デグガーマ(ゼルダの伝説)

登録日:2023/05/29 Mon 19:54:22
更新日:2024/03/03 Sun 12:10:15
所要時間:約 14 分で読めます





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Welcome to Underground!!

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デグガーマは『ゼルダの伝説』に登場する敵キャラクター。
登場作品は『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』。

【概要】

ハイラルの地底に生息する中ボス級の魔物。
建物かと見紛う程の巨体を持つ両生類型の生物で、ずんぐりとした体形を持ち、同じく中ボス級の ヒノックス イワロック と比べても一回り大きく感じられる。
また、幼体と思われる コガーマ という魔物もおり、幼体、成体共に地下の暗闇に犇めき侵入者を待ち構えている。

ゼルダの手がかりを探すべく地底に降り立ったリンクは、幾度も彼奴等と対峙することになるだろう。


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初見はビビるよ!

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【特徴】

名前のイメージ的にはカエルっぽいが、フォルムはどちらかというとサンショウウオに近い*1。ただし、後ろ足で地面を蹴ってジャンプするというカエルっぽい習性も持っている、いろいろな両生類の要素が合わさった魔物。

目は単眼。ハイラルの魔物ではわりと普通だが、やや窪んだ眼孔にぎょろりとした黒目がこちらを見下ろしてくる様子はめちゃくちゃでかいビーモスのようである。
下顎には対の大牙を持ち、口腔内には尖った歯が並んでいる。あと顎がいい感じにしゃくれている
その厳つい顔面の威圧感はなかなかの迫力。ゼルダ世界においてはわりとベーシックな姿をした魔物とも言える。

図鑑にも大食漢と記されている通り、悪食で口に入るものならなんでも食べるらしい。
リンクの事も積極的に食べようとしてくるだけでなく、すさまじい肺活量でリンクを吸い込んで捕食しようとする。
また、その巨腕と巨体でダイナミックな体当たりを繰り出してくるなど、魔法や武器の類を一切使わない肉体派一辺倒な魔物。
チュチュのような野生生物に近い魔物であると思われる。

鱗のように硬質化した体表は頑丈で、剣やハンマーによる攻撃ではまともにダメージを与えることが出来ない。
ただし、背中に地底産の鉱石 ゾナニウム が結晶化しており、これを攻撃すればデグガーマ本体にダメージを与えることができる。

その他、特筆すべき点として、地底に生息する魔物の中では珍しく瘴気に侵されていない。そのため、攻撃に瘴気ダメージが発生しない。


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ゼル伝でよくいるタイプの大型魔物だよ!

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【対峙】

地底のほぼ全域に分布しているため、地底を調査中に見かけることが多い。
順当に物語を進めていった場合、最初に遭遇するのはハイラル平原の地底にいる個体。おそらく地底で最初に出会う大型魔物になる。
木の根等がなく平坦な地形かつ、植生もまばらで巨大なゼンマイのような植物しか生えてない場所にいることが多い。

遭遇

こちらを捕捉していない限り動きは鈍重。また、視界もあまり広くないので迂回して避けるのは簡単。
ただし、ひとたび相手の視界に入ってしまうと、たとえ真っ暗闇でもリンクを捕捉し、積極的に攻撃を仕掛けてくるようになる。

暗闇では一方的に不利になるため、戦闘時にはかならず アカリバナの種 で視界を確保すべし。
ただし、リンクを捕捉していない時に花が咲いたアカリバナを発見すると積極的に向かっていって食べてしまう習性がある。これをやられると、周囲が暗闇に逆戻り。
少し離れて態勢を整えようと思ったら周囲を暗闇に戻されてしまい、とりあえずアカリバナを咲かせたら今度はまっすぐこっちに向かってくる、などという事故もありうる。乗り物にアカリバナをつけて灯りにしておいたら乗り物ごと食われたなどという悲惨な事故の報告も挙がっている。

また、乗り物で探索中にうっかり鉢合わせるとあっという間に乗り物を叩き壊されてしまう
暗闇で乗り物を使う際にはライトやアカリバナで前方の安全を確認しながら進み、デグガーマの急襲(というより衝突事故)には警戒するようにしておきたいところ。
ゾナウギアの兵器も効かないものがほとんどなので、デグガーマと戦う際には乗り物は安全な場所に駐車したほうがいいだろう。

また、デグガーマの周囲には敵が配置されていないゾナニウムの鉱床があることが多いが、付近でゾナニウムを掘るとほぼ確実に音で気づかれるという点も頭に入れておくと良い。


  MMM  
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乗り物での体当たりは効かないよ!

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戦闘

リンクが周囲にいる場合には、必ずリンクがいる方を向いてから攻撃を開始する。巨体故に背後に回り込むのは困難を極めるため、いかに攻撃をいなすかが対処の鍵。
攻撃パターンがいくつかあり、いずれも予備動作が大きめなので対処はあまり難しくないが、全体的に威力が高い。
  • 振り向きジャンプ
リンクが横や後ろにいる場合、その場でジャンプして素早く向きを変える。地面に衝撃波が発生するので、近くにいるとダメージ。
  • 叩きつけ
リンクが近くにいる時に大腕を地面にたたきつける。これも衝撃波が発生するため意外に範囲が広く、モーションが短いので被弾しやすい。
威力は比較的低めだが、地底探索は瘴気で体力が心許ないケースがあるため、この一撃も脅威になりうる。
あまりデグガーマに近づきすぎないのが大事。
  • 突進
大口をあけて正面に猛突進してくる。ホーミングはしてこないので左右に避ければぶつかることはない。
距離が近すぎたりスタミナが足りない場合、間に合わず激突されてしまうが、助走のモーションが分かりやすいので対処は簡単。
  • ジャンプ
カエルのようにぴょ~んとジャンプし、その巨体でリンクを踏みつぶそうとしてくる。急いでその場から離れること。
ジャンプが低いので下を潜り抜けるのは難しく、素直に離れるのがベター。
上位種になると連続ジャンプをしてくるため、スタミナ管理や避ける方向には要注意。
  • 吸い込み
カービィ竜巻のような吸引力で正面にいるリンクを吸いこもうとしてくる。
吸引範囲が非常に広く、ちょっと避けただけではあっという間に吸い込まれる。そのまま食べられてしまうと、大ダメージを受けて吐き出されることに。
避けるのならば、引き寄せられないよう障害物の裏に隠れるか、逃げるように走り続けること。スタミナが足りないとこちらが体力切れで負けてしまうこともある。

全体的に距離が近いと被弾しやすい攻撃が多い。戦闘中は適度な距離を保ち続けると良いだろう。
ただ、デグガーマに気をとられて足元の瘴気に侵されたり、他の敵の視界に入ったり、うっかり停めておいた乗り物を戦いに巻き込んだりしてしまうと厄介なので、後方確認は怠るべからず。戦闘中はミニマップも上手く使おう。


  MMM  
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ゴリ押しだとまず勝てないよ!

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攻略法

特徴で記載した通り体表が硬いため、ただ無暗に殴るだけでは全くダメージが通らない。
シンプルな肉弾戦ではどうやってもかなわないので、弱点と攻略法を見極めて相手の隙を突く必要がある。
  • 目を狙う
「単眼のでかい魔物といえば弓矢が弱点」というのはゼルダの伝説の定石だが、案の定、デグガーマもそれ。弓矢の一撃を目に命中させればダメージと共に大ダウンをとることができる。
ただし、ヒノックスのようなつぶらな愛らしい目ではなく、窪んでいる愛らしい目なのでちょっと狙いにくい。

スクラビルドで矢の先にめだま素材をつけると、割と適当に狙ってもデグガーマの目に命中してくれるので戦いが楽になる。
空中スローモーション狙撃を繰り出す手段があれば目を狙うのも楽だが、臨戦態勢のデグガーマの動きが意外に俊敏であること、出現場所に平地が多いことから、一工夫が必要になる。
  • 爆発物を食べさせる
キングドドンゴの系譜。突進か吸い込み攻撃をしているときに口に爆発物を放り込むと、そのまま吞み込んでしまい、体の中で爆発して大ダウンをとれる。
順当なのはバクダン花。口の中に放り投げるか、バクダン矢にして口の中に撃ち込むと良い。また、ゾナウギアのタイマーバクダンか大砲の弾でもOK。
  • 爆発物でなくてもいいので何か食べさせる
バクダン花を切らしている場合は、とにかく何でもいいので他の素材を投げつけてやっても良い。
爆発による大ダウンよりは短いものの、咀嚼に夢中になっている間は大きな隙を晒してくる。
ちなみに、食べさせるものは何でも大丈夫。果物でも野草でもキノコでも肉でも、鉱石でも魔物素材でもゾナウエネルギーでもなんでも美味しそうに食べる。
魔物素材などの属性は意味をなさないが、 コンラン花 を食べさせると混乱する。
咀嚼中は無防備になるので、その間に弓矢で目を撃って大ダウンを狙うのもヨシ。


ダウン(または咀嚼)している間はデグガーマに安全に接近できるが、やはり普通に殴ってもダメージを与えられない。
そこで、隙を晒しているデグガーマの背中によじ登り、背中の鉱床を武器で殴ることでようやくダメージを与えることができる。
ハンマー系が有効。イワロックの弱点と同じく大剣や槍の溜め攻撃がよく通るので、積極的に狙っていきたい。
また、背中にいくつかある鉱床は壊すたびにゾナニウムがドロップするため、ありがたく拾っておこう。
(なお、隙を晒していないときに背中に乗ってもすぐに弾き飛ばされてしまう)

しばらく背中を殴り続けると、デグガーマはダウン(または咀嚼)解除と共に身体を突き上げてリンクを真上に弾き飛ばす。(※突き上げにはダメージなし)
そしてリンクを突き上げた後は、今度は頭上めがけて口をあけ、落下するリンクを食べようとする。ご丁寧に位置調整までしてくるが、こちらはパラセールが使えれば難なく避けられるので、油断せず足元を見て着地されたし。
なんなら、頭上にむけて開けている口に爆発物を放り込めばそのまま連続ダウンをとることもできる。慣れればパターンに入るが、この時に弓が壊れているとそのまま口の中にダイビングしてしまうので、それだけは気をつけよう。

背中の鉱床をすべて破壊すればデグガーマの討伐は完了*2
大型魔物の例に漏れず、素材がたっぷりとドロップするので、残さず拾い集めるべし。


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ハンマー系武器がないと厳しいよ!

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【上位種】

中央ハイラルの地下には通常種が多いが、離れた場所や外れまで行くと、デグガーマの上位種『黒曜デグガーマ』『白蒼デグガーマ』が登場する。
攻撃力・耐久力が上がっている他、ジャンプの回数が増える、一部攻撃前のモーションが短くなっているなど全体的に強化されている。新モーションはないため、新種だからと攻略に悩むことはないと思われる。
ただし、白蒼デグガーマまでいくと相応に攻撃力と体力がえげつないので、半端な覚悟と用意では挑まない方が良い。

当ゲームはメインストーリーの進捗に応じて登場するモンスターが差し変わることがあるが、デグガーマの配置はすべて同種同色のままで固定。


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白いやつは初見殺しだよ!

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【ドロップアイテム】

「イワロックの心岩」のようなスクラビルド専用オブジェクトはドロップしない。
ドロップするのは主にゾナニウム。大きなゾナニウムもよく落とすほか、ゾナニウムの大結晶も手に入る。
種共通のデグガーマの爪・肝素材と、種によって異なる大牙素材もドロップする。

牙はハンマー系素材。スクラビルドすれば攻撃力と丈夫さもそこそこ。雑魚モンスターの素材よりも具合が良い。
それぞれの牙は地下の探索にはほぼ必須となる「暗闇シリーズ」の強化に必要になるので、デグガーマを見かけたらなるべく積極的に挑んでおきたい。


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狩り慣れれば良い稼ぎになるよ!

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【評価】

暗闇と瘴気に満ちた地底で戦うパワフルな魔物ということもあり、厄介であることには違いない。
ただ、序盤から相まみえる魔物であるためか、攻略法が分かりやすく、慣れれば被弾も受けにくい、通常種は初見殺しなほどの攻撃力・耐久力ではないなど、全体的に攻略難易度が低い良心設計になっている。
ライネルと違い道中避けていくのも簡単であるため、難易度が高い地底探検においては良いバランスで配置されている魔物とも言えるかもしれない。
久々の登場でだいぶ張り切っているグリオークに比べると、手心を感じる。

なお、ウルトラハンド・トーレルーフ・モドレコなどの特殊能力を特に使わずに倒せるシンプルさも特徴。強いて言うならスクラビルドと素材の活用が重要か。
目を狙う、爆弾を食べさせるなど古式ゆかしい攻略法が用意されていることもあり、ある意味、ゼルダのボスの原点回帰とも言えるかもしれない。


  MMM  
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でも油断すると痛い目を見るよ!

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【コガーマ】

デグガーマの幼体と思われる小型魔物。背中に鉱床は発生していないが、単眼も含めて概ね成体と同様の姿をしている。

地底に広く分布。群れで生息しており、非常に広い捕捉範囲でリンクを発見し、WAONカードみたいな鳴き声で仲間を集って集団でゴキブリみたいに襲ってくる。
コガーマもデグガーマと同じく瘴気には侵されていないため、攻撃に瘴気ダメージが発生しない。

リンクを攻撃する際には、リンクと距離を取ったうえでの飛びかかり攻撃をしてくるため、壁に追い詰めでもしない限り無暗に剣を振り回しても攻撃が当たらない。
飛びかかりをステップかダッシュで避けるか盾アタックで怯ませると隙をつける。また、槍を使えば距離を空けられても攻撃が届くのでおすすめ。
スクラビルドで長くしておけばより安心だろう。運よく持っているならブーメランでも良し。面倒なら弓矢で攻撃しても良い。

体力は低く、錆びた武器とそこら辺の石を組み合わせただけのハンマーですら2回ほど殴れば死ぬ。

またゾナウギアの飛び道具への耐性がなく、大型タイヤなどで轢いて倒すこともできるため、乗り物での散策中はただの障害物と化す。
徒歩での探索では遺志で強化した賢者チューリを連れていれば、高確率のヘッドショットで瞬く間に掃除してくれる。

倒すとアカリバナの種やゾナニウムを一個ドロップ。割が良いので、見かけたら積極的に倒しておこう。

なお、コガーマもデグガーマと同じく咲いているアカリバナを捕食する性質がある。


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暗い所で出てくると鬱陶しいよ!

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【余談】

  • 類似した魔物
ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』にはデグトードという魔物が登場している。こちらは吸い込みはしないものの、デグガーマ同様口を開けた時に爆弾を飲み込ませることで有利を取れる。
また、別会社の作品だが、モンスターハンターシリーズのテツカブラというモンスターはデグガーマと類似した点が多い。

  • イーガ団の手記
地底で活動するイーガ団もデグガーマの襲撃に遭ったことがあるらしく、イーガ団の拠点にはデグガーマに注意を喚起する手帳が残されていることもある。

  • キルトン
魔物マニアの キルトン お気に入りの魔物の1体であるらしく、キルトンの依頼で「デグガーマの人形を作成したいから写真を撮ってきてほしい」というミニチャレンジがある。なお、デグガーマであれば上位種であってもOK。
デグガーマは地底にしか存在していない魔物なのだが、作中、キルトンはデグガーマの詳しい解説なども行っている。地底に行ったことがあるのだろうか。
(後にキンググリオークの写真撮影も依頼してくるので、地底だの天空だの、いろんな場所に行っている疑惑すらある)

  • 暗所での視覚
デグガーマは真っ暗な場所で遭遇した場合も的確にリンクを捕捉してくる。
実は、現実のカエルも暗所での視覚に長けた生き物である
カエルはほとんど真っ暗闇でも色が識別できる目を持ち、脊椎動物でこの特徴を持つ生き物は珍しいとのこと。

  • 食性
図鑑でも大食漢と記されているデグガーマ。素材を投げ与えると本当に何でも食べてしまうのだが、普段何を食べている魔物なのかは不明。
食べ物の乏しそうな地底でこんな巨体を保つにはどんな食生活を送っているのか気になるところである。
ヒカリバナに積極的に向かう様子から察すると、基本的には草食なのだろうか。だとしたら地底に良く生えている巨木か何かをムシャムシャ食べているのかもしれない。デグボグ逃げて
あるいは、ゾナニウム鉱床の付近によく出現すること、身体にゾナニウム鉱石が発生していること、ハンマーやドリル型の特徴的な牙の用途から察すると、鉱石食である可能性も否めないゴロ。
ひょっとすると、食べ物を吸い込むという習性から、他の魔物を食べる肉食なのだろうか?(デグガーマ付近の鉱床には魔物がいないのはそういう……)
『大食漢』の謎は深まるばかりである。


  MMM  
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追記・修正をよろしくお願いします。
良い地底ライフを!

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最終更新:2024年03月03日 12:10

*1 よく見ると後ろ脚より前脚のほうが発達しており、尻に太く短い尾鰭のようなものがある。これはカエルには見られない身体的特徴である。

*2 それ以外の手段でダメージを与えていれば、背中の鉱床をすべて壊し切る前に討伐できる。その場合、背中の鉱床は全て自然に崩壊し、ゾナニウムもドロップする