登録日:2023/05/06 Sat 00:25:10
更新日:2026/04/04 Sat 13:38:20
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「ペタリ甲板」は、
漫画『ドラえもん』に登場する
ひみつ道具の1つ。
登場した原作エピソード「ペタリ甲板」は「てれびくん」1979年8月号に掲載され、カラーコミックス5巻、藤子不二雄ランド34巻、『ドラえもん プラス』6巻、藤子・F・不二雄大全集19巻に収録されている。
【概要】
船の甲板を模した小型の道具で、見た目は船の玩具の甲板部分をそのまま切り取ったような形状をしている。大きさはドラえもんが両手で持てるぐらい。裏面には吸盤のようなものが付いており、この部分を生き物にくっつける事でくっつけた生き物を乗り物代わりにする事ができる。甲板に近づいて降下すると勝手に身体が縮み、小さな甲板の上に乗る事ができる。甲板から跳び上がって降りると身体の大きさは元に戻る。
作中ではイルカに使用されており、恐らくクジラなどの他の大型哺乳類にも使用できると思われる。
利用された生き物の意志は奪っていないため、潜水するタイミングはくっついた生き物次第。うっかり生態のよく分かっていない生き物に付けてしまうと色々危険かもしれない。
操縦室で方角を指定し、その方向にエサを合成して誘導する事で、ある程度行先を指定することができる。ただし、生き物が本気で拒否をした場合には誘導は解除される模様。野生動物の場合、天敵などの危険もあるためそのための機能であると思われる。
甲板には船室がついており、中には宿泊も可能な設備が充実している。原作ではドラえもんとのび太の二人が宿泊したが、アニメ版ではより広く、部屋も複数個用意されており、大人数での宿泊にも対応できるようだ。勿論シャワー類も完備。
似たような機能を持つ道具として作中では「ペタリゴンドラ」が登場しており、こちらは生き物が飛行船になる。乗り物の種類によって機能が異なるシリーズものの製品なのかもしれない。
【登場するエピソード】
◇原作「ペタリ甲板」
ある夏の日、
スネ夫はいつものメンバー相手に自慢のついでに大口をたたいていた。スネ夫パパが友達から借りたヨットを使い、家族で九州まで一週間、途中の港に寄りながら旅をすると言う。
家に帰った
のび太がこの事をドラえもんに話してみると、意外にもドラえもんはノリノリの様子。
翌日、旅行の準備をして、タケコプターで外に出たドラえもんと半信半疑で追いかけるのび太。
しばらくすると、二人は海上でイルカを発見。
そこでドラえもんが出したのは、
「ペタリ甲板」。これをイルカの背中に付けると船の甲板のように乗り込む事ができるという。実際に甲板の上に降り立ってみると、そこはまるで本物の船の甲板みたいになっていた。イルカが潜ろうとしたので真ん中にある船室に入ってみると、中は広々とした部屋になっていた。
窓の外は綺麗な海中の景色が広がっており、さながら小型の潜水艦だ。
奥の操縦室に入ると、そこには操縦桿があった。操縦桿を行きたい方角に廻して中心のボタンを押すと、その方角に海水の成分で合成して作られたエサが出現、それをイルカが食べる事で行きたい方向をコントロールできるという。
こうして二人の楽しいヨット旅行が幕を開け、その顛末が一話に渡って描かれる。
◇大山版「ペタリ甲板」
1990年8月17日の夏休みスペシャル「夏だ一番! ドラえもん祭り」で放送された。
道具の仕様と話の流れは原作とほぼ同じ。
このアニメ版で、船室内が「四次元空間」と明言された。静香のシャワーネタ弄りもある。
また、最後に甲板や飛行船とは異なるヨット型の脱出艇が登場。そのまま帰宅に使用した。
◇わさドラ版「イルカにのって海の旅」
2015年4月24日に放送された。話の流れと道具の仕様は大山版が踏襲されている。
【余談】
- 登場したエピソード「ペタリ甲板」は夏休みの時期に掲載された、道具をフルに利用したドラえもん流のレジャーが楽しいお話。原作では比較的稀な「レジャーを真っ当に楽しむ話」だが、その分ギャグのパンチが抑えめ。収録された単行本は多いが、最もメジャーなてんとう虫コミックス(ドラえもん プラス)への収録が2014年とかなり遅かった事もあり、若干マイナーなイメージが残る話でもある。
- 2023年現在、大山版とわさドラ版で1回ずつアニメ化されているが、いずれもペタリ甲板の旅行に静香とジャイアンが同行しており、スネ夫以外の4人が仲良く遊ぶという非常に珍しい組み合わせが見られる。更に話の大まかな流れが原作準拠となっているためか、ジャイアンがジャイアニズム溢れる暴君ぶりをほとんど見せない
ただ楽しく遊ぶだけの話であるにも関わらず大長編補正がMaxで掛かった、これまた珍しい要素がある話になっている。
- 大山版はBGMに「ポケットの中に(のび太の恐竜の主題歌)」と「心をゆらして(宇宙開拓史の主題歌)」のインストが使用される。季節のスペシャル版仕様だからだろうか。
- 原作は前半部分がカラーで掲載されているが、コストの問題もあり単行本への収録時はカラーコミックス版を除きモノクロで掲載されている。
そのカラーコミックス版も1981年発売なだけに、現在この話をカラーで読むのは困難である。
- この話に限らずのび太はイルカの事をサカナ呼ばわりしている事が度々ある。魚類と哺乳類の違いは彼には難しいようだ。
- のび太がイルカを魚呼ばわりするのって、年少の読者・視聴者に「イルカは魚類ではなく哺乳類である」ことを説明させるためというメタ事情もあるのだろうか? ヒドイものになると、イルカとシャチの区別もつかないってのがあるけど。 -- 名無しさん (2023-05-06 01:50:22)
- イルカとシャチを間違えたこともあるよね -- 名無しさん (2023-05-06 06:02:40)
- ↑2イルカとシャチはどちらもクジラの仲間だから、イルカと魚を間違えるよりかはましだろう。 -- 名無しさん (2023-05-06 08:55:09)
- いつものスネ夫の自慢話の仕返しからの感動話という割とレアな展開 -- 名無しさん (2023-05-06 08:59:37)
- ↑のび太だけを除け者にしなかったのと、スネ夫側の実態がはっきり描かれているのも大きい -- 名無しさん (2023-05-06 13:18:08)
- 3人用のイメージ強いスネ夫だが、自分の自慢だけするパターン自体は結構あったと思う。 大山版ではドラえもんの鼻がカモメに噛まれて「ボクの鼻は食べ物じゃないぞ!」と追っ払うシーンがかわいい。 -- 名無しさん (2023-05-06 14:11:24)
- スネ吉兄さんの家はガチの超お金持ちっぽいけどスネ夫の家はそこまでじゃないのかな -- 名無しさん (2023-05-06 14:14:30)
- この話、アニメで見て覚えてるわ。 -- 名無しさん (2023-05-06 14:30:09)
- ↑2 実は骨川家、特にスネ夫父系は、より上の人達からマウントを取られて悔しい思いをしているのかもしれない -- 名無しさん (2023-05-06 15:31:07)
- 銀河超特急ではペタリ手袋と靴がでてたがよくわからない道具だった -- 名無しさん (2023-05-06 21:49:42)
- そんなイルカ、いるか!は何故かくだらなさすぎて笑えた -- 名無しさん (2023-05-12 18:42:03)
- 著作権保護問題の対策のため、編集しました。 -- 名無しさん (2023-08-31 22:03:33)
最終更新:2026年04月04日 13:38