わかばシューター(Splatoon)

登録日:2022/09/11 Sun 22:46:57
更新日:2023/01/24 Tue 01:26:53
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わかばシューターとは、『Splatoonシリーズ』に登場するブキの一つである。

概要

ブキ分類はシューター
シリーズ通して、ゲームを始めたプレイヤーが一番最初に手にすることになるブキ。いわゆる初期装備である。

その外見は、100均などにありがちなプラスチック製の水鉄砲(いわゆるチープトイ)を大型化したような安っぽいデザイン。ぶっちゃけダサい。
2』では、アップデートでなぜかインクタンクが哺乳瓶のような固有のものに変更され、さらにダサくなった。

性能

大抵のゲームにおける初期装備の例に漏れず、性能は劣悪そのもの。
射程が短い上に単発の威力も低く、オマケに弾ブレが大きすぎて、正面から撃ち合ってもあっさり撃ち負ける。
サブウェポンはスプラッシュボム、スペシャルウェポンはバリア(1)/インクアーマー(2)/グレートバリア(3)とごくありふれたもので個性もない。
実際やたらクソ長い説明でプレイヤーを呆れさせてくる程ブキ愛に溢れるブキチからも「そんなブキ」呼ばわりである。

性質上、全てのプレイヤーが一度は手にし、そのまま強制的にバトルに放り込まれたりすることになるが、スプラシューター等の初期解放組の他ブキを手にした段階でロッカーに放り込まれ、その後は二度と日の目を見ることはないだろう。
なぜか高ランク帯でわざわざこれを使う酔狂なプレイヤーもいるが、恐らく縛りプレイでもしているのだろう。


追記・修正はわかばシューターを手放してからお願いします。



























「ガチマッチでわかば!?アイツ何考えてんだ!?」

「いや……よく見ろ。相手チームの顔が一気に険しくなった。」
「おそらく『わかばの恐ろしさ』を理解している者達だ。面構えが違う。」


……実際、大抵のプレイヤーは序盤のランクマッチでわかばの貧弱さに泣かされ、持ち換えられるようになれば早々に他のブキに換装することだろう。
しかし、わかばシューターには他のブキにはない強い個性があり、この強みを上手く押し付けられれば、 普通に高ランク帯だろうが活躍できる ブキでもある。

わかばシューターの強み、それは……

全ブキ中最強クラスのインク効率最低レベルで低い集弾性である。

前者は「多少優れている」などというレベルではなく、普通に使っていてハッキリ実感できるほどインクの持ちが良い。
2』ではアップデートで「対人戦におけるインクタンクそれ自体の容量が10%アップ」という上方修正まで受けた。その代償が哺乳瓶なのだが

後者は一見どういうメリットかわからない……というか欠点だろうと思われるかもしれないが、本シリーズのメインである「ナワバリバトル」は「敵を倒すこと」ではなく 「地面をより多く塗りつぶすこと」 が勝利条件である。
つまり、弾丸が外れようが当たろうが、とにかく自分の色に塗り潰しさえすれば勝てるのだ。
その観点に立つと、「弾丸がブレまくる」という欠点は翻って「一回の射撃で広範囲を塗れる」という長所となる。

他のブキよりも圧倒的に優れたインク効率と、広範囲に散らばる弾丸、シューターであるが故の機動力……
ゲームに慣れてくると次第に見えてくるわかばシューターの実態は、 攻撃性能を捨てて塗りに特化したサポートブキ である。

ただし、上に書いた欠点もまた動かしようのない事実。実際に 真正面からの撃ち合いでは下から数えた方が早いレベルで弱い ブキである。
真っ向から撃ち合うと射程距離の短さと攻撃力の低さと精度の悪さがモロに響き、大抵のブキ相手に押し負ける。
それこそ射程の暴力で仕留めに来るブキ相手なら尚更。

よって、実戦でわかばシューターを用いる場合、この欠点をイカにフォローするかが重要になってくる。

立ち回り

とにかく塗っていくこと が最優先となる。というか上級マッチにわかばを持ち込めば「塗りは任せてOKだな」という暗黙の了解を押し付けられることもしばしば。
味方の活路を開きつつ、最前線まで飛び込み、塗り面積を広げ、スペシャルウェポンの回転率を高めて味方が前線を押し上げるのをサポートしていくことが基本の立ち回り。

しかし、もちろん相手だってそれは分かっているので、塗り面積を順調に広げていけば狙われることもしばしばある。
というかわかば相手ならどんなブキでも真っ向勝負で勝ち確の上、放置すれば厄介極まりないので100%狙われると言って過言ではない。
わかばは基本「撃ち合ってはいけない」ブキではあるが、そんな自分の都合なんて相手が斟酌してくれるわけもなく、当然ながら鉢合わせすれば撃ち合いになることは回避できない。
そんな時重要になるのが、サブのスプラッシュボムとスペシャルのバリア/インクアーマー/グレートバリアである。

スプラッシュボムは確かに基本中の基本のサブであるが、 投擲して遠くを攻撃できる という汎用性と 爆発に直撃すれば即死 という威力は本物。シンプルゆえの強さというものである。
また、『2』以降では「インクタンク自体が大きい」という長所のおかげで、 他のブキよりもサブを使った際のインク消費量が相対的に小さい という強みがある。
二連投できるわけではないが、サブを使った後もインク残量に余裕が残るのは大きい。 スプラッシュボムがメインで銃撃はサブ ともしばしば言われるほど使い勝手がいい。

スペシャルウェポンのバリア/インクアーマー/グレートバリアは、名前や効果は異なるが、いずれも相手の攻撃に対して抵抗力を得るスペシャルウェポンである。
これらのスペシャルウェポンのおかげで、ナワバリバトルのみならずガチマッチでも通用するブキに仕上がっていると言っても過言ではない。
スペシャルウェポンを展開して強引に相手の陣地に割り込み、メインで牽制しながらスプラッシュボムで狩る という立ち回りの図々しさは「サポートブキってなんだっけ……?」と問いたくなるほど鬱陶しい。

また、塗り性能の高さから普通に塗り進めながら相手陣地に押し込んでいけば、交戦する頃には普通にスペシャルが使えるようになっているのも隠れた長所。
他にも『3』のグレートバリアはそれ自体がジャンプビーコンにもなるという隠れた機能があり、敵地のど真ん中で展開すればそこに他の味方を呼ぶこともできる。
しかも着地点はバリアの中なので着地の瞬間を狩られるリスクもない。

最前線で戦うブキではあるが、少しでも塗りを広げて仲間が動きやすい状況を作ると同時に、スペシャルの回転率を上げて前線を維持するためにも、とにかく生存する意識も大事になってくる。
元々撃ち合いは苦手なブキのため、危ないと思ったら無理に抵抗せず、足場を奪われたり囲まれる前に退却して立て直すのが最適解。
この瞬間判断ができるようになると、さらにサポートブキとして磨きがかかるだろう。もっともこれはわかばシューターに限った話ではないが。
一方で、実質スプラッシュボムがメインとは言うものの、闇雲に転がすだけではあっさり回避され、不用意に自分の位置を相手に知らせるだけである。
高ランク帯ともなれば、ボムだけではなかなかキルは取らせてもらえない。
ボムで圧をかけつつも、好機を見極め、気配を消して這い寄り、ゼロ距離射撃で暗殺する大胆さも時には必要になる。
「メイン」だけでなく「サブ」も活用してこそのスプラトゥーンというわけである。

インク効率に優れるわかばは、スプラッシュボムを使用した後でも自分の足場を確保するのに十分なほどのインク量を有している。
つまり、ブキの軽さと合わせて、何かをしている最中でも即座に次の行動に移ることが可能。そのため、積極的なルール関与*1が求められる。
塗るにしてもキルを狙うにしても、ワンパターンでは先述の通りあっさり見透かされてしまう。
そのためには戦況を俯瞰し、ひとつの役割に囚われることなく、臨機応変に縦横無尽にステージを駆け回る……これこそが、わかばシューターの役目である。

このようにわかばシューター相手に試合に負けたとしても、それは舐めプでも何でもなく恥じる必要もない。

オススメギアパワー

基本的に「インク効率アップ(メイン)」以外は「何を付けても一定の効果は見込める」ブキではあるが、一般にはイカのギアパワーが推奨されている。
  • サブ性能アップ
わかばシューターのある意味メインウェポンであるスプラッシュボムの遠投範囲が伸びる。
地味に思えるがこれの有無で制圧力が結構変わってくる。

  • インク効率アップ(サブ)/インク回復力アップ
射撃は元々効率がトップレベルに優れているので、メインの方は付ける必要はないが、サブの方は付けておくと回転率がグッと上がる。多く付けることでボムを2連続で投げるなんて芸当も可能になり、*2立ち回りに幅が生まれる。
合わせてインク回復力アップもあるとベスト。

  • スペシャル増加量アップ/スペシャル減少量ダウン
スペシャルの回転率を上げることで、撃ち合いに対応できる場面を増やせる。
前線で戦うブキのため、スペシャル減少量ダウンもあると安心。

  • イカ移動速度アップ
前線ブキ鉄板ギア。
詰めや逃げ、味方のカバー等々あらゆる場面で使いやすく、あると立ち回りの効率が向上する。

  • ヒト移動速度アップ
撃ちながら移動して塗り面積を増やす場面が多いのでこちらも有効。回避性能も上がるので対面時に撃ち勝ちやすくなる。

サーモンランでは

スペシャルが固定されること、塗りよりも相手を倒すことがメインとなるため対人戦とは勝手が変わるが、こちらでも立ち回り次第では十分役割は果たせる。

それなり程度の火力を持ちながら至近距離〜そこそこ中距離までむらなく弾が飛ぶ性質上、群がる雑魚シャケを薙ぎ倒すことへの適性は何気に高い。ドスコイは流石に厳しいが…
対オオモノは得意と苦手がはっきりしており、倒すのにスプラッシュボムが重要になるカタパッド・モグラ・ドロシャケとの相性はいい。ボムを使ってもインク残量に余裕が出やすいため、雑魚への対処能力が高いのである。また、塗り性能が要求されるダイバー、単純に燃費が良く相手しやすいタワーなども得意。
一方で火力が要求されるテッキュウやグリルの相手は厳しく、バクダンやコウモリの雨玉への対応も精度の悪さが足を引っ張り苦手。

どちらかと言うと積極的にオオモノを狙っていくよりは味方のサポートを主体に雑魚狩りに精を出した方が活躍しやすい。
塗りが主目的ではないとはいえ、自陣が広いに越したことはないので、余裕を見て塗り潰すことも重要。

サーモンランの立ち回りとは直接関係ないが、わかばシューターはスプラッシュボムの扱いに慣れれば慣れるほど味が出てくるブキである。
サーモンランでは強制的にスプラッシュボムを使わされる場面が多いため、サーモンランでスプラッシュボムに慣れてから改めてわかばシューターを手にするとまるで違った立ち回りができるようになることも。

類似品

モデルチェンジ版に「もみじシューター」「おちばシューター(2)」がある。
メインの性能はわかばシューターと同じだが、サブとスペシャルが変更されており、どちらもサポートと火力を両立したわかばシューターよりも癖のある構成になっている。

塗りに特化したシューターとして、「プロモデラー」シリーズも存在する。
短射程低精度と基本的には似たようなものだが、あちらはわかばシューターほどインク効率が良くない一方、連射力がさらに高まっており、短時間の塗りおよび近距離の火力に優れている。
またインクの飛び方も異なり、射程距離全体に均等に広がるわかばシューターに対し、プロモデラーは遠距離に広がりやすい。

余談

  • 名前の由来は自動車免許を取得した後に車体につける、いわゆる初心者マークが「若葉マーク」と呼ばれていることから初心者向けのブキとして名付けられている。
    派生のもみじシューターは高齢の人が運転する際につける「もみじマーク」から、おちばシューターはもみじマークが「落ち葉マーク」と呼ばれていたことから付けられている。
    • 英語版では「Splattershot Jr.」と、なぜか性能的にもデザイン的にもあまり関係ないスプラシューター(Splattershot)の入門用扱いされている。この場合は「シューター系ブキ全体の中の入門用」と解釈するべきか。実際のところ性能があまりにも尖っているため、入門用には適さないのだが
  • 実はブキデザインがダサめなのは わざと 。早い段階で他のブキに持ち替えてもらえるように、という配慮であったりする。
  • 性能をよく見ればわかるが、センプクもエイムも上手くできない初心者でも、とにかく射撃ボタンを押しっぱなしにさえしていれば、既に塗った場所やマップ外に無駄撃ちでもしない限り塗り面積を拡大して貢献できる性能になっている。
    しかし、ゲームに慣れてキルを意識するようになってくるとどうしても立ち回りの不自由さが目に付いてきて、他のブキに持ち替えがち。
    それでいながら、サブやスペシャルをフル活用できるようになれば、他のブキの下位互換ではなく上位マッチでもしっかりと活躍できる性能になっているなど、ブキ調整の見事さに唸らされたプレイヤーも多い。
    • これらの性能から中級者ほど見向きもしなくなる傾向にあり、「初心者 または 上級者向け」という形で紹介されることもしばしば。



追記・修正はわかばシューターを極めてからお願いします。

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最終更新:2023年01月24日 01:26

*1 カウントを進めるオブジェクトに関わる行動

*2 二連投する場合他のスプボム搭載ブキは基本ギアパワー3.5個分のサブ効率が必要だが、わかばの場合は2.3個分で出来るようになる。尚実際は二連投した後のスキを作らない為もう少しだけ多く積んだ方が良い事も