デルクス(モンスターハンター)

登録日:2022/07/28 Thu 12:03:40
更新日:2025/02/13 Thu 21:36:50
所要時間:約 4 分で読めます




デルクス(Delex)とは、『モンスターハンター』シリーズに登場するモンスターの一種である。
初登場は『モンスターハンター3』(MH3)。

【概要】

「砂原」など砂漠地方に群れを成して生息する小型の魚竜種。
竜と言っても外見は完全に魚そのもの。頭部は鰐に似ている。

普段は砂の中を泳いでいて、背ビレやブレス攻撃でこちらを襲ってくる。また、時々トビウオのようにフィールドを飛び跳ねているデルクスの集団を見ることができる。
ガレオスガノトトスとは異なり、足が未発達なので陸上では這って動くことしかできない。
だから、大型モンスターのおこぼれを狙って周辺をうろついていることが多い。

砂の中にいる時は攻撃が当てにくい上、ブレスで吹っ飛ばして来るので討伐には少々ストレスがかかる。おまけに狩りたい時に限って逃げ回るのでウザいことこの上ない
ガレオス同様音爆弾が弱点なので、デルクス討伐時には必ず持っていこう。なお、ディアブロスの咆哮に驚いて砂から飛び出す光景もよく見られる。

【シリーズ毎の活躍】

  • MH3
ガレオスの後輩として初登場。MH3では魚竜種唯一の存在だった。
麻痺攻撃や無限湧きはしてこないので、初期は「ガレオスじゃなくて良かった」と言われていた。

ジエン・モーラン討伐時には、どこからともなく撃龍船に乗り込んでくるがこれもまた鬱陶しい。
バリスタを打ち込んでいる最中にタックルでキャンセル。
大砲の弾を運んでいる最中にタックルで落とす。
ハンターに近すぎるせいで、間違って砲弾やバリスタがデルクスに命中。

やっぱりこの手の小型モンスター同様、デルクスも結構狩猟を邪魔してくるのであった。

  • MHP3/MH3G
MHP3ではハプルボッカが登場したのだが、対ハプルボッカにおいて、デルクスのウザさが更に顕著になる。
大タル爆弾を設置してハプルボッカのダウンを狙おうとしたところ、デルクスのブレスで爆発し失敗なんてことが起きやすい。
しかも「火事場」発動時はブレス一発が命取りにもなりかねない。

  • MH4
ちゃっかり続投。といっても、今回はダレン・モーラン戦でしかお目にかかれないが。
何気に団長に蹴られる役だがムービーに登場する好待遇。
MH4では再び他の魚竜種の顔ぶれがいなくなったので、MHP3同様「魚竜種の書」は実質「デルクスの書」となっている。ガノトトス?あれはちょっと…

  • MH4G
旧砂漠の復活に伴いガレオスとの共演を果たした。
しかしながら、専用素材が無いので積極的に狩る人は少なかった。

  • MHRise
デビューの地である砂原の復活に伴い久しぶりの登場。
グラフィックの向上により、より魚や鰐に近い見た目になった。

デルクス素材の武器が追加されたり、大きなヒレが実質専用素材になったりと結構扱いが改善されている。
鬱陶しさは健在だが、触れたモンスターを怯ませる環境生物マキムシの登場により狩りやすくなっている。
デルクス他小型モンスター相手にはいくら踏ませても引っ込まないマキムシの仕様によりエリア中のデルクスがことごとく跳ね上げられる様はどこか哀愁を覚える…かもしれない。

ちなみにMHRiseで登場する魚竜種の他の顔ぶれはジュラトドスだけ。しかもジュラトドスのほうは登場が上位以降の水没林なので、顔を合わせることは無い。

超大型拡張コンテンツ『サンブレイク』では、強力な攻撃性能を得る代わりに体力が減少し続ける「伏魔響命」がマスターランクのスキルに登場し、このスキルで体力を減らしながら大型モンスターと戦うハンターを死角から的確に仕留めている。
ガンナーからの被害報告が相次いでいることから、「砂原最強のガンナー殺し」とまで呼ばれている。

【武器】

デルクス素材の武器は、登場から10年以上経ったMHRiseでようやく登場した。
一方、防具はMHRiseでもやはり無い。

  • デルクハープナー
カムラノ鉄銃槍IIから派生してできるガンランス。
デルクスの素材で作ったにしては、シンプルで落ち着いた色合いとデザインである。
水属性なので対バサルモスにはもってこい。
最終強化の砂銃槍デルクスボーラは、属性値こそ低めだがLV3スロット持ちなのでそれを活かしたい…

といいたいところだが、なんと肝心の砲撃が拡散型Lv2。上位のガンランスにしてはあんまりである。
突きに特化しようにも、攻撃力が190程度なので特筆優先できる性能ではない。
愛さえあればどうとでもなるのがせめてもの救いか。

  • デルクセーゲル
ヒレのような刃が特徴のスラッシュアックス。強撃ビンで水属性を持つ。剣斧なのにどっちのモードも剣にしか見えないのは内緒。

下位の時点では攻撃力は比較的高く、水属性剣斧としては十分活躍の場はある。
上位ではデルクヴァリエに最終強化できるが、対抗馬としてジュラトドス武器のリームスアッシュIが立ちはだかる。
マスターランクでは最終的に砂海剣斧デルクガレオンに強化可能。
全スラアク中2位の攻撃力350にマイナス会心なし、水属性値もまずまず、スラアクで重要な百竜スロットLv3も完備と中々の1本に仕上がった。
切れ味面がやや悪く、匠でも紫ゲージが出ないのが欠点で、物理運用なら同じ水属性強撃ビンの巨爪ダイカイタイ(ザザミ剣斧)、属性運用なら高属性値+強属性ビンのD=イレクトロ(オロミドロ剣斧)がべらぼうに強いせいで立場としてはやや食われ気味。
そもそも水属性スラアクがやたら種類豊富というのもある。
とはいえ物理期待値は最高だし、そもそも決定的に弱い剣斧ではないので使おうと思えば十分使える性能である。



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最終更新:2025年02月13日 21:36