スペースシューター(Splatoon)

登録日:2022/12/08 Thu 00:34:35
更新日:2025/03/26 Wed 20:38:56
所要時間:約 5 分で読めます




メインウェポンの スペースシューターは
射程と連射力の両立を目指して
開発されたシューターでし!

塗り能力が高い反面、攻撃力は低いでしから、
長射程をイカして 前線の仲間をサポートする
戦い方がオススメでし

サブはポイントセンサーで相手の位置を仲間に伝え、
仲間が倒しきれなかった相手は
メガホンレーザー5.1chでトドメでし!

遠くから塗って前線の仲間を後押ししつつ
ここぞの一撃をお見舞い! 美味しいとこ取りが
好きな使い手に かわいがって欲しいでし!

スペースシューターとは、Splatoonシリーズに登場するブキの一種。初登場は『Splatoon3』で、第一弾大型アップデートで実装された。
通称は「スペシュ」「スペシ」等。


性能

ブキチの解説通り、攻撃力を犠牲にして塗り能力と射程に優れたシューター。

大まかに性能を見ていくと、
  • 比較的遠くまで届く射程
  • 低めの集弾性により、弾がより広範囲に散らばる
  • インク効率もそこそこ優れており、弾持ちが良好
  • シューターであるがゆえに機動力に長けている
  • サブとスペシャルが両方とも相手を炙り出す能力に特化している

と、サポート特化ブキらしい性能に仕上がっている。
ブキチの説明通り攻撃性能は低いが、Splatoonにおいてはブキごとの長所を活かせば勝利に貢献できることはわかばシューターなどが立証している。
当然、このブキも塗りと射程を両立した優秀なサポートブキで……




とはならなかった。




サポート特化ブキの触れ込みに心惹かれて担いでみると、なんか全てが物足りない……使いやすいのは間違いないけど、とにかく撃ち負けて仕事ができない。
実はこのスペースシューター、『3』で追加されたブキの中でもアニヲタwikiのこの項目も含めてSNS各所でプチ炎上を起こしたぐらいぶっちぎりの最弱ブキとして名を馳せてしまっているのだ。

上に書いた性能は箇条書きマジック……ではなく間違いなくスペシュの長所そのもの。なのだが、プレイヤーが使えば使うほど「満遍なくすべてが微妙」というスペシュの性能が残酷なまでに掘り下げられていった。

  • 射程……微妙。スプラシューターよりは確かに長いが、プライムシューターやデュアルスイーパーよりは僅かに短く、長射程系のシューターと見るには中途半端。
  • 塗り性能……微妙。単位時間あたりの塗り面積は確かに優れてはいるが、中途半端な集弾性の低さ・射程距離・燃費が悪い方向に噛み合って確実に塗りムラが出る
    同じく集弾性が低い塗り特化シューターのプロモデラーやわかばシューターと比べると、ここが大きく劣る。加えて無印のサブとスペシャルは塗りに関与しないためここでも塗り評価は下がる。
  • 燃費……普通。スプラシューターと同じぐらいの時間・弾数を撃てるため、この射程帯では優れている。わかばシューターレベルでウリにできるほどではないがここは悪くない。
  • 移動速度……普通。シューターとしての平均点は維持しており、特にヒト移動速度(ヒト速)は優秀。アプデ後はさらにボールドマーカーやN-ZAPに匹敵するヒト速を身につけ、本来ならこのヒト速と射程で勝負できるのだが……
  • 攻撃性能……最低。とにかくここが厳しい。弾の単発ダメージがあろうことかプロモデラーと同じ確定5発であり、それでいて弾の精度が全シューター中最低ランク。さらに連射力はスプラシューターと同じなので「どの射程帯でも撃ち負ける」という散々な性能。
    ヒト速は撃ち合いの戦闘力に寄与するのだがメインの性能がこれのせいで長所としてロクに機能せず、結果としてスペシュの長所は燃費ぐらいしか残っていない。

……と、何をやらせても平均以下という悲しみを背負った性能になってしまっている。
ボールドマーカーH3リールガンなど、「尖りすぎて使いづらい」ブキ自体は少なくないが、それらは尖った一点を押し付けられれば十分役割は果たせる。
一方スペースシューターはどの役割をやらせても弱い。
そのため、アップデート直後からネットでスペースシューターを検索すると『スペースシューター 弱い』などというサジェスト汚染が深刻な事態に。

ステージやルールを選ぶのもそうだが、激しい撃ち合いとキル合戦が本領となるバンカラマッチでは、そもそも出すこと自体が憚られる。
ナワバリバトルなら気軽に担いでいけるが勝利に繋がるかはやはり別問題。
また、ルールや場所を問わず、射程がほぼ同等で(スペシュが若干勝る)広く普及している.52ガロンとの撃ち合いはまさに鬼門。


アップデート

そんなこんなで不遇の極みにあったスペースシューターだが、さすがにイカ研も見過ごせなかったか、アップデートで合計五回に渡って上方修正が施された。
イカ強化内容:

  • 着弾点のインクの広がり強化
  • スペシャルウェポンの必要塗りポイント微減
  • 射撃中の移動速度10%アップ
  • 足元塗りの強化(二連射目以降)
  • 地上での射撃ブレ8%軽減
  • 空中での射撃ブレ33%軽減

の6点盛り。ちなみに後述のスペコラはスペ必要塗りポイント微増というまさかの弱体化もあった

どの強化も武器の方向性自体を大きく変えるものではないが、物足りなかった塗り性能が補填された結果、塗りブキとしては堅実に強化されている。塗り能力が高まったことで相手の足止め、足元を塗られた際の塗り返しにもある程度対応できるようになった。
メガホンレーザーの回転率も塗り性能向上・必要ポイント減少の両面から改善されているため、以前よりも積極的にメガホンレーザーで戦線に関与できるようになり、元々悪くなかった射撃中の歩行速度もボールドマーカーレベル(シューターでは上位帯)にまで躍進。
何より一番の問題点とも言えた地上での射撃ブレが軽減されたのが大きい。このおかげでヒト速ギアを積めばある程度なら念願の撃ち合いがこなせるようになり、ようやくヒト速という長所を機能させることが可能となった。
総じて、サポートブキとしての役割自体は以前よりも確実に果たせるようになっている。

……が、残念ながら環境的には一定の塗り性能と、何より攻撃力(キル性能)を併せ持ったブキが好まれるのが本作である。
面白い個性を持っているのは確かだが、上位プレイヤーや使い込んだプレイヤーの評価は「このブキでサポートに徹するくらいなら自分で打開もできるブキを選ぶ方が無難」に落ち着いている。
特に無印の場合、サブやスペシャルの塗り能力が皆無な点も評価を落とす一因だったりする。
よって一般的に塗りブキが本領を発揮しやすいナワバリバトルですら使われない、使っても思うように活躍できないことが多い。
ちなみに空中での射撃ブレ軽減は元がひど過ぎる&ジャンプ中はヒト速を活かせないという二点からほぼ意味がない強化という意見が大半を占めた

解禁当初に比べると確実に強化を実感できる上方修正ばかりであるが、シリーズ三作目でインフレ気味の本作の環境に見合うものではなく、「やりたいことはわかるが実戦では活躍させづらい」という評価を覆すには及ばなかった……。


立ち回り


つよいブキ よわいブキ そんなの イカのかって
ほんとうに つよい イカなら すきな ブキで かてるよう がんばるべき

……とまあ、悲しみを背負って生まれてしまったスペースシューターだが、好きになってはいけないブキなどない。任天堂の大先輩に倣って、スペシュを愛してしまった人たちの為にも、スペシュを活かせる立ち回りを考えてみよう。

まずメインだけでなんとかしようというのが間違いなので、サブやスペシャルはフル活用していこう。
ポイントセンサーは単体での打開力こそ皆無だが、他の味方と連携してこそ真価を発揮するサブウェポン。
そして、スペシャルのメガホンレーザー5.1chは自動追尾・壁貫通・射程無限という性質から、壁裏に隠れた相手を炙り出す性能に長けている。
よって、このブキの立ち回りは塗り面積を広げて相手の進路を制限しつつ、ポイントセンサーとメガホンレーザーで隠れた敵を炙り出し、味方に敵を仕留めてもらう……という「味方との連携プレイ」が基本になる。コバンザメ戦法だって? だってブキチもまさにそう説明してるし
また、メガホンレーザーは潜伏する短射程ブキや逆に居座る長射程ブキなど、邪魔な場所にいる相手を退かす狙いで使うのも非常に有効。ラインを維持する時は見えない相手や射程外の相手こそ積極的に狙いたい。
ここまで読んでわかる通り、スペシュで戦うなら広い視野は必須。

単騎で敵に勝負を挑んでも負けやすいのでやめた方がいいが、メガホンを撒いた上でなら話は別。レーザーを避ける相手をさらにメインで追撃することでキルを取れることは結構ある。
撃ち合い能力が高いブキには、自分から仕掛けに行くのではなく深入りしてきた相手を返り討ちにするイメージで発動すると成功しやすい。逆に短射程や撃ち合い能力が低いブキが突出していたら狩りに行くべし。
相手がそのままメガホンの射線から外れてしまったなら、深追いせずにそれはそれで幸いと考えて塗り面積を広げていこう。
と、このように直接戦闘ではスペシャルが生命線として機能する。あまり無理をしないように意識すれば決してキルを取れないブキではない。なんだかんだ言って「シューターである」という一点だけで結構優遇されている部分はある。
特殊な機能がない代わりに、普通に撃つ分には特に癖がないため、非常に使いやすいという一点も間違いない長所。

そして大前提として、スペースシューターを使うならばデスは最大限避けること。1デスするだけでも味方への損害が他ブキより大きいと心得よう。
ブキ性能の都合上、前線近くに居座って長生きしなければ仕事が出来ない。抑える能力はあるものの打開能力はないに等しく、デスによるチームへの負担を自分で取り返す力がまったくないのが散々言われているスペシュの辛いところ。
「前線で長生きできる」というウデマエを持たなければスペシュを活かすことはできない。そんなことできるなら他のブキ持てばもっと活躍出来るだろと誰でもわかるからスペシュは辛いわけで

まとめると、
  • 役目は索敵、牽制、生身のジャンプビーコンによる前線維持。
  • そして前線が人数不利に陥らない程度のヘイト稼ぎ。
  • メインでキルを狙い過ぎてはいけない。敵を逃がしても仕留め損ねたのではなく退かせたと考えよう。
  • デスによってチーム全体にかかる負荷が大きい。後方で撃っていても仕事ができないので前線近くに居座ることが大事。撃ち合いは単騎では付き合わず味方と合流してから。

……と、出来ることが限られているわりには求められる腕前が非常に高い。とにかく前線にいなければならないのに自身のキル取り能力が低いのが厳しく、これが終始評価を低くしている要因。
とはいえ、単純に見た目がなかなかイカしており、性能抜きに見た目で担いでみるのも悪くはない。「高級感ある水鉄砲」といったデザインでスプラシューターに似てはいるが重厚感が増している。
担ぐなら先にあげた特性と得意分野を理解した上でナワバリバトルで試運転してみよう。そこからバンカラマッチに挑んでみるかどうかはあなた次第。もし「自分に合っている」と感じたら、全力で味方を勝利へと導くのだ。


ブキセット一覧

・スペースシューター(無印)

サブウェポン:ポイントセンサー
スペシャル:メガホンレーザー5.1ch
購入可能なランク:8

最初に実装されたスペースシューターのモデルで、銃口や引き金は黄色。
性質や運用方法は前述の通りのため割愛する。

・スペースシューターコラボ

サブウェポン:トラップ
スペシャル:ジェットパック
購入可能なランク:12

2023年6月の夏季アップデート(v4.0.0)でついに実装されたマイナーチェンジ版。ギアブランド「アナアキ」とのコラボモデルであり、銃口など無印で黄色だったパーツが赤色に変わり、銃身にアナアキのロゴがあしらわれている。
主な通称はスペコラ等。
こちらの構成はサブがトラップ、スペシャルがジェットパックとどちらも本作のシューターでは初搭載。

トラップを用いることでメインの確定数を三発にまで減らすことができ、スペシュだからと嘗めて深追いしてきた敵を返り討ちにしやすくなった。そうでなくともマーキングが付くので従来通り味方と連携する動きも可能。
スペシャルのジェットパックはメガホンレーザーより攻撃的に使える。現環境だとぶっちゃけ撃墜されやすいがそれでもサブやメインでは難しい積極的な勝負を仕掛けられる上、スペースシューターの塗り力なら比較的多く回すことが可能。着地地点の防衛に使えるトラップとも相性がよい。
総じて無印より大きく戦闘力が向上しており、一時期はバンカラマッチでも積極的に使われたぐらいの強ブキとなったが、サブスペに大きく頼らざるを得ないメイン性能は相変わらず。また、トラップ・ジェッパ共々扱いにコツがいるので玄人感ある癖の強さも据え置き。
無印同様スペシャル無しでは強気に出れないため、溜まるまでは味方のサポートを中心に動くことになる。なお、無印とは違いサブスペでも塗りが発生するため、その点でも評価が高かったり。


ギアパワー考察

このブキを本気で使うならギアパワーの厳選は必須。いくらか推奨されているものがあるが、基本的にはデスを避けるための構成がおすすめ。
また、中途半端な性能であることから、ギアパワーについてもあれもこれもと欲張るよりかは、用途を見定めて特定のギアを積む方が効果が出やすい。

相性の良いギアパワー

  • イカ移動速度アップ/ヒト移動速度アップ
(無印)
限りなく必須に近い推奨。用途は逃走用であり、どれか一つでも付けておくことをオススメする。
特にヒト速はアプデの強化も相まって、短射程に近づかれた際の緊急回避や引き撃ちで役立つので、積んでおくと恩恵を受けやすい。
キルを狙うなとは言ったものの、下手な深追いさえしなければ追い打ちが求められる場面はこのブキにもある。いくら低火力だからといって低リスクで落とせる相手を逃すのもこのブキのコンセプトに相応しくなく、これらのオススメ度はかなり高い。
(コラボ)
基本的には同じだが、こちらの場合トラップに誘導するうえで重要なギアとなる。無印と同様積んで損はない。

  • スーパージャンプ時間短縮
上の次点。こちらもあくまで逃走用としての運用である。
先と違うのはやられた時の復帰を早くできるという点にも強みを持つこと。こう見ると復帰にも旨味がある万能型のように思えるが、これがあるからと気が緩んでデスを重ねてしまっては本末転倒。あくまでもやられる前に逃げるための採用と意識すべし。

  • 相手インク影響軽減
上記と合わせて地味に重要となる。撃ち合い時に足元を塗られると、最低級の火力しかないスペシュはそれだけで不利を背負う。それを軽減する意味でも逃げを安定させるという観点は重要。
アプデで足元塗りが強化されたとはいえ、中間はスカスカなので逃げや牽制の場面で多少場持ちをよくする。よっていろんな場面で輝きやすい。
サブギア1個でも効果が高めに出るのも大きく、移動時の懸念を軽減するためにもサブギアとして1つは積んでおきたい。
足元を取られて逃げづらい、という実感が多ければ基本ギアに積む選択肢も入る。まさにデスを避ける装備。

  • サブ性能アップ
(無印)
こちらもできればガン積みしたいギア。ポイントセンサーの場合は飛距離とマーキング時間延びる。
他のブキであればあまり付ける余裕は無いが、ポイセン持ち最大レベルの使用頻度を誇るスペースシューターが積めば索敵役として非常に立ち回りやすくなる。
そもそもポイントセンサーはサブ強化の乗りが良い部類であり、それによりマーキング時間と索敵射程を伸ばせる。これは自身の生存能力とインク節約にも繋がる。チャージャーなど手が届きづらい相手を安全にマーキングしやすくなるのも魅力的。
このブキ自体安易にやられると再三言うようにチームのお荷物待ったなしなので、それを避ける意味でも優先度は高いギア。基本ギア1つ分積んでしまっても良い。
(コラボ)
トラップの場合は探知範囲、爆風範囲、マーキング時間の三種がアップする。
無印と比べると強化項目が多岐に渡るためか一つ一つに対する効果の乗りが悪く、無印と比較すると優先度は下がる。
しかし爆風範囲はかなり広くなるので、貴重な火力源を強化できると考えれば積む意味は大きい。最低基本ギア1つ積むぐらいでないと効果が実感しにくいので採用はプレイヤーによるだろう。

  • スペシャル増加量アップ
塗りによるスペシャルゲージ増加量が上がる。アプデ後の塗り強化によって相性はさらに良くなった。
このブキはサポートでも自衛でもスペシャルウェポンが要になるので、余裕を見て多めに付けておきたい。
どちらも積んで損がないスペシャルを搭載しているが、かといって塗り能力は高いようで良くて並の域を出ないため、そういう意味でも重要。

  • スペシャル性能アップ
(無印)
メガホンレーザーの発射時間が延びる……が、メガホンは本ギアの乗りが悪い部類に入るのである程度積む必要がある。
一回ごとの質を重要視するなら採用の余地はある。
(コラボ)
ジェットパックは持続時間や爆風範囲が増加する。
スペコラの強さの要であるジェットパックをさらに強化できる恩恵は素晴らしく積む価値は高い。
ただしギアパワー換算で「12」以上積まないと弾数が増えないため、あれもこれも欲しいスペコラには中々重いのが難点。

  • インク回復力アップ
(無印)
ポイセンを多く消費するブキなので結構重要。
メイン・サブ効率アップと比べても総合的なインク量維持にも貢献するため、立ち回り次第でスペ増と選択。
ただしポイセンはインクロックが微妙に長いので、投げる・しばらく撃って回復、のリズムを癖として付けたい。
(コラボ)
そこまでインク不足で困ることはないので一転して優先度は下がる。積んでいて困ることもないのでこの点は射撃戦での立ち回り次第。

少し考えた方が良いギアパワー

  • メイン/サブ効率アップ
インク消費量を軽減するギア。インク回復の方が数値的な効率で見ると上なため、後方でリロード可能なスペシ的にはそこまで重視はされない。
ただ立ち回り次第では十分使い道はあるのでそこは自分の戦い方と相談。スペシでも前のめりで行きたいというなら悪くはない。
ただインク管理の貢献度はどうしてもインク回復>メイン効率>>>サブ効率なので注意。
なお、コラボではサブ効率はほぼいらない。

  • 復活時間短縮
相性は普通。敵を一人も倒せずに連続デスした際、復活時間を僅かに短縮する。元々サポート系ブキに向いていると言われているギアパワーなので一見するとこのブキには合っている。
実際噛み合わないわけではなく、保険の意味でも少しは積みたい……と言いたいところだが、このブキはそもそも一回のデスの痛手が大きすぎるため、デスを避ける立ち回りが大前提。多少復帰を短くしたところでサポート役として全うすべき活動時間が減っていることに変わりはない。
そもそもデスを可能な限り0にすることを心がけるのは前提として、積むかどうかはかなり微妙。

  • スペシャル減少量ダウン
先と同じ理由。とはいえ立ち回りの要となるのがスペシャルである以上、吐き損ねてデスした時のゲージ減少はかなり痛いものとなる。
お守りとして少し積むのは良好。

  • 対物攻撃力アップ
(無印)
対物破壊にすら難儀するスペシュの弱点を補う選択肢。
先の通りこのブキは弱点を補っても中途半端になりがちなので、このギアも一口にはおすすめできない。
とは言っても、この射程を維持して対物破壊が可能なのは美味しいところで、サポート役に徹すると心に決めているならオンリーワンな働きに磨きがかかる。
当然ホコ割りにも有効。サポート役としての立ち回りに自信があるなら一考する価値はある。
ただ、このギアを諦めることで付与できるメインギアパワーのほうが基本的に汎用性が高いのもまた事実。
ルールや自分の立ち回りを加味して検討すべし。
(コラボ)
比較戦闘へ持ち込む立ち回りになりやすいため、真っ向からの戦いにおける汎用性として見ると少々微妙。


相性が悪いギアパワー

  • 復活ペナルティアップ
論外。「死なない立ち回りがメインとなるなら噛み合うのでは?」と思うかもしれないが、それはチャージャーのようにキルを取れる能力が備わっている場合の話。
スペシュは自力でキルを狙うブキではなく、復活ペナアップの恩恵が出る機会があまりにも少なすぎる。
キルを取るブキでないうえ前線にいなければならないスペシュにとってこのギアはデメリットだけを被るリスクが非常に高い。


サーモンランでは

バトルほど壊滅的な評価ではなく、サポート寄りのシューターとして活躍可能。
集弾率や発射レートゆえに「遠方の敵は弾が散って倒しづらい」「ドスコイをはじめ体力の多い敵に時間がかかる」と火力は物足りないものの、元々の射程・燃費・塗り、何よりクセの無さがサーモンランにおいては心強い。
サーモンラン補正により燃費と火力はバイト用デュアルスイーパーと同等に強化されており、一発のダメージが30に向上。頼むからバトルで使わせてくれクマサン塗りはデュアルよりも優秀でイカ速も早いため、器用貧乏寄りながらマルチに働ける。
全体的に射程が伸びたわかばシューターといったところ。

前述のアップデートはサーモンランにも反映されており、より塗りに長けたブキになったので元々苦手ではなかったダイバー処理や壁塗り・床塗りはお手のものになっている。
オオモノについては、上に登りやすく下からも倒せないことはないハシラ、的が大きめで射程も活きやすいバクダン、遠距離から素早く崩せるタワーなどは相手しやすい。
低燃費でスプラッシュボムを使いやすいわかばシューターに対しこちらは射程に優れるので、スペシュを持たされた際はこの点を活用したい。

仲間のオオモノシャケ討伐の補助やザコシャケ処理、塗りによる足元確保などのサポートが主な仕事。強ブキでこそないがぶっちゃけサーモンランにおいてはバトルよりずっと仕事ができるブキになれたので、安定した働きぶりを見せたいところ。




追記・修正はスペースシューターを担ぎながらお願いします。


この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2025年03月26日 20:38