ボールドマーカー(Splatoon)

登録日:2016/07/07 Thu 13:48:12
更新日:2025/05/05 Mon 19:12:52
所要時間:約 8 分で読めます





ボールドマーカーとは、Splatoonシリーズに登場するブキの1つである。


概要

ブキの種類はインクの弾丸をすばやく連射出来るシューター
対となるシャープマーカーとは対照的にインクの射出口(ノズル)が非常に大きいのが特徴的で、さしずめ見た目はラッパ銃

性能としてはとにかくDPS(1秒あたりに与えるダメージ量)が高い。弾1発の攻撃力が高く、連射力も兼ね備えているので全ブキ中トップクラスのDPSを誇る。射程圏内に捉えた相手なら瞬時に倒すことが可能。
さらにシューターの中で最もインクが拡散するため、自分の周囲を瞬時に塗るのが得意。1発1発の塗りが大きい割に燃費も良いため塗り性能は非常に高く、その名前どおりナワバリを太く塗っていくことができる。

何より「イカダッシュが最高速に達するまでの時間が全ブキ中最短」という唯一無二の特性を持っており、他の軽量級ブキを追い抜いて機動力は間違いなく全ブキ中最速。
ここにイカニンジャ・イカ速アップなどのギアを積めばもう誰にも捉えることは出来ないだろう。
ついでにヒト移動速度もなかなかのもの。

その圧倒的なキルスピードと機動力の虜となった使用者は後を絶たず、シリーズを通して一部から「神」として崇められ続けている罪深いブキである。




追記・修正お願いします。





















   *   *
 *   + うそではないです
  n ∧_∧ n
+ (ヨ(*´∀`)E)
  Y   Y  *


いや、特に間違ったことは言っていない。
しかし、このブキには上述した長所が台無しになるほどの致命的な短所が存在するのだ。
それは何か。




射程 である。




真面目な概要

そう、このブキは射程が絶望的に短い。
具体的には全ブキ中ワースト2位。マニューバー最短射程のスパッタリーよりも短いのである。
一応、数値上ボールドマーカーより射程が短いブキにパブロノヴァブラスターがあるが五十歩百歩であり、ノヴァブラスターに至ってはそれを補う爆風で攻撃範囲がかなり伸びるため、シューターの中で見ればダントツで最短のワースト1位。
基本的に短射程シューターは「1発の威力が低い代わりに連射性能が高い」のが特徴だが、このボールドマーカーは威力の代わりに射程をトレードオフにした「超」短射程シューターなのである。

その超短い射程のせいで、他ブキを持った相手と普通に戦ってもまず一方的にやられてしまう。
そもそもこのゲームは自チームのインクの上でないと移動自体ままならない。上述したボールドマーカーの機動力を活かすにはまず塗りを広げる必要があるのだが、自分の周囲しか塗れないボールド単体だと塗っている間にハチの巣にされてしまう。
これ自体は長射程に有利を取られる短射程ブキの宿命だが、一方接近さえできれば長射程ブキを瞬殺できるというのがSplatoonにおけるブキ同士の(大まかな)力関係となっている。
対してボールドマーカーは、射程が短すぎて同じ短射程ブキ相手でもハチの巣にされてしまう。
自らの土俵である近距離戦闘に持ち込もうとしても大抵のブキから接近を拒否されてしまうことがほとんどなのだ。

苦労して敵陣に踏み込んでも、同じくインファイトが得意なローラーに一撃で叩き潰されたり、あっさり逃げられて追撃も出来ないという場面も多い。本当に多い。
というか弾がすごく拡散するせいで近距離でも偶に当たらなかったりする。外さないようにするにはもはや相手に密着してゼロ距離射撃をするしかない。

とはいえ、上で述べたとおり自分の周囲を瞬時に塗り固める能力とキルタイム、インクが周囲にある際の機動力はピカイチ。相手インクに囲まれた状況でも足場を即座に作り出すことが可能なため、直線的な突撃さえしなければ窮地からの脱出はもちろん相手への接近も十分こなせる。
接近はもちろん脱出も素早いのがローラーとの大きな違い。
特に「足元を塗る→塗ったインクの端までイカダッシュ→ヒトに戻りもう一度足元を塗る」をジグザグ走行しながら高速で繰り返す、塗り・接近・撹乱を兼ね備えたテクニック:通称「雷神ステップ」に関しては他の追随を許さない。もちろん近づけたら爆速のキルタイムで瞬殺である。
上級者になると相手チームのインクの中に逃げ込むというありえないテクニックを用いるイカタコも。
実際、ボールドマーカーを愛用する一部のプレイヤーはとんでもない高速変態機動を見せてくる。超スピードでステージを走り回り通り魔のごとく相手を倒していく上級者のプレイは必見。

……と、そうした超絶ピーキーな性能とラッパみたいなヘンテコな外観のせいで一部のプレイヤー達から「ボールド神」と呼ばれて愛されているのが本ブキ。
間違いなく上級者向けのブキだが、極めれば別次元のスピード感を楽しめる。触るだけならハードルも低いので、中毒者を大量に生み出したその性能の一端を味わいたいなら、まずはナワバリバトルに持っていくといいだろう。もしくは後述のバイトで触れるのもアリか。
ボールド勢はいつでも新規の参入を待っているぞ。


種類

どのブキにもサブウェポンとスペシャルウェポンの構成を替えたマイナーチェンジ版が存在し、ボールドマーカーの場合は全3種。
やられたときのスペシャルゲージ減少量はいずれも小(40%)。

Splatoon

ボールドマーカー(無印)

サブウェポン:ジャンプビーコン
スペシャルウェポン:メガホンレーザー
購入可能なランク:12
価格:7500

メインウェポンのボールドマーカーは射出口のパイを大きくすることで飛距離をぎせいにし、近接戦に特化したものでし
その高い攻撃力をイカして、相手を確実に倒しつつ前進!
相手の領地に入ったらジャンプビーコンで加勢してもらうでし!
で、メガホンレーザーを背後からドン!
そんな感じで、仲間の進路を切り開くのが得意な使い手にかわいがって欲しいでし

2015年7月8日に追加された、記念すべき初代ボールドマーカー。
前線への復帰を早めてくれるジャンプビーコンと遠距離を攻撃できるメガホンレーザーのセットになっている。
基本的に射程の短いメインで戦うしかないので、立ち回りは慎重に。
味方のサポートにも使えるもののサブは戦闘では役に立たない上に、スペシャルもどちらかというと牽制のためのものなので、専ら攪乱が主な仕事。
自慢の機動力で前線を引っ掻き回しつつビーコンも植えていって相手のナワバリを荒らしていきたいところ。

ボールドマーカーネオ

サブウェポン:ポイントセンサー
スペシャルウェポン:ダイオウイカ
購入可能なランク:18
価格:10200

メインウェポンのボールドマーカーネオはボールドマーカーに純正エンブレムがほどこされた、ニューモデルでし!
ぶっちゃけ中身は一緒なので、構成変更されたサブウェポンのポイントセンサーで相手をマークして、スペシャルウェポンのダイオウイカで体当たりしまくるでし!
接近戦メインになるので、気配を消すのが得意な使い手にかわいがって欲しいでし

2015年の1111日午前11時という妙に縁起の良い時間に追加されたボールドマーカーの後発品。
インクを充填していると思われる箇所にツカサ電気のロゴが貼られており、主な略称は「ボルネオ」。東南アジアの某島とは関係ない。
索敵や戦闘補助には使えるが(またしても)殺傷力のないポイントセンサーと無敵になって暴れられるダイオウイカの組み合わせ。
射程が短すぎるせいでポイントセンサーは若干活かしづらいが、とにかくやられやすいボールドにとってその場で無敵になれるダイオウイカは非常にありがたい。
ブキチの説明どおり、センサーを投げてマーキングすれば相手を見失わずにダイオウで追いかけ回すことができて中々強力。
イカダッシュ速度アップスペシャル時間延長のギアパワーでダイオウの性能を上げるのに特化してもいいかもしれない。
とにかく近距離で暴れまくるという、やることがハッキリしている構成である。

ボールドマーカー7

サブウェポン:スプラッシュボム
スペシャルウェポン:スーパーショット
購入可能なランク:20
価格:16400

メインウェポンのボールドマーカー7はボールドマーカーと同じ性能を確保しつつ幅広い戦い方を実現させたモデルでし!
サブのスプラッシュボムとスペシャルのスーパーショットで中距離や遠距離の相手も攻撃できるブキに仕上がったでし!
7通りの使い方があるので 日々の生活でも大活躍でし!
オールレンジで活躍したい使い手にかわいがって欲しいでし!

ねんがんの  ボム を てにいれたぞ!
ブキチセレクションVol.2に収録されて、2016年6月8日に追加された新たなボールドマーカー。
デザインは全体的にダークな色合いとなり、特徴の一つだった計器部分がデジタル化、銃口手前のネジが横から斜めになっている。
名前の7の由来は同時に収録されたH3リールガンチェリーのことを考えるとおそらくスロット。主な略称は「ボルシチ」「ボル7」。某世界三大スープとは関係ない
牽制に便利なスプラッシュボムに加えて遠くまですばやく飛んでいくスーパーショットという、それまで中距離ないし遠距離への対抗手段を持ち得なかったボールドマーカー界に突如として舞い降りた風雲児。
従来のボールドにはない柔軟な対応力が備わっていてかなり使い勝手の良い構成になった。


Splatoon2では

そのあまりにピーキーな性能から一部のボールド教徒からは「2に登場しなかったらどうしよう……」と続投を危ぶまれたとかなんとか。幸いにも前作に登場したメインウェポンは全て続投されることが発表されたため、ボールドマーカーも無事続投決定。発売日から少し経った2017年8月5日に解禁された。
似たような立ち回りをする後輩ブキにスパッタリー(マニューバーの一種)が登場したりもした。

ボールドマーカー(無印)

サブウェポン:カーリングボム
スペシャルウェポン:スーパーチャクチ
購入可能なランク:10
価格:9700


メインウェポンのボールドマーカーは射出口のパイを大きくすることで飛距離をぎせいにし、近接戦に特化したものでし
その高い攻撃力をイカして、相手を確実に倒しつつ前進!カーリングボムでさらに相手の領地に入りこめるでし!
そして、相手のふところに もぐりこんだところにスーパーチャクチでドカン!
く〜っ!これぞまさに ベタ足インファイト!
近距離戦が大好きで 仲間の進路を 切り開くのが得意な使い手に かわいがって欲しいでし

帰ってきた神。
全体的に他のブキが前作より塗り性能が下がった一方でボールドはその煽りをあまり受けておらず、機動力は衰えていない。むしろ他のウェポンやギアパワーの仕様変更によって相対的に使い勝手が良くなったとも見受けられる(相変わらずローラーは天敵だが)。
2からの新サブであるカーリングボムは1のチェイスボムの亜種のような性能で、基本的には流して道作りに使う。顔を出して塗らずとも接近・撤退ルートを作れるためボールドとは非常に相性が良く、攻撃的に場を荒らせるようになったと言えるだろう。溜めることで他のボムのような牽制や攻撃に使うこともできることを覚えると立ち回りに幅ができる。
スペシャルに汎用性の高いスーパーチャクチを得たこともあって、幾らか扱いやすいのが今作のボールドマーカーの特徴。ストイックな教徒からは「こんなに扱いやすいブキなんてボールド神じゃない!」と意味不明な不評の声も上がったとか。
……だったのだが、

アップデートver3.0.0
スーパーチャクチを使用して降下が始まる直前のプレイヤーに対して攻撃するとき、ダメージを与えられるかどうかが通信の状態によって変化していましたが、変化しないようにしました。

簡単に言えば、自分と相手の画面で通信のズレがある場合に、チャクチを発動した側ではなく、それを狙い撃つ側の目線での判定が適用される、という内容。
対戦ゲームに詳しくないと何の話か分からないかもしれないが、つまるところ狙い撃つ側としては通信ラグによる撃ち損じがなくなり、要は撃ち落されるリスクが大幅に増大した

このアップデートにより、それまで一定の上位スペシャルとして格を保っていたスーパーチャクチは一転、不用意に吐こうものなら即座に叩き落される最弱クラスのスペシャルへと転落してしまった。
後のアプデで多少救済はなされたものの「発動後に撃ち落された後のスペシャル減少量が少なくなる」という撃ち落されるところまでは前提の修正であったり、「他のスペシャルへのメタが貼りやすくなる」といった実用的な強化もあったものの、全体としては最後まで十分な評価を得られないスペシャルの評価は覆らず。
そしてボールドも他のブキ同様に漏れなくこの弱体化を食らい、結果的に初代と同様扱いのピーキーさが目立つ仕上がりとなった。
一応、何かとネタにされてはいるものの、スーパーチャクチも使いどころに気を付ければ十分に使えるスペシャルであり、特にボールドの身軽さとは相性の良さもあってポジティブに捉えるファンも少なくなかった事は留意されたし。

ボールドマーカーネオ

サブウェポン:ジャンプビーコン
スペシャルウェポン:マルチミサイル
購入可能なランク:18
価格:12200

こちらも2018年3月のアップデートで復活。初代無印のサブウェポンであったビーコンが復活する形になり、「持ち前の機動力でビーコンを設置して前線を押し上げながらマルチミサイルで敵を追い詰める」という立ち回りが帰ってきた構成となった。

……のだが、この結果「戦いには参加せずにとにかく塗りを広げ、スペシャルのマルチミサイルが溜まり次第発射」という、通称「マルミサマン」という戦法が多発。もちろん戦い方は人それぞれなのだが、この戦法は自分が戦いに参加しない都合、高い確率で味方の負担が大になってしまう。
そうした言わば「地雷戦法」の原因となるマルチミサイルにはヘイトが集まり、そしてこのボールドマーカーネオも比較的スペシャルを使いやすい武器であった事から、ある意味では無印よりもヘイトを買ってしまう立場になってしまった。

もちろん武器自体には罪はない製造者のブキチには罪はあるかもしれないし、明確に悪意のあるトロールとしてのプレーでもない限り使い方は自由。単に使っているだけのプレーヤーを責めるのはお門違いである。
もちろんこのブキ自体も正しく使えば十分に通用する武器である。とりあえずスペシャルを吐くだけでは味方の負担になるので、隙あらばキルを狙っていくようにしよう。

ボールドマーカー7

サブウェポン:スプラッシュボム
スペシャルウェポン:ウルトラハンコ
購入可能なランク:23
価格:14600

2019年4月のブキチセレクションにて追加された、再びスプラッシュボムを手に入れたボールドマーカー。そしてスペシャルは巨大なハンマーを用いて突進したりハンコを投げて遠距離攻撃もできるウルトラハンコ。
相変わらずボムは牽制や戦闘補助に優秀な上、スペシャルのウルトラハンコは潜伏状態からの突然の発動でキルを狙え、ハンコ投げを活用すれば遠距離の敵にもワンチャンス作れるためボールドとは好相性。無印のチャクチ弱体化もあって結局2でも「ボルシチが一番使いやすいボールド」という結論になった。


Splatoon3では

3でも「過去作のメインは全種続投」と発表され本作でも参戦決定。発売前の情報からサブスペが公開され、ファンの間では期待が高まっていたのだが……?

ボールドマーカー

サブウェポン:カーリングボム
スペシャルウェポン:ウルトラハンコ
購入可能なランク:9

ウルトラハンコの変
前作の看板にして悲劇のスペシャルであったスーパーチャクチが対戦モードでは廃止となり、代わって前作のボルシチのスペシャルであったウルトラハンコを装備。前作の無印と7のいいとこ取りとして信者の間では「ついにボールドの時代か!?」と湧き立ったのだが……
待っていたのはウルトラハンコの大幅弱体化。
前作では中堅程度の立ち位置で安定感を保っていたウルトラハンコがまさかの弱体化。攻撃の当たり判定・相手の攻撃の打ち消し判定が前作と比べてこれでもかというほど小さくなり、当時は「真っ直ぐ進むだけの的」とすら叫ばれたことも。
ここにきてスペシャル不遇環境の再来というまさかの展開にあまり多くないであろう多くのボールドファンは泣いた。

……だが。

アップデートver1.2.0
・ウルトラハンコが、相手のボムなどの爆風を防がない問題を修正しました。
・ウルトラハンコが、相手のチャージャーのフルチャージショットを防がない問題を修正しました。
・ウルトラハンコの連続スタンプ攻撃で、相手に直撃ダメージが与えられない瞬間がある問題を修正しました。
・ウルトラハンコの連続スタンプ攻撃で、地面が塗られないことがある問題を修正しました。
・ウルトラハンコの空中回転攻撃で、地上にいる相手にダメージが与えられないことがある問題を修正しました。
・ウルトラハンコを投げつけた瞬間に地形にぶつかったとき、ぶつかった場所と異なる位置に爆発が発生することがある問題を修正しました。

なんとウルトラハンコの大幅な弱体化の大半は全てバグであった事が判明。発売約2ヶ月後の怒涛のアップデートによって、性能は2の最終環境とほぼ同じものへと復元された。
前作2ではラグという不具合への対応によって地獄へと叩き落されたボールドマーカーだったが、逆に3ではバグという不具合の修正によって地獄から復活。ボールドマーカーはもちろんスプラスピナー、新武器ドライブワイパーなどのハンコブキを手放す事なく2ヶ月間必死でウルトラハンコを振り続けてきたイカタコたちにとっては、衝撃のどんでん返しであった事だろう。
いずれにしても、スペシャルが「直った」新生ボールドマーカーが2を超えられるのか、目が離せない展開が続いた。

その後の遍歴
環境に君臨する強ブキにアップデートでの浮き沈みが頻繁に発生する3環境。
ではボールドマーカーはどうかというと、長らく大きな変更は発生しなかった。
これはボールドが弱いから……というよりは、むしろ多少強くなろうが弱くなろうがやることは変わりないからだろう。

今作は縦長で裏取りが難しいステージが多いことからリッター4Kを筆頭にした長射程ブキが猛威を振るい、中途半端な射程のブキではなすすべなく苦汁を飲まされやすい環境だった。
一方ボールドマーカーは「環境ブキがどれだけ長射程だろうが初めから関係ない射程の短さ」と、「どんなブキでも捉えにくい全ブキ最速の機動力と高い火力」というポテンシャルにより、他ブキとは異なる切り口で戦線をかき回せる、ある種のダークホースと化したのだ。
立ち位置としては「弱いという評判の声が大きいが、いざ手練れが使うとキル生産器と化す」という1、2から続くボールドマーカーのあるべき姿を発揮し続けるピーキーブキとして独特の存在感を発揮し続けた。
ついでに新ブキが次々出ても依然塗りが優秀な部類であるので、陣取りに強いのも侮れない点。

覚醒
それでもまだまだピーキーブキの域を出なかったボールドマーカーだが、バージョンアップver.7.2.0及びver.9.3.0にて大きな強化を授かる。

プレイヤーに対する弾の当たり判定の大きさをわずかに拡大し、相手に当てやすくしました。
弾の速度を約3%早くし、飛距離を伸ばしました。

ボールドマーカーの最大の武器であるインファイト能力の補正である。
これがわずかといえど侮れない。ひとたび懐に潜り込まれればエイム合わせの瞬発勝負で大きなアドバンテージをとられることになり、反応が遅れればあっという間に蜂の巣となる。
また、弾の飛距離が伸びたことにより元から強烈だった塗り能力がさらに強化。以前より遠くまで塗れるようになり、結果全ブキ屈指の機動力がさらにブースト。
当たり判定の拡大はまだしも飛距離が伸びたことによる塗り強化はミーハーなイカタコたちでもその差を実感する報告が相次ぐほどの上方修正。ついでにウルトラハンコも強化が入り(ハンコ投げによる爆発ダメージ数倍)、そのアプデによる恵みに全国のボールド使いはリアル雷神ステップ狂喜乱舞した。


ボールドマーカーネオ

サブウェポン:ジャンプビーコン
スペシャルウェポン:メガホンレーザー5.1ch
購入可能なランク:13

ここまで3における無印の話題だったがここからはボルネオの紹介。
2023年3月の大型アップデートで追加。過去作のネオと同じく白色だが、金色の縁取りが銀色に変わった清廉さ溢れる一品。
初代の無印が意識された構成で、ビーコンが付いたことで戦闘もサポートもこなせるセット。
相変わらずメインとサブは長距離戦で成す術が無いものの、そこは初代から生まれ変わったメガホンレーザー5.1chでカバー。長射程ブキへ牽制したり、相手を索敵してメインで狩りに行くような動きができる。
とはいえ接近や逃走で有用なカーリングボムを失ったのは非常に厳しく、スペシャルが無い状態の対面は完全に使い手の力量依存。より繊細な立ち回りを要求される。
ナワバリバトルももちろんだが、特にガチホコやガチヤグラといった「前線が頻繁に移動するルール」かつ「ビーコンの設置に気付かれにくいor処理が面倒なほど広いステージ」では背後をとって相手を崩すボルネオが猛威を振るいやすい。


相性の良いギアパワー

人によってカスタマイズは千差万別だが、主に信仰装備されているのは以下の4つ。

  • イカダッシュ速度アップ
ボールドマーカーにとってもはや必須とも言えるギアパワー。
相手に近づいてナンボのメインウェポンなので、持ち前の機動力に磨きをかけて突進力を上げる。
上述した雷神ステップの動きもキレッキレに。
特にネオの場合、ダイオウイカの速度も上昇するので非常に有効。
イカニンジャの採用はプレイスタイル及びルールに依る。慣れないうちは準必須級だが、イカニンの枠をイカ速に換えて得られるスピードも捨てがたいのが悩ましい。

  • ヒト移動速度アップ
こちらはヒト状態、つまり射撃中の移動速度を上げる目的で付けられる。
イカダッシュ速度アップと比べるとやや見劣りするかもしれないが、撃ち合いや塗り能力を強化できる。

  • 復活時間短縮
とにかく死にやすく、相討ちにもなりやすいのでやられたときのリスクを抑えるために。
無印ボールドであればビーコンがあるのでよりすばやい復帰が可能。
倒されても倒されてもすぐに舞い戻る姿はまさにアンデッド
リベンジ(初代Splatoonでは「うらみ」)やカムバックなどこちらがやられてから効果を発揮するギアパワーとも相性がいい。

  • ステルスジャンプ
前線ギア御用達のギア。イカ速と同じくルール・ステージ問わず必須と言ってよい。


サーモンランでは

間違いなくサーモンラン最強ブキ候補。相手がCPUなので高火力を押し付けやすい上扱いも非常に簡単。
とにかく火力が高くドスコイだろうと簡単に倒せるのでシューターでありながらザコシャケに滅法強い。火力に加えて全ブキトップクラスの機動力・燃費・塗りもそのままなので生存能力が非常に高く、海岸遠征も務めやすい。ザコシャケが大幅に強化された「3」のサーモンランではより重宝されている。
弾が届きさえすれば高耐久のオオモノも瞬殺できる。コウモリもテッキュウも近づきさえすればインクに余裕をもって撃破できるほか、オカシラシャケ戦でもその火力はオカシラ討伐の柱となる(さすがにタツは厳しいが)。

ただし、相変わらずインファイト専門なのでうっかり事故死なんてこともよくある。
オオモノ処理も射程が短すぎてバクダンの相手をするのは非常にキツい*1。コウモリの弾は撃ち返しにくい、ヘビを遠距離から倒せないなど弱点がないわけではないので、段差などの地形を利用するか、独力対処が難しい場面はちゃんと仲間と連携していこう。

短射程・高火力のライバルであるスパッタリーが3で弱体化を受けたことや、ザコシャケの凶悪化およびそれによるグリル・ラッシュ(ヒカリバエ)イベントの難易度大幅上昇、新規オオモノシャケの登場に伴い、「3」では上記の通りスパッタリー・ジムワイパークーゲルシュライバーなどといったブキに並ぶサーモンラン最強ブキ候補に挙げられる大当たりブキ。
バトルでのピーキーさが無くなって長所だけをひたすら活かせるので、対人では使い慣れないプレイヤーも思う存分活躍できるだろう。「神」の一端に触れるべし。




追記・修正はボールドマーカーの総合塗りポイントが999999になってからお願いします。


この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • Splatoon
  • スプラトゥーン
  • ボールドマーカー
  • ブキ
  • シューター
  • ネタ
  • ラッパ
  • 不遇
  • お前に足りないもの、それは!情熱・思想・理念・頭脳・気品・優雅さ・勤勉さ!そしてなによりもォォォオオオオッ!!射程が足りない!!
  • 散弾銃
  • 弱い?
  • 雷神
  • ネタ武器
  • Splatoonブキ解説項目
  • サーモンランでは強ブキ
  • Splatoon2
  • Splatoon3
  • 玄人向け
  • 射程
  • 雷神ステップ
最終更新:2025年05月05日 19:12

*1 一応、ジャンプ撃ちで届かなくはないが一回で仕留めるのは難しい