サイバー・レーザー・ドラゴン/サイバー・バリア・ドラゴン(遊戯王OCG)

登録日:2022/07/06 Wed 19:16:50
更新日:2025/05/06 Tue 06:05:03
所要時間:約 3 分で読めます




サイバー・レーザー・ドラゴン及びサイバー・バリア・ドラゴンは『遊戯王OCG』のカード。
どちらもサイバー・ドラゴンの派生カードである。

●目次

【サイバー・レーザー・ドラゴン】

◆サイバー・レーザー・ドラゴン
効果モンスター
星7/光属性/機械族/攻2400/守1800
このカードは通常召喚できない。
このカードは「フォトン・ジェネレーター・ユニット」の効果でのみ特殊召喚する事ができる。
このカードの攻撃力以上の攻撃力か守備力を持つモンスター1体を破壊する事ができる。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。

◆フォトン・ジェネレーター・ユニット
速攻魔法
自分フィールド上の「サイバー・ドラゴン」2体を生け贄に捧げて発動する。
自分の手札・デッキ・墓地から「サイバー・レーザー・ドラゴン」1体を特殊召喚する。

専用の速攻魔法でのみ出せる特殊召喚モンスター。
モンスターを破壊する効果自体は、コストもデメリットも無いので使いやすい。
逆に、わざとこのカードの攻撃力を下げて除去範囲を広げるなんて変わった芸当もできる。

難点はカードを3枚も消費すること。
《サイバー・ドラゴン》自体は特殊召喚効果を持つものの、特殊召喚の条件から2体以上展開するには他のカードを使わなければいけない。
《サイバー・ドラゴン》として扱う下級モンスターを追加で召喚するといった方法が必要になる。
《サイバー・ドラゴン・コア》に《機械複製術》を使うなら、《サイバー・ドラゴン》を追加で2体展開は可能。

しかし、《サイバー・ドラゴン》がフィールドに2体揃っているなら《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》を出せてしまう。
あちらは攻撃力関係なしの除去能力を持つ上、無効化も可能。

フォトン・ジェネレーター・ユニットは速攻魔法なので、《サイバー・ドラゴン》で攻撃後に発動、特殊召喚し追撃といった運用は可能。
しかし、その用途で考えても、

◆サイバーロード・フュージョン
速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールド及び除外されている自分のモンスターの中から、融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを持ち主のデッキに戻し、
「サイバー・ドラゴン」モンスターを融合素材とするその融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。このターン、この効果で特殊召喚したモンスター以外の自分のモンスターは攻撃できない。

と、2連打できる《サイバー・ツイン・ドラゴン》に繋ぐ追撃手段があり、《サイバー・レーザー・ドラゴン》を使うメリットは除去能力を持つことだけである。
そもそも《サイバー・レーザー・ドラゴン》の効果は相手ターンには使えないので、速攻魔法との相性は悪い。

一応手札に来ても出せるが、肝心の《フォトン・ジェネレーター・ユニット》のサーチ手段がサイバー流とほとんど関係ない【フォトン】のNo.90 銀河眼の光子卿ぐらいしかない。
「サイバー」と「フュージョン」のサポートを受けられる《サイバーロード・フュージョン》とどちらがサーチしやすいかは比べるべくもない。

ちなみに《フォトン・ジェネレーター・ユニット》の特殊召喚範囲に墓地が含まれるのを見て「一度正規に特殊召喚した後墓地に行ったサイバー・レーザー・ドラゴンにしか使えないと考えた人もいるかも知れないが、このカードでの《サイバー・レーザー・ドラゴン》を墓地から特殊召喚するのは「墓地からの蘇生」ではなく「正規の手順による特殊召喚」扱いなので、手札コストなどで墓地へ捨てられた《サイバー・レーザー・ドラゴン》にも使用可能。
(後述する《アタック・リフレクター・ユニット》はそもそも墓地が召喚範囲に含まれていないので混同しないよう注意。)

【サイバー・バリア・ドラゴン】

◆サイバー・バリア・ドラゴン
効果モンスター
星6/光属性/機械族/攻 800/守2800
このカードは通常召喚できない。
このカードは「アタック・リフレクター・ユニット」の効果でのみ特殊召喚する事ができる。
このカードが攻撃表示の場合、1ターンに1度だけ相手モンスター1体の攻撃を無効にする。

◆アタック・リフレクター・ユニット
通常罠
自分フィールド上の「サイバー・ドラゴン」1体を生け贄に捧げて発動する。
自分の手札・デッキから「サイバー・バリア・ドラゴン」1体を特殊召喚する。

こちらは守備的な効果を持つ。
効果の都合上、相手のバトルフェイズに特殊召喚することが望ましく、素材も一体だけで済むのでレーザーよりは楽。
守備力2800と高く、効果を考えず守備表示にすればと考えられるだろう。

しかし、効果は攻撃を1回無効にするだけであり、《アタック・リフレクター・ユニット》の代わりに《くず鉄のかかし》を入れても遜色ない動きが可能。
単体で動けない《サイバー・バリア・ドラゴン》を入れる分、手札事故の確率が上がってしまう。

また、攻撃表示でしか使えない点が致命的であり、攻撃力800では適当なモンスターの攻撃を凌いだところで追撃のモンスターの攻撃で戦闘破壊されてしまう。

勘違いされやすいが、目玉の攻撃無効は任意効果ではなく強制効果。つまりどんなモンスターが相手でも攻撃して来たら強制的に発動する。
つまり、返り討ちにできる状況でも無効化してしまう。

とはいえ、決して悪いことばかりではない。
例えば、この攻撃無効は永続効果であり発動を伴わないため、戦闘に滅法強い《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》の攻撃を無効化して防ぐことができる。
くず鉄のかかしではライトニングの攻撃は防げないので、限られた条件下では使えるカードと言えるだろう。相手フィールドのモンスターがライトニング1体だけなのはめったに起こらないことだが

ご覧の通り、マトモに運用するには問題が山積みだが……

【転機】


ボーン・フロム・ドラコニス
通常罠
このカードを発動するターン、自分はこのカードの効果以外ではモンスターを特殊召喚できない。
①:自分の墓地及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、機械族・光属性モンスターを全て除外して発動できる。
手札からレベル6以上の機械族・光属性モンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力・守備力はこのカードを発動するために除外したモンスターの数×500になり、
自身以外のカードの効果を受けない。

上記のボーン・フロム・ドラコニスのおかげで召喚条件を踏み倒せて出せるようになった。
どちらに関しても機械族・光属性モンスターを大量に除外して特殊召喚すれば高い攻撃力とカードの効果を受けない耐性を得られるため、一転してアタッカーとなる。
《サイバー・バリア・ドラゴン》に関しては、攻撃力を上回るモンスターが出てきた場合でも1度なら攻撃を無効化でき、耐性の穴を若干ではあるが補える。

除外可能なモンスターが少ない場合でも、《サイバー・レーザー・ドラゴン》は攻撃力が下がる分破壊範囲が増えるのでむしろメリットになる。

また、墓地コストとして除外したモンスターは《サイバーロード・フュージョン》で融合素材に利用できるためリスクは抑えやすい。

ただ、やはり単体では事故札になるのは変わりないので、なるべく採用枚数は控えめにしておきたい

【アニメでの活躍】

どちらも丸藤亮が使用。
バリアのみ、アニメでは蘇生制限が無かった。
効果の成功率はまあまあ高く、何度も亮の窮地を救っている。
また、この手のカードにしては珍しく途中でフェードアウトすることなく最後まで亮のデッキに採用されていた。それでほとんど手札事故を起こさなかったからすごい



追記・修正は、三体のサイバー・ドラゴンからレーザーとバリアを特殊召喚した人がお願いします。

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最終更新:2025年05月06日 06:05