アイアンハイド(TFアニメイテッド)

登録日:2021/06/03 (木) 19:05:34
更新日:2025/03/06 Thu 21:47:43
所要時間:約 4 分で読めます






やぁ! よいこのみんな、元気?

気は優しくて力持ち、
オートボットのアイアンハイドだよお。
装甲車にトランスフォームできるんだ!

好きな食べ物は、味噌カツ、きしめん、ういろう
あ~あと、小倉トーストもおいしいよねえ。

そいじゃあ、トランスフォーマーアニメイテッドの始まり始まり~!
トランスフォーム!


アイアンハイド(原語名:Bulkhead(バルクヘッド))とは、トランスフォーマーシリーズのアニメ「トランスフォーマー アニメイテッド」の登場キャラクターである。
肩書きは「警備員」

日本語吹き替え:三宅健太



【概要だよ!】

オートボット・オプティマス部隊のメンバーの1人。
チーム1の巨漢で腕も大きく足が短く、顎がしゃくれている。
惑星サイバトロンではブルドーザーに変形し、地球では緑色の装甲車に変形する。

その外見に反して心優しい性格であり、所謂「気は優しくて力持ち」を地でいくキャラクターである。
普段はおっとりとしているが、仲間を傷付ける者は許さない熱い一面を持つ。

かなりの不器用であり動くだけで物を壊してしまうが、頭はよく周り機転も利く。
だがその三つ指で絵を描いたり何かを作ったりする等、実はかなり器用な一面もある。
スペースブリッジの整備工になるのが夢であり、左遷となった先でその仕事に就けたことを内心喜んでいた。

戦闘時は「どすこーい!」と叫び、ぶっ飛ばされると「おかあさ~ん!」と嘆く。


【能力だよ!】

その大柄な体から繰り出される怪力と、腕から発射されるロープ付き鉄球「レッキングボール」が武器。
レッキングボールはぶつけるだけでなく、敵の拘束等にも使える。

また、ワープ装置であるスペースブリッジの知識と技術に長けており、終盤では重要な役割を果たすことになる。



【人間関係だよ!】

バンブルビー

同僚のミニパト。
訓練生時代からの同期であり、劇中でもよくコンビを組んでいる。
その訓練生時代にある事件で2人共落ちこぼれ扱いされてしまい左遷されるが、2人の絆が深まる結果となった。


プロール

同僚のバイク忍者
不器用なアイアンハイドに「考えるな、感じろ」と静の動きを教えた師匠的な存在。
また、後述のある秘密を共有した同士でもある。


ダイノボット

ディセプティコン破壊大帝メガトロンが生み出した恐竜ロボット軍団。
最初はメガトロンに騙され破壊活動を行っていたが、オートボットに鎮圧される。
その後処分されるはずだったが、彼らを哀れんだプロールとアイアンハイドはこっそり離れ小島に移送した。
そのため、彼等にとっては恩人のような存在となる。


サリ・サムダック

オートボットと仲良くなった地球人の少女。
アイアンハイドも彼女に誕生日プレゼントを自作する等、大切に想っている。


ラグナッツ

ディセプティコンの忠臣爆撃機。
アイアンハイド同様パワーキャラであり、劇中でもよく対戦している。
単純なパワーならラグナッツの方が上だったが、後に頭脳プレーで敗れる事になる。


サウンドウェーブ

本作ではゲスト敵キャラクターとなった音波さん。
最初はサリの誕生日プレゼントとして贈られたミュージックマシンだったが、正体はメガトロンが送り込んだ洗脳用ロボットだった。
アイアンハイドは当初怪しんでいたが、サリには信じてもらえなかった。
そして本性を現し町のロボット達を洗脳していくが、最後はアイアンハイドに破壊された。


ヘンリー・マスターソン

兵器開発に手を出してサムダックに解雇された科学者。
人型ロボットの頭部を切断して代わりに頭部として合体する事でその体を乗っ取るメカ・ヘッドマスターを開発、それでトランスフォーマーの体を奪って悪用しようとする。
その被害者第1号がアイアンハイドである。



【玩具だよ!】

ボイジャークラスでの発売となり、国内版は他のアニメイテッド玩具同様、きらびやかなキャンディ塗装で覆われている。
ビークルモードからの変形時に、両腕がガシャンと前に回るギミックがある。
ロボットモードは劇中同様ずんぐり体型で短足。
右腕はボタンを押すと肘が曲がるパンチアクション、左腕にはレッキングボール発射ギミックがある。
巻き取り機能はないので戻すのが大変だが。
サウンドウェーブとセットになった「轟音の対決」も発売された。
ちなみに、劇中とは違いバンブルビーより背が低い。その分横には結構大きいんだけどね。

リーダークラスでも発売し、こちらはちゃんと大きい。カラーはキャンディ塗装ではなく、劇中に近いカラーリングになった。
キャノン砲やミサイルが装備され、より装甲車らしくなった。ライト&サウンドギミックが搭載され、サイレンや台詞を鳴らせる。右手は回転ノコギリになったが、左手のレッキングボールはなくなっている。
更に、劇中で乗っ取られたヘッドマスターも付属し、頭に被せることができ、サウンドも変化する。

連動変形が売りのアクティベーター版も発売。日本では「スーパーコレクションVol.2」の4体セットの1体となっている。


【余談だよ!】

名前に関しては実写版における同名キャラクターを元にしているものだと思われる。
アニメイテッドは実写版後に放映された初のアニメ作品であり、さらに2作目『リベンジ』が上映され、実写版人気が高くなっていたころだったため、それに便乗したプロモーションがいくつか行われ*1、その一環として改名されたものだと思われる。「実写版の前日譚」という独自設定は明らかに無理があったためすぐに無かった事にされたが。
作中では戦闘要員ですらない整備工にもかかわらず役職が「警備員」であり、キャラ紹介で「様々な武器に精通した戦闘のスペシャリスト」と明らかに実写版アイアンハイドを意識した説明されているのも恐らくそのため。
実は海外名で「Ironhide(アイアンハイド)」と呼ばれているキャラクターは別にいるのだが、そのキャラクターは日本語版では「アーマーハイド」と呼ばれる。こちらは赤を基調としたマッシブな体格で、G1アイアンハイドを踏襲したデザインである。

その後公式も無理のある改変だったと認めたのか、次作『トランスフォーマープライム』の「Bulkhead」はそのまま「バルクヘッド」として登場した。
ただキャラ的にはこちらのほうが実写版アイアンハイドに近いが。

担当声優の三宅氏は、ユニクロン三部作の『トランスフォーマースーパーリンク』でオメガスプリームを演じていた。オメガスプリームが厳格な賢者だったのに対し、今作でアイアンハイドを演じる際に「優しいお相撲さん」をイメージしたとのこと。

お蔵入りになった第4シーズンでは、トランスフォーマーとなったサリと共に惑星サイバトロンに残ることになる予定だったらしい。

日本語版オープニングではパワーキャラ繋がりか、ラグナッツとの戦闘シーンが描かれた。ラグナッツの攻撃に対し、レッキングボールを用いて反撃を仕掛けている。


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最終更新:2025年03月06日 21:47

*1 これまで「コンボイ」など、日本独自で呼ばれていたものを実写版に合わせて「オプティマスプライム」など言語版準拠で呼ぶなど。