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井上真樹夫

登録日:2020/08/09 Sun 14:02:27
更新日:2026/05/18 Mon 15:58:33
所要時間:約 2 分で読めます




井上(いのうえ)真樹夫(まきお)日本の俳優、声優、作詞家。
愛称:マッキー


プロフィール

生年月日:1938年11月30日
没年月日:2019年11月29日
出身地:山梨県甲府市
血液型:O型
最終所属:青二プロダクション

概要

クリスタルのような声と称される透明感のある美声から二枚目を演じる機会が多かった。一方でスレッガー・ロウやスパロボ版ジャック・キングなど陽気な役もこなす。
また、2010年代以降はTBSテレビのドラマ作品に俳優として出演する機会も多く見られた。これは同局のドラマプロデューサーに「ハーロック」のファンが降り、その縁から実現したもの。
変わったところでは、栄養ドリンク「グロンサン」のCMに顔出しで起用されたことも。
巨人の星』の時代には古谷徹ライバル同士だったこともあり、飲みの席で会話を控える、吹き替え時に作務衣を着る、晩年には禅宗の僧になり、時間を見つけては修行に出るなど、古風な出で立ちと生き様をしているが、時にとても御茶目である。
また、古谷徹とのエピソードは古谷徹目線の話であり、真樹夫側としては
「当時の言い方が悪かったかもしれないけど(当時)学生だった徹と接するための話題がなかった*1。」
「29歳の自分に対して当時中学生だった徹を飲みにいこうと連れ出せるわけもない(当時の真樹夫はスナックをやっていた)。」
ということで単なる年齢差のせいで自然と距離が空いてしまっていただけらしい。

そんな性格に反して意外にもまめにTwitterをやっていた。
自らのファン達と毎日のようにやりとりをしており、時にはとんでもない愚痴が飛び出してファンを震撼させつつ声優だけでなくファンからも非常に慕われていた。

好奇心旺盛で駄洒落好きの一面があり、近年のアニメに関しても関心を抱き、終生学びの姿勢を貫いていた。
声優の長台詞に対しては自身が巨人の星の花形満役で非常に長い台詞を担当した経験から「長台詞は役者泣かせ。辛い」とTwitter上で語っている。
夏にはセミの抜け殻を拾い、供養していた。

お気に入りの役はキャプテン・ハーロックであり、アニメ版で病気療養により数回休んだことをずっと悔やんでいた。
遺作も『スーパーロボット大戦T』におけるハーロック役であり、永らく演じられなかったこともあり、久しぶりに演じたことを喜んでいた。
『ルパン三世』の石川五ェ門はアニメとしては2代目担当で、先代が大塚周夫という大先輩でありながら、緊張感を持ちつつ退任まで演じ続けた。
ちなみに、五エ門役も降りたくて降りたわけではなく、本当なら自分も継続したかった旨を語っている。
同役を降りた後は俳優業中心に転身し、多くのドラマで活躍した。
周囲の環境的に「声優(声の仕事)にいったら役者としては終わり」ということが言われていた時代で、低く見られていたこともあり、
元々声優という言葉に抵抗があった他、恥ずかしさもあったという。このことからかつては若手全体に苦言を呈していたこともあった。
しかし、晩年は過去の発言を取り上げつつ「今はそんなこと言っても仕方がない」としつつ、ポッと出の同業者が多く台頭するようになった現在の声優業界を憂いている。
声優業事態を疎かにしたいわけではなかったようで、ブームが起きて自分の仕事が増えてからは少しずつ考えが軟化したそうである。
一方で晩年に俳優業を再開させた際は、過去の後ろめたさがあったこともあり「古巣に帰ってきた」という感慨を覚えたとか。

若手声優達の演技に苦言を呈する一方、ファンに勧められて『ガールズ&パンツァー』の劇場版を視聴した際には声優陣の演技を絶賛するなどその見識は柔軟である。
また、CGアニメ版でハーロック役を木村拓哉に取られてしまったことがある。思い入れがあるだけにこの決定を真樹夫は不服に思っていたが、
ドラマ『安堂ロイド』で共演した際、木村自身のハーロック愛が深かったことを目の当たりにし、キムタク個人への認識を改めたそうである。

80歳でYouTubeで公式チャンネルを開設するなど、晩年まで俳優問わず精力的に活動していたが、2019年11月29日、持病の狭心症が悪化し、急性心臓死により千葉県内の自宅で死去した。80歳没。惜しくも81歳の誕生日の前日にこの世を去ることになった。

主な交友関係

  • 木村拓哉
安堂ロイドで共演。当初は印象が悪かったが、拓哉がハーロックのファンと知ったことで、好感を覚えたとのこと。因みに、楽屋は隣同士だった。

  • 川島千代子
真樹夫曰く「なんでもこなせる方」とのことで、彼女の力量を称賛していたが、ファンから引退されたことを知り、衝撃を受けていた。

彼の永遠の好敵手である。

  • 田島令子
『キャプテン・ハーロック』ではクイーン・エメラルダスを演じている。
また、晩年の「劇場版SPEC」でも掛け合いがあった。

青二プロダクションの後輩。
登志夫は若手時代に真樹夫に「井上さんのようになりたい。」と語ったところ「なりなよ。」と言われたことがとても印象に残っていると語っている。

年齢が2歳上の先輩。真樹夫曰く「物凄い努力の人。指導も大変上手」とのこと。

同じ高校の先輩で共に演劇部に所属していた。

  • 富山敬
彼の親友で食えない時も共に過ごした戦友でもある。

真樹夫曰く「昼間は優しいが、夜になって酒を飲むとおっかない」らしい。

  • 永井一郎
毎週のように飲んでおり、演技で議論を交わした仲。

  • 白石冬美
巨人の星では花形満と星明子、ガンダムではミライ少尉とスレッガーなど恋仲を演じることが多かった。

  • 若山弦蔵
若手時代に洋画の吹き替えで何度か共演されたとのこと。

  • 勝田久
彼の師匠である。

主な代表作

アニメ

特撮

ドラマ

  • 大物政治家(安堂ロイド)
  • 氷崎清太郎(家族狩り)
  • 入院患者(まっしろ)
  • 常盤田宗伯(ヤメゴク)
  • 御前様(IQ246)

実写映画

  • 朝倉(劇場版SPEC~結~漸ノ篇/爻ノ篇)




追記・修正は彼のファンにお願いします。

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最終更新:2026年05月18日 15:58

*1 当時はスタジオに宿題を持ってきていたとか。