登録日: 2009/06/16 Tue 23:49:15
更新日: 2025/03/11 Tue 01:53:41
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見えざる飛竜
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◆もくじ
◆概要
分類:竜盤目 竜脚亜目 重殻竜下目 鎧竜上科
グラビモス科
種族:
飛竜種
別名:
岩竜
危険度:☆4、☆3(MHRise/MHR:S)
主に火山地帯を生息域とする飛竜種。
大型モンスターとしては珍しく大人しい性格であり、縄張りを侵されない限り積極的に襲ってくるようなことは無い。体格も比較的小柄。
飛竜種に分類されるものの翼に柔軟性が無く、
飛行能力はほぼ退化してしまっており、羽ばたきによる一時的な浮遊は可能だが風を受けての飛行はできない。
しかし『岩竜』という名を冠する通り、岩石の如き堅牢な外殻をもつのが何よりの特徴。
この外殻は他種には見られない本種の食性が影響している。
本種は主に虫や小動物を捕食しているが、この時周りの岩石も一緒に食べている。
火山地帯の岩石には、鉱物などの無機物を有機物に変換するバクテリアが棲みついており、これを体内に取り込んで培養し用いることで、自身も鉱物からエネルギーを得られる体質になることができるのである。
これにより食物に乏しい火山帯でも十分に生活可能な肉体となれる他、岩に含まれる成分を外殻に蓄積し石灰化させることで、本物の岩と見紛うほどの強固にして巨大な外殻を作り上げている。
その鍛えられた外殻の硬度は尋常ではなく、生半可な武器では傷をつけることはおろか、攻撃した側が痛い目を見る。
とは言え、体内のバクテリアは鉱物だけで生きていくには十分な量ではなく、岩石だけでなく虫等の有機物も摂取する必要がある。
圧倒的な防御力を誇る本種だが、外殻の重量もあって俊敏性は低く、火山帯には頑強な本種にすら襲いかかる獰猛かつ強力なモンスターが多いことから、生態系におけるヒエラルキーは意外にも低い。
しかしこれに対して本種には、外敵との接触を避けるため玄武岩に擬態するという特筆すべき習性がある。
前述した通り、本種の外殻は本物の岩と見比べても判別がつかないほどの質感をもっている。
これを利用し、地中へと潜って背中の外殻だけを出すことで、外敵の目を欺くことができるばかりか、近寄ってきた虫や小動物を捕食することも可能とする。
大きな翼は飛行能力こそ衰えているものの、翼爪はその硬度もさることながらツルハシのように鋭く、地面に容易に穴を開け、巧みに利用することで地中を掘り進めることに利用できるのである。
擬態はそのあまりの精巧さから、注意深く観察しなければ簡単には発見できず、ギルドにすらしばらく存在が確認されなかった時期もあったほど。
本種が『見えざる飛竜』との異名を取るのはこう言った特徴をもつためである。
本種は一日の大半を擬態したまま寝て過ごし、獲物が近寄ってきた際は地中から飛び出して捕食することで生活している。
擬態に騙され、一般人が採掘のために誤って本種にピッケルを振り下ろしてしまい襲われたというケースも多いが、
この外殻からは本当に稀少な鉱石が発掘されることもあり、ハンター登録もしていない密猟者から狙われてしまうこともある。
しかし基本的に大人しいとはいえ、一度目の前の生物を敵と判断した場合は徹底的に排除しようとする。
外殻の硬さや重さはそのまま武器としても脅威であり、全体重を乗せた突進や体当たりを受ければひとたまりもない。
また岩石を食しているため、体内には鉱物を由来とする毒が蓄積しており、これを体内の熱で揮発させ、下腹部にある管状の器官からガスとして噴出し攻撃することもある。
ガスの性質は主に出血毒だが、まれに催眠性の毒ガスが放出されることもある。
その実態は、
鎧竜グラビモスの幼体。
今でこそ擬態を生活の主軸としているものの、長い年月を経れば小山のように巨大で強力な成体へと成長する。
ここまでくると体内のバクテリアは培養が完了しており、有機物はほぼ不必要な
完全な鉱物食と化している。
グラビモスは体内に熱が篭りやすい体質のため、ガスや熱線として排熱する機構が備わっているが、幼体である本種も例外ではない。
戦闘の際は毒ガスだけでなく高熱ガスも噴出するほか、体内の熱で溶かした岩石を吐き出して攻撃することもできる。
更には成体のように口から熱線を放出することも可能である。
が、やはり幼体ゆえに排熱能力がまだ未熟なのか、度々失敗し不発している光景が見られる。
ただし、それなりに強靭な個体ほど扱いに慣れてきているものが多く、もはや成体と遜色ない成功率で熱線を放つ場合もあるため、注意が必要。
主に火山帯に生息しているが、十分な食物を得るため森林に出没することも多い。そう言った個体の外殻には苔が生している様子も確認されている。
亜種
別名:
桃岩竜
危険度:☆4
背中の外殻から表出した
美しい桃色の鉱石が特徴的な新種の飛竜。
バサルモスに酷似した姿と、かの種とは異なる生態を持つことから『
亜種』として正式に認定された。
最近になって発見されたこともあり通常種と比べて圧倒的に目撃例が少なく、生態についても分かっていないことが多い。
ただ、基本的に岩に擬態して過ごしている点は通常種と同様である。
しかし外敵に対する行動に差異があり、亜種は自身の身体を激しく揺すり、背中の鉱石を辺りに撒き散らして相手を威嚇する、という通常種には見られない行動をとる。
また、攻撃としてこの鉱石を相手に向けて振り落とすこともある。
純粋に鋭い岩の塊が飛んでくるのと同義であるため、単純な攻撃ながら威力は高い。急所に当たりでもすれば即座に意識を失ってしまうほど。
一度にばら撒く鉱石の量もかなり多く、その危険度は中々に侮れない。
背中から振り落とされた鉱石は稀少鉱物の宝庫でもあり、大抵は地面に落ちた瞬間に砕けてしまうものの、上手く形を残したものからは滅多に手に入らない鉱物を採掘できることがある。
その煌びやかな外殻から一見するとかなり悪目立ちしてしまいそうだが、本種が主に生活している樹海には稀少鉱物が豊富な環境が多く、むしろ上手く溶けこむことができている。
このことからバサルモスはその場で摂取できる岩石の違いによって、生態面においてもそれぞれ異なる適応進化を遂げるのではないか、と考えられている。
また成体のグラビモスにも亜種が存在するものの、この亜種が成長すればそのままグラビモス亜種になるのか、それとも通常のグラビモスになるのかは未だ判明していない。
◆登場作品
【MHP2G以前】
初代MHにて初登場。
最古参メンバーの一体である。
最近は別のフィールドにも出現するようになってきているが、初期作品においては「火山」にしか出没せず、尚且つ火山が終盤あたりに登場してくることもあって、登場時期はやや遅めの部類だった。
バサルモスと言えば、なんと言ってもその擬態能力が有名。
今でこそ知れ渡っている情報なため惑わされる人はいないかもしれないが、
初めてバサルモスと戦闘することになった当時は新天地である火山に乗り込み、本気でどこにいるか分からず長時間探し回ったという者もいたのではないだろうか。
擬態中は同エリアにハンターが侵入してきても気付かないばかりか触れても全く動じず、擬態しているところへ攻撃されない限りこちらを認識してこない。
擬態を解くタイミングはエリア移動する時ぐらいで、地中から飛び出してもすぐにまた潜り直し、そのまま移動していってしまう。
加えてバサルモスが出現するクエストではバサルモスの背中によく似た岩のオブジェクトがダミーとしてエリアに乱立されることもあり、初見では割と真面目にどこにいるか分からない。
当時はモンスターの全体像なんてネットを探しても出てこず、モンスターアイコンぐらいしか姿形を予想できるものがなかったのもそれに拍車をかけている。
正に『見えざる飛竜』である。
しかし、攻撃されるまで認識されない事の裏を返せば、いつでも不意打ちを決められるという事でもある。
現にバサルモスとの戦闘では、擬態中の背中に大タル爆弾をしかけ、「未発見状態への初撃ダメージ補正」×「肉質無視の固定ダメージ」で大ダメージを与える、というのはもはや常套手段となっている。
さて、いきなり好調な滑り出しで戦闘を始めるハンター。
たまらず飛び出してきたバサルモスにオマケじゃと言わんばかりに武器を振るった時に気付いただろう。
何せどこをしばいてもガツンガツン弾かれるものだから驚きである。
ある程度進行した状態ならまだしも攻略段階の武器では斬れ味に乏しいものが多い事もあって、半泣きで戦ったハンターも多いのではないだろうか。
物理がダメなら属性攻撃で…と思うかもしれないが、なんと最も効く龍属性ですら
80%以上カットするという驚異の耐性を併せ持っている。
大抵、物理に強いモンスターは属性に弱い傾向があるにもかかわらず、両方強いというのは珍しい。
他に同じ特徴があるモンスターと言えば
キリンぐらいである。
なら毒ならどうかと言われれば、状態異常についてはそこそこ効果があるものの特別弱いわけでもない。
むしろ他のモンスターと比べて耐性上昇値は高い方なので、頼り過ぎるのもかえって非効率である。
また隠れがちだが攻撃力も何気に高い。
しかもバサルモスの攻撃はこちらを吹き飛ばすような技が少ないため、スーパーアーマー持ちの武器種はいつの間にか体力がゴリゴリ削られていたなんてことも珍しくない。
毒ガス攻撃も中々厄介。密着していると咄嗟には回避しづらい上、「ガード強化」スキルが無ければ防ぐことができない。
遅い動きに油断していると呆気なく体力を削られてしまう。
しかし圧倒的に見える防御力だが、胸から腹にかけての部位だけは僅かに柔らかい。
どうやらここだけ外殻が薄いらしく、重点的に狙っていくと(というよりここしかマトモに狙えない)、外殻が剥がれ落ち赤い筋肉組織が丸出しになってしまう。
こうなってくるともう見るからに弱点ですよと言わんばかりの肉質となり、さっきまでの硬さが嘘のようにちょっと攻撃するだけで大量出血するようになってしまう。
攻撃力・防御力は高いものの、まだ幼体ということもあって生命力は低く、体力はなんと成体の半分くらいしかない。
部位破壊が完了し弱点さえ露出させてしまえば、哀しいくらい簡単に倒せてしまう。
そうでなくとも完全に肉質を無視できるガンランスとは非常に相性が良く、ただひたすら砲撃を撃ちまくっていれば弱点すら露出させずに沈むことも。
ガンナーであればより悲惨。
動きが遅いので格好の的であり、遠距離に対する攻撃も乏しいことから遠くから貫通弾を撃ちまくってるだけで何もさせずに終わらせてしまえる。
かわいそう
初見ではその生態行動と防御力に惑わされてしまうかもしれないが、タネが割れてしまえばなんてことない。
生態を利用した攻略、部位破壊の重要性などを手軽に学べる相手と言えるだろう。
しかしバサルモスを倒したことで調子に乗ったハンターには、後々
大きな壁が立ち塞がることになる…
エリア移動の仕方がやや特殊で、その場で地中に潜り、そのまま別エリアへ潜行していく。
別エリアに到着すると、一旦上半身だけ地面から出し、頭を埋めて背中だけを出して擬態に移行する。
ブロス系のように突然
騒がしく飛び出して潜り直したりしないので、非常に静か。
幼体、つまりまだ子供という情報を聞いてからバサルモスを見ると、なんだかそこはかとなくかわいい感じがしてくる。
大人になったらあんなに怖いのに
全体的に丸っこい体型に、妙に幼さを感じる顔、短い尻尾、熱線を吐こうとして頑張るも失敗してしまう姿、ダメージを受けた時の必死な鳴き声、脚を攻撃されて怯みコロンと転がってしまう姿…
なんというか他のモンスターには見られないあどけなさのようなものが各所に見られることから、実はモンハン界隈では結構人気があり、
一部のハンターからは「バサルたん」などの愛称で呼ばれ、可愛がられて(?)いたりする。
そうなるとハンター諸氏はいたいけな少年少女を痛めつけて楽しむ腐れ外道となってしまうが
戦闘経験が浅く排熱能力がまだ未熟なためしばしば熱線を不発させるものの、
上位、G級と高い難易度の個体ほど歴戦の猛者ということなのか、成功確率が高い。特にG級に登場する個体なんかは
ほぼ確実に成功させてくる。
なんだか成長を感じるようでしんみりするが、「かわい〜」なんて言ってるとものの見事に
消し炭である。
胸の外殻を破壊すると弱点が丸出しとなってしまうが、その代わり下腹部から放出される毒ガスは上位、G級だと猛毒に強化されてしまう。
後は一方的に甚振るだけだぜとか言ってるとこのガスで体力をものすごい勢いでモリモリ削られて死亡なんてことが普通に起きかねない。決して油断しないように。
ちなみに設定上では擬態中に近寄ってきた虫をこの毒ガスで落とし、捕食しているらしい。
あの巨体を維持するのに通常サイズの虫で足りるとは思えないので、恐らく
ランゴスタあたりを食べていると思われる。
瀕死になると他モンスター同様に足を引きずる動作をするが、エリア移動の際はすぐにその場で潜ってしまうことが多く、弱っているのが分かり辛い。
更に休眠のモーションは他と違い、擬態したまま寝てしまうので殊更に分かりにくい。
地中に潜ったり潜行したりするため「
落とし穴」は効かなそうだが、別に普通にハマる。穴の中の粘着効果で動きを止める構造なので、自分で穴を掘るのとはまた別の話なのだろう。
擬態中が隙だらけなのでそばで罠を仕掛けられそうではあるものの、実際に仕掛けるとモゾモゾと動いた衝撃で罠が誤作動を起こしてしまい、不発になる。
捕獲の時は面倒だが、起きている状態でしっかり掛けるしかない。失敗するのが怖いなら予備も用意しておくこと。
【MH3〜MH3G】
時代は変わり、MH3シリーズへ。
MH3系列は「新たなモンスターハンター」として心機一転を図ったシリーズであり、リオス夫妻などを除いた既存のモンスターの大半が欠席。
初代からの古株だったバサルモスだが、この煽りを受け、親子ともども長期休暇に入ることになった。
【MH4/MH4G】
時はさらに流れてMH4シリーズへ。
またもや新シリーズとして一新された今作において、
グラビモスと共に再登場を果たす。
グラフィックはかなり改善されており、より岩っぽい質感が強調されるように。また、外殻には
苔や蔦が生え、青々とした見た目になった。
主な生息域はもちろん新たに登場したフィールドの「地底火山」…
と言いたいところだが、なんとこのバサルモス、「探索」およびギルドクエスト専用のフィールド
「未知の樹海」にしか出没しない。
どうやら今作の
ドスランポスと同様に、この地方では珍しいモンスターとして扱われているようである。
成体のグラビモスは普通に「地底火山」に進出している辺り、成長するまでの間は安定して食物が得られるように森林地帯で過ごしている様子。
全身が苔に覆われているのは樹海の環境に長いこと暮らしているからだろう。苔のおかげで風景にもちゃんと溶け込めている。
ハンターにはモロバレだけれども
戦闘面は以前とあまり変わらず、動きは鈍いが高めの攻撃力と頑強な防御力でハンターに襲いかかってくる。
高低差に対応した火炎液攻撃、全体重を乗せた横転攻撃、移動しながら放つ炎熱ガス攻撃など、範囲の広い新技も追加されている。
過去作で慣れたハンターでも迂闊に攻めに行かないように。
相変わらず硬く、腹の部位破壊も一苦労なバサルモスだが、今回は新しく導入された「乗り」システムにより特定部位に強力な固定ダメージを与えることができるようになっている。
順当にジャンプ攻撃を当てれば背中に飛びつくが、ここで「背中の部位破壊が完了している」または「疲労状態になっている」と
飛びつく瞬間にバサルモスがひっくり返り、腹の上で乗り攻防ができるようになる。
当然、攻防を制すると腹に大きなダメージが入り、部位破壊がかなりやりやすくなる。斬れ味が乏しい武器しかなく攻めあぐねている初心者ハンターにはおすすめ。
ひっくり返ってしまって起き上がれず、腹の上に立ってるハンターを落とそうとジタバタもがいているバサルモスの姿は中々に可愛らしい。必見。
「嫌がる少年少女の腹の上に跨りナイフを突き立てまくるハンター」という表現の仕方をするとかなり邪悪な絵面になるが
また、本シリーズでは待望の亜種が登場した。
バサルモス通常種の背中に桃色の鉱石が沢山付いたような見た目で、色々と様変わりしやすい亜種にしては珍しく、通常種とあまり変わらない。
行動パターンもさして変わらないが、大きく違うのは行動の合間に外殻に形成された鉱石を振り落としてくるという点。
喰らった時の威力はさほど高くは無いものの、気絶値がかなり高めに設定されているのが特徴で、大抵短い時間に2発も当たれば目を回す。
振り落とされる鉱石はこちらが攻撃後の隙を狙おうと近寄る絶妙な位置に絶妙なタイミングで降ってくるため、近接武器持ちは非常にやりにくい。
対バサルモスにおけるこちらの動きを参考にして設定したかのような位置である
膝をつく程度の威力であるのもまた厄介。スーパーアーマー付きの武器種なら平然と行動できてしまうため、連続で攻撃を喰らって気絶に陥りやすい。
また、何気に物凄い遠距離まで正確に落としてくる攻撃もあるため、剣士だけでなくガンナーも要注意である。どういう技術で遠投してきてるんだ
振り落とされる鉱石は大抵接地した瞬間崩れてしまうが、たまにそのままの形で地面に刺さり、残ることがある。この場合、カンッという普通とは違う効果音が出る。
この鉱石はなんとピッケルで採掘することが可能で、得られるものは「天空の結晶」や「星石の結晶」などの結晶系アイテムが手に入る。
採掘回数は1回。しかもすぐに採掘しないと10秒もしないうちに自壊してしまう。
特に今作では「発掘装備」というガチャ要素エンドコンテンツの存在で、結晶系アイテムの需要がストップ高となっているのでつい採掘しに行きたくなるところだが、
それが上手いこと罠になりホイホイ誘き寄せられたところをまんまと叩き伏せられたりしないように注意すること。
狙ってやってるとしたら相当知能が高いぞこのロリショタ…
前述したように、通常のクエストでバサルモスが出没するクエストは無いため、
いつでも戦いたいならまず探索での狩猟で、バサルモスのギルドクエストを出現させないといけない。
バサルモスは割と派生させやすい部類なので、意識せずとも手に入ってることも多いだろう。
MH3から導入された「疲労」の概念より、バサルモスも腹が減ると食事する光景が見られるようになった。
もちろん親と同じように鉱物を…と言いたいところだが、他の肉食モンスターと同様に腐肉を漁りにいく。
これは体内で培養している鉱石分解バクテリアの量がまだ十分でないため、有機物を摂取する必要がある、という設定を反映させているためだろう。
「探索」は向かう度にマップがランダムで生成される仕様で、出没するモンスターも毎回ランダム。
登場するエリアはモンスターごとに大体決まっており、バサルモスの場合は森林エリアに現れる。
亜種はよりによって一番馴染めそうな水晶洞窟エリアには出てこないので正直めちゃくちゃ浮いている
蔦と地面の二重床になっているエリアにも乱入してくるが、このランダム仕様の影響からか、地面ではなく蔦の上に現れることがある。
つまりどういうことが起きるかというと、蔦と地面の間の空間から突如として出現し、あろうことかそのまま蔦の上で擬態をし始めるのである。
何気なくエリアに入って驚いたハンターも多いだろう。ハタから見れば蔦に絡まって地面に降りられなくなったように見えなくも無い。
マヌケな絵面ではあるものの、擬態中にバサルモスがどんな格好をしてるのかをじっくり観察できる貴重な瞬間でもある。
バサルモスは完全に目を見開いているが真下に行って正面に立ってもこちらに気づかない。上手く隠れられているつもりなのだろうか…
かわいい
今作から部位破壊ができる部位に「背中」が追加されている。
一見すると硬いし高い位置にあるしで狙いにくそうだが、部位耐久値は非常に低く、擬態中への爆弾攻撃や乗り攻撃を行えばいとも簡単に破壊できるようになっている。
背中の破壊に成功すると、なんとバサルモスの擬態中、転倒中に背中から採掘を行えるようになる。
今まで設定でしかなかった要素が、上手くゲーム内に落とし込められるようになったと言える。
しかしゲーム内の描写をそのまま受け取るなら採掘中に襲われたという一般人はバサルモスの背中をピッケルで叩き割れる猛者ということに
バサルモスの背中を破壊すると、通常種なら外殻の隙間から青色の鉱石が、亜種なら桃色の鉱石が覗くようになる。
落とし物や剥ぎ取りでも良く手に入る点を見るに、通常種から見える青い鉱石は十中八九マカライト鉱石と考えられる。
一方、亜種から見える桃色の鉱石は、たまに振り落とされる岩から採取できる辺りエルトライト鉱石の可能性が高い。
上述のしたように、MH4系列では「発掘装備」が登場したおかげで、「研磨」に必要な結晶系アイテムの需要が凄まじいことになっている。
しかし同シリーズでは結晶系アイテムが効率良く入手できる土壌があまり整っておらず、多くのハンターが苦悶の声をあげていた。
そんな中、注目されたのがこのバサルモス。
落とし物、背中の発掘から結晶系のアイテムが良く出てくるのである。
落とし物をする条件は擬態を解いた時とかなり簡単。
擬態中にタル爆弾などで先手を打てれば、背中の破壊もできるし落とし物も得られるしで一石二鳥。
落とし物で結晶ではなくナミダが手に入ったとしても、発掘装備の強化には大量の旅団ポイントが必要になるためそこそこ美味しい。
落とし物・擬態中の採掘には回数制限があるが、転倒中の採掘は無制限。討伐するまで転倒させ続ければその分だけ結晶が手に入る。
バサルモス自体がそれほど強くないので手軽に試しやすいのも魅力。
したがって今作のバサルモスは
「生ける研磨材」などと呼ばれ、
多くのハンターから色んな意味で愛される存在となってしまった。
擬態中に叩き起こされ、背中を砕かれ、転倒させられ、また叩き起こされ…と、えらい目に遭わされている。
今作の初代組はそんなんばっかだな
しかしそれに留まらず、今作ではバグ技まで発見されており…(後述)
【MHXX】
MHXでは
グラビモスと共に一旦休暇を挟み、拡張版のMHXXでしっかり再登場。
グラビモスの方は
今作の看板モンスターの引き立て役という大役を担っているが、子のバサルモスの方は特にこれといったフィーチャーはされていない。
戦闘スタイルもほとんど、というより全く変わっておらず、前作を経験した人なら特に困ることはないだろう。
亜種も今作では不参加となっており、当然桃色の鉱石が形成されてない通常種が亜種と同じモーションをとることもない。
MH4シリーズでの要素だった「ギルドクエスト」も今作では無くなっているため、探索も無しにいつでも戦えるようになっている。
ちなみにデザインはMH4シリーズ以降のものをそのまま踏襲。外殻に苔や蔦が絡み付いた状態のままとなっている。
MH4シリーズでは「未知の樹海」にのみ生息が確認されている設定だったので外殻も青々としており、景色に溶け込めるようになっていたのだが、今作では「未知の樹海」もオミット。
結果、今作でバサルモスが擬態すると、「沼地」や「火山」のど真ん中になんか異様に苔むした岩がデンと立っているというシュールな絵面になってしまっている。
クエストの説明文を見る限り擬態力は十分に発揮されているようであるが…
動物や虫ならともかくとして人間も普通に騙されてるのは如何なもんか
リオレウスを始め、
アグナコトル、
ブラキディオス…と、今作では今まで登場してきた
火山に適応できる強大なモンスターたちが大集結しているため、擬態はより重要になっていることだろう。大人になるまでの辛抱である。
今すぐ苔を毟れ
【MHRise/MHR:S】
小夜 慈母の馥郁
賊の喧騒に 響む声
石の夜泣きと 下目に見れば
幼竜目覚めて 癇癪おこす
下手打ちゃ忽ち ぺっちゃんこ
MHWorldでは参戦を見送ったバサルモスだったが、MHRiseで堂々の再登場。
デザインはMHWorld準拠のグラフィックへと一新され、かなりリアルな岩らしい質感へと進化した。
また細かな違いとして、以前までの外殻に生えていた苔や蔦は綺麗になくなっており、ゴツゴツと角張った外殻は若干角が取れ、全体的に丸みを帯びたキュートなシルエットになっている。
MHRiseはMHP3以来の「和」のイメージを前面に出したシリーズ。
新モンスターたちは「妖怪」をモチーフとしたであろうものが続々登場。一方で、復活した既存のモンスターたちは妖怪や怪奇現象を当てがられるものが選出されている様子。
そんな中でバサルモスが当てられたモチーフは「夜泣き石」。
「夜泣き石」とは「お石」と言う身重の女性の霊が乗り移ったとされる石。夜中になると女性の泣き声が聞こえる…という怪異。
ちなみにお石の赤ん坊自体は無事に産まれ、石の泣き声のおかげで和匠に見つけられ、しっかり育て上げられている。
バサルモスの場合、石でもあり赤ん坊でもあるが。
このため今作でバサルモスには、『夜泣く岩石』という二つ名を新たに貰っており、クエスト名にも採用されている。
また一方で「子泣き爺」もモチーフの一つではないかという説もある。
ご存知の通り子泣き爺は、赤ん坊の泣き声で通行人を誘い、憐んで拾い上げられたところで老人の姿を表し、石のように重くなって押し潰してしまう…という妖怪。
普段は岩に擬態し、近寄ってきた外敵を自身の重量で押し潰すバサルモスにはこちらもピッタリと言える。
ちなみにムービーの琵琶法師の語りにある「馥郁」とは「良い香り」ぐらいの意味。
映像では桜の木が映っているので、桜の花の香りに微睡んでいたら
うるさいのが寄ってきて起きちゃいました、という流れのムービーなのだろう。
かわいい
さて戦闘面はと言うと、色々と様変わりが激しい今作のモンスターの中ではあまり変わらない方。これまで通り動きは遅いが、重量級の攻撃を繰り出してくる。
しかし新技もしっかり与えられている。
特に話題になったのは「地中潜行」。
ブロス種に代表される技で、もともと陸上特化型の飛竜種であるグラビモス科にとっては今までありそうで無かった技である。
で、注目されたのはそのモーション。その場で地中に潜り込んだかと思いきや、
背中を地表から出しながら泳ぐようにこちらへ接近してくる。
モンハンファンなら既知のこのモーション、何を隠そう
崩竜ウカムルバスの「地中潜行」とほぼ同様のものである。
流石に本家ほど凶悪なホーミング性・威力は持ち合わせていないとは言え、よりによってあの古龍級生物のモーションが…というあまりに衝撃的な絵面から、一部のファンには「今作のバサルモスは
バサムルバスだ」などと言われ話題になった。
戦闘面こそほとんど変わらないものの、
防御面には大きな変化があった。
今作のバサルモスは
炎熱ガス、
火炎液、
熱線といった火属性の攻撃を行うと、
外殻が一時的に赤熱化し、物理・属性耐性が共に弱くなるという
アグナコトルを彷彿とさせる特性が新たに付与されている。
火炎液や熱線を放つと頭部が柔らかく、炎熱ガスを放つと胴体が柔らかく…と、腹の部位破壊を済ませなければ有効打を与えられなかったこれまでと比べると
格段に攻めやすくなっており、初級者にもかなり狩りやすい存在になったと言える。
ただし、
アグナコトルと違って火属性武器や爆弾を喰らわせても柔らかくなったりはしないので注意。
しかしよく考えてみるとほぼ石灰質で構成されている外殻が熱で柔らかくなって攻撃が通りやすくなるというのも変な話である。
もしかすると今作のバサルモスは成体になりつつある個体で、変化過程で外殻が若干柔らかくなっている…のかもしれない。
そうなるとグラビモスは脱皮で大きくなるタイプになりそうだが。
今作では目玉要素として「操竜」が実装。
なんとバサルモスの背中に乗り、自在に操ることが可能になった。
繰り出せる技はバサルモスらしい重量級の物理攻撃や、強力な熱線などを繰り出すことができる。
…のだが、いかんせん遅い。
攻撃を繰り出すにも何をするにもよっこいしょってな塩梅であり、どうしても横槍を喰らって行動を中断されがち。
正直かなり扱いづらい部類なので攻撃の主力は緊急回避に絞り、余裕があれば遠くから熱線を差し込む…と言った具合に操るのが無難。
あまりの鈍さに操竜大技を外すことすらあるのはご愛嬌である。
しょーがねーだろ赤ちゃんなんだから
ちなみに操竜時の熱線は100%成功する。
ハンターに操られることで何かコツを掴めているのだろうか…
ゲームの都合とか言わない
もう一つの目玉要素「百竜夜行」では、ハンターや設備に目もくれず、関門の突破のみを優先する「破壊型」のポジションとして進行してくる。
登場してきたら優先的に叩きたいところだが、何が厄介ってこのバサルモス、やはり硬い。もう嫌になるくらい本当に硬い。
何せ射撃耐性がめっちゃ高いので主力となり得るバリスタでは何処を狙っても今一つ。
しかもダッシュで一目散に関門へ駆けていくため、いくら動きは遅めとは言え一向に食い止められてくれない。初見ではまず確実にパニクる存在である。
対抗手段としては、固定ダメージが与えられる大砲を使うのが一番オーソドックス。
バリスタでも徹甲榴弾を頭に当てて、気絶させたところを狙えば有効打にはなり得る。体力は相変わらず低いので集中砲火できれば辛うじて阻止できるだろう。
関門に到達されても炎熱ガスなどで赤熱化してくれるため、最後まで投げやりにならずしっかり攻撃しよう。
しかし相手が体力や耐久値が大幅に増加する
「荒くれ」個体となると
話はだいぶ変わってくる。
バリスタの徹甲榴弾は2発当てないと気絶しない、大砲も大量に打たないと怯みもしない、と猛烈にタフな化け物として進行してくる。
場合によっては
「荒くれ」バサルモスが3体同時進行という
バカみたいな展開になることもある。
迷ったら潔くフゲンさんに頼るか、銅鑼を叩いて全力で対処しよう。
閃光玉を使って動きを止めるのもかなり有効な手である。
正直後に控える「大物」だとか「ヌシ」よりも断然絶望感が凄い
バサルモスと言えば「擬態で外敵をやり過ごす」生態が特徴だったが、あろうことか今作では平常時は擬態せず、普通にその辺を歩き回るようになってしまった。
今作は
未曾有の大災害によって故郷を追われたモンスターたちが多いため、無理やり説明をつけるとすれば、
バサルモスもその場で擬態する暇もなく逃げている途中の個体ばかりだから…とすることもできる。
尚更擬態してた方が良さそうな気もするが…
メタ的に言えば、擬態中の一方的な先制攻撃を阻止することが理由であると考えられる。設定面から見ればモヤる所だが、ゲーム的には仕方のないことなのかもしれない。
その代わり、瀕死になった際の休眠時にはこれまで通りの擬態モーションで眠りにつく姿が確認できる。
堂々と姿を見せながら寝られるよりは、これはこれで根拠のある描写だと言える。
そんなバサルモスにも地味に生態行動が追加されており、壁や岩に近づき外殻を擦り付けるような行動をする。
行動の理由は不明だが、恐らく縄張りを主張するために壁に跡をつけているのかもしれない。
もしくは、育ちすぎた外殻を削っているのかもしれない。
ウラガンキンもそうだが、あまりに歪に成長してしまうと生活に支障がでてしまうので、定期的に形を整えている可能性もある。
今作のバサルモスが全体的になんか丸っこいのはそのせいだろうか
「疲労」から回復するために食事しに行くのは変わらないが、なんと今作のバサルモスは普通に鉱石をボリボリ食べ始める。直前のMHXXまでは腐肉を食べていたというのに…
本シリーズに登場するバサルモスは体内のバクテリアが増殖しきり、完全な鉱物食に移行している段階なのかもしれない。
実は今作、今まで必ずペアで登場してきたはずの
グラビモスが欠席している。
「バサルモスが登場するなら親も当然出るだろうな」と安心し切っていたファンも驚愕したことだろう。
一部ではMHW:Iでの
イビルジョーのように、マスターランクでバサルモスと入れ替わる形で登場するのでは…と淡い期待を抱いていた人もいたが、残念ながら大型拡張版のMHR:Sになってもグラビモスは登場しなかった。
にもかかわらずバサルモスのモンスターリストでは、主な特徴欄に『グラビモスの幼体で、別名「岩竜」。』と普通に記載してあるため、MHRiseでモンハンシリーズに初めて触れた人からすれば「グラビモスって何だ?」とか「のちに成体が出てくるのか…!?」となりそうである。
とはいえ、最近居着いた地方だったため成熟個体も当然見られない、という事なら説明はつくし、資料にも幼体であると言うことを記載してても世界観的に問題は無いと言えば無い。
ただショウグンギザミの説明文の方は「ある飛竜の頭骨を〜」と微妙にボカした記載にしてあるのは一貫性がないと言うかなんと言うか
今作で成体を置いてきぼりにしたバサルモスだが、メインシリーズ最新作のMHWildsにて、グラビモスの復活が明らかにされた際のゲームメディアのインタビューで「バサルモスは登場しない」と言及されてしまった。MHRiseと状況が正反対になった形になる。
外伝作品のMHNowにはしっかり参戦させてもらえているが、こちらでもグラビモスはおらず…
MHXX以来、親子揃っての出演が叶わないというなんとも寂しい状況が続いている。MHWildsでは生態描写がMHWorld水準まで上がっているため、親子の関係を見れたかもしれないと考えると実に惜しい。
【MHST/MHST2】
MHSTでは通常種、亜種共々オトモンに出来る。
その見た目の通り能力傾向は防御型であり、種固有の絆遺伝子は通常種が防御↑属性耐性↓の「カチコチボディ」、亜種がその逆で防御↓属性耐性↑の「キラキラボディ」のスキルが付随する。
絆技の「アンブッシュレーザー」は威力は程々だが、防御力無視の全体攻撃で追加効果に毒もある「複属性」仕様になっている。
MH4/MH4Gのバサルモスは亜種は勿論通常種もイベントクエストを除き未知の樹海でしか遭遇しないが、MHSTではバサルモス亜種に魅せられた登場人物もおり、地味ながらも待遇はまずまずといったところか。
MHST2でもオトモンに出来る種として続投だが、能力値の仕様の違いから、防御力アップ≒属性耐性アップとなったため、バフスキルは「カチコチボディ」に統一となり、通常種と亜種の差別化要素は初期所持スキルと弱点属性の違いという形に変わっている。
【MHNow】
シーズン2より
クシャルダオラや
フルフルと共に追加参戦した。MHNowはMHWorldがベースとなっていることから、当初はMHWorldに登場しているモンスターばかり出ると思われていたが、MHRiseで登場したモンスターの参戦には驚きの声が挙がった。同時にそれらの作品以外のモンスターが参戦する可能性も考えられるようになり、淡い期待が持てるようになったかもしれない。
沼地エリアには出現せず、砂漠エリアにしか出てこない。その為、素材集めには苦労するかもしれない。
クエスト開始直後は全体的に固く、腹と尻尾くらいしかまともにダメージが入らない。熱線や熱気ガスを出してくると一定時間頭や背中が柔らかくなるのでその時に一気にダメージを稼ぎ、あわよくば部位破壊してしまおう。
とりあえずMHRiseの時と同じ立ち回りをすればOK。ただしクエストの時間は75秒しかないので、固い部位に攻撃を吸われすぎると時間切れで失敗になるかもしれない。
おなじみの擬態は、フィールドで近づいた際や緊急クエスト時のムービーでないと見られない。
◆攻撃方法
【MHP2G以前(攻撃)】
- 地中飛び出し
- 擬態を解き、勢いよく地表へ飛び出す。
- 擬態中の背中に攻撃すると飛び出してくる。威力は高くないが、喰らうと吹っ飛ばされる。
近づいたり密着するくらいでは出てこないので初見で見つけ出すのは中々難しい。しかし逆に言えば攻撃されるまで出てこないので、強力な先制攻撃を与えるのに都合が良い。
- エリア移動する際も一旦飛び出す。その後直ぐにまた地中に潜り、移動していく。
まだ何もしてないのに出てくるパターンは大体コレ。攻撃しても気にせずエリア移動していくので大人しく追いかけよう。
- 擬態中に罠は効かないので注意。
- 咆哮
- 姿勢を低くし、左右を眺め回すかのように、長く重厚な雄叫びをあげる。
- 音圧は【大】。こちらを発見した時に使用。
範囲はかなり広く喰らった時の拘束時間も長いが、バサルモス自身のモーションもやたら長い。
拘束が解けてもまだ吼え続けてるぐらいなので寧ろ攻撃チャンス。もちろんしっかり防げれば丸々隙になる。
- しかし怒り状態移行時はモーションが変わり、リオレウスに代表される「翼を広げ身体を前面に押し出すようにして咆哮する」モーションに変わる。
こちらは拘束時間が長いのは変わらないのに前者と打って変わって動作が短いため、うっかり至近距離で喰らうとまず追撃を貰う。
カウンター気味に繰り出してくるため遠くにいるガンナーでも注意が必要。
- 後者の音圧は【小】なので耳栓だけで対策は可能。
- 歩行
- ゆっくりとこちらに近づいてくる。
- 移動モーション。脚に当たると微ダメージを受ける。
ただそれだけでこの動作自体に特に脅威はないのだが、ある程度近づくといきなり後述の尻尾回転かタックルに繋げてくる。
- 特に尻尾回転が曲者で、全くのノーモーションで放ってくるため非常に避けにくい。
ただ、慣れてくるとタイミングが掴めてくるので、来ると分かっていれば対処は容易。
- 尻尾回転
- 体を半回転させ、尻尾で薙ぎ払う。
- 160°ぐらいの半回転を時計回りで2回1セット。他のモンスターも使用する基本攻撃。
バサルモスの尻尾は物凄く短いのでリーチも短い。回転回避1回程度で十分範囲から離れられる。
- 見た目もかなり軽そうで、当たっても吹っ飛ばされたりはせず尻餅をつく程度。
…なのだが、威力はそこそこ高い。吹っ飛ばされない性質も相まってスーパーアーマー持ちはむしろ危険。気付かぬうちにゴリゴリ削られていつの間にかピンチとならないようにしよう。
- タックル
- 左脚を軸に一瞬身を引き、そのまま身体を突き出すように体当たりを仕掛けてくる。
- ガノトトスでお馴染みの攻撃。ただ彼方と違い攻撃範囲はまともな部類。左側にいれば当たらない。
- 噛みつき
- バサルモスから見て右側から左側に向けて噛み付く。
- 他のモンスターも使用する基本攻撃。
喰らうと吹っ飛ばされてしまうが、予備動作はわかりやすく対処は容易。
- 勢いよく振られた
短い尻尾に当たると微ダメージと共にバサルモスの目の前まで吹っ飛ばされる。
追撃をもらいかねないので注意。
- 突進
- 翼を広げて唸り声を上げた後、頭を低くして構え、突っ走ってくる。
- ブロス科でお馴染みの攻撃。
威力・ホーミング性能はそこそこあるがスピードは遅く予備動作も分かりやすいので、よっぽどぼーっとしてない限り喰らうことはない。
- 尻尾振り回し
- 後方のハンターに向かって、尻尾を∞の字を描くように振り回す。
- ゲリョスと同じモーション。
突進の後など、こちらが後ろにいる時に繰り出してくることが多い。ただ尻尾が超短いので範囲は狭い。
ゲリョスみたいに尻尾が伸びれば良かったのにな
- こちらも喰らっても尻餅をつく程度だが、やはり威力は高め。スーパーアーマー持ちは油断しないように。
- 攻撃判定は1回しかなく、1回ガード、ないしは喰らった後すぐに近づいてももう1回食らったりしない。
- ホバリング
- 少し屈んだ後に飛び上がり、その場で滞空。しばらくするとそのままゆっくり着地する。
- 攻撃というよりはターンをリセットするような行動。正直あまり意味はない行動
- 厄介と言えるのはホバリング中は足元に風圧【大】が常時発生しているという点と、着地時の脚に当たると吹っ飛ばされる点ぐらい。
余計な拘束を喰らい追撃を貰わないよう注意。
- ガス噴射(毒)
状態異常:毒- 脚を広げて上体を軽く持ち上げた後、姿勢を低くして全身から毒ガスを放出する。
- 鉱物毒由来のガスを噴射する。ガスの色は紫。喰らってしまうと吹っ飛ばされ、毒状態になる。
- 予備動作は分かりやすいが、範囲が非常に広く、足元にいる時に出されると避けにくい。特に腹を攻撃したい剣士にとっては厄介な技。
ガードも不可能だが、「ガード強化」をつけておけば対処可能。安定して腹に陣取りたいなら是非つけておきたい。
- 上位以降の個体は、胸を部位破壊されると猛毒ガスを噴射するようになる。ガスの色も見るからに毒々しい青紫色に変化するので分かりやすい。
喰らうと猛烈な勢いで体力が奪われる。弱点を露出させたからと油断しないように。
- 一方で遠くに陣取っているガンナーにとっては何の脅威にもならない技。モーション中は撃ち放題である。
- ガス噴射(睡眠)
状態異常:睡眠- 毒ガスと同様のモーションで睡眠ガスを放出する。
- 鉱物毒由来と思しき睡眠ガスを噴射する。ガスの色は白。
喰らうとその場で昏倒してしまう。無防備な状態で追撃は喰らいたくないところだが、足元にいた場合、足踏みでそのまま普通に起こされることも。
- バサルモスはどちらかと言うと毒ガスがメインで、睡眠ガスの頻度は低め。しかしそのために忘れた頃に喰らい、思わぬ痛手を負う羽目にならないよう用心したい。
- ガス噴射(炎熱)
属性:火- 毒ガスと同様のモーションで炎熱ガスを放出する。
- 排熱を兼ねた攻撃。黒いガスが先立って噴出された後、攻撃判定のあるオレンジ色のガスを発生させる。喰らうと吹っ飛ばされる。
- 傾向として毒>睡眠>炎熱の順に使用頻度が高い。炎熱をあまり使ってこないのは、まだ排熱能力が未熟だからなのかもしれない。
- 火炎液
属性:火- 体内で熔けた高温の鉱物を吐き出す。
- 山なりの軌道を描いて飛んでくる。予備動作が分かりやすく避けやすい。地面に着弾すると火柱を起こし、やや範囲も広がるので注意。
- 熱線
属性:火- 上体を起こし、けたたましい鳴き声と共に口から熱光線を放射する(?)。
- グラビモスでお馴染みの必殺技だが、まだ幼体で戦闘経験が浅いため頻繁に不発になる。
モーションだけはしっかりやるため、その間は隙だらけである。かわいい。
- ただし威力はバサルモスの攻撃中最強であるため、目の前で成功された暁には命は無いものと思おう。どんな相手でも油断大敵である。
ガードを貫通してくるため、「ガード強化」が無ければ咄嗟に防ぐこともできない。
- 上位、G級と難易度上がると成功確率が高くなり、G級個体となるともう失敗する方が珍しくなるレベルにまで成長するので注意。
- 上位以降はグラビモスのように左から右へ薙ぎ払ってくることもある。頻度が低めな分ガンナーは思わぬ反撃に用心すること。
- 一方でグラビモスのように熱線後に炎熱ガスを噴射してくることはない。基本的に懐に潜り込んでいれば安全である。
- 横転
- 横へ倒れ込み、そのまま1回転する。
- 正確には攻撃ではなく、怯みモーション。
脚への蓄積ダメージやスタン状態時に行う。
- 脚の怯み値を超えると、1回目は僅かに体勢を崩すだけだが、更に攻撃を加えて再度怯み値を超えるとゴロンと転がってしまう。かわいい
横転に当たると普通に痛い上、他のモンスターのようにもがいたりせず直ぐに立ち上がるのであまり旨味がない。
- しかしスタン状態にさせた場合は、暫くその場から動けなくなる。
…のだが、この時ジタバタと暴れて常時風圧【小】を発生させ続けるのが厄介。
せっかくスタンさせてもこれでは手が出せないので、スーパーアーマー持ちの攻撃で攻めるか、「風圧無効」スキルをつけておきたい。
【MH4〜MHXX(攻撃)】
- 地中飛び出し
- モーションに変化なし。
- 仕様にも変化はないが、MH4から追加された背中の部位破壊を済ませていると、擬態中に発掘ができるようになった。
ただし1回ピッケルを振るっただけですぐに飛び出してしまうので連続で発掘はできない。
- 咆哮
- 特に変化なし。
- 乗り状態時はこちらを発覚した際の長いモーションのものを行う。バサルモスのモーションが終わる前に攻撃できるのでむしろチャンス行動。
「高級耳栓」があれば攻撃し放題である。
- 歩行
- 特に変化なし。
- こちらに近づくと突然タックル、尻尾回転に繋げてくる行動パターンも続投。
- 尻尾回転
- 尻尾が地面を擦りながら薙ぎ払うような位置まで下がった。
- …が、いかんせん尻尾が超短いので地面にギリギリ届いてないように見える。かわいい
当たり判定に変化はない。
- 相変わらずふっ飛ばし効果がないので、スーパーアーマー持ちは注意。
- 亜種はギルドクエストLv86以上になると半回転毎に鉱石を2つ振り落としてくる。
バサルモスの体型上、剣士でも離れていることが多いのでうっかり喰らわないように。
- タックル
- モーションには変化なし。
- 亜種はタックルの勢いを利用し、鉱石を2つ振り落としてくる。
このためか近寄ってから繰り出してくる通常種と異なりある程度離れた距離から行う。中距離にいるガンナーは注意。
- 後退尻尾振り回し
- こちらへ後退しながら、尻尾を∞の字を描くように振り回す。
- ギルドクエストLv86以上(G級)で追加される新モーション。
若干の追尾性があり、突進などで距離を離した後、追いかけてきたハンターを迎撃する形で行う。
- 技の性質は通常の「尻尾振り回し」と変わらない。
- ボディプレス
- 翼を用いて一瞬だけ体を浮かせた後、全体重をかけて押しつぶす。
- ギルドクエストLv86以上(G級)で追加される新モーション。グラビモスと全く同じ技である。
ただ滅多に使って来ない。
- グラビモスほどではないが範囲は広く、高威力。足元に陣取っていると頻度の低さもあって不意を突かれやすい。震動も発生するためガードする時はスタミナ管理にも注意。
ちなみに震動の判定は何故かバサルモスの接地より先に発生するのでガードカウンターは厳禁。
- 横転
- 上体を起こした後、ごろんと横に側転し、全身を使って押しつぶす。
- 新モーション。
過去作での怯みモーションを攻撃に転じたもの。威力も相応に高くなっている。
予備動作は分かりやすいが、意外と転がる範囲が広く、ガンナーでも半端な距離だと巻き込まれる。
- ギルドクエストLv76以上だと左右に2連続で転がる。ものすごく範囲が広がるので大袈裟に離れるぐらいがちょうど良い。
- 亜種は横転後に鉱石を2つ振り落とす。落とす位置は進行方向とは逆の左側。慣性はどうなってるんだ…
横転を追いかけて攻撃を仕掛けようとした剣士対策。Lv76以上の2連続横転では1度の横転毎に振り撒いてくるので注意。
- 横転突進
- 頭を掲げながら向きを合わせた後、こちらへ向かって突進。衝突直前に突進の勢いを利用して巻き込むように横転する。
- ギルドクエストLv86以上(G級)で追加される新モーション。
普通の突進と違い頭の位置が高いのが特徴。予備動作中の軸合わせ精度は結構高く、こちらが真後ろにいようと振り返ってくる。
- こちらが突進を避けようとした方向に向かって横転してくるので、単純に横へ移動しただけでは巻き込まれる。突進をすれ違うように回避すれば安全に対処可能。
- 通常の横転と同様、亜種は横転後に鉱石を2つ振り落としてくる。
- ガス噴射(毒)
状態異常:毒- 特に変化なし。
- 腹を破壊すると猛毒ガスを噴射する…ようになるのは上位までの話。
ギルドクエストLv86以上(G級)になると破壊に関わらず普通に猛毒ガスを噴射するようになる。
- 前進ガス噴射(炎熱)
属性:火属性やられ- のしのしと前進しながら炎熱ガスを噴射する。
- 新モーション。過去作までの炎熱ガス噴射モーションと置き換わる形で繰り出してくる。
前進の歩数は三歩で、一歩ごとにガスを噴射する。フィニッシュの三回目のガス噴射は若干攻撃判定が長い。
- 歩きながら噴射する都合上、足元で盾を構えていると攻撃判定をズラされ、めくられてしまうことがある。しっかりバサルモスの方を向いてガードすること。
- グラフィックに変更があり、先行して出ていた黒色のガスが最初からオレンジ色になっている。なんのガスか見分けやすくなった。
- ギルドクエストLv86以上の亜種はガスの噴射ごとに鉱石をミサイルの如く射出する。真上に打ち上げられた
ミサイル鉱石は一定時間後にハンターの位置へ降ってくる。
常に動いている剣士であれば問題ないが、危険なのはガンナー。かなり長距離までカバーしてくるので油断してると痛い目を見る。
- ガス噴射(睡眠)
状態異常:睡眠- モーションには変化なし。
- ガスの色が白から水色に変わった。
- 性質は変わってないが、前者の毒、炎熱ガスに比べると使用頻度がかなり下がっている。
- 火炎液
属性:火属性やられ- モーションには変化なし。
- 高低差に対応するため、こちらがバサルモスより高い・低い位置にいても狙いを定めて放ってくる。
- 過去作では着弾するとその場で火柱が上がるだけだったが、MH4からは火炎液がドロッとした性状に変わり、傾斜があると低い位置へ流れるようになった。もちろん触れてしまうと身体に火が燃え移る。
- 3連火炎液
属性:火- 上体を持ち上げ、3方向に火炎液を連発する。
- ギルドクエストLv86以上(G級)で追加される新モーション。
こちらから見て左→正面→右と45°間隔で放ってくる。
- 単発の火炎液と違い攻撃範囲が広く、中距離から遥か遠くの位置までカバーしてくる。主にガンナーに対する攻撃手段。予備動作も割と短いのが厄介。
- 一方で、足元付近に陣取っている剣士にはなんら脅威にならない技。火炎液の地面における滞留時間は短いので、ガンナーは初撃の地点に向かって移動できれば安全である。
- 熱線
属性:火属性やられ- モーションには変化なし。
- 「ガード強化」スキルが無いとガードを貫通する性質も変わってない。
- 成功確率はギルドクエストのレベルが上がるほど高くなり、Lv100以上ともなると確実に成功するようになる。最早グラビモスと遜色無い。
- まぁ普通は目の前でボーっと突っ立ってない限り当たらないが、起き攻め等で喰らわないよう起き上がりには注意。
- 流石に疲労状態では確定で失敗する。
- 鉱石撒き散らし
- その場で全身を震わせ、外殻に生えている鉱石を周囲に撒き散らす。
- 亜種限定行動。
亜種自身は隙だらけだが、落ちてくる鉱石は気絶値が非常に高く、2発は貰うと確実に気絶。ギルドクエストLv76以上では1発で気絶確定となる。
- 鉱石の落下位置にはある程度パターンがあり、前方、後方、亜種周辺と偏りがある。
最初に落ちてきた鉱石の位置で予測は可能。亜種周辺の場合はやや離れた位置から攻撃しよう。
- ただしどのパターンでも胸、腹周辺は絶対に降ってくる。リーチの長い武器種ならともかく短いものはあまり大きなチャンスとは言えない。
【MHRise/MHR:S/MHNow(攻撃)】
- 地中飛び出し
- モーションには変化なし。
- 今作からのバサルモスは瀕死時の休眠でのみ擬態するようになったため、この技を見る機会も格段に低くなった。
- 背中の部位破壊をせずとも普通に発掘できるようになった他、ピッケルを振るっても起きなくなった。採掘回数は最大3回。
- 咆哮
- 特に変化なし。
- Nowでは二回攻撃の行動をした後、確定で出してくる。カウンターやSP技を使う目安にしよう。
- 歩行
- モーションには変化なし。
- 今作からハンターとの距離が遠いとダッシュで近づくようになったため、見かける機会はほぼ無くなった。
- 尻尾回転
- 尻尾を振る前に一瞬力を溜めるようになった。
- マスターランク個体は半回転の回数を一回だけにカットしてくる。単純に付け入る隙が少なくなった。
- 突進
- 特に変化なし。
- MHNowでは開始直後高確率で出してくる。胸から上にしか攻撃判定がなく足元は安全なので、正面に立ってたとしても一度左右にフリックすれば当たらない。(ヘビィボウガンのような回避が独特な場合は被弾する可能性があるので武器によりけりだが)
- 後退尻尾振り回し
- 特に変化なし。
- マスターランク(G級)で繰り出すようになるのも変わらず。
- 横転
- 上位までのモーションには変化なし。
- マスターランク限定で転がる回数が2回転に増えるようになった。
かなり長い距離を転がってくるようになった挙句、ホーミング性能がかなり高くなっている。その追尾性能の高さたるや、一度すれ違ってもUターンして戻ってくるほど。
- 持続時間も長く、威力も相変わらず高いため序盤のハンターにとっては一気に危険な技に。予備動作を見たらすぐさま納刀してダッシュが無難。
一方で、判定が1回しかないので一旦ガードしてしまえばなんてことはなくなる。
- この技の影響か、過去作の2連続横転はオミットされた模様。
- 横転突進
- 上位までのモーションには変化なし。
- 上位以下のランクでも繰り出してくるようになった。マスターランクでは通常の横転と同様に回転数が多くなる。こちらも厄介。
- 操竜時、Aでこれを繰り出す。
追尾性能付きで範囲が広いので当てやすく威力も高いが、出が物凄く遅い。予備動作や突進動作中にしょっちゅう妨害されがち。
- 地中潜行
- その場で地中に潜った後、背中だけ地表から突き出しながら泳ぐように突撃。その後、勢いよく飛び出して吹き飛ばしてくる。
- 世間を騒がせた新技。誰が言ったか「バサムルバス」。
本家同様、突撃時はこちらを追尾してくるが、流石にあちらと比べるとホーミング性能は弱め。適当に走ってるだけでも回避は可能。ただ小柄な分スピードは本家より速いので油断は禁物。
- ある程度近付いてから飛び出し攻撃を繰り出してくるが、こちらと距離が離れていると一旦地中深くまで潜り、真下まで移動してから飛び出すこともある。
- 突撃中、バサルモスの背中に大タル爆弾の爆風を当てると驚いて上半身だけ地表から飛び出し、暫くもがき続けて隙を晒す。
疾翔け空中停止で真下を通過したタイミングで爆弾を落とすのも良いが、あらかじめ爆弾を仕掛けておき通過したタイミングでクナイで起爆させる方がやり易い。
- Nowでは後半で繰り出してきやすい攻撃。ただし、クエスト時間が75秒しかない中で繰り出されるとかなりのタイムロスになりかねないので、出来るだけこの攻撃が来る前に狩ってしまいたいところ。
- ガス噴射(毒)
状態異常:毒- モーションには変化なし。
- 腹の部位破壊、マスターランクに関わらず猛毒ガスは噴射してこなくなった。
- ガス噴射(睡眠)
状態異常:睡眠- 特に変化なし。
- 毒ガスほどではないが、使用頻度が上がっている。
今回はオトモがかなり優秀なため喰らってもすぐに起こしてくれるが、喰らわないことに越したことはないので注意しよう。
- ガス噴射(炎熱)
属性:火属性やられ- 特に変化なし。
- MHXX以来オミットになっていたが、何故か今作で復活。ただ前進ガス噴射の存在もあり滅多に使って来ず、影が薄い。
- 今作から赤熱化と言う新要素が追加され、火属性の攻撃を繰り出した際、関係する部位の肉質が柔らかくなるようになった。
当攻撃の場合は胴体である。
- 元々若干柔らかい胸、腹も含まれるため部位破壊が更にしやすくなる。
- 前進ガス噴射(炎熱)
属性:火属性やられ- モーションには変化なし。
- 通常の炎熱ガス噴射と同様に、繰り出すと胴体全体が軟化する。
- 火炎液
属性:火属性やられ- モーションには変化なし。
- 繰り出すと頭部が赤熱化する。
攻略面では地味だが部位破壊に軟化は半ば必須なため見逃さないようにしよう。
- 操竜時、Xでこれを繰り出す。
バサルモスの技の中では比較的出が早く、遠くから火属性やられを見込めるが、威力は相当低い。後述の熱線の方が遥かに有用だろう。
- 3連火炎液
属性:火属性やられ- モーションには変化なし。
- マスターランク限定で使用。こちらも通常の火炎液同様、繰り出すと頭部が軟化する。
- 操竜時、↓+Xでこれを繰り出す。
至近距離でぶっ放せば3つとも当てられそれなりにダメージば稼げるが、近づくリスクを考えればやはり熱線の方がいい。
- 熱線
属性:火属性やられ- モーションには変化なし。
- 失敗することがあるのも変わらない。こちらも火炎液同様、繰り出すと頭部が赤熱化するが、熱線の成功失敗に関わらず柔らかくなる。
- 操竜時、↓+Aでこれを繰り出す。
出こそあまり早くないが、遠距離、高威力、火属性と3拍子揃った優秀な技。他が使い物にならないだけとか言わないぶっちゃけバサルモスの操竜ではこれを遠くから連発してるだけでいい。
操竜大技のフィニッシュもこれ。
- ちなみに操竜時は100%絶対に成功する。
ゲームの都合ハンターとの絆の力である。
- Nowでは二回目の行動の時、ハンターと距離が離れていると高確率で繰り出してくる。頭が赤熱化して攻撃しやすくなるので一気に攻撃して部位破壊してしまいたい。
◆破壊可能部位
- 腹
- 甲殻が剥がれ、中の筋肉が剥き出しになる。
- 破壊に成功すると一気に柔らかくなり、どの武器種でも通りが良い大弱点と化す。もともと体力に乏しいこともあり、ここを破壊してしまえば可哀想なぐらいあっさり倒れてしまう。
- ただし、破壊すると作品によっては毒ガス噴射が猛毒ガスに変貌することもあるため油断は禁物。
- MHRise以降ではグロテスクすぎると判断されたのか、以前のように赤い肉が丸出し…というより砕けてヒビが入ってる、程度の描写になっている。
- 尻尾
- 切断可能。
- あまりにも短くてどう見ても切断できなさそうだが、しっかり切れる。
常にやや高い位置にある上、先端ぐらいしか通りが良い箇所がないので非常に狙いにくい。
- しかし剥ぎ取りでは「天殻」などのレア素材が手に入る可能性があるため、狙う価値はある。MHRise以降では「尻尾」系素材も手に入るようになった。
- 物凄く短い上にハタから見たら岩にしか見えないので、切断したらその辺の石とかに紛れて見失ってしまうことも。マップのアイコンを頼りに探そう。
- 背中
- 外殻が砕け、亀裂が走る。
- MH4から破壊可能に。狙いづらい位置にあり肉質も硬いが、耐久値は低く乗り攻防を制すると大抵は1回で破壊できる。
- 破壊報酬には「翼」系アイテムが高確率で手に入る。剥ぎ取りや基本報酬では手に入りにくいので余裕があれば破壊しておきたい。
- 破壊に成功すると擬態時、ダウン時に背中から採掘ができるようになる。鉱石系アイテムなどが手に入るが、発掘要素があるMH4シリーズ以外ではそれほど需要があるとは言えない。
- MHRise以降では破壊せずとも普通に採掘できるようになった。
- 頭
- 角が欠け、亀裂が走る。
- MHRiseから破壊可能に。普段は肉質が硬く、とても狙える部位ではないが、赤熱化を利用できれば簡単に破壊できる。
- 破壊報酬には「天殻」などのレア素材も含まれる。柔らかくなったタイミングを見逃さないようにしたい。
- MHNowでもレア6素材の「竜玉のかけら」がドロップする可能性があるので☆8以降は積極的に破壊したいところ。
◆弱点属性・部位
【MHP2G以前】
- 弱点属性
- 龍>水。
- バサルモスと戦える段階では龍属性武器はなかなか手に入らないので水属性で行くのも良い。破壊した腹部に対しては龍よりも効く。
- 破壊した腹以外にはこれでもかというぐらい効かない。属性偏重武器は破壊するまでが勝負である。
- 弱点部位
- どの武器種でも有効打になり得る部位が無い。腹のみが他と比較して多少通る。
- とにかく全身ガッチガチ。近接武器は斬れ味が白はないと弾かれまくる。
- しかし腹の部位破壊が済めば話は別。一転して凄まじく柔らかくなり、斬撃と打撃なら75%、射撃なら80%も通る。
攻略の上ではまず腹を狙っていこう。
【MH4〜MHXX】
- 弱点属性
- 通常種は変わらず、龍>水。
- 亜種は氷>水。
- 通常種とは一転して龍に対してかなり高い耐性がある。うっかり担いで行かないように。
- 弱点部位
- 通常種の狙うべき部位は過去作と変わらない。
- 破壊後の腹へのダメージ防御率が50%に引き下げられているが、以前までが高すぎたくらいなのであまり問題にならない。
- 亜種は通常種と全く一緒。
- 亜種戦で注意すべきなのは属性選び。戦い方は同じような感覚で良い。
【MHRise以降】
- 弱点属性
- 変わらず、龍>水。
- 平常時は弱点特効【属性】が入る部分がどこにも無いが、部位破壊に成功した頭、腹、背中には僅かながら入るようになる。
- 水属性やられ状態は肉質が硬いバサルモスには非常に有効。泥玉コロガシ、イロヅキムシは積極的に利用しよう。
- 弱点部位
- 平常時は過去作と大きく変わらない。
- 今作から腹以外の部位も破壊すると肉質が柔らかくなるようになった。
…なったのだが、その変化率はあまり大きくはなく、弾かれなくなる程度で弱点特効は基本入らない。
特に腹は破壊できても斬撃以外は弱点特効が入らなくなった。
- しかし新しく導入された赤熱化状態になると一転。どの武器種でも弱点に変化する。
特に部位破壊が済んだ部位はもっと柔らかくなるため、赤熱化した部位は見逃さずに狙っていきたい。
◆武器
岩竜バサルモスの素材から造られる武器群。
岩竜から造られるだけあって見た目はなんというかもう完全に岩。
しかしところどころにマカライト鉱石が由来と思しき鮮やかな青色が含まれているのがデザインのアクセントとなっている。
MH4シリーズで初登場となった亜種武器の方には華やかな桃色の鉱石が含まれている。
加工はかなりし辛いらしく「加工屋泣かせ」だとか説明文に書かれていたりする。かなり重たそうであるが心配せずともハンターは平気な顔して振り回せる。使う度にぜぇぜぇ言われても困るが…
初代MHからの古株のバサルモスではあるが、幼体ということもあって製造できる武器は成体の
グラビモス武器の通過点といった扱いであり、純粋な「バサルモス武器」と言えるものは少なかった。
しかし最近ではバサルモス素材だけで造られる武器が登場
したり親がリストラされたシリーズも登場したりしたおかげで、ラインナップも増えてきている。
しかし亜種武器は物凄く種類が少なく、ラインナップはなんとハンマーと狩猟笛だけ。遠距離武器は無し。
せっかくの新モンスターなのに勿体無い…
性能はというと、物理特化型に分けられる部類。
バサルモスが登場する段階で造れる武器と比べれば火力はピカイチであり、装備するだけで防御力がプラスされる効果を持つものも。
その代わり斬れ味や会心率が犠牲になっているものが多く、癖は強め。
属性はバサルモス自体が割と多芸であることもあり、火、毒、睡眠属性と多様。
ただ基本的に物理特化型という性能から、どれも属性値はあまり高い方では無い。
ボウガン系の性能も攻撃特化型であり、徹甲榴弾や拡散弾と言った強力な炸裂弾の扱いに長ける。
作製タイミング的に扱えるボウガンにしては中々の物理火力を備えており、序盤から中盤まで長く支えてくれる頼もしい存在になれる。
ただし攻撃特化型の宿命か、後半になってくると上位互換が現れてしまうのは玉に瑕。
総じて、その後に登場する武器と比べると中堅といった立ち位置であり、ストーリーを進めていくにつれ他の武器へと離れていってしまうハンターも多い。
しかし繋ぎとしては優秀な部類ではあり、防御力プラス効果と、初心者には嬉しい生存率を高める性能があるのも強い。
最近では個として性能が高められている傾向もあり、終盤にも担いでいけるようにもなっている。
MHNowでは武器種によって火や毒属性と異なっている。とはいえ、他のモンスターの武器と比較してこちらを優先して使うかと言えばうーん…というかなり趣味な性能となっているのが残念なところ。付いているスキルも火事場1なので一見有用そうなのだが、かなり防具を強化していないとワンパンの頻度の高いMHNowでは恩恵を感じにくく利用しにくいのも痛い。
ただしヘビィボウガンは、毒弾と睡眠弾を撃てるという他にはない唯一性を持っているので、マルチでのサポート要員として運用出来れば面白い。
◆防具
名前はバサルシリーズ。
通常種防具は名前の末尾に上位ならS、G級ならXがつくが、MHP2G以前の上位は使用する素材を変えることでUシリーズを作ることもできた。
MH4系列の亜種防具の方は、上位ならU、G級ならZがつく。
「岩竜」バサルモスの頑強な外殻をふんだんに使った全身甲冑で、流石にかなり頑丈そうな見た目。
そしてかなり重そう
派手さは少ないデザインではあるが、
親防具のグラビドシリーズと比べるとスマートに仕上がっており、無骨さとカッコよさを兼ね備えたスタイリッシュなビジュアルとなっている。
設定によれば、バサルモスの素材だけで武具を作るのは難しいらしく、鉱石を繋ぎに使用することで形状を象っているとのこと。そのためシリーズによって色合いに変化が出てくるのが特徴。
MHP2Gのバサル装備一式は、通常のバサルとバサルSは鉄鉱石を主に使うためか岩そのものと言った色合いだが、バサルUはマカライト鉱石を使用するため所々に青色が追加、そしてバサルXはエルトライト鉱石を繋ぎに使用するため赤色が追加される。
実はMHP2Gまでの赤みのあるバサルXシリーズのデザインは、後にMH4系列で登場する亜種防具のバサルU/バサルZシリーズと全く同じデザインである。
まさかの色違い防具が先に出て亜種モンスターが後に出るというかなりややこしい現象が起きている。
まさか亜種を思いついたのもそれが発端じゃあるまいな
MH4で亜種が登場したことでバサルUシリーズは亜種の装備として扱われるようになったため、亜種も登場するストーリーズは別として、メインシリーズではMHX以降登場しなくなっており、一方でMHP2Gまで赤かったバサルXシリーズはMH4Gから青色に統一された。
そのため、MHP2GのUがMH4GのX、MHP2GのXがMH4GのUと関係が互いに入れ替わる形になっている。
性能はと言うと、防御に特化したスキルに加え、地形ダメージや状態異常ダメージを軽減もしくは無効化するようなスキルを備える傾向が強い。
全体的に「この武器と相性が良い」と言った決め手が薄く、攻めについてもあまり得意な方ではないが、被弾率が高い初級者にとっては武器を選ばない汎用性の高さをもつ防具と言っていい。
そして通常種防具と亜種防具の間には正直これといった差はない
MHRiseでは「ガード性能」、「砲弾装填」等の攻防兼ね備えたスキルが追加され、ガンランスや
チャージアックスとの相性が良い防具へと昇華されている。
MHNowでは「ガード性能」、「砲術」と如何にもバサルモスらしいラインナップのスキルを兼ね備えている防具があり、ガンランスを担ぐなら作っておきたい。
他には腕装備は「反動軽減」、腰装備は「火属性攻撃強化」と武器によってはありがたいスキルが付くのも良ポイント。
属性耐性はシリーズを通して、通常種防具なら雷と氷に強く、反面、水と龍に弱い。
亜種防具なら一転して龍に強いが、逆に水と氷に弱い。
双方、意外にも火に対しては耐性がないどころか、作品によってはむしろ弱い場合もある。幼体故にまだ耐熱性が十分ではない、という事なのだろうか…
◆余談
- 名前の由来
- 英語で「玄武岩」を意味する"Basalt"(バサルト)からではないか、とされる。バサルモスは「玄武岩に擬態する」という設定があるためかなり有力な説だろう。
モスは別に関係ない
- 英語ロケールでの名称は"Basarios"(バサリオス)。モンハンにしては珍しく、日本語ロケール版との乖離があまりない。
- 外殻の鉱石
- ちょくちょく描写はされているが、食べた岩の成分が身体に蓄積していくことで、どうやら本物の鉱石も生成されているらしい。
だいぶ長い時間かけないと難しいと思われるが…グラビモス科は相当長命なのだろうか。
- モンハン世界における鉱石は稀少であればあるほど耐久性が高い傾向があるが、もしメランジェ鉱石のような最高級の鉱石が出土するような環境にバサルモスがいれば、亜種ならぬバサルモス希少種が現れうるかも…
- と考えそうだが、よくよく考えれば稀少鉱石は滅多に出土しないから稀少なのであって、そんな大量に見つかる場所なんてそうそう見つからない。現状確認されてる亜種が種としての限界点かもしれない。
それでも、可能性は0ではないかも…
- 「無限研磨剤」
- 上述した通り、MH4系列は「発掘装備」が登場したことで、太古の武具を研磨するための素材として「大地の結晶」等の結晶系アイテムの需要が最高潮にまで上がっていた。
誰もが効率の良い入手法を血眼で探すそんな折、バサルモスを使ったバグ技が横行したのである。
- バグは2種類あり、1つは勾配が強い地点でバサルモスが擬態していると発掘してもバサルモスが発覚状態にならないというバグ。
もう1つはバサルモスが転倒している時にスタン状態になると何も無い箇所が採掘ポイントになるというバグ。- 特にDLCにて、登場モンスターがバサルモス亜種だけ、フィールドは邪魔の入らない闘技場、という非常に都合の良い条件のG級クエストが配信されたため、多くの亜種がこのバグ技の犠牲となった。
しかもこのクエスト名は『桃岩竜からの贈り物』。
- とは言え本来はクエスト報酬に「金の卵」といった高額換金アイテムが豊富に含まれているだけのお年玉クエストであり、流石に「このバグを利用して下さいね!」という開発の思惑は無かったことだけは確かである。ハズである
- 初めて見る人にとっては意味不明だろうが、これを利用することでほぼ無限に採掘することが可能だったのである。おかげで当時、一部からは「生きる研磨剤」などという悲惨な扱いを受けるハメになってしまったこともあった。
「僕もいっぱい追記、編集してお父さんみたいなグラビモスになるんだ〜!」
むしゃむしゃむしゃ!
- mh4では大地の結晶のためにボウガンに足を撃たれて転がされ、背中を掘られる毎日 を過ごしている -- 名無しさん (2014-03-08 11:18:48)
- MH4Gでクック先生と並び強化された。
特に亜種は心眼付けないと剣士はキツい -- 名無しさん (2014-12-06 17:13:55)
- 下手に腹破壊で軟化を狙うより、強化した拡散弓でごり押ししたほうが楽だったな -- 名無しさん (2018-04-30 12:37:25)
- バサムルバス呼びされるけどアカムだってマグマを潜る時は大体あんな感じだと思う。重量級飛竜種ならではの繋がりってする -- 名無しさん (2021-08-19 19:56:45)
- 怪異化バサルはヤベーよ のMRモーションで高速・高火力化はダメでしょ -- 名無しさん (2023-03-21 18:05:14)
- 鉱石ばっかりドロップして素材落とさないからコイツの装備作るのは難儀した…… -- 名無しさん (2023-08-15 20:12:31)
最終更新:2025年03月11日 01:53