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くず鉄のかかし(遊戯王OCG)

登録日:2011/03/09 Wed 08:13:19
更新日:2026/06/01 Mon 01:29:03
所要時間:約 5 分で読めます





断ち切らせはしない!

トラップ発動!《くず鉄のかかし》!


《くず鉄のかかし》とは、『遊戯王OCG』に存在するカード。

《くず鉄のかかし/Scrap-Iron Scarecrow》

通常罠
(1):相手モンスターの攻撃宣言時に、
その攻撃モンスター1体を対象として発動できる。
その攻撃を無効にする。
発動後このカードは墓地へ送らず、そのままセットする。



概要

「遊戯王ファイブディーズOCG スターターデッキ」(2008年3月発売)で登場した通常罠。

相手モンスターの攻撃を無効にする、「攻撃反応型罠」の1つ。
さらに《攻撃の無力化》等の通常の攻撃を無効化する罠カードと違い、発動後もそのまま自身の効果でセットされるので、何度も使用出来るのが最大の特徴である。
もっとも、罠カードはセットしたターンには発動できないので、1度発動したら次に発動できるのは次の相手ターン以降。
要するに「1ターンに1度だけ相手モンスターの攻撃を無効にする」と考えれば良い。

遊戯王5D's』の主人公・不動遊星が初期から使用する1枚であり、幾度となく遊星のライフやモンスター達を守り抜く活躍を見せた事から、視聴者からは「かかし先生」の愛称で親しまれている。


相性の良いデッキ

1ターンに1度攻撃を防げるという効果はそれなりに汎用性はあるが、単に「相手の攻撃を抑制する」目的であれば、
が優先されやすいので、採用率自体はそれほど高くはない。
こちらを採用するのであれば、モンスター1体でしか攻撃できなくする《暗黒の扉》や、1ターンに1度セットしたターンに罠を発動できる《王家の神殿》と併用すると効果が増す。
異次元の女戦士》やリクルーターの自爆特攻を防ぎたいけど、相手モンスター1体の為だけに《聖なるバリア -ミラーフォース-》使うにはなんか勿体無い…といった状況などで防いだりするのも良いかも知れない。

レベルを持たないエクシーズモンスターの実装直後では、ロックやコントロール系デッキで《スカラベの大群》等を守る手段として、《レベル制限B地区》や《グラヴィティ・バインド-超重力の網-》よりもこちらを優先する事も増えた。


【悪シノビドロー】では《悪シノビ》の効果を最大限生かせるカードとして投入されている。
カイザーコロシアム》が禁止カード入りする前は、【トゥーン】の派生である【トゥーンコロシアム】においてもトゥーンの能力を最大限に活かせるため、必須カードに近い扱いを受けていた。


また、「相手ターンにカードをセットできる」という特徴から、魔法・罠カードをセットするたびにシンクロモンスターを呼び出せる《アルティマヤ・ツィオルキン》と共に投入されることも。
《アルティマヤ・ツィオルキン》自体は攻守0なので攻撃対象に選ばれてしまうと戦闘破壊されやすく、戦闘から守った上で展開を行える点で相性が良い。

ただし、一度目は相手も発動を許すだろうが二度目はまずないので、《アルティマヤ・ツィオルキン》の効果目的で使うのであればそこまで相性が良いわけではない。
基本的には攻撃を防ぐついでに召喚…という形で使用することになるだろう。


『デュエルターミナル』やゲーム『最強カードバトル!』等のスピードデュエルでは、《シールド・ウィング》・《マシュマロン》等と共に使えば、除去しない限り攻撃を何度でも受け止める最強の罠カードとして降臨する。
というか必須カード。かかし先生よかったね!


アニメでの活躍

前述の通り、『5D's』本編で遊星のピンチを幾度となく救ってきた1枚。
大体序盤で発動させた後は相手に対策されて破壊されてしまう事が多いが、それでもフォーチュンカップ編・ダークシグナー編・イリアステル編、と数多の戦いで使われた実績と信頼は本物である。

最終決戦におけるZ-ONEとのフライングデュエルでは、三度の時械神の攻撃を防ぎ、遊星のピンチを救った。
そして、これはかかし先生の過去最高の発動回数でもある。
まさしく安心と信頼のかかしさん。

実際龍亞にも「守りのエースカード」と評され、長年遊星を守り続けてきたかかし先生に相応しい称号といえる。

ちなみに初登場時は牛尾哲が発動した《ギャクタン》によって無効化された。
初登場なのに……


遊星以外にも、旧サテライトに住む屑山鉄蔵(通称:かかし先生の同僚)というじーさんが《くず鉄のかかし》の派生(?)カードを用いていた。


「くず鉄」シリーズ

「くず鉄の○○」という名前のカードは他にも存在し、いずれも発動後セット状態に戻る効果を持つ罠カードとして登場している。
2025年現在OCGに登場しているものは、カウンター罠である《くず鉄のシグナル》を除いて通常罠。


《くず鉄の像/Scrap-Iron Statue》

通常罠
「くず鉄の像」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手フィールドの既に表側表示で存在している魔法・罠カードがその効果を発動した時に発動できる。
そのカードを破壊する。
発動後このカードは墓地へ送らず、そのままセットする。
(2):このカードが墓地へ送られた場合、
自分の墓地の「ジャンク」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。


永続魔法・罠に対するメタカードだが、《くず鉄のかかし》同様の理由で2度目以降の発動は難しい。
そもそもカードの発動ではなく、すでに表側表示の魔法・罠カードで効果を発動するタイプのものがほとんどないという問題もある。
大抵の永続魔法・罠カードは対象外であり、有用なのだと一部のフィールド魔法やペンデュラムモンスターくらいしか狙いどころがない。

基本的には(2)の効果により、ジャンクモンスターの蘇生カードとして使うのがベターだろう。
鉄蔵はこのカードは使用していないが、イラストになっているのは鉄蔵がマーサハウスの前に作った《スターダスト・ドラゴン》のスクラッ…ブロンズ像である。


《くず鉄のシグナル/Scrap-Iron Signal》

カウンター罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):Sモンスターを素材として必要とするSモンスターが自分フィールドに存在し、
相手がモンスターの効果を発動した時に発動できる。
その発動を無効にする。
発動後このカードは墓地へ送らず、そのままセットする。

「デュエリストパック-レジェンドデュエリスト編6-」(2019年11月発売)で登場したカウンター罠。

OCG初にして、2025年現在では唯一のくず鉄カウンター。
「発動後セットされる効果」を持つ罠カードとしては初のカウンター罠でもある。

モンスター効果をノーコストで潰せるが、発動条件がちょいと面倒。
必要とされるのは「シンクロモンスター」を素材として要求するシンクロモンスター。
つまりはシンクロ素材指定が「Sモンスター/シンクロモンスター」表記か、「シンクロモンスターのカード名」表記のシンクロが必要となる。
出しやすさや維持の手間を考えると《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》がベスト。


《くず鉄の神像/Scrap-Iron Sacred Statue》

通常罠
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の墓地・除外状態のレベル7・8のドラゴン族Sモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズにEXデッキに戻る。
発動後このカードは墓地へ送らず、そのままセットする。
(2):セットされたこのカードが相手の効果で破壊された場合に発動できる。
EXデッキから「赤き竜」1体を特殊召喚する。

第12期第1弾パック「DUELIST NEXUS」で登場。

レベル7・8のドラゴン族シンクロモンスターを蘇生・帰還し、発動した自身をセットする効果、セット状態で相手に効果破壊された場合にEXデッキの《赤き竜》を特殊召喚する効果を持つ。

(1)はレベル7・8のドラゴン族シンクロモンスターの蘇生・帰還。
自身が再セットされるため、対象先が複数存在するか、あるいはバウンス前に墓地へ送るか除外する事ができれば毎ターン利用できる。
自分ターンではエンドフェイズ前に特殊召喚したモンスターを各種素材やリリースで墓地へ送っての使い回しも狙いやすい。
相手ターンではエンドフェイズ前の処理が難しいため、バウンスされる事を割り切って使用する事になるか。


アニメオリジナル

いずれも鉄蔵が使用。

  • 《くず鉄の落とし穴》
通常罠
相手モンスターの特殊召喚に成功した時に発動できる。
そのモンスター1体を相手の手札に戻す。
発動後このカードは墓地に送らず、そのままセットする。

特殊召喚用の《キックバック》。
鉄蔵は「特殊召喚を無効にして手札に戻す」と言っていたが、テキストに従えば召喚自体は止められない。

劇中では《BF-極北のブリザード》の効果による《BF-蒼炎のシュラ》の特殊召喚に対して発動したが、仮にシンクロに対して使えばかなり鬱陶しいだろう。
ちなみに《奈落の落とし穴》と同じ理由で、効果による特殊召喚にも対応。
条件付きだが何度も使い回せる《強制脱出装置》のようなもので、またその名称からもし実装されたら彼女達が非常に喜びそうなカードである。

  • 《くず鉄のバリケード》
カウンター罠
フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスター1体は、このターン相手のカードの効果では破壊されない。
発動後このカードは墓地へ送られず、そのままセットする。

ターン持続の破壊耐性付与+セット効果。
地味にこれ、カウンター罠である。
仮に《奈落の落とし穴》や《激流葬》を踏んでも1体は確定で守れるのが強力。
破壊以外に対応していない抜け穴はあるが、それを引いても強い。




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最終更新:2026年06月01日 01:29