藤山富士子

登録日:2022/01/04(火) 01:09:33
更新日:2025/04/02 Wed 18:52:33
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藤山富士子とは、ジョジョの奇妙な冒険第6部スピンオフ読切『フジコの奇妙な処世術』の登場人物。


人物


グリーン・ドルフィン・ストリート刑務所に服役している女囚。24歳。
太い点のような眉にそばかすに丸眼鏡を掛けている。日系人。

子供の頃から絵を描くのが好きで、それが高じてアマチュアの画家をしており、主に春画を描いている。
値段設定は裸が100ドルで一人増える毎に100ドルずつ追加料金が発生する。スパイダーマン等のフィクションのキャラのリクエストも応じるがこの場合別途資料代を貰う。
基本順番優先だが賄賂で繰り上げは応じる。

絵を商売しているだけあり腕は高く、描くスピードも早い。
スケッチ占いという独自の占いをやっており、結構当たるらしい。

実は絵に対する病的な執着心を持っており、やめさせようとすると癇癪を起こし暴れ出す程。そもそも彼女が収監されているのは大学生だった頃に住んでいたアパートの大家から「絵ばかり描いてないで大学に行け」と善意で注意されてナイフでメッタ刺しにして実刑判決を受けた為。
罪状は少なくとも傷害。刑期は不明。

この執着心に目をつけたプッチ神父により、徐倫への刺客として後述の能力を与えられた。
但し彼女はホワイトスネイクとコンタクトを取っておらず、スタンドの事も自覚していなかった。


活躍


食堂で泣きながら絵を懇願する客に賄賂を受け取ってリクエストの絵を描いた後、エルメェスF・Fと食事をしていた徐倫に話し掛け、彼女を占う。途中までだが男運悪くてむっつりスケベという結果を出した。
その間に彼女をスケッチし、その絵を「必要ないものを楽しめるってことは精神的余裕の表れ」で「今の自分には必要かも」と感じた徐倫に売ってくれるよう頼まれ、スケッチという事で20ドルで渡した。

彼女が徐倫に話し掛けたのはDlSCに徐倫を強く意識するよう命令された為であり、嬉しさから気持ちが抑えられず多くの絵を描き、徐倫を強烈な快感へと陥れた。

だが、ここでプッチ神父も予想しなかった誤算が起こった。徐倫への感情を拗らせ彼女を題材として宗教画を描き出した。その影響で徐倫は打って変わって悟りを開いたかのような精神状態となった。

直後に煩悩に打ち克ち悟りを開いたブッダのような精神力を徐倫に与えてしまうかもしれないというささやかな気掛かりを覚えた神父にスタンド能力と徐倫に関する記憶を抜かれ、『なかった事』にされた。
スタンド能力を失った為客足こそは減ったもののそれでも需要自体はあるようである。


スタンド名『バッド・ロマンス』


本体が描いた絵を受け取った者の精神状態をコントロールする。
ヴィジョンは頭が剣山のようになり目の部分がハート型にカットされた宝石のような目をしたメットを被った人型。

能力発動の条件は対象を題材にして絵を描く事。描いた絵が多ければその分影響は大きくなる。精神状態はその絵のテーマで決まる。
精神のコントロールは強力で、劇中では術中に嵌まった徐倫が痛みで誤魔化そうとしてもそれが更なる快感となっていた。
刑務所に入ってからの方が絵が売れていた事や、スタンドを失ってから客が減った事から春画と組合わさる事である種の中毒性を生み出していた可能性がある。


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最終更新:2025年04月02日 18:52