久米颯太(龍が如く)

登録日:2021/04/11 Sun 21:55:21
更新日:2024/04/19 Fri 12:48:39
所要時間:約 10 分で読めます







違法風俗反対~ 異人町から撤退せよ~!
違法風俗反対~ 異人町から撤退せよ~!

川沿いの飲食店経営者に告ぐ

こちらは
ブリーチジャパン・横浜地区リーダー・久米である!









久米颯太とは、『龍が如く7 光と闇の行方』の登場人物。




東京都知事・青木遼が創設したNPO法人団体「ブリーチジャパン」の団員。
国内でも特にグレーゾーンが蔓延る場所と言われている横浜区域を担当し、そこの支部長を任されている。

ブリーチジャパンは「日本からグレーゾーンを排除し、健全な社会を作り上げる」という理念を持った者達で構成されており、その中で最も大きな熱意を持つ人物がこの久米である。

その物怖じしない実直な性格は青木知事や小笠原代表からも一目置かれ、政界への進出も噂されているほどの実力を持つ。
また、順法精神も強く、日常でも立ちションやスピード違反を犯した事は一度もないと言い切るほど。


全ての項目を漂白!
追記・修正しましょう!






































 # # 嘘を言うなっ!
   ∧_∧
# E)(#`゚Д゚)(ヨ
  UY   YU #



















【人物】
髪は七三分けで、ブリーチジャパンのロゴが入ったTシャツの下に黒の長袖シャツとスラックスを着用していた恰好をしている。
ちなみに背丈は春日達に比べると異様に低い。

「グレーゾーンを漂白する」という組織のお題目に忠実であり、自らが心酔している青木遼のためならばどんな汚い手段でも実行するなど、その狂信ぶりは妄信を通り越して依存といってもいいくらいであり、
一見すると組織のために尽くす忠義の人に見えるが、その実態は青木遼や小笠原肇の犬で、グレーゾーンを独断で決め付けた上で徹底的に見下して排除しようとするという、ブリーチジャパンの本性を凝縮したような男。

グレーゾーンやそこに属する人達をゴミを見るような目で見下したり、邪魔者は暴力を用いて排除するなどその本性は醜く歪んでいる。

しかし春日達からは、事あるごとに法律を引き合いに出し「グレーゾーンに生きる価値なし」と連呼していながら、
主体性を持たず組織の「グレーゾーンの排除」という題目を鵜吞みにしているだけであること*1や、
自分の言動・行動全てが特大ブーメランとなって返ってきている事を何度も指摘され、そのせいで墓穴を掘ったり醜態を晒すこともしばしば。

少しでも自分が不利になれば逆ギレしたり、尻尾を巻いて逃げ出すなど精神面は稚拙な子供そのものである。

一応支部長の肩書は本物だが、それ自体も青木や小笠原におだてられて、結局は青木の後ろ盾がなければ何もできない人間でしかない。
どれだけ失態を重ねようとも、グレーゾーンに対する考えを改めたり論破された時の対策を講じたりするといった、学習能力すら持たないという組織に所属する人間としては問題外の責任能力の無さを持つ。


このように人間としても組織の一員としても褒めるべき長所が見当たらないというある意味稀有な人物とも言える。

しかし久米本人はブリーチジャパンこそが絶対的な正義と本気で思い込んでおり、裏で行っている悪事には一切目もくれないため、青木からはいい様に利用されてることから被害者とも見れる。

…が、組織に加入したきっかけは、小笠原曰く「サクラの女性に勧誘を受けて釣られた」とのこと。
つまり、最初から強い信念を持った上でブリーチジャパンに加入したのではなく、ただ単に不純な動機で参加しただけである。
そもそもブリーチジャパン自体、学も無く努力もしないが世間から批判されずに何かを成し遂げた気分になりたいという若者の集まりであり、久米もその一人に過ぎない。


【劇中での動向】
団員達を引き連れて浜子が仕切る飲食店街で「この通りの店は表向きは飲食店として届け出を出しているが、その裏で売春行為を行っている」と騒ぎ立てて退去を命じ、
「何も知らない癖に決め付けるな」と食いつてきた浜子に対しても、「生きるためなら犯罪をしてもいいのか」「風俗やってる親を誇れる子供なんているわけがない」ともっともらしいようで実際には屁理屈でしかない言い分を並べるが、


ちょ それって もしかして……!


口論中に乱入してきた春日に丸まったティッシュが大量に詰まったゴミ箱をブチ撒けられそうになり、急いで逃げ出した。

そのあと、食育と称してチンピラを差し向けるもこれも失敗に終わった。



風俗街にも出没し、今度は春日達が働くことになった乙姫ランドの前で騒ぎ立てていたところを「警察に届け出を出したうえで行っている正式なデモ活動だ」と言いながら乙姫ランドの敷地に土足で踏み込んでいる事を注意され、
足立からも「デモ活動を行う際は、途中で立ち止まってはいけないという決まりがあり、それを破っているお前らはルール違反だ」と指摘される。
それでも久米は「デモ中に立ち止まるのは、どこの組織もやっていることだから警察も容認してくれる」と反論するが、



そういうのを何て言うか知ってるか?

……グレーゾーンって言うんだぜ。

皮肉なもんだな。グレーゾーンを糾弾するために、グレーゾーンに頼るなんてよ


自分たちが忌み嫌っているグレーゾーンと同類であることを指摘され、「みんな歩け! 行進だ!」と口論で負けたことを隠すかのようにのように撤退した。
幼児プレイ店だったら真っ先にススムちゃんに殺されていただろう。「ワシの高尚なパラダイスにケチつける奴は許しておけん!」

野々宮死亡後にまたまた店先に現れ、喪中であるにもかかわらずお構い無しに騒ぎ立て、頼りの星龍会も動かないことをいいことに増長しまくり、風俗街の住人が次々と店に逃げ込んでしまう。

さらに…

さあ もうこの街から出て行ってくださいよ


こちらの店長さんは
よくわきまえられていたじゃないですか

自分のふりまく悪臭を止めるために
自らの手であの世に旅立たられていった


野々宮…… と言いましたっけ?

つねづね 見ているだけで気分が悪くなる人間でした

だからどうしても
彼の死を悼む気持ちになれないんです

首を吊ったあの男の姿を思い浮かべると……





大掃除を終えたときのような爽快感を味わえますね


…と人の死を喜ぶという不謹慎極まりないどころか常識を疑う発言を繰り返す。
この時見せる久米の醜悪すぎる本性に殺意が涌いたプレイヤーは多いだろう。

上記の久米の暴言に激怒した紗栄子は「クソ野郎」と彼に平手打ちし、続いて春日も拳を固く握りしめ、「こんな奴はビンタじゃ足りねえよ」と殴り飛ばした。

……行けぇ 同志たち!
すべての穢れを漂白だ!! ブリーチング!!


とうとう化けの皮が剝がれた久米は春日一行の排除を試みる。

ここで初めて久米との戦闘になり、多数の団員を嗾けてくる。
しかし団員達は所詮烏合の衆故に、単体攻撃でも軽く蹴散らせるほどに弱く、
久米本人は第一波を倒すと出現し、戦闘力は極技を封印する「罵倒」という久米の醜悪な人間性を体現した技に気を付ければ大したことはなく、団員よりも少し強い雑魚程度しかない。
好きな技で思う存分制裁してやろう。

ちなみに久米自体はストーリーに絡む敵キャラでありながら、なぜかスジモン図鑑に登録されない。





誰か警察を呼んでください……!!
我々はこの連中に暴力を振るわれました……!

春日達に返り討ちにされた久米はこの期に及んで被害者面し、周りに助けを呼ぼうとするが…

カ・エ・レ! カ・エ・レ!
カ・エ・レ! カ・エ・レ!


自分達を害虫呼ばわりし、死人を侮辱した連中を助けようとする者は誰一人としておらず、逆に自分達が住人から大バッシングを受ける羽目に
完全に情けない声で捨て台詞を吐いて尻尾を巻いて逃げ出すことになった。



敬愛する小笠原が横浜支部へ顔を出していたところを、ナンバを捜して支部に乗り込んできた春日一行が乗り込んできて「横浜流氓が刺客を送り込んで来てるから逃げろ」と言われた際に、
恥をかかされたことを根に持っていたのか自分のことを棚に上げて「こいつは口が上手いから気にしない方がいいですよ」と言うも、
春日達を見た小笠原が「肉の壁が送り込んだ殺し屋にしては数が少なすぎる」と淡々と流したことに動揺。


は? こ 殺し屋? 少なすぎるって…??
な 何の話です??

やれやれ ……久米君はまだことの次第を
わかっていないんです

ですが無知ゆえの勇気が必要でした この異人町で
ブリーチジャパンの支部長を務めさせるにはね

え…? あの 小笠原さん
いったい何の話を……?


その台詞と同時に小笠原はラオマーこと、馬淵を呼び出し小笠原達はその場から逃げるが、久米だけは状況が全く理解できないまま小笠原を追いすがるように逃げて行った。
要は久米は横浜に渦巻く異人三の抗争やブリーチジャパンの後ろ盾など、裏社会の政治事情に対する知識は無く、無知ゆえに何も恐れない無謀な正義感だけを買われて横浜支部長に選ばれた裸の王様に過ぎないのであった。


コミジュル侵攻作戦にも参加し、コミジュルの救助に向かった春日達に立ちはだかるも一蹴された。

この時引き連れていた団員の正体は近江連合の組員だったが、久米はあくまで全国の本部からの応援で「ちょっと怖そうな見た目の人達」程度にしか思っていなかった。
そんな自分達の不正に目を瞑ってことを成し遂げようとする様を、春日から再びグレーゾーン呼ばわりされ、擁護不可な事を何も言えずに項垂れるだけであった。

良く分かんねえけど…… そういうのを、世の中はグレーゾーンって呼んでんじゃねえの?



小笠原死亡後は青木の一声で神奈川二区の選挙に出馬することに*2


久米に近づくために春日も選挙に立候補し、
「選挙は前科者のお祭りではない!」と非難するも、法律には前科者は選挙に出られないと書いていないと反論されてすぐに言葉に詰まる。
そして春日に三度グレーゾーンだと突っ込まれる


そして春日の説得力あふれる演説を聞いた住人は春日を応援しだし、握手を求められた際には公の場であるにもかかわらず敵前逃亡した。


……撤収!! 撤収だ!!

おい! 待てって おいっ!

記者A「ちょっと久米さん! まだ演説が途中ですよ!」

記者B「待ってください 久米さん!」


ちなみに選挙では久米のような当選確実と言われる有力候補は春日のように無名で当選には程遠い所謂「泡まつ候補」に対して握手を交わすことは、拒否すると世間から驕りと捉えられて評判が悪くなってしまうため絶対に避けられない。つまり久米の春日との握手を拒むどころか逃げてしまった行為は有力候補が絶対にやってはいけない行為なのである。

当然この逃亡は報道され、青木からは役立たず呼ばわりされた。



沢城の星龍会襲撃と同時に異人町からいなくなるが、春日達が沢城との件を片付けている間に神室町に逃げ込んで青木に泣きついた模様。選挙中に何をやってるんだ。
しかし一応、春日の冷静を一時的に失わせるという功績を挙げた。


春日一行が神室町に向かった後は青木の力で持ち直したのか、あれだけの醜態を公の場に晒したのにもかかわらず、選挙カーから笑顔で手を振っていた。
…青木はアンチも多いという話だが、そりゃこんな無責任な若者を贔屓したら反感を抱く人間がいて当然だろう。


【最終盤での動向・以下ネタバレ注意】






















































神奈川二区の選挙では他の立候補者に大差をつけて勝利するが、
それと同時に青木に殺人教唆の疑いで逮捕状が出ていたこと、青木の正体が荒川組組長の息子・荒川真斗であること、
そしてその真斗が保身のために春日一味の殺害を手下に命じ、さらにその殺害予告の現場を公の電波に流されていたことが判明。
ここにきてようやく自分の信じていた正義が全て幻想だったことに気づく。





真斗が逃げ込んだ新宿コインロッカー前にフラッと現れて真斗のわき腹をナイフで刺す。
真斗が春日に全ての罪を自供してやり直す決意を決めた直後の事である。


ひどいじゃないですか 青木さん…


私は信じてたのに……


青木さんの正義は
漂白された真っ白なものだと信じてたのに……














でも まだ間に合う……







本当の正義は……



勝つんです……







偽りの正義で若者を良いように利用してきた真斗に対する呪詛、そして真斗が贖罪を決意した事を知ってか知らずか自身の私刑を正当化するかのような意味深な言葉を残して、通り魔のように闇の中へ消えていった。


そして、真斗はそのまま力尽き、この世を去った…。





劇中ではあまりに醜悪な振舞いが目立ったものの、それでもプレイヤーにとってはとるに足らない単なる無能な小物でしかない久米だったが、最後の最後でとんでもない大どんでん返しをやらかしたのは衝撃的だろう。
その「正義」に憑りつかれた結果凶行に走るという行動は、『正義という名の凶器』がつくあの作品を彷彿させる。
また、シリーズファンから嫌われているのと最後に行ったナイフで刺したシーンで久米と同じ声のアイツを重ねたプレイヤーも多い。アイツは刺される側だが。


その後、もう一人の黒幕であり足立の元上司である堀ノ内は賄賂がバレて連行され、今回の事件は終わりを迎えたが、久米の動向については一切描写されていない。
グレーゾーンに生きる人々を弾圧し、何度痛い目に遭っても変わらず、殺人という重すぎる罪を犯した男が何の報いも受けずにのうのうと生きられる筈がなく、プレイヤーの間では次回作でそのツケが回るだろうかと予想されてたが……。









誰か冥殿を呼んでください……!!
我々は荒らしに記事を荒らされました……!


ア・ク・禁! ア・ク・禁!
ア・ク・禁! ア・ク・禁!


クソッ……!

これで済むと思うな!


今日の編集は 我々アニヲタの団結を高める!
もう追記・修正はないからな!!!


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最終更新:2024年04月19日 12:48

*1 これについては他の団員も同様である。

*2 尤も、久米に政治家が務まるほどの能力と器量は持ち合わせていないため、青木にとっては「久米のような無能でも当選させることが出来るぞ」という誇示が大きい。

*3 声優にとっての難聴は致命的だから。

*4 荒唐無稽に思えるが、『龍が如く3』で風間新太郎によく似た男が登場した他、ミラーフェイスという存在も居るため一概に否定はできない。