サキュバスラプソディア

登録日:2021/10/08 Fri 20:15:40
更新日:2025/05/18 Sun 16:21:26NEW!
所要時間:約 6 分で読めます




これは夢。ただの夢想


サキュバスラプソディア』とは、2014年に発表、2017年に発売された、サークル「Dreamania」にして「wiz」氏製作のエロ同人ゲームである。


概要

大手大御所の同人エロゲ『Succubus Quest』及びそのフリーゲーム短編とは一切合切関係のないファンゲーム……だったのだが、
製作途中にてSQDTの音楽担当スタッフが参加した事もあって、「公認ファンゲーム」「魂の続編」という位置付けである。
繰り返すが、『サキュバスクエスト』及び同短編製作サークルであるSQDTとは一切合切関係が無い点に注意。要望や報告などがあってもそっちに連絡することはないように。
またSQ同様かなりの数のMODが存在し、かなり息の長い作品でもある。


あらすじ

気が付けば辺りは混濁した夢の世界だった。
この世界は、妖艶な姿を持つ「夢魔」と呼ばれた脅威が蔓延る魔性の地。
彼女らは只々人間を誘惑し、廃人へと変える堕落の導。
ロウラットの夢は、彼女らによって淫靡で塗り潰されて行く。
その果ては、狂乱の夢か、安寧の現実か。
――金色の夢魔は、返事を期待していないように言い放つ。
「ばかね。夢が現実でないはずがないでしょう」
(販売ページより引用)


ゲームシステム

セックスバトルRPG

『サキュバスクエスト』オマージュ作品なので、シンボルエンカウント方式を採用。当然戦闘は全てセックスで行われる。

  • SPが尽きても、VPが残っていれば起き上がれる
EP(HP)が尽きてしまうと絶頂(射精)であるのはSQ同様だが、絶頂してもVP(他のゲームでいうMP)が大きく消費されるだけで済み、
一時の衰弱の後に立ち直ることが出来る。
なお、トドメを刺された時のオーバーキル具合で消費されるVPが大きく変わり、
戦闘でVPを消耗していた、攻撃力の高い相手からとどめを貰うなどして、一度の絶頂で即戦闘不能となるケースも多々ある。

  • 夢魔と契約を結んで仲間に出来る
SQDTとの大きな違いとして、野良の雑魚キャラ、宝箱を守っている強化ザコ、及びボスキャラを仲間にすることが可能であり、
戦闘は主人公と味方の2人、控えの2人の四人パーティで、複数の敵に挑む団体戦での戦いとなる。
なお、主人公は必ずスタメンであり、主人公が倒れるとゲームオーバー。故に主人公を控えに回せるようになるMODが人気である
また、夢魔たちは共に夢世界を探索していると空腹になっていき、限界まで空腹になってしまうと主人公が襲われて戦闘となる。
道中で主人公のVPを消費して[[ぶっかけ]]空腹を満たすことで回避できるが、強力な夢魔はだいたい空腹になりやすいという弱点を抱えている。

  • 拠点の存在
EPとVPが全回復出来るのはもちろんのこと、仲間の入れ替えや、装備品とは別枠のルーンを刻印して主人公や仲間を強化したり、
負けてもゲームオーバーにならない、仲間との模擬戦(いちゃラブ)が可能である。


登場人物

  • ロウラット
SQのラルス同様の無口系主人公。
まだ半人前の魔法使いの青年であり、魔女ラーミルの師事のもと修行を行っていた。
しかし、魔女ラーミルが寝たきり目を覚まさなくなり、彼女の研究である「夢干渉」を調べていたところ、彼もまた夢世界へと巻き込まれてしまった。
魔女の弟子らしく、入手した素材を基にアイテムを調合したり、自分や仲間にルーンを刻印して強化することが出来る。ただし「精神力」ステータルは低め。
……ちなみに唯一の男キャラであるが、挿入(インサート)可能な夢魔は存在する。

  • ラーミル
街の自警団を勤める「秩序の魔女」にして、本作のヒロイン。
囚われのヒロインかと思えば、以外にも物語序盤よりロウラットと合流と思いきや……
エッチなことは嫌い、目くらましだけでザコ戦を乗り切っていた模様。
ロウラットが自衛のために夢魔と交わったことに関しては諌めつつも、夢に溺れないようにとは強く忠告してくる。

  • リジェオ
「落ちこぼれ」の二つ名を持つサキュバス。貧乳。
おそらくロウラットが最初に出会うであろうユニークキャラ。
落ちこぼれの二つ名こそ持ち、素早さが高くスキルを活かした支援や魔術が得意な反面、雑魚にも見劣りする紙装甲。
ただ彼女と戦うときはレベル20と序盤の割に高く、プレイヤーがまだ戦闘システムに理解していない頃に戦うこともあって、舐めてかかると痛い目にあう。
「ある目的」のため、夢世界各地を奔走しているようだが……
+ ネタバレ
魔王を封じた饗宴の魔女「カオシア」の弟子で、夢世界に囚われた彼女への恩義に報いるべく奔走している。

  • フルビュア
「美の体現者」の二つ名を持つ最強クラスの夢魔であり、体験版ラスボス
本作においても強大なボスとして立ちはだかる。
自分の美貌に対する絶対的な自信を持つナルシスト…であるのだが、如何なる罵声も自らの称賛として受け取ってしまう、
そのため全状態異常を無効にするというとんでもない奴である。
+ ネタバレ
物語における黒幕かと思いきや、彼女自身は引きこもって自画自賛する以外は特に何もしていない

  • 魔王ギルゴーン
人類の敵・魔族の王。
現世に君臨したら非常にマズい存在だが、一応魔女の力添えで幽閉されている。
しかし、そんな魔王もロウラット同様、夢世界に入り込んだようで……
+ ネタバレ
本作における貴重なロリ。ロリババア。
世界のパワーバランスを担う戦闘力自体は本物だが、夢世界での夢魔はセックス以外の干渉を受け付けないので役に立たない。
夢魔たちに長年調教されたせいで全身性体感とも呼べる状態であり、二つ名も頑丈な玩具にされる始末。
仲間になってもステータス最弱のクソザコだが、最強のサポート性能を持つ。

  • キャスト
「賑やかし」の意味を持つ雑魚キャラであり、個人が対象に抱いているイメージを核に夢世界に君臨することが出来る存在。
要はRPGでいうところのNPCである。
夢魔でもなんでもないので戦闘力は敵としても味方としても最弱。
しかし、空腹になりにくい、連れているだけで恩恵が受けられるアビリティを持つなどの理由で、仲間としては序盤から終盤にかけてお世話になる。
+ ネタバレ
ロウラットがラーミルに、ラーミルがロウラットに抱いている劣情より生まれてしまった「特殊なキャスト」が誕生してしまう。
物語序盤に出会ったラーミルも実はロウラットによって生み出されたキャストであり、本物のラーミルは夢世界の最奥にてロウラットキャストを犯し続けている。
黒幕との因縁に決着をつけるベストエンドルートにて「顔のないキャスト」と戦闘することになるのだが、このシーンは口上も特殊なものとなりかなりのホラー。


もんぱらでの活躍

もんむす・くえすと!ぱらどっくすRPG』にて開催されたコラボ企画、「夜の国と七つの世界の勇者達」にてまさかの本作が参戦。
物語序盤にて、ロウラットと何故かラーミルそっちのけでヒロイン扱いされているリジェオが、そしてのちに仲間になるボスキャラとしてフルビュアとギルゴーンが参戦している。

本作における「夢魔」は「快楽技以外の攻撃が全て無効」「快楽技しか使えない」「快楽技は如何なる手段を以ても無効、吸収、反射が出来ない」という特殊な耐性を持っており、
コラボ中に敵対する夢魔にはもんぱらにおける既存の戦術が通用せず、雑魚敵にも苦戦しがちな仕様となっている。
幸い、同じくゲストキャラである『三枚のおふだ』の大明海が強力な全体快楽技を持っている他、ラルスやロウラットも快楽技を使用可能である。
カズヤ?白念?逆レイプゲーム出身キャラは使えないよ

キャラ性能としては、
  • ロウラット ⇒ 中章時点では唯一となる威力SSSSの高威力黒魔法が使用可能。瀕死になったら強化される固有アビリティもあってとんでもない一発屋に。ルカさんと同じように快楽攻撃に晒されるが、こちらはルカさんと異なり快楽攻撃を使用可能。
  • リジェオ ⇒ 夢魔であるため快楽技以外を遮断。イベントによってくノ一や魔法少女をマスター。素早さと回避率が大幅にアップする固有アビリティを持つ。固有装備がやたらと魔法少女推しであり新規書き下ろしカットインあり
  • フルビュア ⇒ リジェオ同様夢魔である他に、全状態異常無効、種族クィーンサキュバスを最初からマスターそして相変わらず何もせず引きこもってる
  • ギルゴーン ⇒ 最強の攻撃性能を誇るが、快楽技が如何なる手段を以てしても無効吸収反射できず、被ダメージも5倍になる。それこそ劣化サキュバスのインプにすら負けるほど。でもルカさんを物理的に叩きのめして無抵抗にした後に逆レイプする
と、かなり一癖ある仕様となっている。


余談

  • 本作のMODを導入していないバニラでの評判は、正直あまり好ましくない。
    ①ダンジョンが長くて複雑、シンボルエンカウントであるが敵も多い。ダッシュ中に敵シンボルと接触すると不意打ち扱いで先手を取られる。
    ②戦闘がムード上げから必要なセックスバトルなので、一戦一戦に時間が掛かる。
    ③レベル上げ、素材集めのマラソンが必要になる。
    なにせリスペクト元より10年近い年月が流れたことにより、質より数が求められる、一つのゲームに長々と時間をかけずに遊ぶプレイヤー層の変化が大きな要因だと思われる。
    なお、MODを導入すれば『簡易戦闘』システムによりこれらの問題をほぼ解決してくれるので、今から遊ぶのであればぜひ導入を検討されたい。

  • 原作での絵師ともんぱらでの絵師が違う理由については、もんぱら発売先であるとろとろレジスタンスより明かされていない。

+ 作品とは関係のない、近年の騒動について
きっかけは『とある創作群』に、NTRを書けとしつこく粘着する荒らしが現れたことから始まった。
そして、本創作群のファンであり、また『Succubus Quest』のmod製作者でもあった人間たちが、
「サキュバスラプソディア作者が、『とある創作群』作者にNTRを書けと捨て垢を使って粘着している」というデマを流したのである。
憶測を流しただけに飽き足らず、掲示板やWikiサイトをはじめとした各所にリンクを貼り拡散、それを数年間にわたって続けたのである。
サキュバスラプソディア作者「wiz」氏は終わらない被害に悩み弁護士に相談。
最終的に誹謗中傷をしていた人間のうちの1人に裁判を起こし、自身の身の潔白を証明して勝訴、損害賠償を請求した。
…というのが一連の流れである。

なお、誹謗中傷を行っていたのは1人ではなく、そのうちの1人は未だにツイッターを始めとした場所でデマの拡散を行っている。


追記・修正は夢の中からお願いします。

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最終更新:2025年05月18日 16:21