有馬かな

登録日:2021/04/07 Wed 03:50:17
更新日:2025/04/10 Thu 14:41:40
所要時間:約 4 分で読めます






私がアイドルやってる間に、必ずアンタのサイリウムを真っ白に染め上げてやる。

私の事、大好きにさせてみせる。アンタの推しの子になってやる。


有馬かな』とは、漫画【推しの子】』のヒロインの一人。

CV:潘めぐみ
演:原菜乃華

●目次

概要

赤い髪をボブカットにした美少女。芸能科のある陽東高校に通う高校二年生。17歳。

哺乳瓶を咥えていた頃から芸能活動を続けている、芸歴=年齢の「大ベテラン」。またかつては『重曹を舐める10秒で泣ける天才子役』として一世を風靡した。

……が、月日の流れに取り残され今ではネットで大根役者ならぬオワコン役者呼ばわりされている始末。
また主人公の一人であるルビーに(「10秒で〜」を彼女が覚え間違えているせいで)『重曹を舐める天才子役』と言われて以降、読者に『重曹(ちゃん)』と呼ばれるようになる。
更には公式でも通称が『重曹』になったが、かな本人は嫌がっている。

役者としては表舞台から遠ざかっていたものの、アクアとルビーから勧誘を受け、
『苺プロダクション』にアイドルとして所属。新生『B小町』のセンターとして再び晴れ舞台での返り咲きを目指していく事に。
ちなみに両親は既に田舎に帰っているため、子役時代の稼ぎで一人暮らしをしている。


人物

自他共に認める「面倒で捻くれた女」、それが有馬かなである。
才能に驕り高ぶっていた過去を脱却し、毎朝走り込みと発声練習をしており、更には暇な時間があれば将来を見越して勉強もしている努力家。
またけっこう面倒見がいい性格で、おまけに押しに弱い事もあって面倒事を引き受けては後悔しがちという苦労人。

欠点としては口が悪く、感情が高ぶると失言率も高まること。かな本人も自分のその点を自覚しており、コンプレックスに感じている。
しかも思っている事をそのまま発言する訳ではなく「気持ちと逆の事」すら場の流れで言ってしまう。上記の面倒見の良さ故に、そのせいで面倒を引き受けてしまう事も……。

また、自分が評価される事よりも出演した作品が評価される事の方が嬉しいタイプでもある。

幼少時は現在のような性格ではなく、自分の演技力を鼻にかけ我儘に振る舞っていた。礼儀もなっておらず、スタッフに対する態度も悪かった。
しかし、売れていた頃はそんな振る舞いも黙認されていたが、キャストやスタッフに好かれていないので旬が過ぎれば仕事は消えていった。
その苦い経験を経て今では「役者に必要なのはコミュ力」「良い演技=いい作品作りではない」という事を学び、今の人格や言動に繋がった。

そのため、現在では作品クオリティの安定のために周りのレベルに合わせて演技をするようになっており(周りが大根役者だらけなら演技を抑えないと、大根っぷりを際立させてしまうため)
全力を出せる機会が減ってしまったが、全力を出せれば月9主演俳優が相手役でも後れを取る事はない。

とはいえ、役者の頂点から最底辺への転落は人格矯正には役立ったものの、悪影響も大きい。
というのも十数年碌に仕事が回って来ず、子役時代の功績からCDを何曲か出したが会社に赤字を出し続けてしまったため。
「仕事が無い」「関わる人間に赤字を出させる」「ファンも子役時代の自分しか見てくれない」「親が自分に見切りをつけた」
……こういう経験も積んだため「自己肯定感が低い」となる一方で、「他者承認欲求の塊」になってしまった。

歌手としての代表曲は下記の『ピーマン体操』だが、実はピーマンが大嫌い。
それでも同曲が大流行していた時はプロ意識からひた隠しにして、その関係の仕事でもたくさん食べてきたが、今では見るだけで蕁麻疹が出る
ちなみに幼少時は音痴だったが、必死にカラオケで鍛え高得点を獲れるほど歌が上手になった。やはり努力の子なのだ。
『B小町』のメンバーであるルビーとMEMちょは幼少期からアイドル志望であるにもかかわらず致命的なほどの音痴なので、止む無くかながセンターになっている。

しかし、ルビーが注目されるようになるとそのバーターでの仕事ばかりになり、それも演技の求められるものではなくなっていく。
焦りから映画監督に接触したが、その自宅マンションに誘われて行く様子を週刊誌記者に押さえられてしまう……!


芸歴

先述の通り長い芸歴を誇る。
アクアと出会った2歳の頃には既に『10秒で泣ける天才子役』というキャッチコピーで知られており、その名の通り早泣きが得意。演技力の方も高い。
その後『ピーマン体操』という曲が大ブレイク。オリコン1位を記録して各音楽番組に引っ張りだこに。

だが当時の高飛車で上から目線の性格が災いし、小学生くらいの頃にブームが過ぎてしまう。
その後反省し、生き残るために色んな分野に挑戦してみても失敗。
第2の『ピーマン体操』を目論んで音楽会社が重曹ちゃんに何曲を出させてみても失敗し、赤字
本編開始時では子役事務所もクビになり(子役事務所なので長くても高学年までしか所属できない)、フリーで活躍する女優となっていた。

その後『今日は甘口で』という少女漫画原作ドラマにて10年ぶりにヒロイン役を射止める。「動くイケメンカタログに過ぎない」として酷評されていた同作だが、最終回だけは反響を呼ぶ。
その後『苺プロダクション』にアイドルとして所属し、新生『B小町』に加入。歌が上手いという理由でセンターに。
なおサイリウムの色は『白』。


人間関係

  • 星野愛久愛海(あくあまりん)(アクア)
主人公の一人。
アクアが1歳、重曹ちゃんが2歳の時に映画で共演。
その際自分以上の演技を見せつけられたことで、脳裏に焼き付いて消えなくなる。

高校に入って再会したが、『今日は甘口で』にて共演した際に周囲のレベルの低さゆえどうしようもなかった作品を、アクアが奮闘し「ちゃんとした作品」にしてくれた事で好意を抱く。
彼が『B小町』の応援をするときは両手にそれぞれのサイリウムを持って箱推ししているので、それを白一色に染めるのが重曹ちゃんのアイドル活動の目的。

  • 星野瑠美衣(るびい)(ルビー)
主人公兼メインヒロイン
アクアと同じく2歳の時に出会い、『重曹を舐める天才子役』というあだ名を付けられて以来犬猿の仲。
しかし重曹ちゃんはルビーの『顔』『カリスマ性』だけは認めており、アイドルとして大成する可能性を感じている。

『劇団ララライ』所属の天才女優。
共に子役出身かつ同い年という事もあり、かつては役を取り合った仲(当時は重曹ちゃんの圧勝だったようだ)。
しかし落ちぶれた重曹ちゃんとは違いあかねは現在頭角を現し注目されているため、今のかなにとっては目の上のたんこぶ。
子役時代のことに加えて、相反する各々の演技スタイルのことや、更にあかねがアクアの(仕事上の)交際相手ということもあり、互いにライバル心を抱いている。


余談

  • 陽東高校芸能科の受験資格は芸能事務所に所属していることが必須条件なため、
    子役事務所をクビになってから高二でフリーになるまで、活動は控え目だったが何かしらの事務所に所属はしていたと思われる。

  • 重曹ちゃん重曹ちゃんと呼ばれつづけていたら、リアルでは洗剤メーカー・カネヨ石鹸の重曹「重曹ちゃん」とのコラボが実現し「重曹ちゃん本体【推しの子】モデル」が発売されてしまった。*1
    「アンタの台所を真っ白に染め上げてやる」
    また、UHA味覚糖から発売された「【推しの子】推し色キャンディー」では、イメージカラーのフレーバーが「舐められる重曹味」(なお実際の味はライムミント)とネーミングされているなど、徹底的に重曹ネタでイジリ倒されている。その他重曹絡みではないコラボ商品には、タマノイ酢から発売されている寿司酢「【すしのこ】」があり、パッケージにルビーやアクアを差し置いて抜擢されている。




追記・修正は重曹を舐めてからお願いします。

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最終更新:2025年04月10日 14:41

*1 掃除用の重曹は食用の重曹と異なり食品安全基準が無いため、安全とは言い難い。同製品の注意書きにもあるが決して舐めないように。