SCP-001 > 飯落の提言

登録日:2021/08/02 Mon 16:03:01
更新日:2021/09/17 Fri 14:58:16
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その時計は、世界の心臓。そして君の心臓。


飯落の提言とは、シェアード・ワールド「SCP Foundation」に登場するオブジェクトであり、SCP-001-JPに関する提言枠の一つである。
オブジェクトクラスはAnomalous→Keter→Apollyon。K-クラスシナリオを発生させる可能性のある財団お手上げ状態のオブジェクトに割り当てられるクラスである。

特別収容プロトコル

まず特別収容プロトコルなのだが、一文でまとめる。こいつの収容は不可能である。

…最初からこんな記述で申し訳ないが、こうなってしまった原因は一応存在する。その原因については後述するが、取り消し線で消されている方(いわゆる旧収容プロトコル的なもの)も記述しておく。

SCP-001-JPは現在サイト-8181管理官室の壁に存在します。

SCP-001-JPは現在進行中のKクラスシナリオの主原因であると考えられています。よって収容は本質的には無意味であり、SCP-001-JPの影響外である平林管理官には現状の解決が求められます。

もうこの時点でK-クラスシナリオを発生させるオブジェクトなのが分かる。というかもう発生してしまっている。そして、先程のプロトコルの中に「平林管理官」という職員が出てきたが、今から説明するオブジェクトにはこの職員が後々関係してくる。

説明

SCP-001-JPは、██████社製の数字や目盛りの表記がないアナログ式壁掛け時計である。分解はお馴染みの破壊耐性により失敗している。
SCP-001-JPは最も近くにいるヒトの心拍数と同期して秒針が動く。が、心拍数と同期して秒針が動くと言っても1周にかかる時間が変化するという訳ではない。*1なお、こいつは電池を入れていない状態でも普通に動き続ける。

実験で他に異常性が確認されなかったことから当初こいつはAnomalousアイテム分類され、

実験担当者がもっとしっかり確認しておけば、私が地獄を見ることはなかったのに。

平林管理官の希望によってサイト-8181管理官室に設置されることとなった。

異常存在を手元に置いておくとか、管理官としての危機管理能力の無さじゃないか?「針の音が体調の確認になる」とか宣ったあの時の自分をぶん殴りたい。

しかし2019/3/31 23:50に発生した新たな異常性により、緊急性の高い事案であるとしてSCP-001-JPのナンバーが割り当てられた。*2
新たな異常性はまだここでは書かないが、これから説明する補遺の日誌のところに書くことにする。

補遺の日誌

報告書の後半では補遺として日誌が残されており、その日誌の内容は平林管理官による新たな異常性との戦いを記録したものである。本家記事では1〜10まであるので、全部掲載しておく。

日誌エントリ-1

とりあえず、思考の整理のために報告書の体裁を最低限整えた。これが解決した時にはログも必要だろうし、ここから追記していくつもりだ。

まずは今までのことを整理しよう。私は今から5日前(これはコンピュータの時刻表示が根拠だ、壁掛け時計は動いていない)事務作業の途中、秒針の音がしないことに気づいた。不思議に思って時計を確認したが、このAnomalousは電池がなくても動く。秒針が止まることなど初めてのことだった。違和感より先に、私はこのAnomalousの再実験申請について考えていた。

事務作業を中断して周囲に気を配ったところで違和感が大きくなる。秒針だけでなく外の音も消えていたし、この部屋の外の照明も全て消えていた。まあ、時間が止まっていると気付いたのは完全に静止した部下を見た時だが。

部屋の中で動きが止まっているのは時計だけだ。消去法で原因はこいつと断定して報告書を書いている。秒針を無理矢理動かそうとしてみたが、びくともしない。現状、解決策はないと思った方がいいかもしれない。

それと、窓から1つも星が見えない。月もだ。光も止まっているのか、星が全て消えたのかは分からないが、地球外にも影響がある可能性が考えられる。

幸いサイト管理室には非常用電源がある。これだけで10日は保つ、節電すればその倍以上は可能だ。時間の把握と日誌記入のためのパソコン一台と、外の探索のための持ち運びライトの充電以外には電力は使わないことにする。

食糧は食糧庫から持ち出せば良い。停止していても食べられることは確認済だ。それが私の骨肉となった場合私も止まる、なんてことがないと良いが。

これだけの把握に5日かかった。外の探索はライトの明かりだけが頼りで、時間がかかる。それでも、頭を動かすためには一定の睡眠は必要だ。とりあえず今日は寝ることにする。

おやすみ。

この時点で分かっていると思うが、このオブジェクトの新たな異常性は「自分以外の時間が停止する」というものである。

日誌エントリ-2

7日目。

サイト-8181はかなり規模の大きいサイトだ。収容されているのは殆どがAnomalousおよびSafeのオブジェクトだが、数が多い。今回は、そのオブジェクト群を頼ろうと思う。

もちろん、異常存在に異常存在で対抗するのは基本的に財団の理念に反する。例外であるThaumielクラスオブジェクトはこのサイトにはない。

しかし、こんな緊急事態に理念など気にしていられない。収容室を回り、片っ端から動くかどうかを確認する。特に現状の解決になりそうなのは、別世界へのポータルだと思う。

非常用電源は残り7割と少し。残量が確認できるのは管理がしやすい反面、命綱が少しずつ千切れていくような、終わりが可視化される恐怖も感じる。

異常性から脱するために異常存在同士をぶつけようという行動に出た。下手したら降格処分とか謹慎処分扱いにされる可能性があるかもしれないけども。

日誌エントリ-3

11日目。見立てが甘かった。

機械類のオブジェクトには期待していなかったが、そうでないものも全て異常性を発揮しなかった。CCレモンはそれ以上でも以下でもないただのCCレモンだったし、方眼紙ノートにも普通に数式を書けた。異世界へのポータルも当然動くものなどなかった。つまり、振り出しに戻ったわけだ。

非常用電源は残り5割。徒労に4日も使ったせいで、もう半分しかない。だから、電源を自力で賄う必要がある。管理室の外のコンセントでライトを充電できないのはとっくに確認済だ。もし非常用電源が切れた後、私が過ごす世界は完全な暗闇になる。それだけは避けなければならない。

ああ、声を出して泣くなんて何年ぶりだ?涙がキーボードに垂れたので慌てて拭いた。声を出したのも11日ぶりだ。自分の声に懐かしさを感じて、また泣きそうになった。

異常存在を頼ったは良いものの全て異常性を発揮しなかった。時間が止まっているので当然と言われれば当然ではあるが。ちなみにCCレモンとか方眼紙ノートが出てきたが、これらは全てAnomalousアイテムの事。先述した通り、このSCP-001-JPもAnomalousアイテム出身のオブジェクトである。

日誌エントリ-4

13日目、電源は残り4割。

いくつか実験した。私は静止しているものを動かすことは出来るが、静止している機械や生命を動かすことはできない。しかし試してみた結果、ぜんまい仕掛けのオルゴール(部下の机にあった)は動作した。つまり、エネルギーを内部で発生させる前提の物は動かせないが、それ以外の仕掛けやものなら動かせるということだ。この発見は大きい。説明に追記しておく。

代償は小さくない。直接心臓を触るため、近くの収容室にいたDクラスの胸をナイフで切り解体した。切る、というよりは押し退けるのに近い感触だった。血も滴らずにその場に留まったため、手が血で汚れることもなかった。結局心臓を触っても脳を触っても、彼は反応を見せなかった。ただ、部屋が私の吐瀉物で汚れた。

あー、それで。発見から考えた打開策は、電源を賄うために発電機を使うことだ。仮説が正しければ、私が発電機を回すことで発電できる。明日試すつもりだ。

静止している食糧は味がしない。食事の時間が作業なのは私にとっては当然のことだが、乾パンをただ齧るだけのことがこんなに苦痛なのは初めてだ。咀嚼するだけの、つまらない作業。それが今の夕食だった。

まあ、面白い作業なんて今ここには1つもないのだが。

エネルギーを内部で発生させる前提のものは動かせない=つまり家電製品などは動かすことはできないが、手回し式のライト等なら動かすことができる。これが後々の展開に関わってくる。相変わらず被験体として扱われるDクラスである。心臓を近くで見たり素手で触ったりしたらそりゃ吐くわな。

日誌エントリ-5

14日目。

サイト管理官の私はよく知っている。このサイトに人が動力の発電機なんてない。

最寄りの発電所までは30km。地図はあるが、明かり無しで辿り着けるわけがない。昨日の私はどうして試そうなんて書けたんだ?

とりあえず他のことをしようと思う。電力のことは後で考えよう。

非常用電源の残量が足りるかどうかも分からないので途中で残量が切れてもおかしくない状況。そして管理官は別の打開策を考えようとする。

日誌エントリ-6

15日目。

見慣れたサイト管理室をもう一度確認のため整理した。書類の束、煙草とライター、コンピュータ3台(2台は停止させている)、緊急用の拳銃、毛布、非常用電源。役立ちそうなものはこれくらいだ。ああそれともちろんSCP-001-JP、壁掛け時計ももちろんある。まあ、「役に立ちそうなもの」ではないが。

毛布や書類を燃やして明かりにすることを考えたが、どうせすぐに尽きる、意味がない。

電源を賄う手立ては、まだ見つかっていない。拳銃を書類の下敷きにした。あれを見ると、額に当てて引き金を引きたくなってくる。私はまだ諦めるわけにはいかない。

新たな異常性との戦いも五合目に突入。管理官の精神がガリガリ削り取られていることが見て取れる。

日誌エントリ-7

16日目。

最近、日誌の頻度が多い。節電しなければいけないと分かってはいるが、これを書いている時だけは現実から逃れられる。誰かがこれを見るかもしれないという希望に縋っている。

1つ気付いてしまったことがある。電源の確保に躍起になっていたが、確保できたとしてそれは根本的には何も解決していない。

そもそも根本的な解決とはなんだ?何をすればいい?財団職員になった時も、サイト管理官に就任した時も、時間が止まった時の対処法なんてだれも教えてくれなかった!今私がやることに正解なんてあるのか?

管理官の苛立ちがピークを迎える。だが確かにこの状態では苛立つのも当然なのだが…。

日誌エントリ-8

20日目。電源、残り2割。

ここ数日間は資料庫を漁っていた。成果はあった。発電機を含む機械の構造図が描かれた本と、K-クラスシナリオについての考察を纏めた書類の束だ。

16日目から寝れていない。時間を睡眠にかけることが怖くなった。1秒でも無駄な時間を過ごすことが怖くなった。でも、4徹の頭で書類を読み解けるとも思わない。仮眠を取ることにした。

暗闇の中に何か潜んでいて、私を殺してくれればいいのに、異常存在も非異常存在も、馬鹿みたいに動きを止めている。ただ寂しさだけを感じている。私は独身で友人も少ないが、その少ない友人や家族に会いに行くことを本気で考えた。ライトがそこまで保つはずもないのに。

この日誌を書くのだって本当は無駄な時間だ。

精神的、肉体的にも限界寸前の模様。家族や友人に会いに行きたくなる気持ちになるのも頷ける。

日誌エントリ-9

21日目。K-クラスシナリオについての考察は、レベル4クリアランスの私にとっては既知の情報ばかりだった。その紙束からは何も得られず、むしろ嫌なことを思い出した。

Apollyon。割り当てられた前例は存在しない、形式上存在するだけのクラス。能動的にK-クラスシナリオを引き起こす収容不可能なオブジェクトに割り当てられるものだ。

知ったときはクラスの存在意義を疑ったが、今考えると、SCP-001-JPに当て嵌まるような気がした。

発電機の構造図の方は使える。ここにある3台のコンピュータのうち2台を分解して、そのパーツで発電機を組み立てることができるかもしれない。

私が諦めたら、世界全てが静止したままになる。それだけはなんとしても避けなければならない。非常用電源は残り1割、なるべく早く組み立てなければ。

さすがセキュリティクリアランスレベル4の職員、考えることが凄い。遂にコンピュータを解体し、構造図を基に発電機の製作に踏み出そうとする。

日誌エントリ-10

無駄だった。

素人がゼロから発電機を作れるわけがない。私もそれはわかっていた筈だ。ただ、金属片で床が散らかっただけだった。

無駄だったのはタービンの作成だけか?違うな。私は世界が止まってから、何もできていない。いたずらに人を殺め、物資を消費しただけだった。

SCP-001-JPは収容は不可能だ。特別収容プロトコルに何の意味がある?21日前の自分が財団の理念に従い報告書を書いていたことにすらイライラする。

私はいま、人類の遺書として今これを書いている。電源も尽きるから、これが最後になる。

このログと報告書の編集を保存したら、手元の拳銃で自殺するつもりだ。暗闇の中で数十年も過ごすのは耐えられない。

私は全力を尽くし、1人で戦い、そして負けた。それでいいだろう、限界だ。私が悪いんじゃない、あの時計が悪い。諦めた私が悪いんじゃない。私は悪くない。何も悪くない。人類を滅ぼしたのは私ではない、そうだろう?

私は負けた。

おやすみ。

発電機を作ろうとするも虚しく失敗に終わり、打つ手を完全に失った管理官はこの日誌と編集した報告書のログを保存した後、手元の拳銃を使い自殺した。


…ここまで少し長く解説してしまったが、先程の内容は全てこの報告書の旧版である。


繰り返す。先程の内容は全てこの報告書の旧版である。


ここから先は、この報告書の最新版の内容を記載していく事とする。

最新版の特別収容プロトコルと説明

まず、最新版のオブジェクトクラスはApollyonThaumiel、つまり財団の切り札レベルのクラスに変更されている。ここで驚いた読者は少なからずいるだろう。
次に特別収容プロトコルだが、長いので箇条書きにする。

  • サイト-8101地下にある500×500×30mの特別収容室にある低危険物収容ロッカーに入ってるよ
  • 収容室内に立ち入る際にはO5評議会の許可を得てね
  • 収容室には発電機、ブライト=ザーションヒト科複製機(以下"BZHR"とする) *3等のプロトコル・ヴェルダンディ遂行の為に必要な設備全てが揃ってるよ
  • 収容室内のデータベースには異常存在への対処法となりうる情報全て*4が載ってるよ
  • 収容室内には複数の金属、合金、化合物が置いてあるよ
  • 収容室内の点検及び設備のメンテナンスは週に1度選抜職員によって行われるよ
  • メンテナンスが終わった後メンテナンス関係者にクラスA記憶処理を施すよ

Thaumielクラスオブジェクトなだけに厳重管理ではあるが、端的に言うとほぼ手動のSCP-2000のようなものである。

んで、こいつの異常性は最初の方に書いた時計と何ら変わりがないが、先述した新たな異常性の詳細が記載されている。

SCP-001-JPと心拍が連動していたヒト(以降"SCP-001-JP-A")に心停止が発生した場合、SCP-001-JP-Aの心機能の回復とともに、SCP-001-JPを設置した室内を除く基底現実上の存在及び非存在が全て静止します。

そう、このオブジェクトの本当の新たな異常性は「心拍が時計と連動していた人間に心停止が発生した場合、その人間以外の全ての時間が停止する」というものであった。平林管理官に最期までその自覚はなかったが、実は時間が停止した原因は急性心不全による心停止だったのである。ただし例外があり、SCP-001-JP-Aを除くヒトは壁面内部にいても停止する。

SCP-001-JP-Aは静止している物質を動かすことができるが、移動させるには直接力を加える必要がある。なので、先述した通り家電製品や生命などのSCP-001-JP-Aが直接供給できないエネルギーを前提としたものは動かせない。また、静止している物質であっても食べて体内に取り込む事で影響範囲外となる。食べた時に味がしないが。BZHRによる複製体も同様にこいつの影響範囲外となる。BZHRが設置してあるのはこの特性を利用した使い方を想定しているためである。*5

この基底現実の静止はSCP-001-JP-Aの心拍の恒久的停止*6により終了する。そのため、不死者などの条件を満たすことができない人間がSCP-001-JP-Aとなる事はTK-クラス:世界静止シナリオを誘発する。*7

SCP-001-JPは当初「ヒトの心拍数と同期した秒針を持つ時計」としてAnomalousアイテム分類され、サイト管理官の希望によってサイト-8181管理官室に設置された。だが、2019/3/31 23:50に発見された管理官の死体とコンピュータ内に残されたログから再調査が行われ、その後の財団忠誠度の高い職員による再調査により異常性の詳細が判明した為、それを基に先述したプロトコル・ヴェルダンディの作成が行われ、オブジェクトは正式にSCP-001-JPとして登録された。
ここからはプロトコル・ヴェルダンディについて説明する。

プロトコル・ヴェルダンディの概要

「心停止が発生すると時間が停止する」という異常性をK-クラスシナリオが発生する前に発動させる事で世界終焉を大幅に遅らせ、K-クラスシナリオへの対応の猶予を与える「プロトコル・ヴェルダンディ」の作成、並びにSCP-001-JPのThaumiel分類が行われた。つまりこいつは「自らの命と引き換えに時間を停止させK-クラスシナリオに対応できるThaumielクラスオブジェクト」な訳である。

そんで、このプロトコルはK-クラスシナリオが起こって「世界が滅びそう!」ってなった時にこの時計を利用して対処するための手順を示したものである。プロトコル・ヴェルダンディの遂行を許可される職員は1年に2度O5により選出される。

次に選出基準を記載する。適度に要約して箇条書きにする。
  • 家庭を持っておらず、両親を亡くしている
  • 財団に5年以上勤めている
  • 過去に問題行動を起こしたことがない
  • 財団の所有する機器、技術に対する充分な知識がある
  • 忠誠心が充分にある
  • 非異常性である
選出された職員はサイト-8101に異動する。*8
K-クラスシナリオの予測時に選出職員にこの報告書のアクセス権限が与えられ、この報告書を含む当プロトコルに関連する資料全てが送信される。次にこのプロトコルの手順を示す。

1. サイト-8101の地下室に入り、SCP-001-JPを壁に掛け、ロッカーの中にある薬物を自身に注射し心停止を起こす

まず一度死ななければならない。最初から容赦ない。

2. 時間が止まったら、収容室にある物資及び資料の全てを用いてK-クラスシナリオの回避を試みる。自身が寿命を迎えるか人手不足の場合BZHRに皮膚膜を入れ自身を複製する

次に頭脳と身体をフル稼働させて世界終焉を防ぐ。これがこのプロトコルの核と言っても良いだろう。
以下にK-クラスシナリオへの対処法を表記する。

AK-クラス:世界終焉シナリオへの対処→記憶処理剤ENUI-5を全世界散布し、またそれに類するミームエージェントを作成せよ

CK-クラス:再構築シナリオへの対処→シャンク/アナスタサコス恒常時間溝(XACTS)を始めとする空間に影響を与える技術を用いて現実を"再構築"せよ

SK-クラス:支配シフトシナリオへの対処→静止中に全ての新支配種を終了せよ

XK-クラス:世界終焉シナリオへの対処→原因となる要因の破壊等で解決せよ

AKやCKはそれっぽい手順だがSKに関しては「今すぐ世界征服しろ」レベルのゴリ押しである。XKもまあまあ丸投げな手段だが。もっと他に手順なかったのか財団。*9

3. K-クラスシナリオの回避に成功した場合自殺する。これはBZHRによる複製体も含む

最後にもう一回死なないといけない。本当に容赦がないが世界を救うにはこうするしか方法がないのだ。ちなみに、プロトコル・ヴェルダンディはBZHRの耐用年数である200~300年以上、世界滅亡を先延ばしすることが可能である。

O5の言葉

記事の最後にO5評議会員のトップナンバー、O5-1による手記が残されているので全て記載しておく。

自身が死ぬことが確定していても、世界のため暗闇の中1人戦い続けることができる職員など限られている。平林管理官の最期はそれを証明したといえる。諦める事は、普通のことだ。

だが、限られていても確かに存在はするのだ。そして、選出された職員たちはそうであると信じている。

これから任務に就く全ての職員に向け、管理者の言葉を引用する。

「人類が健全で正常な世界で生きていけるように、他の人類が光の中で暮らす間、我々は暗闇の中に立ち、それと戦い、封じ込め、人々の目から遠ざけなければならない」

暗闇の中で死ぬまで戦い続けよ。我々に諦める事は許されない。
-O5-1

諦めたくなっても世界のために、たとえ孤独であろうと持てる力の全てを出してひたすら死ぬまで戦い続けろ、という事である。とても重いが世界を救うためにはこうするしか方法はないのだ...。

極夜灯

この提言を根幹とするカノン「極夜灯」についても触れておく。
提言の著者であるmeshiochislash氏が中心となって誕生したこのカノンでは、プロトコル・ヴェルダンディを遂行する職員に焦点を当てる。
自分以外の全てが静止した暗闇の中で世界を救うべく奮闘し、誰にも知られることなく犠牲となる職員と、そんな荒業を実現させる時計を通して、「暗闇の中の自己犠牲」と財団の理念について描いた作品が集まっている。

切り札は世界を闇に隠します。また、そこでただ一人だけ灯を持ち、世界を救った無名の職員の功績も。
しかしその灯は、最後には消えるとはいえ、誰にも見られないとはいえ、たしかに灯っていたのです。

追記・修正はプロトコル・ヴェルダンディを遂行してからお願いします。


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最終更新:2021年09月17日 14:58

*1 心拍数がどんなに違っていようが必ず60秒で1周する

*2 このナンバリングは管理官の独断であり、且つ仮のものである

*3 非異常性の人間の複製体を生成できる装置で、SCP-2000にも搭載されている

*4 要約するとSCPの全情報

*5 SCP-001-JP-Aから分裂した全ての細胞は同様に影響範囲外になる為

*6 簡単に言えば拳銃による自殺等

*7 心停止で死亡できないので時間が停止したままになる

*8 この為、現在サイト-8101に存在する全職員の5%はプロトコル・ヴェルダンディ遂行のため選出された職員である

*9 時間止まってるんだからゴリ押し出来るだろ、的な意味なのかもしれないが