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源静香

登録日:2018/08/06 Mon 01:47:21
更新日:2026/08/15 Sat 13:03:36
所要時間約 9 分で読めるわ。





キャー!のび太さんのエッチ!


源静香は、漫画ドラえもん』のメインヒロイン

基本的に作品内外で「しずか(ちゃん)」とひらがな表記されることが多いため、当記事でもその慣例に従う。
なお、初期は「しず子」という名前で、静香という名前は『のび太のおよめさん』という話が初出である。苗字の源もこの話が初出である。


演者

声優

  • 恵比寿まさ子(初代:第1作)
  • 野村道子(2代目:第2作第1期)
  • かかずゆみ(3代目:第2作第2期)

●第2作第1期(過去・未来)
  • 幼少時代:野村道子(第71話 - 第1295話)(1979年6月20日 - 1994年4月8日)→佐久間レイ(映画同時上映第15作)
  • 青年・大人時代:野村道子(1979.4 - 1999.3)

●第2作第2期(過去・未来)
  • 幼少時代:かかずゆみ(2008.8 - )
  • 青年・大人時代:かかずゆみ(2005.4 - )

●日本国外
  • カサンドラ・モリス(海外版)

俳優

  • すほうれいこ(舞台『のび太とアニマル惑星』2008年度)
  • 樋口日奈(舞台『のび太とアニマル惑星』2017年度)
  • 水川あさみ(トヨタ自動車CM)
  • 小宮山莉渚(ソフトバンクCM・15歳)
  • 上戸彩(ソフトバンクCM・45歳)

概要

副主人公の野比のび太やその他のクラスメートと同じく、漫画では小学4年生・アニメでは小学5年生として登場する(ただし、漫画版は掲載誌の都合で年齢が小学1年生から小学6年生まで変動する)。

原作では「しずちゃん(静ちゃん)」と呼ばれることが多いが、アニメでは全バージョンで「しずかちゃん」と呼ばれることが多い*1
これは複数説が存在し、「呼びづらかった」「響きが悪い」などが言われるが、現在では不明である。
ただし、第2作ではサブタイトルに原作のそれを直さず「しずちゃん」のまま使ったり、第2作第1期の初期には「しずちゃん」呼びになっていたことがある。
なお、原作でも最初期の「しず子」時代*2を除き、「しずか」が本名で呼びかけ時に「しず」と略されているだけで『あいあいパラソル』(1976年)の回で母親が「しずか」・のび太が「しずちゃん」と呼ぶシーンがある他、1977年の『人生やりなおし器』でも4歳の頃の本人が「しずか」と名前を書く場面がある。
作中で苗字で呼ばれることや呼び捨てで呼ばれることは少なく(先生や親などが数少ない例外)、男性陣からはいつも「しずかちゃん」と呼ばれる。
一方で、彼女から男性陣への呼称は時期によって変動し、原作初期ではドラえもんを「ドラえもんさん」とさん付けにしてみたり、
アニメ第2作第1期の初期では「のび太くん」「たけしくん」と君付けにしてみたり、ジャイアンをそのまま呼んだり、ドラえもんを呼び捨てにしたりしていた。
現在はドラえもんは「ドラちゃん」、他の男性陣はさん付けで呼称することが定着している。アニメに関しては、金曜19時の放送になってから1年が経った1982年10月の時点で現在の呼称に落ち着き、それが2期へのリニューアル後も継承されている。

交友関係は広く、ドラえもんたちいつもの面々や出木杉、女子の友達など幅広く付き合いがある。
特にいつもの面々とは毎度毎度危険な場所に冒険に行く基本メンバーと化している。
男友達とばかり遊んでいる描写が目立つので、女友達はいないのかと言われることもあるが、エピソードによってはしっかり女子グループとして動いている。単に普段のお話の大半がのび太視点なので、そちらの交友関係が目立たないだけである。

誰もが知るドラえもんのレギュラー勢だが、彼女の設定にはかなりの謎が多い。
例えば、のび太との身長差は一定せず、のび太より低い時もあれば高い時もあるが、これは年齢が掲載誌で違うためという理由もある*3。なお、ドラミちゃん出演話でジャイアンより高身長な事があるが、これは本来別キャラだった人を描き直した名残である。
誕生日もこたつがあったりする描写が原作であると思えば、半袖だったり、日本テレビ版では9月中旬ということになっていたり、方倉設定では12月2日でドラミちゃんと同日*4だったり、テレビ朝日版では5月ということになってたりする(まあ、掲載誌がその読者の該当する学年に向けたものであることを考えると、あながち不思議でもないが…)。

誕生月が「5月」は、コロコロコミックに連載された『最新ドラえもんひみつ百科』で設定され、以後は公式でもそれに準じている模様(ただし、2月生まれのスネ夫と同様具体的な日にち≒星座までは不明*5)。
その代わりというか「誕生時」という、現実では自分の物ですら知っている人が少ない情報が明記されており「午前3時ごろ」と父親が証言している(『のび太の結婚前夜』)。

髪色は原作では黒ベタでカラーページでも黒*6、アニメは第1作・第2作第1期では栗毛色だったが、第2作第2期からは黒髪に変更された。
基本髪はツインテールにしているが、原作初期では先端が丸まっちくお団子にも見える髪型だった他、アニメでは極まれに下ろすこともある。
三次元でのツインテールを嫌う人からは地味に「しずかちゃんヘア」として逆に認知されていたりする。
まあ、スネ夫の髪型ほどは人口に膾炙してないが。
服装はスカート姿が基本で、アニメ第2作第1期で登場した「ピンクのシャツにピンクのスカート(白線入り)」というデザインが一番印象に残っているだろう。
それでも、同じスカート姿ながら違うデザインで登場することも多く、珍しいものではオーバーオール姿を披露したことがある。
アニメ第2作第2期では2017年7月28日からレギュラーの服装が第2作第1期に近いデザインへ回帰したが、しずかのみピンクのシャツに赤いスカートという独自のものとなっている。
アニメ第2作第1期では割とよくパンチラしていたが、第2作第2期では規制の都合上、初期を除いてやらなくなっている。

原作・アニメ問わずスネ夫やジャイアン、出木杉等、のび太以外の異性からも好意を寄せられることが多いため、恐らく美少女として描写されていると思われる。
藤子Fもしずかの描写には注文をつけていたほどであり、アニメ第2作第2期では最近のアニメファンにも受け入れられ易い美少女描写がされている。
原作でも後期では思春期を迎え第二次性徴と見られる胸部の膨らみなどが見られている。
一方で、のび太曰く学校一の美少女はしずかではなく「河井伊奈子」という隣のクラスの女子だったりする*7

性格

原作・アニメ問わず、困っている人は放っておけない性格で、彼女視点では数ある友人の一人であるのび太を、
ひみつ道具の虫スカンの影響を跳ね除けてトイレに連れて行き吐かせるなど、とんでもない精神力まで有する。
『魔女っ子しずちゃん』では、困っている少女を見つけた彼女が、ドラえもんから借りた道具で人助けする描写もある。

…とはいえ、アニメに比べて原作はやや性格が厳しくなっており、のび太に対して
「クラス一わすれんぼのあんたが?ホホホ」とぎゃはははと笑いながら指差す描写があったりする。
まあ、原作はドラえもんが超絶毒舌キャラだったりするなどかなり酷い描写のオンパレードなため、彼女だけが美化されたというわけでもないのだが。
原作後期ではそのような描写が落ち着いたほか、単行本収録時に書き直しされて描写が減るなど、
藤子Fの意向で「ヒロインは好感度が大事」とされてきたこともうかがえる。

お淑やかなイメージは母親による教育の賜物でもあり、他人の目が届かないところではピーナッツの投げ食いをしていたり、下着姿で寝転んだりとはしたない行動を取っている。
家族の留守中には深夜番組を見たりしている程である。
ピアノのお稽古をサボったり、有名人に対してはミーハーぶりを見せたり、時折結構やらかしてたりする。
ヒステリックな一面も持ちあわせており、大事な人形が壊されたり、プライバシーの侵害を受けたり、果てはのび太の「一緒に赤ちゃんを作る」という発言を受けるとしばき倒したりする。

他にも、ドラえもんとのび太が盗撮写真を見ていた時に出くわした時もボコボコにしている。
また、ドラえもんとのび太が道端で服を脱がそうとした時(アニメ第2作第2期では着替えている最中にのび太とドラえもんに見られた時)も殴っているうえに、「薬が切れたことを隠されたとき 」や『シネマラン』でのび太の誤解を招くような発言や映画撮影の時にスネ夫から際どい衣装を当てられたときも該当者を殴っている。
なお、ネット上で見かける「ジャイアンを無表情で殴ってのび太に抑え込まれているしずか」画像は、アニメ第2作第1期の『変身ロボット』に登場したロボットが化けた偽物である。

未来世界で息子のノビスケが全然のび太と異なる腕白な性格になったことを「誰に似たのかしら」と訝しんでいるが、どう考えてもしずかに似たとしか言いようがない*8
他にも、原作・アニメを問わずのび太をそっちのけてジャイアンスネ夫の誘いに便乗してのび太を仲間外れにしてしまったり、のび太のお人好しさに付け込んでひみつ道具を借りるなど、計算高い部分も垣間見える。
彼女もまたのび太やジャイアン達と同様一面的ではなく、悪い面も持っているということであろう。
露骨に馬鹿にして笑うようなことは無くなったが、のび太をさりげなく傷付けるような毒を吐くことは原作後期でもしばしばある。
映画『雲の王国』では、ジャイアンを罵倒したスネ夫に対して「駄目よそこまで本当のこと言っちゃ…。」と追い打ちをかけるような毒を吐いている。

上記のように悪印象を抱かれやすい面もあるが、キャラのイメージ通り心優しく他人思いな一面もしっかり持っており、
困っている人や動物を見かけた際には手助けしたり、ドラえもんやのび太と共に問題解決のために尽力することも多い。
上記の虫スカンや第2作第1期アニメオリジナルエピソード『のび太の中ののび太』などでのび太が危機に瀕している際には身を顧みずに助けようとしたり躊躇なく助けに行く意思を見せたり、のび太がジャイアンとスネ夫にいじめられている際には止めに入って落ち込んでいるのび太を慰めたり、『神さまロボットに愛の手を!』では豚の姿になってしまったジャイアンとスネ夫を最後の願い事を使って元の姿に戻してあげたりと、のび太・ジャイアン同様に友達思いで強い友情を見せる描写も多い。

最終的に結婚相手にのび太を選ぶが「危なくて見てられない」という理由である。要するに駄目男に尽くすタイプである*9

趣味嗜好

一日3回は風呂に入る程の風呂好きであり、他のキャラクターからも認知されるレベル。
そのせいでのび太がどこでもドアなど様々な道具で源家に向かうと、まず間違いなく入浴中のしずかがいる風呂場に出くわす。
風呂場はともかくなぜタイミングまで合うのだろうか。もはや「ひみつ道具で源家に向かう→入浴に出くわす」がフラグと化している。
大抵前述のヒステリックな性格が発現し、「のび太さんのエッチ!」といって水をかける、洗面器を投げつけるなどの実力行使に出る*10が、
あまりに毎度毎度出くわすためにのび太の方も『アヤカリンで幸運を』では遂に「どうしてそういつもお風呂にばかり入ってるの。(中略)人の都合も考えてよ」と逆ギレしたこともあれば、『かぐやロボット』や『カチンカチンライト』では、しずかがお風呂に入っていることを前提に訪ねたこともあった。
ただ、ひみつ道具でしずかの裸を見ていたりするのび太も大概だとは思うが…。男だからしゃーないか。
風呂好きの描写は大長編ではミルク風呂、空中の風呂などサービスシーンに活かされたり、それどころか「入浴中に敵に出くわす」「奴隷商人に拘束されている時に入浴を要求する」など最早しずか=お風呂のレベルになっている。さらに、アニメ第2作第2期では初登場の場面が入浴シーンである。
仕舞いには入浴中に入ってきた敵を石鹸を浴びせて倒し、敵の弱点が石鹸であることが重大な伏線になるほどである(公式ガイドブック曰く「アルキメデスの浮力の発見に並ぶ人類が風呂で得た最大の知識」)。

バイオリンの演奏が好きで、逆にピアノは親から言われるからやるというだけで嫌い。
一方、母親はしずかを将来ピアニストにしたいらしく、無理矢理ピアノを習わせている。ただし、欲しいものに電子オルガンを要求したこともあり、この辺はブレブレ。
ただし、理由は分からないのだが、藤子・F・不二雄漫画に出てくるバイオリンを弾くキャラは高確率*11で「バイオリンが下手の横好き」という設定が付けられており、彼女もこれにしっかり該当する。
一応ヒロインであることや、声を出せれば良い歌と違って演奏にバイオリンが必要なことなどから、音波兵器扱いされることは少ないものの、アニメ第2作第2期オリジナルエピソード『ドラえもんvsドラキュラ』で満を持して使用された際にはジャイアンの歌をも完封してみせたひみつ道具をいとも容易く破壊し、ドラキュラロボットを苦しめるという驚愕の戦果を挙げている。同じく第2作第2期オリジナルエピソード『どら焼きが消えた日』ではバイオリンの音色で宇宙人を撤退に追い込んだ。
2025年7月5日から使用されているアニメの新OPではジャイアンリサイタルとしずかのバイオリンが同時に流れてムード盛り上げ楽団とスネ夫がぶっ倒れるシーンが出てくるほど。
ゲーム「ドラえもん月の王国」でも合体技がバイオリンになっている。
ちなみに、母親がしずかにバイオリンの練習をやめろと言い出すのは周囲からガチで苦情が来ているかららしい。
アニメ第2作第2期では公園の花見でバイオリンを披露しようと一旦は恐怖に陥れたが、たまたま撮影に来ていた世界的バイオリニストのひかせ太郎*12にまねラジコンを取り付け事なきを得た。
しずか本人の歌唱力は特に問題なく、ピアノの腕前も中々高いのに、バイオリンだけは壊滅的なのは何故だろうか。
ただし、初期…というか連載第1話(小学二年生版)では「しずちゃんのバイオリンは、さいこうだ(スネ夫より)。」と皆に褒められたりと、上手な描写もあったりする。

他にも編み物や裁縫が好きだったり、料理をすることも多く、どちらともその腕前はもなかなかのもの。
特にお人形の服を自前で作ったりと、手先はかなり器用な面も見られる。

ドラえもんがどら焼き、のび太がホットケーキ、ジャイアンがカツ丼好きという描写があるように、しずかは焼き芋が好き*13
ただし、藤子Fの世界における焼き芋とはおなら誘発100%の代物であり、故にあまり明かさない。
そのため、嘘をつけない「アンケーター」の彼女すら2番目に好きなチーズケーキや3番目に好きな寿司を大好物と称して、1番好きなのが焼き芋であることをなかなか明かさなかった。
アニメ第2作第2期オリジナルエピソード『ヤキイモの気持ち』では、幼少期から好きであったのにも拘らず、周りに隠し通すために「大嫌い」と嘘をついてしまっている。

意外と嫌いなものは多く、カエルクモゴキブリ・トカゲなどの嫌な生き物(特にカエルに関しては忍者ハットリくん並みのリアクションを見せる)、
男の子が好きそうなヒーロー番組などの争いがあるもの、地震、歯医者、そしてデリカシーのない人や暴力を振るう時ののび太が嫌いだったりする。
流石に大長編等で「止むを得ない事情で戦うことになったのび太が嫌い」ということはないと思われるので、恐らく「秘密道具で増長したのび太」の事であろう。
逆に言えば、普段のび太を「暴力を振るうことのない優しい人」という評価をしているようである。

勉強

勉強に関しては、出木杉やガリ勉くんと違い順位は明かされないが、テストで95点を取ったり、先生から褒められたりとクラスでも上位であるようだ(男三人が悪すぎるのもあるが)。
スチュワーデス筆頭にいろいろな将来の夢を持っている彼女だが『夢幻三剣士』では「外交官になって世界平和のために働く」ために勉強を頑張っていた。

スネ夫と異なり学習塾には通っていないが、家庭教師をつけているようである。
ただ、その家庭教師も変にしつこかったり(「身がわりバー」)、妙に馴れ馴れしかったり(「にっくきあいつ」)、人選に問題がある気がする。
なお、母親は妙に教育に厳しいらしく、テストが85点で「もっと勉強しろ」と叱ったことがある。30点でも褒めたのび太のママとの差が凄い(のび太の普段の点数が悪すぎるのもあるが)。
アニメ第1作では体育が4で、あとは5であることが明かされている。

運動神経

TC42巻『男女入れかえ物語』でのび太と心を入れ替わった際は念願の木登りを敢行し、一度も落下せずてっぺんまでたどり着いている。
更には一度やってみたかったとジャイアンたちの草野球に参加し、高めの打球を大ジャンプでキャッチした上にさよならホームランを決めるなど、運動神経はかなり高いようである。
前述のとおり、ノビスケの腕白っぷりや運動神経は間違いなく母親譲りであろう。
正確グラフでは体力はのび太以上スネ夫以下。
まあ、夢風鈴で寝ぼけていた時ですら相撲でのび太を秒殺していたくらい故、まず間違いなくのび太よりは強い。指相撲でもカウンターでのび太に勝利した。
ワンニャン時空伝』では予備知識なしでトラックの運転を行っているところを見ると、車の運転も得意のようだ。

大長編での扱い

ヒロインポジション全開。
パラレル西遊記』『ドラビアンナイト』では攫われ『宇宙小戦争』『銀河超特急』では入浴中に襲われるといったヒロインの役目をしっかり果たし、
女性のゲストキャラとは多くの場合交流を持つことが多い(ただし、女性ゲストキャラがメイン格の場合はのび太と交流することになる)。

また『創世日記』では小学生ながらかなり核心をついたことを発言したり、いくつかの作品では機転を利かせてトラブルを解決することもある。
ただし、全体的にはヒーローのような活躍をするのび太や、戦闘をこなすジャイアンと異なり、
サポートキャラとしての一面が多く見られる。あとパンチラや入浴などのサービスシーンが多い。

とは言え『海底鬼岩城』ではメンバー中ただ一人バギーと仲良しになりそれが切っ掛けでラスボスのポセイドンの撃破につながり『鉄人兵団』では初期からザンダクロス建造計画に参加してリルルとはのび太と同じくらいに心の交流が描かれるなど、決してサブばかりではない。
ただ、しずかがメインで交流を持ったメインゲスト(バギーやリルル)はいずれも戦いの最中、しずかの目の前で犠牲になっており、そういう意味では悲劇のヒロイン補正も受けてしまっていると言える。

家族・親類

連載開始からずっと「一人っ子」の設定がぶれないキャラ*14で父親と母親との3人暮らし。
同居してない身内に画家をしているおじ、そのおじさんの妻ではないと思しきおば、詳細不明の従姉妹が確認できる。
子孫にのび太と結婚した場合のノビスケ、ノビスケの子や、孫の孫としてセワシがいる*15
また、エピソードによってはペット(大型犬か小鳥である事が多い)を飼っていたり従兄弟・従姉妹がいる描写もある。
というわけでわかる範囲内で解説。

何気ない場面でよく登場するが、原作とアニメで大きく姿が異なっている。…まあ、原作でもしょっちゅうイメチェンしているが。
アニメの姿はTC1巻収録『コベアべ』に登場した時に似ている。
一見優しそうだが、前述の通りテストで85点で説教したり、嫌がるしずかに無理矢理ピアノを習わせたり、友達が遊びにきているにもかかわらず庭の水撒きを手伝わせたりインクが倒れているのをみてしずかのせいと決め付け謝罪を要求したりしている(実際に倒したのはしずかのパパだった)。
ただ、しずかに厳しく当たりすぎたと反省するなど玉子やスネ夫ママ同様本当はとてもやさしいママである
ちなみに『ザ☆ドラえもんズ スペシャル』では20年前(中学生くらい?)の姿で登場しており、外見はただしずかちゃんを成長させただけ。
本エピソードではバイオリンコンテストで優勝したというとんでもない設定が明かされており、
そのことを知ったのび太からは「仮に子供が生まれても絶対にバイオリンを習わせないでくださいね」と懇願されている。

  • パパ
本名は「源義雄」とされている(TC28巻『いれかえ表札』)。
あまり登場しないことに加え、アニメ第2作第1期では外見が安定しておらず*16毎回違う人物になっている。
異なる4人のしずかパパのが並んだ画像を見た人もいるだろう。
実は原作初期でも顔が安定してなかった(といってもこれはしずかパパに限った話ではない)のだが、次第にメガネに小太りのセンター分けで定着した。
アニメでは数年で痩せたり太ったりハゲたりヒゲが生えたりしていたが、映画『のび太の結婚前夜』で安定。
設定がしっかりしたアニメ第2作第2期以降はかなり安定している。
とはいえ『のび太の結婚前夜』という大きな見せ場が存在する為、知名度はそれなりに高い。
初期のエピソードで家にまで仕事(書き物)を持ち込んでいるが、上記の名場面でも分かる通り非常に優れた表現力と感性を持っている。
妻には真珠のネックレスやオパールの指輪をプレゼントしているが、大体いつもしずかが勝手に持ち出し騒ぎを起こす。
あと、キャンプに行ってアクビした時、口の中にカナブンが飛び込んだ。

  • ペロ
白い大型犬。赤ちゃんの頃からしずかちゃんと一緒だった愛犬(つまり人間だと老人並みの年)で、野良犬からしずかちゃんを身を挺して守るほどの名犬。
しかし、初登場でいきなり死亡という悲惨な扱いであった。
原因は病死だったようで、峠を越す前にタイムマシンで戻ったドラえもんが「万病薬」を飲ませたことで奇跡的に息を吹き返した。
時々作者が名前を忘れていたのかシロだったりチロだったりする。
TC14巻『ヨンダラ首輪』では息子(娘?)と思しき二代目ペロ(大型犬の初代と違って小さいうえ、すぐどこかに行くなど落ち着きがない)が登場しており、こちらはまだ子犬。

しょっちゅう逃げる。寿命でご臨終なんてまだいい方で、挙句野良猫に食べられたこともある。種類は文鳥、ジュウシマツ、インコ、オウム等。
最終的にカナリアのピーコが最後まで出張るが、のび太に22世紀の生態研究所に連れていかれて世界最強のカナリアにされた。

  • ハツカネズミ
ネズミ年に飼いはじめ、頭に乗るまで芸を仕込んだ。
(ドラえもんの苦手をタッチさせられた)のび太を一発でダウンさせた。アニメ第2作第2期では、ハムスターに変更されている。

  • おじさん
TC10巻収録『ロボットがほめれば?』登場。
パパに似た外見のヒゲがおしゃれな画家。スネ夫の絵を見て「下手だが伸びしろがある」と高く評価する。
のび太のは「幼稚園児の頃描いた絵かい?」と本気で聞いていたが。

TC27巻収録『細く長い友だち』、TC43巻収録『宇宙戦艦のび太を襲う』に登場。
『宇宙戦艦のび太を襲う』では飛行機が墜落する夢を見たので旅行の予定を延長したら自分の乗る予定だった飛行機が墜落した。アニメ第2作第2期では「観光予定だったヨーロッパのお城が崩壊した夢を見たら正夢だった」に変更されている。

  • 従妹(従姉?)
TC8巻収録『見たままスコープ』登場。
しずかちゃんとはあまり似てない(藤子漫画でいうと『バケルくん』のユメ代や『きゃぷてんボン』のみどりに似ている)が結構美人。
お正月に来ていたところをのび太がジロジロ見ていた(ことが後で発覚した)ため、しずかは不機嫌になっていた。

  • よっちゃん
TC+5巻『ウルトラ・スーパー・デラックス錠』に登場した従弟の赤ちゃん
まだ幼く、イクラちゃん並の語彙しかないが、のび太が通販で頼んだウルトラスーパーデラックス錠を飲んでしまい世界最強の赤ちゃんになってしまった。

なお、アニメ第1作では田舎からでてきたボタ子というお手伝いさん(原作ではTC3巻に出た一発キャラ、しずかとは無関係)が住み着いている。
原作のボタ子同様小太りな少女で、第1作ではいなかったジャイ子のポジションを担うキャラクターでレギュラー化。
うそつきかがみやのろいのカメラなどの作品で出しゃばっている。
初期のジャイ子の代わりだけあって粗暴なキャラクターだが、捨てられた赤ちゃんをみて「赤ん坊さ捨てるなんて許せねえ。」と怒るなど良識的な面も。
さらに、途中からガチャ子まで居候することになった。

名言・迷言

セリフ後にはエピソードの初出掲載号・連載期間の年を記す。

  • 『いくら四月ばかでも、喜ばせといてがっかりさせるのはかわいそうよ。それより、びっくりさせといて、あとでほっとさせるほうが、親切だわ。あたし、親切なうそついてあげよう』(1975年4月)
『ハリ千本ノマス』より。エイプリルフールネタ。ちなみに、ネット上で見かける「いくらばかでも」はコラである。
「結局だますんじゃないか」とジャイアンが的確な突っ込みをしている。
なお、この後のび太に「あんたの家が火事よ!」となかなか酷い嘘を発する。
しかも、ハリ千本バッジで本当に火事にしようとする羽目に…。

  • 『クラスでいちばんわすれんぼのあんたが?ホホホ』(1972年5月)
アンキパン』より。腹を抱え、指を指して将来の旦那を『あんた』呼ばわり。流石にのび太もかなり激昂している。
アニメ第2作第1期(初期の帯番組時代)はそのまま残っていたが(笑い声は『アハハ』)、第2作第1期2回目はそのシーンその物がカットされ、第2作第2期ではそのシーンが存在しているも大笑いせずにマイルドになっている。
ちなみに、第2作第1期1回目では『あなた』、第2作第2期では『のび太さん』と呼んでおり、いずれも『あんた』呼びをしていないのが分かる。

  • 『あんたは、クラスでも有名なへたくそなのよ』(1973年6月)
『自信ヘルメット』より。『あんた』呼ばわり再び。
「へたくそ」なのはのび太の絵のこと。まあ確かにそうなんだけど。
ちなみに、この話はてんとう虫コミックス未収録である。

  • 『ウッソー!のび太さんの顔はもっとおもしろい顔よ。』(1988年12月)
『顔か力かIQか』より。「いいとこ選択しボード」で力を下げて顔を上げたのび太がアプローチしてきたのだが、のび太本人だとは気付かなかったため正体不明のナンパ男をぶった切る。
この頃になると優しいヒロイン路線が大分固まってきたあたりなのだが、まだまだエッジが研ぎ澄まされている。

  • 『人間のねうちは、テストの点数だけできまるものじゃないのよ。のび太さんは優しくてすなおないい人だわ。テストが0点でもいいじゃない。力を落としちゃだめよ。このつぎ、がんばってね』(1981年5月)
『な、なんと!!のび太が百点とった!!」より。
「もしもぼくが百点とったといったら…。信じる?」というのび太の質問に対する返答がこれ。
発言の内容には一切の悪意はなく、いつも0点ばかり取って落ち込んでいるのび太の成績を馬鹿にせず励まそうとするその姿勢は小学生でありながらに非常に立派で、言葉一つ一つが優しさに溢れているが、そんな優しい彼女ですらのび太が百点を取るなどと一切信じないという事実がのび太にとって何よりもキツイのは言うまでもない。
なお、この場面では複数のコマに渡るそこそこの長台詞の間、のび太の顔は一切映されていないのだが、一体どんな表情でこの遠まわしな弄りも同然の労わりを黙って聞いていたのかは読者の想像に委ねられている。

  • 『あたりまえでしょ!!お友達だもの!!』(1980年11月)
『しずちゃんさようなら』より。
虫スカンの過剰摂取により瀕死に陥っていたのび太をしずかが助けた際の「そんなに心配してくれたの?ボクのこと」というのび太の問いに対する返答。
彼女の困っている人は放っておけない優しさに溢れた台詞。
この直後に「あなた弱虫よ!!先生にしかられたくらいで…」と泣きながら叱責しており、のび太を大切な友達の一人として本気で心配していたことが窺える。

  • 『私、忘れないわ。バギーちゃんのこと…』(1982年7月 - 1983年1月)
海底鬼岩城』より。自らを犠牲に地球を救ったバギーへの想いは彼女が大人になっても消えることはないだろう。
……バギーが後に復活したことをしずかは知らない。

  • 『ときどき理屈に合わないことをするのが人間なのよ。』(1985年7月 - 12月)
鉄人兵団』より。小学生でここまで悟っているあたりがとんでもない。
スーパーロボット大戦Lではこれをしずかちゃんに言われたリルルと中の人が同じであるイクサー1が「時々、理屈に合わない事をするのが人間だと聞いたことがあります。」と引用していたりする。

  • 『私たち人間は、自分たちの生活を豊かにすることだけに夢中で、周りの事を全く気にかけなくなっていたんです。でも今は違います。自然を大切にしなくちゃと気がついた人たちが増えてきたのです。地球を守ろうという運動も広がっているのです。』(1991年10月 - 1992年1月)
雲の王国』より。審判という名の地上人公開処刑の場にいきなり呼び出されてこの発言は凄い。

  • 『困ったのが宗教戦争ね。どっちも神様のためにと言いながら殺し合ったのよ。あたし、そんな事頼んだ覚えも無いのに。』(1994年9月 - 1995年3月)
創世日記』より。神様視点で宗教戦争を否定している。

余談

  • 2026年現在、2代目ドラえもん役の野沢雅子を除いて、レギュラー5人の先代声優の中で存命なのは、第1作も第2作第1期もしずか役のみである。




追記・修正は焼き芋を食べ、お風呂に三回入り、どこでもドアで同級生に来訪される方にお願いしています。

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最終更新:2026年08月15日 13:03

*1 アニメ第1作放送当時に発売されていた人形に「しずか」表記が確認できる。

*2 少なくとも、1973年掲載の『ハイキングに出かけよう』と『ヨンダラ首わ』で「静かな」という表現で彼女の名前を読んだ扱いになっているので、この時点で既に「しずか」が彼女の名前になっている。

*3 小学生の場合高学年の頃は成長期が早い女子が男子を追い抜くことがしばしばあるため。この辺はしずかちゃんが大きい方が自然。

*4 たまたま設定が被ったとかではなく「ドラミと同日」と明言されていた。

*5 そのため、アニメでは「誕生月」としてお祝いする形を取っている。

*6 ただし、ごく小さい赤ちゃん時点(『のび太の結婚前夜』の父親の回想)と、大人になってから(『雪山のロマンス』『のび太のお嫁さん』)は茶髪表現のこともある。

*7 河井伊奈子は『新オバケのQ太郎』に同名人物が登場し、美少女というのも同じだが、『ドラえもん』では顔が出てこないため、同一人物かは不明。

*8 悪戯好き、勉強嫌い、お調子者な側面はのび太に似ているが。

*9 一応、各メディアでは「のび太君を信じなさい。あの青年は、人の幸せを願い、人の不幸を悲しむことができる人だ。それが一番人間にとって大事なことだからね。」という旨でのび太に対するフォローが入ってはいる。

*10 ちなみに、原作では類似の台詞こそあるが、完全一致の台詞は一度もなく、テレビ朝日版で付け足されたものである。逆に、原作では裸を見られても冷静な反応を見せることも多い。

*11 彼女以外では『ベラボー』のみどり、『バケルくん』のユミ子、『キテレツ大百科』のみよ子など、女子以外でも『すすめロボケット』のすすむや『オバケのQ太郎』のQ太郎(同作のよっちゃんはまとも)などが下手な癖に弾きたがる設定。

*12 お気づきかと思うが、見た目も含めて葉加瀬太郎のパロディキャラで、声も本人が当てている。

*13 ちなみに『パーマン』のみっちゃんや『ジャングル黒べえ』のたかねさん『キテレツ大百科』のみよちゃんも焼き芋大好き。藤子Fは女子の人気食品を焼き芋だと思っていたのだろうか。

*14 アニメ第1作ではこのため「弟が欲しい」と願う場面があった。

*15 第1話でのセワシの説明を見る限り、のび太の孫の孫であるセワシにはしずかの血ものび太と同様に1/16流れることになるはずである。無論これはジャイ子も同じこと。

*16 痩せており面長ちょび髭でどう見てもモブ顔のおっさん、頬が出張った逆三角形の顔のおっさん、眼鏡をかけた顔が大きなおっさん、ハゲたおっさんの岡田さんなど。