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峰不二子

登録日:2019/06/05 Wed 17:15:10
更新日:2026/09/15 Tue 12:19:29
所要時間:約 11 分で読めるわよ♡


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謎の女、峰不二子。女盗賊か女スパイか、この俺にも分からない謎の女。

いつも酷い目に合うが、憎めないんだなぁ…。

by ルパン三世
峰不二子は、『ルパン三世』の登場人物。


プロフィール

  • 身長:167cm
  • 体重:50kg
  • バスト:99.9cm
  • ウェスト:55.5cm
  • ヒップ:88.8cm
  • 好きなもの:お金宝石、美男
  • 苦手なもの:カエル、ヘビ、狭い空間(閉所恐怖症)、ルパン三世
  • 国籍:日本の北海道浜中町出身?(後述)
  • タバコ:モア・メンソール。しかし、公式で1日に60本吸う程のヘビースモーカーと設定されている次元はおろか、ルパンや銭形と比べてもレギュラーキャラの中では、劇中における喫煙シーンは少ない
※スリーサイズがゾロ目なのは、原作者のモンキー・パンチいわく「覚えやすいから」。
原作は元々、身長体重スリーサイズ国籍設定はなく、アニメを機に設定され、映画『ルパン三世vs名探偵コナン THE MOVIE』にて初めて台詞で描写される。

演者

声優

●二階堂有希子(初代:TV第1シリーズ)

●増山江威子(2代目)
  • パイロットフィルム
  • TVシリーズ(『第2シリーズ』『PART3』)
  • TVスペシャル(第1作『バイバイ・リバティー・危機一発!』- 第21作『The last job』)
  • 劇場版(第1作『ルパンVS複製人間』- 第5作『DEAD OR ALIVE』)
  • OVA(第2作『生きていた魔術師』第3作『GREEN vs RED』第4作『Master File』)

沢城みゆき(3代目)
  • TVシリーズ(『-峰不二子という女-』- )
  • TVスペシャル(第22作『血の刻印 〜永遠のMermaid〜』- )
  • 劇場版(コラボ作品『ルパン三世vs名探偵コナン THE MOVIE』- )
  • OVA(第5作『ルパンは今も燃えているか?』)

●その他
  • 小山茉美(風魔一族の陰謀)
  • 横山智佐(D2 MANGA版)

俳優

  • 江崎英子(念力珍作戦)
  • 黒木メイサ(2014年実写映画版)
  • 沙羅さおり(ミュージカル版)
  • 大湖せしる(宝塚歌劇団版)
  • 市川笑也(歌舞伎版)

概要

全てが謎に包まれた妖艶な美人
だが、ルパンや五ヱ門、銭形のような歴史上有名な人物の末裔ではないようであり『霧のエリューシヴ』では1500年代初頭の北海道浜中町にタイムスリップしたルパン達が現地にて彼女に容姿が酷似した女盗賊、お不三と出会っており、劇中ではそのお不三こそが不二子の祖先である可能性が示唆されているため、仮にその通りであるならば、北海道浜中町近辺にルーツを持つ家系の生まれということになる。
尤も『ルパン三世』という作品自体一回限りの設定の宝庫であるため、この設定が現在でも公式サイドの中で生きているのかは不明。
ちなみに、北海道浜中町は原作者のモンキー・パンチの出身地でもある。

髪型については作品によって大きく異なるが、茶色から赤髪のロングへアであることが多い。
そして、共通して豊満な巨乳を始めとするグラマラスでボンキュッボンな容姿の持ち主。

マフィアのボスや大企業の経営者はもちろん、政府関係者や軍関係など多彩な知り合いを有しており、自身の美貌を用いてルパンを含む様々な男を手玉に取り、お宝を独り占めしようとする悪女。
潜入する際にはルパン達と異なり、偽名や凝った変装を仕込むことはほぼ無く、親玉の秘書や子供達の教育係・時にはルパン達との連絡窓口として堂々と振る舞っていることが多い。
また『峰不二子という女』で逮捕された際には銭形抱かれて交換条件と共に釈放されるなど、女の武器を使う場面も見られる。
しかし、やはり女性であるということに加えて『ルパン三世』という作品の作風の都合上、敵に捕まって様々な辱めを受けることも多々あり『第1シリーズ』第1話から敵に捕まって、服の胸元を破られた上に全身を擽り責めされる羽目になったのを皮切りに、その後の作品でも敵に捕まった際にはしばしば衣服を破られて下着姿や全裸にされたり『バイバイ・リバティー・危機一髪』や『隠された空中都市』では、敵に捕まった上に洗脳されて手駒にされてしまうこともあった。
極め付けには『次元大介の墓標』において敵に捕まって全裸にひん剥かれた上に牢に入れられ見せ物にされた挙句、股間から巨大なドリルの生えたロボットに襲われるという憂き目にも遭う羽目になる。

ルパン達に協力を仰ぎながらも平気で何度も裏切っており、次元大介からはいつも警戒されている。
だが、詰めの甘いところもあるため宝や資産を失ってしまうことも多い。特にルパン以外の第三者と組んだ際には逆に裏切られてしまうこともある。
『隠された空中都市』では色仕掛けで取り入ったコーシャルの部下であるヴィラーに洗脳され自分の命すら顧みない操り人形にされ逆に利用されてしまった。サディスティックに洗脳された彼女の姿は必見。
その他にも『ルパン三世vs名探偵コナン THE MOVIE』ではAPTX4869の情報(彼女は幼児化の効果を若返りと見なして興味を示していた)と引き換えに灰原哀に協力するも、当然彼女はこんな碌でもない薬の情報など渡す気など無く、事件解決後に「裏切りは女のアクセサリーなんでしょ?」と自分の言葉をそのまま返されて呆気に取られる一幕もある。

また、シリーズが進むにつれ流石に反省したか、いい加減懲りてきたのか、ルパンは不二子が裏切った場合に対する保険を賭け始めた。
不二子自身も色仕掛けばかりに頼らず、いざという時は自身でどうにかする場面が増え始めた。
本気で気を許した仲間達や子供に対しては掛け値なしで好意的に接する場面も見られ、特に子供に対しては打算無しで手を差し伸べることも多い。
このため、決して褒められた人間ではないが、総合的には憎めないキャラクターをしている。

機会に対する扱いにも長けており、バイクスーツ姿でハーレーダビッドソンに乗って疾走する第1シリーズのエンディングは有名。
今でこそ少なくないであろうが、放送当時は男性の乗り物とされていたオートバイを乗り回す女性というのは考えられなかった。それ以外でもフォーミュラカーや戦闘機、果てはドローンを操るエピソードもあり、自ら「男の次にメカが得意」と豪語する程である。

第1シリーズにて、とあるシンジケートの腕利き殺し屋であったという経歴が明かされており、鉄火場での立ち回りも手慣れたもの。
武器に関してもルパン達に劣らない腕前の持ち主で、口紅を弾丸のようにレミントン・デリンジャーに装填する第2シリーズのオープニングも有名。
2012年の福岡県警銃撃事件の公判では、25口径を用いた犯人(暴力団員)が「峰不二子のような拳銃でした。」と発言していたくらいインパクトが強い。
ただし、ルパンや次元や銭形に比べると使用銃器はそれほど固定されておらず、デリンジャー以外では原作でも使用したり偽物も使ったりするブローニングM1910くらいで、その場で調達する(要するに盗む)ことも多い。ルパンのワルサーP-38は印象的にパクられてることが多い。
イングラムやシュマイザーやウージーなどのサブマシンガンを使うことも多く、女の身ながら片手でパなしまくるシーンはなかなか強そう。
格闘戦もこなすなど多才。意外なとこでは変装も得意。
忍術を修めつつも殆ど斬鉄剣のみを扱う石川五ェ門と異なり、暗器の類も常用する。
『隠された空中都市』では洗脳された状態でを使いこなし、ルパンから水晶を奪ったが調教によるものかは不明。崩れた崖から落ちた時は彼に助けられるが、谷間から取り出した銃を突き付けて彼を絶対絶命のピンチに追い込んだ。

なお、彼女を愛する男性は数多いが、ルパン以外は大抵碌でもない末路を辿る。

彼女が後発の作品に与えた影響はあまりに大きい。
そもそもが「子供を対象としていないテレビアニメ」という革命的な作風の本作において、今までのアニメでは出ようはずもなかった「打算と義理を併せ持つ妖艶な大人の美女」というヒロインが与えたインパクトは絶大である(だからこそ、不二子と大幅に属性が違う『カリオストロの城』のクラリスがよく『萌え』の原初とか言われるわけだが)。
特に「女性が憧れるアニメヒロイン」の代表格として知られ、化粧品やストッキングなど不二子名義の女性向け商品も発売されたことがある。

その影響によるものか、子供への教育係や世話係になったときは割と真っ当に職務をこなす姿が見られる。
勿論、お宝等の標的を優先するのは変わらないが『カリオストロの城』では利用してきた立場を捨てる覚悟でクラリスに助言しつつ助けたり『峰不二子という女』や『峰不二子の嘘』では手を焼きつつも子供達へのアフターフォローを忘れなかったりと、何処かルパンに似た一面を覗かせることも。

上述の通り、ルパンファミリー5人の中で最も作画の変化が激しい。
概ね、第1シリーズ初期か第2シリーズのデザインを基準にしていることが多いが、両者の折衷版や原作漫画風、果てはスタッフ独自の解釈を加えたものなどキャラデザは作品毎に千差万別である。
髪色も茶髪が多いが、金髪になった回もある。

ルパンとの関係

ルパンを裏切ること数知れず、彼の好意を利用する場面も多いが、一方でルパンの恋人として振る舞うこともある。
彼がルパンダイブをしながらベッドに入ってきた際に制裁を加えるのはお約束
実際に彼女がルパンをどう思っているのかは不明だが、少なくとも嫌っているわけではない模様。
ルパンが死んだと思った際には酷く動揺しており、PART5終盤ではルパンに「自分はルパンにとっての何なのか。」と問いかけている。
また、銭形がルパンが結婚したとの一報を聞いた際には「相手は誰だ!?峰不二子か!?」と即座に発言するなど周囲の人間からも何だかんだルパンの相手=不二子という認識を持たれている模様。

出会った経緯については次元と同じく謎。
『第2シリーズ』第119話ではギリシャのパルテノン神殿で雨宿りをしていたルパンをたまたま通りがかった不二子が自分の車に乗せたのが出会いと語られたが『峰不二子という女』ではとある島に潜入した際に出会っており、『ファーストコンタクト』では駆け出しの頃のルパンの親友のブラッドの恋人兼相棒をしていた時に出会ったことになっている。
ただし『ファーストコンタクト』の出来事は(全てとは言えないが殆ど)ルパンのでっち上げである可能性が高く、さらに『ファーストコンタクト』自体が他作品などの設定や時系列に齟齬が生じてしまうため、あくまで「可能性がある」域を出ないという点に注意。
尤も、ルパンのアニメ作品は作り手が(ある程度)自由に考えるのが通例となって久しく、あまり真面目に考えても仕方ないだろう。

ルパンは自由な男で在り続けるが故に、特定の女性と良い雰囲気になっても結局別れる結末を迎える。
その点、同じく誰にも縛られない不二子はある種ルパンと唯一付き合いを維持出来る女だからか、ルパンも不二子の裏切りを基本的には許容し続け、長年に渡り腐れ縁が続いている。
しかし『PART5』では、気紛れからかルパンと本格的な同棲生活を始めたところ、互いに好意は抱いていても平穏過ぎて刺激に欠ける日常には適応出来ず、結局同棲生活は御破産になったというエピソードが語られた。

原作ではアニメとは打って変わって冷遇されている。
外伝作品『ルパン小僧』ではルパンとの間に息子を設けている*1
原作ではあくまで真相は不明の扱いだが、作者自身が『トリビアの泉 ~素晴らしきムダ知識~』で「ルパンと不二子の子供」と明言している。

さらに、その後日談と思しき『ルパン8世』という作品もあるが、こちらには不二子と同名の子孫がおり、ルパンの子孫と絡んでいる。

峰不二子のスピンオフ

近年では彼女のスピンオフ作品というと『峰不二子という女』が挙げられるが、実はそれ以前にも漫画でスピンオフらしきものが存在していた。

それは、2007年から2009年まで鈴木イゾにより雑誌版で連載された『M.F.C』という作品。
この作品、そもそも主人公は峰不二子ではない別人であり、ルパンファミリーも不二子以外一切登場していない、ルパン関連の作品としてはかなり異色の作品である(このため、厳密には「峰不二子のスピンオフ」かどうかと言われると少々疑問符が付くが)。
内容は、峰不二子により設立され、表向きはごく普通の会社だが裏で自ら女泥棒を育成し盗みを代行させるというトンデモ会社「M.F.C(峰不二子カンパニー)」に、ひょんなことから入社してしまった三白眼で目つきが悪い以外ごく普通の19歳の山田幸子が、個性的な二人の先輩のもとで成長していく姿を描いたもの。

ちなみに、課長の渡辺とは盗みのプランをめぐってよく対立しているが、トラップに正攻法で挑み、脱出も目立ちがちなグライダーを使おうとする課長のそれに対し、最短ルートでお宝を盗み出し手早くトンズラ出来る不二子のプランとは雲泥の差がある。

余談

  • 今でこそ不二子の初代声優は二階堂有希子と知られているが、実はパイロットフィルム版で不二子を演じていたのは増山江威子であり、第1シリーズにも不二子役で出演する予定だった。だが、第1シリーズの演出を手掛けた大隅正秋曰く「増山氏がお色気シーンを演じられなかったために仕方なくキャストを二階堂氏に変更した」とされ、放送後に音響監督から増山に謝罪があったという。しかし、不二子に思い入れのあった彼女は諦めることなくTV第2シリーズのオーディションに参加し、改めて不二子役を射止めることとなった。なお、パイロットフィルムの存在が認知されていなかった当初は「何故不二子役が二階堂氏ではないのか」という旨の抗議が数多く届いていたが、これを日本テレビのスタッフから知らされた聞いた増山は「どうあがいても二階堂さん(と同じ演技)には出来ないから、自分自身の持ち味でやるしかない」と改めて自身を奮い立たせたとのこと。
  • 探偵の子孫で構成された『緋弾のアリア』における4代目ルパンである理子は名字といい、使用銃といい、ルパン小僧同様の設定を彷彿とさせる。
  • 江戸川乱歩の小説『黄金仮面』には、アルセーヌ・ルパンに恋する美女大鳥不二子が登場するが、これは偶然で峰不二子の名前の由来は富士山の峰(霊峰富士とも)らしい。理由、名前を決める段で偶然デスクにあった富士山の写真が目についたことから「峰不二子で良いか」と適当に決められたという。スリーサイズがどれもゾロ目といい加減なのも名前と共に即座に設定したためである。
  • 読者及び視聴者の中には、間違えて不二峰子と呼んでしまう人がいるらしい。それを意識してか、テレビスペシャル『ルパン三世vs名探偵コナン』では、国際弁護士の不二峰子という偽名を使っていた。
  • バラエティ番組『マジカル頭脳パワー!!』の『マジカルシャウト』では不死身のを思い浮かべてください。では、『ルパン三世』に登場するセクシーな女性といえば?」なんて問題も出て、パネラーが見事に引っかかったこともある。
  • モンキー・パンチを偲ぶ会での栗田貫一の言によると、先生の初恋の女性がモデルであると彼の幼馴染の方から以前聞いたとのこと。

パロディ・オマージュキャラ

強烈な印象故に、後発の作品でも「エロくて有能なお姉さん」役でパロディされることが多い。

ヌパン四世しんのすけの相棒。こちらは決して相方を裏切らない。
クレしん本編でも『ホーム・アローン』をパロディした回*2でも不二子とルパンのような姿の間抜けな空き巣が登場している。

旧姓は藤峰。名前は先述の二階堂氏に因む。
作者曰く「良い不二子が有希子で、悪い不二子がベルモット」。

上述の他、担当演者の小山茉美氏は『風魔一族の陰謀』で不二子を演じていた。

キャラデザ・漫画版作者の貞本義行自ら「イメージは峰不二子」と語っており、愛車がルノーA110なのも第1シリーズの不二子に因む。

そもそもが主人公一味がまんまルパンのオマージュである。

  • リンスレット=ウォーカー(BLACK CAT
原作者の矢吹健太朗曰く「話が進むにつれて”まだ未熟”、”不二子に憧れている若い女盗賊”というイメージになった」とのことである。

スタイルの良さ以外外見は似ていないが、元仲間がモロにルパン一味故に、必然的に不二子担当になった。
アニメでは第1シリーズOPをパロディしたオリジナルの描写が追加されている。

こちらは名前と外見が不二子。中身は不二子を通り越してサキュバスである。

仏版「探偵泥棒エドガー」の設定を反映してか一流の探偵である。この手の人物では珍しく少女。

原作者の日下秀憲曰く「峰不二子こども版」。
ここに挙げたメンバーの中では最年少だが、色気と強かさは大人達にも引けを取らない。

その他にも直接のイメージソースと公式は明言していないにしろ、ナミオリアナ=トムソン、はたまたエヴァンジェリン山本ベアトリクスなどみたいに、後発の作品でも不二子のような女性キャラは数多く登場する。




「こ~れだもんねぇ。不二子、何とかしろよ」
「ええ、してあげてもいいわ。まともに追記・修正ができたらね」

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最終更新:2026年09月15日 12:19

*1 ただし、その後に描かれた『新ルパン三世』にルパン小僧が登場した時は、ルパン小僧の母の「峰不二子」とルパン三世の「峰不二子」は同じ姿だが別人であるというルパン小僧の話にルパン三世の「峰不二子」が困惑する描写もある。

*2 アニメで初代しんのすけ役の矢島晶子氏が『HA』の主人公ケビンの吹き替えをしていたのに因む。