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フラウスキー(冒険王ビィト)

登録日:2021/03/26 Fri 13:35:00
更新日:2026/05/24 Sun 12:07:15
所要時間:約 5 分で読めます






つまんねぇ事で熱くなってんじゃねぇよ。

魔人(ヴァンデル)だぜ…オレは。
人間を殺す理由なんて考えた事ぁねぇ……!

…それとも…殺す前に
理由を言ってくれなきゃイヤなのか?坊主…!


フラウスキーは、冒険王ビィトに登場する魔人(ヴァンデル)の1人。


●目次


概要

二つ名は『鮮烈の紅弾』
『深緑の知将』グリニデ配下(通称「三魔人」)にして実働の要であり殺し屋。
三魔人の中で最も恐ろし人物として黒の地平に名を轟かせる五ッ星魔人。

実力の高さと用心深さでグリニデの信頼も厚く、強敵の殺害を頼まれるなど非常に重宝されている。
今までフラウスキーと戦ったヴァンデルバスターの9割は、才牙を出す暇もなく殺害されてきた
ベンチュラに「ビィトを殺害すれば六ツ星への昇格もあるかもしれない」と評されている。


人物


やっぱ旦那の仕切りは楽でいいや

オレの座右の銘なのよね 「楽」ってさ!

冷徹に標的を仕留め、理由もなく無関係な人間の命を奪う冷酷非情な人物。
普段は各地を放浪しており、依頼を受ける時にグリニデの城に戻る一匹狼。
グリニデのことは「旦那」と呼び、非常にビジネスライクだが良好な関係。

(ラク)が座右の銘で、グリニデは無駄のない指揮をする上に、頼めば殺しに必要な下準備などを整えてくれるため、
「旦那の仕切りは楽」ということでグリニデの部下になることを選んだ様子。
おそらく彼の能力からすれば手首を破壊して忠誠の腕輪*1を外すことは容易だが、グリニデへの義理立てゆえかそのままつけている。

彼はプロの殺し屋で、誇り高い戦士ではなく正々堂々や決闘にこだわらない。では力任せな単細胞かと言われるとそうでもない。
標的の戦力を分析し、必要ならば標的を孤立させ確実に仕留められるように図る慎重で用心深い一面を持つ。
その用心深さは本物で、自身の抜け殻の大爆発に巻き込まれたビィトの死を唯一確信していなかった。
生還したビィトを見ても「だろうと思ってた」程度の認識でさほど驚きを見せていなかった。

ガイドブック『グランドアドベンチャー』「魔賓冥典」での「グリニデ閣下の魔人戦力分析」では、
「不死身の肉体もすごいが、最も評価したのは常に最善の策で敵を倒すことを考えるフラウスキーのプロ意識」とグリニデから評されている。

また、人間を裏切った上に敵味方をフラフラするキッスのことは嫌っており、キッスがグリニデを裏切った際には躊躇わず殺そうとした。
アニメ版22話では、グリニデ配下時代のキッスを「てめぇのような腐った目をした奴が大っ嫌いなんだよ」と言って蹴り飛ばすなど強調されている*2

愛煙家だが、グリニデににらまれるので城では吸わない*3
月間少年ジャンプ 読者投稿コーナー「魔賓館通信」Vol.6では「マイ葉巻畑全滅事件」をグリニデに起こされたらしいことを端的に述べている。

裏の顔


だって最高に可愛いじゃねぇか
人間や動物の子供って

殺せねぇって

魔人界に名だたる殺し屋のフラウスキーだが、想像だにしない裏の顔がある。
それは無類の可愛いもの好きで、人間や動物の子供をこよなく愛でる。
自力では何もできない非力な存在ゆえに庇護欲が猛烈に掻き立てられるらしく、
  • 忠誠の腕輪の鎖ににゃんこのストラップを装着
  • 小猫を抱っこした際、身体のトゲでうっかり殺してしまい三日三晩号泣
  • 小猫を殺してしまって以降は定期的に伸びたトゲを裁断
  • 傷ついた小鳥を見ただけで戦意を失い、治療するため撤退
などその嗜好は筋金入り。この趣向はグリニデにも秘匿している*4
ゲーム『冒険王ビィト バスターズロード』では、エトリアの里から湖畔の遺跡に行って迷ってしまった子供ブエナに対して親身に接し、送り届けようとした。


人間も子供ん時は可愛いが

あっという間に薄汚ぇ大人になりやがる

幻滅するよなァ… 全くっ…!


ただし自身の嗜好の圏外と判断したら、たとえ子供であろうと躊躇なく殺害の対象にするイカれた人物。
「非力な存在」「純粋無垢な存在」がフラウスキーの価値基準らしく、おおよそ背丈が自身の腰の高さまでが守備範囲な模様。
ビィトは殺気が強すぎるのと育ちすぎているため完全に圏外。

本人曰く「人間の子供が可愛いのはせいぜいこのくらいまででしょ!…それから上は圏外だから皆殺しでいいのよ!オレの場合!!」
それを聞いたシャギー「魔人っていうのは素晴らしいですね。まともなのが1人もいないんだもの」と感想を抱いた。


戦闘能力


このオレに真正面から向かってくるたぁ…!
手間がはぶけるね!

特性として全身が生体兵器で、自身の肉体を武器として駆使する。
主力武器は銃弾と榴弾で、一時的にもぎ取った右腕が銃となり、もぎ取った後の右腕の穴から榴弾が飛び出す。
銃弾は人体を容易に貫通するうえに連射も可能。しかも弾は全て自身の肉体から生成されるため弾切れはない
奥の手として自爆があり、全身が広大な遺跡を一帯ごと完全に消し飛ばせる程の威力を持つ爆弾となる。

弾の威力と連射速度は人間にとって脅威なうえ、狡猾さと用心深さを併せ持つ強敵。
フラウスキーに不用意に近づけばハチの巣にされるため、渡り合うには離れた相手を攻撃できる飛び道具が必須。
事実、バーニングランスで応戦したビィトは回避するだけで精一杯で近づくことすらままならなかった。

欠点は、可愛いもの好きの度が過ぎること。
ビィトとの初戦では、傷ついた小鳥を見ただけで戦意を失いビィトを仕留めることを放棄したほど。
初見殺しをしてなんぼな殺し屋である彼が、一般人やそこいらのバスターならまだしもポテンシャルの塊であるビィトにリベンジの機会を与えてしまったのは最大の悪手であった…。

不死身の体


この不死身がある限りはっ…

オレは負けねぇんだよォッ…!!!

攻撃面だけでなく防御面も優秀で、独自の不死身性のおかげで非常にしぶとい。
ビィトは才牙サイクロンガンナーでフラウスキーの胸と頭を撃ち抜いたが、動きを鈍らせただけで致命傷にはならなかった。通常武器に至っては、そこらの魔物なら簡単に撃ち抜くポアラの銃手甲の銃撃を背中に受けてもまともなダメージになっていなかった。

体内に種の形をした本体が存在し、体内を自在に移動できる。
脳や心臓は身体操作の補助臓器に過ぎず、本体が無事なら肉体を失っても死なない
さらに本体が土に埋まることで何度でも肉体を再生できるため「不死身の魔人」と恐れられる。
したがって、フラウスキーを倒すには位置が不明確な本体を的確に貫くという神業に近い攻撃が必要となる。

ただ、流石に全身を失えば再生にはそれなりに長い時間を要するので、ここを狙われると脆い。
もっとも、作中ではグリニデの城で安全に再生できる状態だったので実質的に弱点にはなっていない。
グリニデの部下になったのは、ソロと違ってこの辺りのフォローがされることも理由の1つかもしれない。
また、これまで稼いできた左腕の「星」は再生できないので、逃げる際は切り離した左腕とセットで撤退していた。

  • クリムゾンブラッダー
頭髪をトゲ状に変化させ高速射出する。広範囲を一気に刺し貫くことが可能。


来歴

◆黒の地平編

グリニデからビィト抹殺の指示を受けた後、大胆にもトロワナの門前で待ち構え、ビィトを庇った兵士アルフォードを殺害。
激情に駆られて向かってくるビィトを速攻で仕留めようとするが、クラウンシールドに防がれる。


ホウ早えぇじゃん…

オレと闘ったバスターは9割方
才牙出す前に死ぬんだがね…


息をつかせぬ連続射撃でビィトを追い詰めるが、ポアラの陽動で隙を突かれ、サイクロンガンナーの一発に胸を撃ち抜かれる。
しかし不死身の体のおかげで致命傷にならず勝利は目前だったが、傷ついた小鳥を見て戦意を失い、治療を優先し撤退。
自身の失態を隠しつつ、次は邪魔が入らないようにビィトを孤立させる手筈をグリニデに頼む。


…だが今度はガールフレンドの助けはねぇ…

一対一での勝負だ


2度目の戦いでは、魔人の古代遺跡で孤立したビィトと対決。
今回は厄介な連携をされないようポアラキッスやベンチュラによって分断。

今回も連続射撃でビィトを追い詰めるが、一瞬の隙をつかれサイクロンガンナーの一発に頭を撃ち抜かれる。
そこで奥の手として自爆を決行し、本体と左腕をベンチュラに回収してもらいつつビィトごと古代遺跡を吹き飛ばした。
しかし、グリニデをはじめとした周囲の人物がビィトの死を確信した中その実感がどうしても湧かなかったようで、なにか予感があったのか、グリニデの城帰還後に小鳥を逃がしている。

ポアラがキッスを連れて逃げ出したためそれを追跡し、ポアラをかばったキッスを散々罵った末に殺そうとするが、生還したビィトに邪魔される。
爆発に巻き込まれたはずのビィトは、顕現したボルティックアックスのおかげで遺跡の地下に落ちて生き延びていた。


…なんでかねあんまり驚かねぇんだよな

おめぇが生きててもよ


3度目の戦いではビィトと銃撃戦となるが、サイクロンガンナーを使いこなすビィトに圧倒される。
ビィトは空気が薄くなった遺跡の地下でサイクロンガンナーの呼吸と弾丸の正体に気づいていた。
最後は全弾解放で本体以外の肉体を粉々にされて完敗。自身を完膚なきまでに打ち破ったビィトを称賛した。


「これからお前は強豪魔人に目をつけられ更なる戦禍に巻き込まれるだろうぜ」

「…あばよ。精々頑張りな」


救出に来たベンチュラと共にその場を去るが、サイクロンガンナーから逃げられないと悟っており、ビィトによる常識外れの長距離精密狙撃で撃ち抜かれベンチュラ共々散った。


ケッ……だから言ったろ。ただ者じゃぁ…無ぇって……!


そして彼の予言は見事的中し、僅か3人の戦士団でグリニデまで討ったビィトは『殺せば無条件で星ひとつ授与』という魔賓館主催の賞金首となり、八輝星を目指す七ッ星魔人たちにその命を狙われる事になる。




追記修正よろしくお願いします。


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最終更新:2026年05月24日 12:07

*1 グリニデの配下全員が装着している腕輪。内側には針が仕込まれ、グリニデの意思で毒を注入し殺すこともできる

*2 キッスは殴られて口から血を流すが、グリニデからハンカチを渡され慰めの言葉をかけられた

*3 グリニデの城は禁煙

*4 ただし、グリニデの目の前でフラウスキーが子犬図鑑を見るシーンがあり実際に隠し通せていたのか不明。尤も、図鑑を見る、つまりは読書する行為自体グリニデ的には「知性ある」行為だからなのか、そうで無くても自分の代わりにバスター狩り(戦闘)をしてくれている功績から敢えて黙認されているのかもしれない。