中央図書館(図書館の大魔術師)

登録日:2022/11/17 Thu 09:31:43
更新日:2023/03/14 Tue 22:56:35
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「書を護ること それ即ち 世界を護ること也」



中央図書館とは、『図書館の大魔術師』に登場する施設及び組織である。

※タイトル及び作中の「としょかん」の文字は、くにがまえ(口)の中に書を入れた「圕」と表記されているが、フォントによっては収録されていない文字のためここでは「図書館」と表記する。


【概要】

「本の都」アフツァックにある大陸最大の図書館と、それを運営する組織のこと。
「図書館法」という大陸共通の法律に則り、活動を行っている。
大きく分けて業務内容は以下の通り。
  • 大陸中からありとあらゆる「」をかき集め、それを管理し広く公開する。
  • 出版物を検閲し、誤った記述がある書や特定の人物・民族を誹謗中傷するような書の出版を取り締まる。
  • 地方の図書館で図書館法に則した健全な運営が成されているか監査する。
  • 図書館法違反者を逮捕する。

【歴史】

かつて、世界を滅ぼそうとした怪物「ニガヨモギの使者」が、民族の垣根を越えて集まった「七代魔術師」によって討伐され、世界は平和になったかに見えた。しかし、ニガヨモギの使者に襲撃された場所は「灰白色の死」と呼ばれる霧に覆われ、人間が住める環境ではなくなってしまっていた。
残されたわずかな土地を巡って民族間の争いが勃発。中でも最悪だったのは、「黒の書」と呼ばれる偽書を信じたヒューロン族によってホピ族が虐殺された事件である。また、勝った側の民族が負けた側の民族の歴史を否定するために、焚書を行うことも多かった。
こうした事態に、七代魔術師の一人・「図書館の大魔術師」コマコは、先人達の想いを護るために全ての書を護る施設を作ることを決意。クプル王家の協力を得て、アフツァックに中央図書館を設立した。

【用語】

  • 司書(カフナ)
中央図書館の正職員。司書試験という高度な試験を突破したエリート達。
中央図書館の業務は多岐にわたりとても膨大なため、一般的な図書館の職員とは異なり、(へや)と呼ばれる12の部署に分かれ、専門的な業務に従事する。
女性が就ける数少ない職業であり、男性はカフナになれる能力があるならもっと給料も社会的地位も高い仕事があるため、カフナの実に9割は女性。

  • 従者(コークア)
カフナの指示に従いその仕事を補佐する準職員。カフナとは異なり、各室が独自に募集する。
高度の知識を必要としない下仕事に従事する者や、何らかの分野に特化した者達。
司書試験に落ちた男性も少なくない。

  • 図書館十二賢者
各室の室長達。基本的に社会的地位は低いカフナだが、例外的にこの十二人は大陸政治にも影響を及ぼせるほどの力を持つ。
各々が「○○するもの」という二つ名を持つ。
十二人にも序列があり、現在は主席がトクシャ、末席がセドナ。

  • 図書館法
民族紛争の停戦から二年後に、民族紛争の防止や図書館の健全な運営のために制定された法律。大陸全土で適用される。
  • 第4条:図書館はいかなる民族・性別・社会的または経済的身分の違いにおいて貸し出すものを選んではならない
  • 第7条:個人の印刷機の製造及び所持を禁止
  • 第24条:民族の対立感情を煽ってはならない

【司書試験】

毎年一回行われる試験で、カフナになるためにはこの試験に合格しなければならない。
毎年800人以上が受験するが、その中でカフナとなれるのは二十数名という狭き門。
1次~3次まであり、その合計点で合否が決まる。

  • 1次試験:筆記試験
受験者はそれぞれの個室に泊まり、3日間かけて図書館学・哲学・民族史・産業・地理・宗教学・言語学・天文学・数学・自然哲学*1・読書考察文の課題を解く。
図書館に来館する様々な専門職達の言葉を受け止められるように圧倒的な量の問題を解くことになる。
終わりの見えない課題、睡眠不足、偏った食事、閉鎖された空間、人生を賭けた重圧とあらゆる障害が受験者の精神を蝕んでいく。通称「悪夢の筆記試験」
一方で、後に司書になる者達の多くは日常の延長として、物足りなさすら感じながら難なく突破していく。

前述の通り司書試験は1次~3次の合計点で合否が決まるが、1次試験で合格点に達しなかったものはその時点で足切りされ、2次試験・3次試験を受けられずに不合格となる。

問題は全てアフツァックの公用語であるヒューロン語で出題されるため、公平を期すためにヒューロン族以外のものには多少の加点がなされる。
このことは外部に歪んだ形で伝わっており、「カフナがヒューロン族に偏り過ぎないようにするためにヒューロン族以外のものは1次試験の点数に関わらず2次試験・3次試験を受けられる」というデマが一部の受験者に広まっている。

おそらく元ネタは科挙

  • 2次試験:面接試験
カフナ相手の面接。場合によっては十二賢者が面接官になることも。

  • 3次試験:実技試験
三人一組になり、課題図書の作成年代・内容を調べる。制限時間がありそれを過ぎると3次試験は不合格となるが、受験者には制限時間がどれだけあるのかは知らされない。
チーム毎に課題図書と制限時間は異なっており、わずかな手がかりから仮想の来館者の求める資料を探し出す能力、できるだけ早く解を届けるというカフナとしての姿勢が問われる。
図書館の蔵書を使ってもいいが、試験中は試験官があちこちに目を光らせており、「館内を走る」「蔵書を独占する」などのマナー違反は減点対象。


【部署・職員】

◆総代

「図書館の大魔術師」とも呼ばれる、中央図書館のトップ。ただし、あくまで「象徴としてのトップ」であり、運営に介入する権限は持たない。
中央図書館創設以来コマコが務めているが、流石に年なので二代目総代候補が選ばれている。現在判明している二代目候補はトギト=エルガムスとシンシア=ロウ=テイ。

  • コマコ=カウリケ
「我々は 正義ではない」

現在の総代。七大魔術師の一人。
土の魔術を極めた“煉丹術師”の称号を持つシトラルポルの老婆。
民族大戦中に焚書が行われたことに胸を痛め、書を護るためにクプル王家の協力を得て中央図書館を設立した。
かつて行われた凄惨な事件もすべて「正義」の名の下に行われてきたことから、「正義」を妄信せずただ「書を護る」という使命の為に活動している。

◆総務室

図書館の中枢。室長は実質的な中央図書館の最高権力者。
書を出版停止にするか決める評決もこの部署が行う。司書試験の試験官も務める模様。
図書館の運営に及ぼせる影響力が高いためか人気が高い。

  • トクシャ=クプル
「あんのクソババア~ッ」

室長。「決断するもの」。
シオが受けた司書試験で2次試験の試験官を務めた。
クプル王家の姫。コマコとは距離が近く、普段は敬語で接するがたまにクソババア呼ばわりしている。しかし尊敬はしている模様。

  • グハラ
マリガドを出版停止するかの評決に参加していた老人。
出版停止反対派の若い世代達の「偽書を出してしまっても発信者や学者達が真実を明らかにできる」という意見を「楽観的過ぎ」と厳しく評するも、一方で「包丁や馬車と同様に、使い方を誤れば傷つくようなものでも必要ならば規制するべきではない」「個々の犠牲は仕方がない」として出版停止自体には反対の意見を示した。

◆守護室

その名の通り館内の警備や関係者の警護を行う部署だが、唯一の戦闘職種であるためか図書館法違反者の逮捕、魔術書の回収等にも駆り出される。
多数の魔術師や武道家が所属している。

  • セドナ=ブルゥ
「この日この時が運命だった そのほうがずっと素敵だろ?」

室長。「制圧するもの」。コマコの弟子。
海側ラコタ族。17歳→24歳。
大陸最強の宙の魔術師で、空気を操り相手を拘束する、空気中の酸素を移動させて鎮火する、絨毯に乗って空を飛ぶ、といったいろいろなことが出来る。
普段からかなりかっこつけた言動をしており同僚達からも呆れられているが、正義感が強く本を愛する、カフナとしてとても立派な人物。

かつて魔術書の回収のためにシオが住むアムンの村を訪れており*2、そこでシオと交流を持つ。シオがカフナを志すきっかけを作った人物。


  • ミサキ=ヴェルトー
室長補佐にして、室長直属隠密部隊のメンバー。右目を前髪で隠した陸側ラコタ族の女性。
魔術師ではないが武術の達人で、戦闘力は相当なもの。
真面目な性格で、セドナのかっこつけた言動によく不満や呆れの言葉を口にしている。

  • シンジ=ヴェルトー
室長補佐にして、室長直属隠密部隊のメンバー。左目を前髪で隠した陸側ラコタ族の男性。
ミサキとは双子(どっちが上かは不明)で、こちらも武術の達人。
セドナのことを崇拝しており、セドナのすることはなんでもかっこいいと思っている。


  • ハッサク=ガガービッツ
一番隊隊長で、セドナの前任の室長。ハイダ族の男性。
傷だらけで強面だが、涙もろい人情家。人望は厚く、立場上上司になったセドナを含め守護室の面々からは「大将」と呼ばれ慕われている。

  • ヨウ=シオウ
二番隊の副隊長。魔術学園(カラクラヌイ)出身で、大陸最強の木の魔術師。
合理的な性格で、与えられた任務を確実にこなし、その分の給料をきっちりもらうことを信条としている。

  • ニル=カンウ
光の魔術師。アシン教信者。
光を屈折させて物を見えなくする魔術を得意とし、この魔術を使って自分や仲間の姿を隠し警備や護衛に当たる。


  • アーチャブ
「灰白色の死」にて発見された三首の大猫。知能は高く、独自の言語を持つ(音にするとニャーニャー言ってるだけだが)。
調査隊によって連れ帰られた後守護室で番猫として飼われており、基本的にニルと行動を共にする。


  • ロイ=サン=ダス
カドー族の男性。「いい○○じゃないか」が口癖。
テイに近付くことが出来たり、巨大精霊への対処にヨウと二人だけで駆り出されるなど守護室の中でもかなりの実力者だと思われるが、何故か連載版ではなかなか名前が明かされず、6巻で名前テロップが加筆されようやく名前が判明した。

  • エダル=カンカバー
魔術学園出身。3年前にコアミ教の摘発に携わった。

  • マウィア=テテオ
雷の魔術を使う女性。好戦的な性格。

  • ハナ=ブラウニー
陸側ラコタ族の女性。86期生の毎朝のランニングの教官を務める。

  • ナセット
テイにマナの放出を抑える訓練を課している人物。
細身の女性だが巨大なハンマーを振るう。このハンマーは水瓶になっている。

  • カリン=トラヴィスカル
コークア。マナの量は多くないが、様々な術を隠し持っている。
二代目総代にはガガービッツが就くべきだと考えており、テイのことはマナ娘呼ばわりしてよく思っていない。

◆財務室

経理を担当する部署。図書館の運営に及ぼせる影響力が高いためか人気が高い。
図書館は非営利組織なので資金繰りに苦労しており、質よりも経費節減を重視した要望を出したり、外部から寄付という名の賄賂を受け取ることもあるため、他の室との軋轢がしばしば生じる。

  • セイマ=ゴルド
室長。「運算するもの」。
左目にモノクルを付けた海側ラコタ族の男性。
部下達からの人気は高く、毎年見習いの財務室での授業の際には財務室のメンバーも多く参加する。

  • センズ=ヒイロ
「私達が扱ってるのは都民の血税だ‼1キープたりとも誤るんじゃないよ!」

海側ラコタ族の女性。イシュトアとは同期だが、毎年金で司書試験の裏口合格を引き受けているため仲が悪い。
しかしこれは書を護るための金を確保するためのものであり、財務室職員としての意識は高い。

  • ユスヒ
  • メリア
  • イチコ
イシュトアの元教え子達。メリアはカドー族。

◆司書室

人事を担当する部署。司書試験の試験官や見習いの育成も担う。

  • ビワ=ザフバケェフ
室長の老人。「団結するもの」。
穏やかな性格だが、それゆえ財務室の要望に逆らえず、部下のイシュトアに強く出られると弱気になってしまう。

  • イシュトア=セロス

「いいか諸君(ガキども) 見習いの心構えとは」
「私が答えろと言えば答え 立てと言えば立ち 黙れと言えば黙れ」
「まずはそこからだ」

ヒューロン族の58歳。86期生の主担任。
普段は物音や埃を1つも立てない静かで丁寧な動作をしているが、時折とてつもない威圧感を発揮し、「静寂の地鳴り(ルル・オーライ)」の異名で恐れられる。
とても厳しいが、これは主担任には脅かす役目があることや、「最初厳しい印象を与えておけば、後の少しの賞賛を有り難がるようになる」という考えに基づくもの。内心はとても生徒思いで、生徒一人一人の情報をできるだけ集め、最適な接し方を模索している。
成績が底辺のシオのこともその心意気を評価し、思想のせいで同期はおろか先輩司書達からも疎んじられているメディナのことも、その負けん気の強さを買っている。

  • チセ=レッドウ
海側ラコタ族の43歳。86期生の担任の副主任。
シオ達が受けた司書試験の一次試験の試験官も務めた。
道場の師範代を務められるほどの剣術の達人でもある。
自分にとても厳しく、他人にほどよく厳しい。

  • レイ=アナ=エダン
86期生の担任の一人。32歳で、司書歴18年の大ベテラン。
シオ達が受けた司書試験の三次試験の試験官も務めた。
カドー族だが、既婚者なので仮面は付けていない。
2児の母であるためか、落ち着いていて面倒見がいい。
夫はヒューロン族の雑誌編集者。このため、ソフィの正体も知っている。

  • ププト=ラプタベス
ココパ族の29歳。86期生の担任達の中では唯一の男性。
いつもムスッとした表情に見えるが、地顔であり本人も少し気にしている。
実際はココパ族らしく陽気な性格で、職員室ではいつも踊っている。

  • バスタース=ダ=カイザ
86期生の担任の一人。クリーク族の25歳。
惚れっぽい性格で、コークアに恋をしては奥手なので接点を持てず、そうこうするうちに移り気なのでまた別の従者に恋をする、という流れを繰り返している。

  • アイコ=ホラミス
ヒューロン族の17歳。86期生の担任が初の担任。
いい子だが空気が読めない。よく叱られているが、3日経つと忘れてしまう。

  • パオパオ
精霊のコークア。

◆渉外室

まだ図書館に無い書を持つ人と交渉し、譲渡してもらう部署。
見習いの授業では希望する民族語を学ぶ。

  • トギト=エルガムス
「室長になったからには現実を悲観するのです 最悪を想定できて初めて未来に備えることができるのだから―」

室長。「逡巡するもの」。ホピ族の男性。
二代目図書館の大魔術師候補の一人。
セドナの兄弟子であり、戦闘職種ではないものの戦闘力はかなり高い模様。
常に最悪を想定して動くように心がけている。故に楽観的なセドナには辛辣で、室長の器にはないと思っている模様。

  • アンズ=カヴィシマフ
33歳→40歳。ハイダ族。シオの同期であるスモモをはじめ、8児の母親。
アムンの村を訪れたカフナの一人で、シオとは面識がある。ちなみに当時はまだ6児の母だった。
糸目。穏やかな性格であり、滅多に怒らない。
……が、この手のキャラのお約束通り怒ると開眼し、めちゃくちゃ怖い。その際には蛇の司影(ジヤドー)を放つ。

  • アルバ=カンヘル
厳しい性格の女性。

  • クミコ
見習いへのホピ語の教育担当。ホピ族の自治区のいたるところに男性器のモニュメントがあることにツボっている。

  • ポポポ
コークア。手が羽になっている人間サイズの精霊。おしゃべりな性格。
マナの許容量が多いのかテイに近づいても平気で、カドー語がわかる(他にはラコタ語やホピ語もわかるらしい)ためテイの通訳兼遊び相手を務めている。

◆修復室

書の修復・保存を行う部署。他の室に比べコークアの数が多い。
ナナコ曰く「自分から修復室に来たい奴なんて偏屈で神経質な完璧主義者」「揺るがぬ拘りがあり他者には疎まれる」とのこと。

  • ピアラ
室長。やたらとエロい格好をしたココパ族の女性。

  • ナナコ=ワトル
アムンの村を訪れたカフナの一人。セドナとは同期。17歳→24歳。
本を大切に扱わない者には容赦ない。
以前は地方の図書館にいたが、仕事に本気で取り組み過ぎて周りから疎まれるようになったため本気を出せる居場所を求め中央図書館に来た。

  • ピピリ=ピルベリィ
アムンの村を訪れたカフナの一人。ココパ族。22歳→29歳。
後輩であるナナコからも「よく司書試験に受かりましたね」と言われてしまうほどのアホの子だが、修復技術はピカ一。

◆法務室

図書館法の違反者・違反図書を取り締まる部署。検閲も行う。

  • カズ=ブラーク
海側ラコタ族。
ヒューロン自治区であえて司書の制服を着ず、熱心なアシン教のよそ者を見る目を見て楽しんだり、マリガドを真似た殺人事件が起こると予想してそれを楽しむようなそぶりを見せたりする変人。

  • リエコ=フミス
メガネをかけた女性。「えー」と「ハイ」が口癖。

◆案内室

館内の案内をする部署。司書の花形と呼ばれており、人気が高い。

  • 室長
陸側ラコタ族の女性。名前不明。

  • サクワ=クワル
少し色黒の肌の女性。プラプラという精霊を魔術書から召喚する。
初めて中央図書館を訪れたシオに試験会場を案内した。
試験で苦しむ姿を恍惚とした表情で想像したり、「若い子が苦しんでいるとこをもう少し見ていたい」と言うなどSっ気が強い模様…
部下達からは「これがなければいい上司」と言われている。

  • シイボ
若手の女性。シオのヘルプに入ろうとしたところをサクワに止められた。
見習いに経験させるためと最初は解釈するも、実際には上記の理由と知ってドン引きする。

◆施設室

館内の清掃や備品の管理を行う部署。

  • タタ=アトトトル
(みにゃ)さん私の園へようこそー‼ 今日はニャンコちゃんたちと触れ合いましょー!」
「にゃんと施設室に来ればネコちゃん撫で放題‼」

室長。「統率するもの」。
館内では害獣から本を守るために多数のが放たれているが、それらはすべて彼女の飼い猫。

  • ビトル=オロマン
ひげを蓄えた男性。話が長い。

◆目録室

蔵書が図書目録に書かれた通りの棚にあるか照らし合わせ、整理する部署。

  • バイバリン=ダ=オーバ
クリーク族。暑苦しい性格。

◆書庫室

書庫の管理や配架を行う部署。

  • ボルバリック=ドゥ=ガイアン

足りないということは可能性なのだ! 不足があるから必死に考える 人はそうやって発展してきた!
(カウィチ「やりたくない」)
「つまり今君たちが思ってるめんどくさいという感情も」
(メディナ「やりたくない」)
「効率を上げるための創意工夫の種ということだ!」
(キラハ「やりたくない」)
「では!この書庫の本を整理し虫干しする!」
(86期生一同「やりたくない‼」)

室長。「奮闘するもの」。クリーク族。

  • ヨランダ=イオ=ミン
カドー族。書庫室こそが図書館の要だと思っている。
単行本5巻収録のエピソードに登場するが、連載版と単行本初版では名前が明かされず単行本重版で名前テロップが加筆された。

◆児童室

子供への本の普及を図る部署。読み聞かせや託児所の運営を行う。

  • ホア=ユスフス

「本は仲良く読みましょうね~ さもないと~」
「先生の陸竜族のモノマネ見せるわよ!」

室長。「賛美するもの」。
外見はどこにでもいそうな普通のおばちゃん。

◆部署不明

  • 笏を持ち仮面を付けた人
  • 顔部分が縄目になっている被り物をした人
十二賢者。どちらも名前は不明。
まだ室長が不明な法務室と目録室のいずれかの室長。

  • ヨウィー
セラーノ族の女性。
セドナの親友で、セドナに頼まれシオが司書となるためにアフツァックに来ることになった際に迎えに行き、大陸各地へシオを乗せて飛び回った。

  • アンズの娘二人
アンズの娘達でスモモの姉達。片方はモモカという名前で、最近子供が生まれたらしい。
片方は総務室、もう片方は法務室に所属している。

◆見習い

司書になって1年目の者達。作中では主人公シオと同期の第86期生がこれに該当する。
1年間で様々な課題をこなして、その結果や過程を基に各室に配属される。

  • シオ=フミス
  • ダイナサス=ディ=オウガ
  • アルフ=トラロケ
  • アヤ=グンジョー
  • カナ=ミドリィ
  • メディナ=ハハルク
  • スモモ=カヴィシマフ
  • サラ=セイ=ソン
  • ペペリコ=プラッダディー
  • ミホナ=クォアハウ
  • ナチカ=クアパン
  • マドハ=カムラン
  • カウィチ=ホサネク
  • ユキ=チャイロウ
  • テペル=フラカン
  • サエ=フミス
  • トゥトゥル=シウ
  • キラハ=キャムナン
  • メット=ナナウ
  • ツァコ=ナミル
  • シトラ=クエフ
  • ヤコ=ムスフ
  • ツィツィ=ミメイ
  • パテ=カトル
  • シュコ=トヴァッチ
  • ソフィ=シュイム
  • シンシア=ロウ=テイ



追記・修正すること それ即ち アニヲタWiki(仮)(せかい)を護ること也


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最終更新:2023年03月14日 22:56

*1 ここでは科学のこと

*2 当時はまだ一介の守護室職員だったが、その頃から既に守護室でも敵無しの風使いと呼ばれていた。