登録日:2023/02/24 Fri 14:00:00
更新日:2023/09/06 Wed 17:40:50
所要時間:約 3 分で読めます
【概要】
『大怪獣ブゴン』とは、2022年に公開された
大分県大分怪獣クラブ製作のご当地特撮映画。
上映時間30分の短編映画ではあるが、特撮や俳優に特撮ファンなら誰もが知っているような大物を数多く揃えた「
大分県の本気」とも言うべき大作となっている。
監督は
田口清隆氏。
ウルトラマンニュージェネレーションシリーズで数多く監督を務めた、今を輝くベテランを招いている。
また、主役の俳優は青柳尊哉氏。言うまでもなく『
ウルトラマンオーブ』や『
ウルトラマンZ』で絶大な人気を誇る、
ジャグラス ジャグラー役を演じた名優である。
特撮のミニチュア、爆破などは田口監督の指導の下で大分特撮クラブが請け負っている。戦車隊によるブゴンへの攻撃のシーンは『
シン・ゴジラ』の
タバ作戦のシーンを彷彿させる、なかなかの出来で一見の価値あり。
ちなみに撮影場所の杉乃井ホテルの建物などは撮影後に改築でその姿を消してしまっているので資料映像としての面もある。それのおかげかホテル内での爆破シーンはとにかくド派手。
現在も
大分県の地元おこしの一環として活動中。
【ストーリー】
神の怒りか悪魔の悪戯か?
地獄めぐりに異変が起こり、原因不明の天変地異の解明のために調査隊は怪獣の伝説の残る伽藍岳へ向かった。
そこで地底から現れる怪獣ブゴン。温泉を吐いて暴れまわるブゴンには
自衛隊の攻撃も通用しない。
果たしてブゴンの目的は?ブゴンを止める方法はあるのだろうか?
【登場人物】
演:青柳尊哉
本編の主人公で勝手に調査隊についてきたプータロー。
暴れまわるブゴンを止めようとするが、別にO-50で啓示を受けられなかった男でもない一般人に過ぎないのでどうしようもなかった。
だがブルーバード劇場のおばちゃんから不思議な温泉卵を手渡され……?
演:須藤叶希
調査隊の一員。大里とは
腐れ縁でブゴンの伝承に詳しい。
暴れまわるブゴンをなんとか説得しようとするが……。
演者は『
ウルトラマンR/B』第5話のゲストヒロインとしてウルトラシリーズに関わったことがある。
演:ねりお弘晃
調査隊の一員。
自衛隊にブゴン攻撃を止めるよう説得する。
演者は『
ウルトラマンオーブ』で松戸シンとしてレギュラー出演していたので知っている人も多いだろう。
【大怪獣ブゴン】
身長:60メートル
体重:10万トン
大分を太古から見守ってきた守護神であると語り伝えられる怪獣で、地熱をエネルギーとするため伽藍岳の地底に眠っていた。
人々の負の感情が高まると現れて暴れだす。主な能力は口から吐き出す温泉水。
体も頑丈で、
自衛隊の戦車隊の攻撃にもビクともしなかった。
大分の特産品にちなんだ特徴を持っており、頭部には「とり天」をイメージした赤いとさかを持ち、顔は高崎山の猿のように赤く、背中には
大分県にある火山の「鶴見岳・伽藍岳」「由布岳」「九重山」からなる突起がある。
とだけ聞くとイロモノ怪獣のようだが、それらをバランスよく特徴に組み入れることでうまい具合に
ゴジラ型の正統派怪獣にまとめあげている。
作中では伽藍岳から出現した後に杉乃井ホテル近くで
自衛隊の攻撃を受けるもものともせずに別府市外に侵攻。
そのまま市街はブゴンの蹂躙にまかせるしかないかと思われたが……。
追記・修正は、別府タワーをへし折ってお願いします。
最終更新:2023年09月06日 17:40