登録日:2022/10/21 (金曜日)21:55:19
更新日:2024/12/14 Sat 16:58:52
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◆あらすじ
東京と横浜の中間にある雲よりも高いと言われている超高層マンショングランドソレナーゼ。
ある日のこと臨時で住民総会が開かれた。
なんでも以前マンションの管理組合長を務めていた中島さんが組合長を辞めてしまったというのだ。
聡「またですかあ?今月に入って四人目ですよ。どっかの国の総理大臣じゃあるまいし。」
なんでも以前組合長を務めていた中島さんは、組合長になってからというものの、毎日悪夢にうなされ、奇行が目立つようになり、言葉も全てパ行でしか話せなくなってしまったというのだ。
そこで次の組合長を決める臨時の集会が開かれ、皆は西郷さんや大久保さん、中目黒さんと言った住人達を候補に挙げていくが、中々ト津川聡を候補に挙げる者はいない。
そして次の集会の時に組合長を決定する事になった。
その日の夕飯の時…。
竹男「パパ様、どうされたのですか?そんな貧しい顔をして」
聡「どこが貧しい顔をしているというんだい、竹男くん。パパはね、今すごーく怒っているんです!なんで誰も僕を組合長に推薦しないんだい!?」
しかし、その愚痴が後日、思わぬ結果をもたらす事になる…。
そして運命の組合長決定の日がやってきた。
新しく組合長に選ばれたのは…なんと、ト津川聡!
なんでも管理人さんの所に匿名のビデオレターが届いたというのだ。
その内容は…
竹男(シルエット)「ええ、そうです。5150号室のト津川聡が、管理組合長になりたいと申しておりました。正直僕もいけないことだと思いますが」
聡「こらあ!匿名ってこれ完全に僕の長男じゃないですかあ!」
とまあそんな訳で今期の管理組合長は不本意ながらもト津川聡に決定したのであった。
ト津川「5051号室のト津川です。私は皆さんにお約束を致します。このマンションを世界一住みやすいマンションにするぞ。皆さんのお困りのことは、この私が、全て解決致します!(やけくそ気味)」
これは、不本意ながらもマンション管理組合長になったト津川聡と、ユニークなマンションの住人達等が織りなす、シュールな物語である。
◆登場キャラクター
【ト津川ファミリー】
主人公。39歳。
職業はサラリーマンで、現在は川崎市の広告代理店『京浜広告社』に勤務している。
見栄っ張りでプライドが高く、第一話で行われた組合長総選挙では誰も自分を推薦してくれなかった事に立腹し、その日の夕飯時に家族の前でその事を愚痴っていた。
しかし、その愚痴が功を成した(?)のか竹男が匿名で管理人さんにビデオレターを送ったこともあり、結果的に組合長となった。
周りの珍妙な面子に振り回されながらも、持ち前のツッコミなどで上手く乗り切っていく。
自分よりも妻・絵美の方が収入が多いため、彼女には頭が上がらないが、夫婦仲は良好。
息子の竹男も自分の事を尊敬してくれているので親子仲も良好。
しかし、お舅さんとはうまくいっていない。
聡の妻。32歳。
卵形の体型が特徴で、卵料理専門のカリスマ料理研究家。
マサチューセッツ工科大学を首席で卒業し、オックスフォード大学で経営学修士の資格を取得。
更に米軍特殊部隊で教官だったというかなりの高学歴/職歴の持ち主でもあり、60種類もの暗殺術をも体得している。
その戦闘能力は凄まじく、しゃもじ一本でテロリスト集団を撃退したことがある…と、かなりチートだと言わざるを得ない。
そんな事もあってか、結婚した現在でも世界各国の要人等から業務や相談に呼ばれることが多い。
聡よりも収入が多いため、聡は彼女に頭が上がらないが、そんな夫を彼女は全て受け入れているらしく、夫婦仲は良好。
聡の息子。5歳。
母に似た卵形の体型で、両親のことはそれぞれ「パパ様」「ママ様」と呼ぶ位尊敬しており、言葉は常に謙譲語と、まだ5歳児とは思えない程のしっかりした少年。
1年分が1日で終わる代わりに他の子供の365倍の脅威の反抗期を持っている。
名前は「竹のように真っ直ぐ成長するように」という願いが込められており、その願い通り、健やかで聡明に育っている。
絵美の父親、聡のお舅、竹男の祖父。67歳。
自分の娘は完璧なのに対し、その夫はダメサラリーマン。
そんな事もあってか聡の事を快く思っておらず、絵美に見合い話を持ち掛けるなど、婿舅仲はあまりよろしくない。
昔はとある研究施設で警備員をやっており、脱走した実験体の怪物を二体、警備用のショットガンで仕留めた事もあるが、その時の負傷によって時折怪物となり、凶暴化してしまうという後遺症を患ってしまった(発症するたび、絵美がサンプルを打っている)。
【京浜グランドソレナーゼの住人達】
グランドソレナーゼの
管理人を務める老人。
誠という単語が出てくると三番目の倅である誠を思い出して暴走気味となり、その度に奥さんに
頭突きをされる形で窘められる。
管理人の妻。
恰幅の良い老婆で、夫が暴走した時は
頭突きをして窘めている。
管理人の三番目の倅。
現在は家を飛び出し、行方不明らしい。
小さい頃、カマキリと喧嘩して顎に怪我を負い、夜行性肉食動物に似た泣き声を上げていた。
好きな食べ物は
金平牛蒡。
眼鏡をかけたソバカスの男性。
職業はITベンチャーの経営者。
聡曰く、「パパが高三だった時、彼はまだ中二」との事。
戦闘服を普段着にしている男性。
元エルサルバドルの軍人だったという経歴の持ち主。
ミサイルの製作・打ち上げを趣味としているやや危ない頑固な性格の持ち主の男性。
見た目は故・北の首領そのまんま。
オカマ。
好みのタイプはト津川聡。
【京浜広告社】
京浜広告社の社長。
水野晴郎に似た風貌の持ち主。
女性社員。
歌で動物を呼び寄せる特技を持つ。
外見は『
風の谷のナウシカ』のナウシカそのものであり、外見以外にもジブリネタで統一されている。
ブルース・リーのパロディーキャラで、トラックスーツを模した黄色い服装をした男性。
『ドラゴンへの道』での劇中、リーがマフィアのボスに対して見せた力んだ表情そのまんまの顔をしている。
失恋時にそこら中の物を八つ当たりする形で放火し、半径2km四方を火の海にした事もあるかなり危険なヤツ。
それ故、デート先が判明した際は周辺人物や
自衛隊特殊部隊が総出で厳戒態勢を取る等の大事態となった。
印刷担当。
依頼された広告の原版は手彫りで作る等、もはや匠の域に入っているが、虚弱体質なのか彫ってる最中に度々持病でダウンする。
モチーフは実在する版画家の棟方志功。
【ゲスト】
5話に登場。
市議会議員選挙に立候補した政治家の一人で、フルネームは右近ちから。
京浜広告社に選挙ポスターの作成を依頼するも、宮崎さんが「ウンコさん」と誤記(しかも頭にはウンコが乗っかっている)、おまけに金子が1000枚を100万枚と間違えたため、大量に誤記ポスターが出来てしまった。
時間の都合上、修正が出来なかったため、社長の頼みでポスターに合わせ、ウンコさんと改名する羽目になるも、改名後の名前にインパクトがあったのか選挙に圧勝した。そういうモンかなあ
名前の由来はおそらく実在する清涼飲料水『ウコンの力』だと思われる。
14話に登場。
眠眠打破とのタイアップキャラクターで、見た目は眠眠打破の瓶を着ぐるみにした男性。
10年前に妻子を置いて家出した過去があり、実家に帰るために伊豆半島へ向かうト津川ファミリーの車に乗り込んだ。
最終的にト津川ファミリーの後押しもあり、無事に実家に帰ることが出来た。
涙の再会を果たした後、ト津川ファミリーに眠眠打破…の、空き瓶を大量にあげた。
聡「なんだよこれ、全部空き瓶じゃないか。間に合っているよ、こんなの!」
26話に登場。
金子の妹で外見は兄そっくり。
うしのこく女子高に通っている。
◆用語解説
ト津川ファミリーが暮らしている超高層マンション。
全部で58階と思われていたが、実は58階の奥には謎のエレベーターがあり、200階まで続いているという…。
しかもまだその先があり、そこから先のフロアは非常階段でしか上がれないうえ、このマンションの真の意味での「屋上」は
富士山よりも高い場所に位置しているらしい。
そこでは神が建設作業を行なっていた…。
カネ子が通う女子高。
鉄条網が張り巡らされており、ト津川聡曰く、「まるで捕虜収容所のようなところ」との事。
このような危険な場所へ通っている辺り、カネ子は兄同様、かなりの危険人物であることがうかがえる。
追記・修正はマンション管理組合長になってからお願いします。
- 名前だけ知ってたわ -- 名無しさん (2022-11-03 11:07:01)
最終更新:2024年12月14日 16:58