敵手にて戦友として心から敬愛している。
また、警官と泥棒という正反対の立場でありながら、非道を憎み弱きを助く強い正義感があるという点では一致している。
そのため、共通の敵を目の当たりにした時や利害が一致した際には共同戦線を組み、素晴らしいコンビネーションを見せる。
まさに2人は最大の宿敵であると同時に、最高の盟友である。

ただし、ルパンに対する視方を変えれば、極めて厄介な犯罪者である。
上述の通り、身分を偽造してまっさらな一般市民として再スタートを切り、あらゆる分野に長けたその能力を一般的な仕事に向ける、そんな真面目な生き方を選択すれば難なく大成功を納められる。
にも関わらず、自身の娯楽の為に大規模な犯罪を一向に止めようとしない。
それ故、原作やその設定に従った作品では、銭形はある種の愉快犯とも取れるルパンを心底恨んでいる。
初期の第1シリーズでも、銭形は心の底ではルパンが死刑になることに躊躇いながらも、逮捕されたルパンを嘲笑するなど今とは違う面も見られた。

能力

最早人間ではない体術は無論のこと凡ゆる方面において多芸であり、それが危機の際によく発揮される。

まずは車種を問わずのカーチェイス。大会にも出場する程に自信があるらしい。
実際、逃走や追跡の際には、車間の片輪走行だろうが地下鉄との追いかけっこだろうが、場所を選ばず縦横無尽に駆け回わる素晴らしい技量。壁に張り付くなど造作もない。
また『お宝返却大作戦!』ではある国王用に滅茶苦茶なカスタムを施された車(最高時速300km/h以上)をアウトバーンや市街地で乗り回している。
ちなみに、愛車はメルセデス・ベンツSSK、アルファロメオ・グランスポルト・クアトロルオーテ、フィアット500、アルピーヌA110、スバル360など。いずれもエンジン換装など出力増強は無論、カーチェイスで敵を欺くためのメカを装備しているが、いずれもパッと見は純正を保っており走行面で絶対に不利なクラシックカー特有の細いタイヤすらも変更しない。
車に限らず飛行機なども自在に乗りこなし、原潜を難なく操縦した事も。

盗み関連で言えば、完全変装や変声機を使わずしての声真似。
老若男女問わずに変装出来る他、不思議な改造道具で毎回他の人物を驚かせる。
古代の暗殺武術発祥やらの得体の知れない技量の持ち主による拘束でもない限りは簀巻き状態だろうが軽々と縄抜けをしてのけ、牢屋も実質的に意味を成さない。
盗みのための体術の類もかなり高いレベルで修得しており、その腕力と脚力で自分の背より遥かに高い絶壁や谷も飛び越え乗り越える。
その技能の粋を斜め上の方向に発揮させたのが所謂「ルパンダイブ」とファンの間で呼ばれるジャンプ飛び込みをしながらの早脱ぎ技なのがご愛嬌*6。そして、大抵は碌なことにならない。
街中の暴漢程度では話にならず、暗殺術に長けた超一流の殺し屋とも素手でも対等以上に渡り合ってのける。

また、次元程ではないが卓越した銃技の持ち主。愛銃ワルサーP.38との相性は高く、様々な困難を乗り越えてきた。どのくらいすごいかと言うと、
  • 次元と2人で銃弾に銃弾を当ててビリヤードのように軌道を変更する(事前会話なし)
  • 逆立ち回転しながら銃を連射し、相手を誰ひとり負傷させることなく武装のみを打ち抜く(ちなみに、百人規模)
  • 銃が破壊された状態で拾っていた最後の弾丸を抉られた柱に挟み、折れたナイフを投げて雷管に命中させ発砲。ヘッドショットを決める。

使用している銃器に関してはレア物といって差し支えないワルサーP.38のac41型であるが、かなり高い頻度で壊されているか紛失している*7。
また、次元が基本的にホルスターを使わずにベルトに挟んでいるのとは対照的に、ショルダーホルスターに入れて持ち歩いている。
時々ベルトに挟んでいる時もあり、予備マガジンはベルトに沿わせる形でベルト通しに挟んでいる描写がある。
だが流石に年代物過ぎるが故か一部の作品においてはワルサーP99を使用している事もある。

そして、高度なハッキングは勿論、明らかにオーバーテクノロジーな機械を造るのもお手の物(例えば、2001年当時でスマートフォンを自作している)。
また『バイバイリバティー』では記憶を頼りにコンピューターウィルスを自作しようとしていたが、2018年の『Part5』時点では独力で強力なウイルスを完成させている。

上記の車の開発技術も自前で改造してしまえるほどの技術力を持っている。
自身が服毒した劇薬の解毒剤を自力で調合するなど、化学や薬学の面にも秀でる。

はっきり言えば、ルパンが出来ないことを探す方が難しい。
と言うより、分からない分野(かつてはハッキングなぞまるで理解していなかった)があればそう日を経ずに学習してものにしていくため、そんなものは存在しないと言って良い。

『第1シリーズ』第6話『雨の午後はヤバイゼ』内の自己紹介では「特技は……ああ、まぁこりゃ出来ないことは何もないんで省略する。」と堂々と言ってのけている。

名言集

  • 「ただ盗むだけじゃつまんねえさ。」
  • 「あばよ~、とっつぁ~ん!」
  • 「人生を楽しむコツはどれだけ馬鹿なことを考えられるかなんだ。」
  • 「一度きりの人生、怖いのは死ぬことじゃなくて退屈なことさ。」
  • 「裏切りは女のアクセサリーのようなものさ。」
  • 「粋にやろうぜ、粋によ。」
  • 「大人の恋に甘い罠は付き物よ。」
  • 「男はよ、女に騙されるために生きてんだ。」
  • 「俺、仕事と恋にはよ、マメマメマ~メなの。」
  • 「狙った獲物は絶対逃さねえってのがルパン家のモットーなんだよ。」
  • 「キミごと盗んじゃうかも。」
  • 「人生、趣味で生きなきゃよ。」
  • 「天気ととっつぁんにはかなわねぇ。」
  • 「扉のない金庫から盗んでも、ちっとも面白かねぇんだ。とっつぁんに追われてないと、一味違うんだよな。」
  • 「妬~かない妬かないロリコン伯爵、火傷すっぞ。」
  • 「うるへぇ~っ! 12時間もありゃ、ジェット機だって直らあ!」
  • 「お前さんの人生はこれから始まるんだぜ。俺のように、薄汚れちゃいけないんだよ。」
  • 「女との約束はすっぽかしたことがねぇんでな。」
  • 「キミみたいな美人を殺そうってのか。」
  • 「何と言おうと、お前に地獄は似合わないぜ。」
  • 「お前に愛してるって言わせるまで守ってみせるぜ。」
  • 「俺ァ……夢、盗まれたからな。取り返しにいかにゃあ。」
  • 「実際クラシックだよ、お前って奴は。」
  • 「本気で俺をパクろうとしてくれたのは、とっつぁんだけだからよ。」 「だから、俺も盗みまくったのさ。……本気でな。」
  • 「感謝することはないぜ。俺がお前を守るのは、そういう俺が好きだからさ。」
  • 「貴様だけは容赦しねぇ、ワルサーは2丁もいらねぇんだ!!」

声優について

TVシリーズでルパン三世を最初に演じたのは山田康雄である。
彼は舞台俳優としても活動していたが、とある舞台で演技について悩んでいたところ、仲間から「演技の参考に」と『ルパン三世』の原作漫画の切り抜きを渡されたことがあり、
当初は「幾ら馬鹿なことが好きな俺でも(アドバイスが)漫画?」と訝しがったが、読んでみると見る見るのめり込み、連載雑誌を買う程までにファンになった。
そのため、アニメ化の際にルパン役のオファーが来た時には、すぐさま「やる!!」と二つ返事でOKしたらしい。
そんな彼は、風貌や振る舞いまでルパンに似ていたことで知られ、TV版のルパンのキャラクターは彼の演技に影響されたところも多いという*8。
ちなみに、彼は本作に出演するまでの数年間は、日々の食事をコロッケ一個で凌ぐ生活を続けていたという。
なお、彼が最期にルパンを演じた作品となったのは『燃えよ斬鉄剣』であった。
『くたばれ!ノストラダムス』の予告編までは彼がルパンの声を担当していたが、その後は1995年3月19日に逝去。
これを受けて、映画のラストでは「永遠のルパン三世 山田康雄さん ありがとう」という追悼テロップが流され、後に発売されたDVDにも収録された。
間違っても「くたばれ!ルパン三世」などと言ってはいけないが、当時のアナウンサーは平然と間違えていた。
なお、先の映画の後に収録されたとされるエッソ石油のCMではかなり体調を持ち直していたらしく、実際に前後の収録作と比べるとTVSP初期時の快活さが戻っている。
『ルパン三世』シリーズとしては上述の通り『燃えよ斬鉄剣』が最後だが、厳密にはCMが最期の収録とのこと。

彼が逝去した後に2代目を引き継いだのは現在も担当している栗田貫一。
初代にかなり似ていると評価されるが、彼は元々『ものまね王座決定戦』などで初代が演じていた頃のルパンの声真似を得意としており、それが切っ掛けで生前の彼とも親交があった*9。
そして、彼が声を吹き込む前に逝去してしまった『くたばれ!ノストラダムス』でいわばピンチヒッターとして呼ばれた栗田は、そのままルパン役を引き継ぐことになった。
彼は「自分は山田さんの真似をしてルパンをやっているつもりである」と度々語っており、似ているのも生前の彼の演技を真似ているためなのだ。
とはいえ、役を引き継いだ当初は一介の物真似芸人ということもあって目に見えて演技に不慣れであり、ファンからの批判も凄まじかった*10。
また、収録の際には事前に彼がルパンを演じた作品を見続け、イマジネーションを高めてから本番に臨んでいたそうで、
現在でも収録当日に彼がルパンを演じていた『カリオストロの城』を見直したというエピソードを語っているが、
先代よりもルパンを演じた年数が多くなってきた2019年以降は、山田をただ追いかけるのではなく、自分なりのルパンをやれば良いという境地に辿り着いたと語る。
その際、このことに関して彼は彼らしい恐縮しきりのコメントを残している。期間はともかく、出演回数では追い付いていないことも要因かもしれない。
また、本作を契機に海外ドラマの吹き替えを行ったり、ひょっこりひょうたん島のドン・ガバチョ役を引き継ぐ*11など声優としてのキャリアも積んでいる。

その他、アニメ版におけるルパン三世役といえば上記の二名が有名だが、実はパイロット版において野沢那智や広川太一郎が演じたこともある。
そんな那智はルパン役を希望していたもののスケジュールの都合で断念せざるを得なくなったが、
後に「俺がルパンやっていたらこんなロングランにならなかったと思う。潰れただろうね。ヤスベエでホント良かったよね。」と彼の演技を高く評価したという。
ちなみに、那智は『ひょっこりひょうたん島』のリメイク版でアルセーヌ・ルパンのパロディキャラを演じている*12。

ちなみに『くたばれ!ノストラダムス』で栗田が山田の代役として呼ばれた際のエピソードにはこんなものがある。
『トワイライト☆ジェミニの秘密』の脚本を手掛けた三井秀樹によると、日本テレビの上層部から山田の代役に芸人を起用するようにと圧力が掛かったという。
この時に出された名前は明石家さんまとビートたけしだったといい、スタッフ一同はこの要請に困り果ててしまったが、
晩年の山田が度々「(自分の代わりに)クリカンを呼べ」と冗談を飛ばしていたことを思い出し、「タレントには違いないだろう」と上層部を説得して栗田に白羽の矢を立てたらしい。
『トワイライト☆ジェミニの秘密』でルパンが彼の十八番の物真似を披露する場面は、今後もずっと栗田で行くという監督の覚悟の表れだったのではないかと彼は推測している。
また、仮に上層部の言いつけ通りのキャスティングをしていたらルパンというコンテンツはとっくに終了していただろうとも述べている。
その他にも『踊る!さんま御殿』に於いて、明石家さんまは以前に舞台版のルパン役のオファーがあった事を明かしている。オファー自体は「関西弁のルパンはおかしい」という理由で断ったとのこと。

余談

  • 実は最初連載開始前は髪を長くしていたのだが、締め切りの関係上急遽短髪になった(このことは『トリビアの泉 ~素晴らしきムダ知識~』でも紹介されている)。
  • 原作においては、次元を含む殆どのキャラクターはルパンの顔をベースに、髪や髭といったパーツの増減のみで変化をつけて連載時の負担を減らしていた。
  • 原作の話だが、実はルパンは性別不明である。しかし、不二子との間に子供がいる事を考えると、少なくとも完全な女性ではないのだろう。
  • そして、実は我々が知る今のルパンの顔は素顔ではない、という設定も原作の『新ルパン三世』にはある。初代アルセーヌ・ルパンの遺した盗術書の33条に従い、誰にも素顔を見せないようにしており、長年の相棒の次元ですらルパンの素顔は知らない。
    TVSPでは、様子が変なルパン→実は銭形→と思いきやルパン、ということもある。だが、とうとう『Part5』で、不二子とどうするか本気で決めた際には彼女にだけ(視聴者も知らない)素顔を見せた。「見せにいくんだろ?」と次元が直前に声を掛けていたが、これは監督がモンキー・パンチ氏に相談して「次元だけは長く一緒に行動しているため偶然ルパンの素顔を見てしまったことがある」という設定を付け加えてもらったためとのこと。顔は見えない角度からルパンと不二子のやり取りを見守ったアミとエンゾ含め、アレが普段の顔が素顔ではない事実を知るのは片手で数える程度の人数に限られる。
  • ロードショーアニメルパンには娘がいるっぽい。ルパンも驚くスリのレベルである(宮崎駿も同じ構想を練っていた)。そして原作では、不二子との間に息子が一人いる(通称:ルパン小僧)。
  • OVAの『GREEN vs RED』では「ルパン三世とは『その時代で最も腕が立つ泥棒で、最も自由な男の象徴』」や「次元達プロフェッショナルが一緒に組んでて最高に楽しめるか否か。それだけが基準」としており、ルパンのパチモン軍団が本当のルパン三世の座を奪い合うという独自設定でストーリーが展開された。
    ルパン一族の誇り、という作品の一つの軸が無くなったこともあり難色を示すファンも多いが、初期の草案に近いと言えなくもない。
  • 「ルパン三世とは異名に過ぎず、アルセーヌ・ルパンとの関係は無い」という設定について、モンキーパンチは2017年時点の週刊誌、女性自身のインタビューにて「設定の幅も広がるし、ルパン一世とは血縁でもない他人という設定にした方が良かったかとも思う」とコメントしている。
  • 『ルパン三世vs名探偵コナン THE MOVIE』の冒頭で怪盗キッドに変装し、五ェ門の助けがあったとはいえ、江戸川コナン(工藤新一)の追跡を振り切り盗みを成功させた*13。終盤で飛行機に開いてしまった穴から犯人の1人が落ちていきそうになった時、コナンは助けようとしたがルパンは「あれがアイツの運命だ。」と制止した。
    ある意味では、コナンとルパンの決定的な違いを描写したシーンである。エピローグでは本物の怪盗キッドに狙っていたお宝を横取りされた挙句、犯行を擦り付けられた*14。
  • 出身地に関しては、NHK-BSの番組に原作者のモンキー・パンチが出演した際、自分と同じ北海道浜中町出身だと発言している。
  • 「三世」などの「代」はファーストネームかフルネームに付けるという決まりがあり、アルセーヌ・ルパンの三代目という意味ならば「アルセーヌ三世かアルセーヌ・ルパン三世」が正しく「ルパン三世」は明確な誤りである。このため、かつてはアニメを欧米で出す際にアメリカではフルネームで“Arsene Lupin 3rd”にしたり、本家アルセーヌルパンの愛好者も多く著作権も切れていなかった欧州では名前を変えていたりした。だが、テーマ曲で「ルパンザサ〜」と目立つ歌い方していて誤魔化しが効かないため、時間が経つにつれて記事冒頭で述べるようなアルセーヌルパンのような優れた盗賊に許された称号「ルパン」を名乗れる3人目の男のような意味合いにして欧米でも“Lupin 3rd”表記で売り出すようになった。




「んじゃまぁオレの説明も終わったようだし、早速冥殿ちゃんを探すとすっか! め~いで~んちゃ~ん!! ……って、ん?」

「ルパン!! おのれ~、まさかアニヲタWikiに居たとは!!」

「い~けね、またとっつぁんだ! んじゃ追記・修正は任せたぞ~!」

「ルパ~ン! 逮捕だ~!」

「あばよ~、とっつぁ~ん……とWiki篭もり~♪」

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最終更新:2026年09月18日 08:01

*1 偽名など、何らかのよろしくない方法で取得している可能性な高い。取得申請には合わせて運転免許証も必要になる。

*2 『TV.Bros』掲載の作者へのインタビューより。

*3 当時、警察組織に保管されていた自分のデータがデジタル化され、盗んでも盗んでも既にコピーがコピーを生むという無限増殖が起きている現実に精神的に参ってしまっており、そんな最悪のタイミングでジュディと出会ってしまった上に不二子と次元の不在も相俟って、彼女に貢ぎまくってしまったと考えられる。

*4 自分が生まれた直後に母親は失踪、危険な橋を渡ってでも1人で母親を探していたのは自分を捨てた母親に「馬鹿野郎」と言うためなど。しかもルパンが把握したかは不明だが、自分を育ててくれた祖父は亡くなり、DVD特典のブックレットによると父親も早くに亡くしているため天涯孤独である……。

*5 『お宝返却大作戦』では知古の間柄だった泥棒仲間マーク・ウィリアムズの遺言を優先したという事情はあれど、元々は彼がサグラダ・ファミリアの生誕のファザードから諸事情あって盗んだトリックダイヤを狙っていた。

*6 山田康雄は「こんな芸が本当に出来ればそれだけで一生食っていける」と評したこともある。

*7 例として『カリオストロの城』ではレーザーで融解、『霧のエリューシヴ』では底なし沼に落とした。

*8 例を挙げれば、不二子を呼ぶ時の「ふ〜じこちゃ〜ん」や名乗る際の「ルパ〜ンさ〜んせ〜」といった独特の抑揚や、銭形警部の「とっつぁん」呼びは山田康雄のアドリブが発端であり、それがそのままアニメのルパンの代名詞的な台詞群になった。原作者のモンキー・パンチも「アニメのルパンは自分と山田の事実上の合作」と話したことがあるという。

*9 栗田貫一曰く、自身の電話の留守電メッセージを自分がルパンの声真似をしたものにしていたところ、電話を掛けてきた山田康雄がルパンの声でその留守電メッセージを真似した上で「バカヤロー!俺がルパンだ!」と続けるという伝言を残し、そこから交流が始まったとのこと。声真似が似ていることは康雄当人も認めていたようで、晩年の収録現場で「後はクリカンにやらせろ。」等の冗談を飛ばしたこともあったらしい。

*10 ただ、当時不二子役だった増山江威子氏は収録中に「山田さんがいるのか」とぞくりとして振り向いたことがあると語っている他、栗田貫一本人も「引き継いだ当初は山田が自分に乗り移った感覚があった」と語っている。

*11 こちらは原作者の井上ひさしから直々に指名された。

*12 おまけに最初にオファーされ断られた山田康雄の代役としてである。

*13 盗品は釣り人のバケツに捨てたとはいえ、江戸川コナン(工藤新一)に勝利した唯一の人物と言える。

*14 不二子などのレギュラーキャラを除き、彼を完全に出し抜いた(勝利した)数少ない人物と言える。