宮内れんげ

登録日:2021/10/09 (土) 22:22:35
更新日:2022/04/13 Wed 01:11:11
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宮内れんげ(みやうち れんげ)とは漫画『のんのんびより』の登場人物。

【プロフィール】

あだ名:れんちょん
誕生日:12月3日
血液型:B型
身長:116cm→120cm*1
CV:小岩井ことり

【概要】

旭丘分校に通う最年少の小学1年生(最終話で小学2年生に進級)。

三姉妹の末っ子であり、姉に宮内一穂、宮内ひかげを持つ。

本作のメインキャラクターの一人であり、こう見えても小学生であるが、ファンからは「天才」と呼ばれているほどの頭が良い一面も持っている。

【容姿】

髪型は薄い紫色のような銀色のツインテールであり、目の色は赤。

ツインテールには、リボンがあるが元々ひかげが付けていたものであり、駄菓子屋の加賀山楓に付けてもらったものである。

髪型には、作者の前作『こあくまメレンゲ』に登場する主人公の久遠春風と同じく、頭から噴水して見える双葉のようなアホ毛を持つ。

目はジト目であり、三角口の無表情な顔立ちをしている。

【人物】

小学生1年生であるにもかかわらず、どこか達観している。
また、感情に対する表情の変化が乏しく、特に笑顔を見せる機会は皆無と言っていいほど。しかし感情そのものは好奇心旺盛な性格も相まって豊か。

駐在所のおまわりさんの長女で、れんげの1歳年下であるしおりと出会ってからは何かとお姉さんらしく振舞おうとする一面を見せるようになる。

両手を上げてしまう癖を持っており、よく手にはリコーダーを持つことも多い。

一人称は、「うち」であり、「のん」、「○○なのん」、「○○なんな~?」などの語尾を付けて話している。
ちなみに、夏海や一穂も頻度こそ少ないが同様の話し方をすることがあり、地元の方言(訛り)と考えられるが、れんげだけは常にこの話し方である。

苦手な食べ物はピーマンで、周りの大人からは時折ネタにされる。
カレーは好きであり、赤ん坊の時に給食のカレー容器を棚から引きずり出し、地面にぶちまけてしまった事件があり、この時にカレーを舐めたことで早くから味を覚えている。

一学期にはオール5の成績を取っており、テストでも100点を取るほど成績優秀。言動も小学生とは思えないほど天才的な一面を持っている。

赤ん坊の頃から絵を描くことが好きで、コンクールに出せば賞が取れるといわれるほど絵が上手い。
が、芸術のセンスは独特で、謎のテーマを付加してグロテスクな絵柄になることも。また、職人気質で完成する前の絵は他人には見せたがらない。
そのため、しつこく見ようとしてくるひかげにキレた時には高速鎖骨突き(そすんす)で制裁した。

独特な感性は普段の言動にも現れており、挨拶の「にゃんぱすー」*2を筆頭にさまざまな迷言を生み出す。

生き物にも独創的なネーミングセンスを発揮しており、例えば、

  • 狸に「具」
  • カニに「お塩」
  • セミの幼虫に「その日暮らし」
  • 学校で飼っているカブトエビに「ひらたいらさん」
  • ガマガエルに「あぶらみん」
  • 一条家が飼っている犬の「ペチ」に「ひざかっくん」
  • 大きな鯉に「ひかりもの親方」

と名付けている。

子供であるが、聞き分けが良く一穂・ひかげに説教を飛ばせる姉妹一の良識人。
特にひかげはお調子者の性格が災いし、れんげの忠告を聞かなかったために酷い目に遭うことも(自業自得)。

その一方で自然の中での遊びに目を輝かせるなど年相応な面もあり、みんなの可愛い妹分でもある。

普段は頭が良く無表情なため分かりづらいが、実はかなりの努力家。
表情には出していないものの、リコーダーが吹けたり、補助輪なしの自転車が乗れるようになるまで、何日間も練習をするほどの闘志を持っている。

雨天時は、祈りの化身「てるてるぼうず」に仮装している。

『のんのんびよりりぴーと』放映直前の人気投票では小鞠との競争の末、見事に1位を獲得している。

【人間関係】

一条蛍は「れんちゃん」、富士宮このみは「れんげちゃん」、楓、小鞠、ひかげからは「れんげ」、雪子は「れんげちゃん」「れんげ」と呼ぶ。

メインキャラの中でも夏海との関わりが比較的多く、自然の中での遊びを多く教わっている。
小鞠のことはほとんど年上扱いしておらず、一穂と共に「こまちゃん」呼びが標準の模様。
蛍とは、転校してから積極的に仲良くなろうとしており、その後は休日にも2人で遊ぶ仲になった。

分校には同年代の生徒がいないため、夏休みに帰省で訪れていた、同じ1年生の石川ほのかが作中で描かれる唯一の同年代の友達。
しかし、この時は親の仕事の都合で急遽帰ってしまい、さよならを言えないままになってしまった。
その後、冬休みで再会を果たし*3、お別れの時には夏休みの時に言えなかったさよならを言うことができたのだった。
この時に貰った髪飾りは、以降の話では必ず身に着けているほど大切にしている。

そして、れんげの人間関係で欠かすことができないのが楓の存在である。
元々はれんげが1歳の頃、ひかげに頼まれて楓が世話をしたことがきっかけ。子供が嫌いな楓だが、れんげだけは例外のようで、それ以降も頻繁に面倒を見ていたようだ。
そんなれんげに対する面倒見の良さは今でも続いており、自転車の練習に付き合ってあげたり、れんげが風邪をひいたときは店を閉めてでも直ぐに駆けつけるほど。
そんな経緯もあってか、現在では姉2人よりも懐いている。

【余談】

挨拶の「にゃんぱすー」については、2013年に行われたアニメ流行語大賞で金賞を受賞している。

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最終更新:2022年04月13日 01:11

*1のんのんびより りめんばー」より。単行本5巻収録の初期設定では「139cm(2012年の小5女子の平均身長とほぼ同じ)」だったが、この時点では小学四年生の設定だった。身長140cm未満の越谷小鞠より明らかに背が低いこと、同じ小学1年生の石川ほのかとほぼ同じ身長であることから、学年と共に変更されたと考えられる。

*2 作品の代名詞にもなっている「にゃんぱすー」だが、この台詞自体は原作で計8回、アニメでも数回程度しかなく、案外少ない。

*3 作中時間では半年弱のことだが、原作では初登場が17話に対して再会が110話、アニメでも初登場が1期4話で再会が3期10話と、7年以上の時間が空いている。ファンにとってはまさに待望の再会であった。