登録日:2022/12/06 (火) 18:37:50
更新日:2022/12/07 Wed 20:51:30
所要時間:約 9 分で読めます
解説
DMR-16極 「
ドラゴン・サーガ 第4章 超戦ガイネクスト×極」とDMR-16真 「ドラゴン・サーガ 第4章 超戦ガイネクスト×真」にて収録されたサイクル及び名称カテゴリ。
所属カードは
《四十日鼠 チョロチュー》のように4枚以上デッキに入れることが可能で、一定数クリーチャーを場に並べるとパワーアップするという性質を持つ。
遊撃師団の所属カードは現時点でドラゴン・サーガにおける主要
マイナーチェンジ種族を持っていることも特徴。
また、現時点ではアンコモン以上のレアリティのカードが登場していない。
背景ストーリー上では注目すべき存在でもあり、DS編当時設定として拡大しつつあった
超獣世界の並行世界の設定を示すカテゴリともなっている。
遊撃師団一覧
◇遊撃師団 ニューイー
遊撃師団 ニューイー C 光文明 (3) |
クリーチャー:ジャスティス・ウイング 1000+ |
ブロッカー |
《遊撃師団 ニューイー》は、4枚より多くデッキに入れることができる。 |
バトルゾーンに自分のクリーチャーが5体以上なければ、このクリーチャーは相手プレイヤーを攻撃できない。 |
自分の、名前に《遊撃師団》を持つクリーチャーが5体以上バトルゾーンにあれば、このクリーチャーのパワーは+5000され、「W・ブレイカー」を得る。 |
遊撃師団の光担当。相手プレイヤーを攻撃できないコストパフォーマンスの悪い
ブロッカーだが、条件達成でデメリットが解除された大型ブロッカーとなる。
数を並べる遊撃師団的には除去されやすいパワー設定とブロッカーという属性が難点だが、サポートカードであるツラトゥストラと同文明という部分は大きい。
◇遊撃師団 アクアーミー
遊撃師団 アクアーミー C 水文明 (2) |
クリーチャー:リキッド・ピープル閃 2000+ |
《遊撃師団 アクアーミー》は、4枚より多くデッキに入れることができる。 |
自分の、名前に《遊撃師団》を持つクリーチャーが5体以上バトルゾーンにあれば、このクリーチャーのパワーは+5000され、「W・ブレイカー」を得る。 |
遊撃師団の水担当。条件達成によるパワーアップ以外の能力は持っていない。
付属の能力こそないがコスト設定が一番軽いかつ遊撃師団の中では素のパワーが高めなのが利点であり、遊撃師団のデッキではこのカードが採用されるケースが目立つ。
◇遊撃師団 ブッチビーズ
遊撃師団 ブッチビーズ C 闇文明 (3) |
クリーチャー:ファンキー・ナイトメア 1000+ |
《遊撃師団 ブッチビーズ》は、4枚より多くデッキに入れることができる。 |
スレイヤー |
自分の、名前に《遊撃師団》を持つクリーチャーが5体以上バトルゾーンにあれば、このクリーチャーのパワーは+5000され、「W・ブレイカー」を得る。 |
遊撃師団の闇担当。コスト設定に対するパワーは低めの代わりに
スレイヤーを所持している。
スレイヤーの相討ちを狙う性質は場に並べることを目的とした遊撃師団の性質的には噛み合っておらず、パンプアップに成功したらしたでスレイヤーの嫌らしさが減る。
しかし、裏を返せば条件を達成できない状況でも道連れという仕事をこなせるということでもあるため、利点と欠点のどちらを重視するかで価値が変わる1枚だろう。
◇遊撃師団 ニッカ
遊撃師団 ニッカ C 火文明 (2) |
クリーチャー:ヒューマノイド爆 1000+ |
《遊撃師団 ニッカ》は、4枚より多くデッキに入れることができる。 |
パワーアタッカー+2000 |
自分の、名前に《遊撃師団》を持つクリーチャーが5体以上バトルゾーンにあれば、このクリーチャーのパワーは+5000され、「W・ブレイカー」を得る。 |
遊撃師団の火担当。
パワーアタッカーを持ち、アクアーミー同様の最軽量の遊撃師団。
パワーアタッカーこそあれど素のパワーが低く、遊撃師団が4枚以上投入できることを考えると、最軽量の遊撃師団としてはアクアーミーより正直使い勝手は劣る。
文明色の違いやパワーアタッカー込みで攻撃時にパワー8000になる点で差別化したいか。
◇遊撃師団 プレプレ
遊撃師団 プレプレ C 自然文明 (3) |
クリーチャー:ビーストフォーク號 4000+ |
《遊撃師団 プレプレ》は、4枚より多くデッキに入れることができる。 |
自分の、名前に《遊撃師団》を持つクリーチャーが5体以上バトルゾーンにあれば、このクリーチャーのパワーは+5000され、「W・ブレイカー」を得る。 |
遊撃師団の自然担当。アクアーミー同様に条件達成によるパワーアップ以外の能力は持っていないが、素のパワーがコスト設定に対してやや高めで遊撃師団最大級。
素のパワーの数値的に他の遊撃師団よりは除去されにくい点やパンプアップ時にパワー9000にもなる点は魅力。
一方で他に能力を持たない故に単純にW・ブレイカーでフィニッシュを仕掛けることを考えれば軽いアクアーミーやニッカでも事足りるとも考えられるため、そこは組むデッキの方針次第と言うところか。
関連カード
師団の先導者 ツラトゥストラ UC 光文明 (3) |
クリーチャー:ジャスティス・ウイング/オラクル 3000 |
自分の、名前に《遊撃師団》を持つクリーチャーをバトルゾーンに出した時、カードを1枚引いてもよい。 |
遊撃師団が場に出れば任意でドローが出来るという、貴重な遊撃師団のサポートカード。
効果的には遊撃師団版《
雷鳴の守護者ミスト・リエス》とでも例えるべきスペックで、場に並べる性質から手札が求められる遊撃師団的にはありがたいサポート。
ツラトゥストラは遊撃師団に属していないが、遊撃師団の能力の達成条件は遊撃師団には縛られていないので場のクリーチャーとしてカウントする数にもなる
クリーチャーのドローソースだが、特に除去耐性などは持っていないという部分が欠点。
専用デッキ
4枚より多く入れられるという性質や名称カテゴリを参考にする能力から専用デッキを組むことが前提のカテゴリとなっている。
所属カード自体は多くないが、全文明に散らばっていることから遊撃師団以外のカードをデッキに投入する際の選択肢は広い。
勘違いしやすいが、遊撃師団の能力達成条件も実はカウントするクリーチャー自体には制限はないため、遊撃師団以外のカードとも組み合わせやすいのもポイント。
少なくとも類似した性質を持つ《四十日鼠 チョロチュー》を利用したデッキよりは構築難易度は低いと考えられる。
デッキの基本戦略としてはクリーチャーを大量に展開し、条件達成でW・ブレイカーを得たタイミングでフィニッシュを狙うという動きになる。
▼長所
条件さえ達成すれば低コストで大量の大型クリーチャーを場に並べられることだろう。
特に条件達成時は最低でも5体以上のパワー6000以上のクリーチャーが並ぶため、相手からすればこの状況になれば対応は簡単にはいかないはず。
そして、ゲーム上での性能以上の利点と言うか何よりも一番の強みはデッキの強さ以上にとにかく集めやすいことに尽きる。
現時点で全種類がコモン(ツラトゥストラを含めてもアンコモン)という低レアリティっぷりであり、DM史上でもトップレベルに初心者や財布に優しいデッキとなっている。
ダブルビクトリー狙いでDMR-16極・真を大量に購入し、そのついでに余った遊撃師団でデッキを作った人もいるのではないだろうか。
ただし、現時点で再録されていない点や新規強化を望みにくい状況を考えると、年月が経過すればこの長所も多少弱くなる可能性は否定できない。
▼短所
当然だが《
天使と悪魔の墳墓》や《A.Q.C》などの同名カードを狙ったカードに対しては脆い。
一応デッキに投入する遊撃師団をある程度ばらけさせることで被害を緩和させる戦略も考えられるが、そうすれば4枚以上同名カードを投入できる面白味は減る。
何らかの形で上述の天敵に対抗することが出来るカードの投入も考慮して良いかもしれない。
また、場に並べることでトリガーする能力に共通する弱点とも言えるが、並べるまでが苦労する。
遊撃師団はコストこそ軽いが場に並べる条件は5枚以上というのは安易ではなく、特に条件を満たすまでは貧弱な小型の準バニラに等しい性能なので除去耐性はほぼない。
条件を満たすまでは能力がほぼ無い貧弱なクリーチャーを並べなければいけないという部分は、かつての
ウェーブストライカーでも指摘された問題点だった。
何よりも遊撃師団が現状は一発ネタに近いカテゴリなので今後の新規追加の可能性は薄く、はっきり言ってしまうとデッキの拡張性に将来性はない。
サポートカードもドロー補助のツラトゥストラしか現時点で存在せず、ツラトゥストラをデッキに投入する場合には光文明の投入が必須となる。
サバイバーやウェーブストライカーのようにフィーチャーされる可能性はあるかもしれないが、あちらよりも元々のカードプールが狭いという状況を考えれば、本格的な強化は相当難しいことが予想される。
背景ストーリー
ドラゴン・サーガや
エピソードシリーズの超獣世界とは異なる別の世界に存在する団体。
遊撃師団の存在する世界は
オラクルが完全支配に成功した世界観となっており、こちらのオラクルによって全文明に遊撃師団が設立されることになった。
なお、遊撃師団の構成種族はドラゴン・サーガにおいてメインとなったマイナーチェンジ種族となっていることから、元々の世界観は
エピソード3よりはドラゴン・サーガに似通ったパラレルワールドだったと推測できる。
開発主任Kの発言によると、「《
「無情」の極 シャングリラ》に相当する存在をどんな理由であろうと乗り越えた世界では、出自を無視して
アウトレイジは発生する」という理屈があるらしく、つまり
ゼニスからの流れに位置するオラクルに屈した遊撃師団の世界ではアウトレイジは出現していないらしい。
しかし、
遊撃師団の世界という存在自体が《策士のイザナイ ゾロスター》が見た夢だという説もあるようだ…。
ゼロの意志に導かれた遊撃師団の所属者は個性を必要としなくなっている。
所属者の外見は同一の外観をしており、各個体の名前も「遊撃師団 プレプレA、遊撃師団 プレプレB」呼ばれている。
どうやら「遊撃師団教義」という書物が存在しているようだが、第1章第1節から「遊撃師団に意志はいらない。数さえあればいい。」と書かれるなど意志を持たぬ大量の雑兵を求めているような教えが書かれている。
個性が必要ないとかいう割にはトップは遊撃師団に属さずに個性を有しているのが実に胡散臭い思想だが
遊撃師団の先導者とされるツラトゥストラは種族構成こそ違うが外見はゾロスターに酷似しており、遊撃師団の世界におけるパラレルのゾロスターの模様。
裏教祖にすり替わろうとしたゾロスターの姿である《カルマ大司教 ゾロスター》の外見も意図的にツラトゥストラに寄せた可能性が開発主任Kによって言及されている。
開発主任K曰くツラトゥストラは
ゴッド・ノヴァを葬って教祖になったという経歴があるようで、
世界観の違いこそあれど少なくともゾロスターよりは有能だったことは間違いない。
どうやればゴッドを皆殺しに出来たんですかね…?
余談
- 当時DMX-19「スーパーレア100%パック」において再録された《神羅パンゲア・ムーン》の選出の意図について疑問視する声があったが、間もなくして遊撃師団の存在が判明したことによってパンゲア・ムーンの能力で遊撃師団を大量展開するというコンボを促すためだったのではないかとする説がある。
追記・修正は、個性なんて必要ないと思っている人にお願いします。
- ツラトゥストラ、名前の由来もゾロスターと同じ(ゾロアスターのドイツ語読み)だけど「自らが教団の信仰の対象である神かそれに準ずる強大な存在となり信仰による絶対の支配を得る」「教団において自身より信仰を集め得る存在を悉く影響力を奪って自身による教団の支配体制を確立する」という方向性の違いはどこで生じたんだろう……?まさかこっちのツラトゥストラは「信徒を安全地帯に避難させる名目で雲隠れしオラクル支配層とアウトレイジの共倒れを仕組み、『大災厄から生き延びる道へ導いた“救世主”』とでも称した」とか……? -- 名無しさん (2022-12-07 20:51:30)
最終更新:2022年12月07日 20:51