御真祖様(吸血鬼すぐ死ぬ)

登録日:2023/03/23 (木曜日) 21:30:00
更新日:2023/09/25 Mon 18:49:24
所要時間:約 3 分で読めます




「ドラルク 人間の友人を大切にな」


御真祖様とは漫画『吸血鬼すぐ死ぬ』の登場人物。
アニメでの声優は大物吸血鬼役を複数演じられた中田譲治氏。

目次

【プロフィール】


年齢:不明*1
身長:215cm位
誕生日:11月10日(さそり座)
血液型:不明
好きな血:クワガタ(?)
使い魔:アルマジロのアルマと次郎
出身:ルーマニア
苦手なスポーツ:ドッジボール

【人物】

主人公の片割れドラルクの祖父に当たる。
姿は髭を生やした白髪の貴族風な老人。服装はドラルクと同じオーソドックスな吸血鬼スタイル。
なぜか常時無表情だが、声色やリアクションがはっきりしているので感情表現は豊か。

家族構成は、妻・ミナ(人間・故人)、息子・ドラウス、孫・ドラルク。
彼らの属する「竜の血の一族」の当主であり、一族の真祖(吸血鬼としての大元)。
吸血鬼の一族としては最大の規模を持ち、パーティでは何十人もの縁者が集まっていた。

【人物像】

実態は当主らしい厳格さなどとは無縁で、誰にでも砕けた話し方で接し、吸血鬼としては珍しく他者からの『畏れ』をまったく求めないフランクな性格の持ち主。
というか少なくとも数百年生きている老人のくせに非常に子供っぽく無邪気。面白そうと見ればなんにでも飛びついていく姿には威厳とかはなく、享楽主義というならほかの吸血鬼の多くもそうだが、彼の場合は「好奇心旺盛な子供」といったほうが近い。
そんな感性なので人間に対してもフレンドリーでスマホも軽く使いこなす。ライン交換にも気軽に応じてくれて、吸血鬼なのに陽キャ。

だが問題は、その好奇心を満たすために一族の権力や財力、そして後述する吸血鬼としてのケタ外れの能力を加減無しで使って周りを巻き込みながら無茶苦茶をやらかすことである。
ちょっとした思いつきでエベレスト登山やリアルワニワニパニックで一族を巻き込み、グロッキーにするのはいつものこと。
ロナルドが初めて会った時も地雷や食人植物込みのリアルすごろくをお手製で持ってきた。
ならばやらなきゃいいじゃんとか思うだろうが、豪華景品を用意して参加者を引き込んだり、延長戦という名の地獄の罰ゲームを用意して、悪意なく逃げ道を塞いでくる。
おまけに普通の遊びにしてもただの野球のピッチャー返しで人間を吹っ飛ばす始末。なお彼は誰かと遊ぶことをただ純粋に楽しんでいるだけである。

そんなわけでドラルクを始め彼と少しでも交流を持った登場人物たちからの見られ方は怪獣や天災そのもの。
孫曰く「無限の気力と体力を持つ小5のウルトラマン」息子曰く「小さめのゴジラ」とは少しの誇張もないマジ*2
息子のドラウスでさえまったく手に負えず、火口の溶岩のマシュマロ焼きに付き合わされたりして死にかけている。
特に危ないのがたまに前触れなく来る「おひまモード」で、「おひま?」と絶妙なウザ絡みと共に尋ね歩き、ヒマと答えてしまった相手を強制連行で遊びに連れまわす。もちろんそうなってしまったら心身ともに限界まですりつぶされて死ぬ。
あの厄介者Y談おじさんでさえおヒマモードに抗う術はなく、恐怖で顔を引き攣らせた。

しかし人格が幼稚かというとそんなことはなく、人間と吸血鬼の寿命の差や対立の歴史から来る悲しみもきちんと理解しており、
時折老齢さを感じさせる深い言葉を放つ。

かつて人間の友人がいたと言われていて、その友人については作中で少しずつ語られては来ているが、
どことなく私を殺した責任ちゃんと取ってもらうんだからねみたいになっているのは気のせいではない気がする。

ちなみに本名は不明。しかし孫は「みんな知ってるんじゃないかな」と述べており、Y談おじさんも彼を「D」と呼んでいるので誰もが知っているあの世界一有名な吸血鬼の名前でほぼ間違いないだろう。
好き勝手に呼ばれるとのこと。

【能力】

作中最強のチートオブチート。
その気になれば一人でたやすく世界征服できるであろうレベルの、間違いなく作中最強の不滅にして無敵の吸血鬼の王。

端的に言えば、あらゆる吸血鬼の能力を完全上位互換で無制限に使い放題。
変身や念動力を当たり前に使いこなすのは序の口で、街全体の人間にテレパシーを繋ぐことすらお茶の子さいさい。
自身の能力を完全に使いこなすばかりか、それを応用してそれぞれに特に秀でた真祖級の吸血鬼の能力すら軽く凌駕して見せる。
作中では真祖の血を引く吸血鬼マイクロビキニの能力をあっさりリセットし、グールを操るのに長けた真祖エルダーのグール軍団の支配権を一瞬で奪い取ってしまったほど。

変身能力に関しても彼のそれは最早変身の域を逸しており、
1度目のハロウィン回では仮装のノリでドラルクに変身...というか擬態し、駆けつけたドラウスと本物のドラルクが現れるまで
(違和感を確信*3したジョンを除く)その場にいた全ての存在を欺いてみせた。
なお、この後2次会の会場を押さえ、少なくとも5次会まで連れ回した。*4

他の吸血鬼の能力攻撃に対しても鉄壁であり、催眠術使いとしては作中最上位クラスのY談おじさんのY談波も一切通用しない。
(ただしY談波の眩しさは食らう。)

さらに素の身体能力もケタ違い。ただのビンタで大型の下等吸血鬼くらいなら一撃KOし、
遊びにしろ戦いにしろ「疲れる」といった描写すら皆無。

流水や日光といった吸血鬼の弱点も無い。まさに完全無欠。

22巻では真祖と真祖級6人とシンヨコ中の人間と吸血鬼が束になっても、メチャクチャなハンデ*5つきの鬼ごっこで捕まえるのが精いっぱいの有様だった。
『遊び』でこれなのだから、本気で戦う気になった時の彼の実力は計り知りようが無い。

作中でまともにダメージを受けたと見えそうな場面はヘルシング教授に仕掛けられた時の一度だけ。
この時も、心臓にくい→斬首→火葬、と吸血鬼退治のフルコンボをぶつけられたが一瞬で灰から再生、怒りすらせず楽しんでいた。
そして、マッハでヘルシングをロンドン観光へと一晩のうちに連れ回した。

他にも編み物や料理も得意。ドラルクのことは彼なりに可愛がっているようで、国家転覆できそうなレベルの発明品をちょくちょくプレゼントしたりもしている。

【余談】

紛れもなく最強キャラだが、人間側の最強人物であるフクマさんとの絡みは今のところ無い。というかオータム書店の関係者との関わりがない。
22巻の全員集合回でもオータム書店の関係者だけは登場せず、ドラルクたちもフクマさんを呼んで助力してもらおうとはしなかった。
もっとも御真祖様vsフクマさんなんて事態になったら世界が滅びかねないから仕方ないのかもしれない。



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最終更新:2023年09月25日 18:49

*1 最低でも1885年から存命

*2 アニメでは前者がスーパーマン、後者が人型サイクロンに変更されている

*3 料理のわずかな味付けの違いなど細かな点で本物ではないとする判断材料はあったが、何よりロナルドの鉄拳を悠々と回避して見せたこと

*4 109死のロナルドの回想にて、どうやら10次会の誘いまでかけていたらしい...

*5 移動はケンケンパのみ、5分ごとに新横浜フォトジェニックスポットで自撮りを投稿、鬼ごっこ中に新横浜新名物スイーツを開発、開始5分間は静止、さらに自主的に律儀に信号待ち