登録日:2023/08/04 Fri 20:14:24
更新日:2024/03/18 Mon 22:17:56
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ヒース・クランシーは大人気格闘漫画
タフシリーズのキャラクター。
モデルはほぼ確実にホイス・グレイシー。
●目次
概要
TDK出場者の一人。
クランシー柔術を代々継承してきた格闘家一族、クランシー一族三兄弟の末弟。
バーリ・トゥードで活躍しまくっていた兄の
ゴードンに隠れて無名だったが、五年前に彗星の如く格闘技界に現れ、並みいる強豪を倒して三年連続チャンピオンなった実績を持つ。
非常に高い柔術の腕前を持つが極端に臆病で、試合前はいつも小便が出なくなるほど緊張し、前日は眠れず、食べたものも吐き出して変な汗が出てしまう。
逆にこの臆病さ故に戦いにおいて油断することは決して無い。
また臆病だからといって豆腐メンタルだったり諦めが早いということもなく、「
タップは死を意味する」と父から繰り返し言われて育てられてきた影響もあり、勝利への執念はときに対戦相手を怖じ気づかせるほどに強烈である。
柔術の腕前は兄たちから評価されており、
静虎もヒースの試合に注目していた。
技
クランシー柔術の秘技の一つ。あごの骨を握りしめて首を グギィッ と捻じ曲げてその勢いでマウントポジションをとる。
マウントポジションから顔面に連続でパンチを打ち込む。一発の威力は低いが確実にダメージを蓄積させていく一撃必殺ならぬ他撃必殺の攻撃。
絶妙な間合いとリズムでタックルをしかける。
絶妙なタイミングで相手の攻撃をかわして攻撃をし続ける。振り払っても飛散してまとわりつく砂の如く。恐怖が振り切って覚醒した状態のテンションじゃないと発動できない。
活躍
試合開始前に
トイレに行ったが緊張しすぎて出なかった。
T・D・K第一回戦
第一回戦の相手はコンプリートファイターの“褐色の核弾頭”
マーク・ハミルトン。夢の対戦カードの実現に会場はヒート・アップしていた。
震え上がるほどガチガチに緊張しているヒースに対して
「ゲームだよ!楽しくやろうよねっ」と余裕を見せるマークに
「殺してやる…」と呟いて互いに戦闘モードに入る。
試合開始の合図と同時に“
ミサイル・タックル”をぶちかまされ、負けじとフロント・チョークを極めてもなおマークは止まらず彼を地面に叩きつけ、トップ・ポジションから
頭突きの二連打を叩き込まれる。
しかし三発目の頭突きを叩き込まれる瞬間、やられっぱなしだったヒースの両手がマークの頬を捉え、クランシー柔術の秘技“ネック・ローリング”が炸裂。顎の骨を握りしめてマークの首を
グギィッ と捻じ曲げた。
そして一瞬のうちにポジションを逆転、マウント・ポジションを取ったヒースの容赦ないパンチの雨がマークの顔面に降り注ぐ。
しかしマークに抵抗され彼の実力を直に感じ取って死を覚悟するほどの恐れを抱く。
こ、こいつはバケモノだ…怖い…殺される…殺さなかったら殺される…!!
金玉が縮み上がるほどビビり、柔術タックルをしかけてもダウンするどころか顔面に膝蹴りを打ってくる。
だがマークの膝蹴りは空を切り、投げられても食らいついて背後を取った。
払われても払われても砂のように纏わりつき、脚をロックされた状態でチョーク・スリーパーを極めて意識を奪っていく。 しかし
“勝利の呪文”を耳にして覚醒したマークに拘束を解かれて目に指を突っ込まれ、顔面を叩き割るようなエルボーを受けた。
目付きはルール違反だとヒースのセコンドの兄が抗議するが、観客からは大ブーイングされてマークのセコンドからも「負けそうになると決まって逃げやがる」と文句を言ってくる。
完全にアウェーな空気のなかでもヒースはクランシー柔術が最も優れた格闘技であることとゴードンに強くなったんだと証明しようと試合の続行を望み、その結果試合が再開された。
再び砂地獄に引きずり込もうとタックルを仕掛け、殴られても蹴られても怯むどころかニ~~~と笑顔見せて追い詰めていく。
そして追い詰められたマークがやけくそ気味にトドメを刺そうとした瞬間、セコンドがタオルを投げ入れたため試合終了。ヒースはここで敗退となった。
しかしマークの脚になおもしがみつこうとするヒース。その場にいた全員が彼の執念に動揺していたとき、リングの前にヒースの兄ゴードンが現れマークを煽る。
非公開試合
TDK予選第一回戦最終試合のゴードンと
セルゲイの試合が終わった後に非公開試合として父を殺したゴードンに怒りを向けて勝負を挑む。
マーク戦で右目を潰されたうえに顎を砕かれて全身傷と痣だらけな状態のヒースに対し、ほぼ無傷のクランシー柔術史上最強と謳われるゴードン。
勝負は誰の目にも見えていた。ゴードンからも「お前の未来を奪ってもいいのか」と実質的な抹殺予告を受ける。
それでも立ち向かって砂とアメーバが絡み合っているようなどちらが攻めているのか全くわからないような熾烈な技の極め合いが展開されたかと思えば、急に静止画のように止まってミリ単位の隙を窺う緩急の差が激しい高度な柔術バトルが始まった。
一瞬の内に引き込まれて父を殺したとされるクランシー柔術の秘技"ロック・ザ・ドラゴン"が発動する。
しかしヒースが父の死について問い詰めると、突然"ロック・ザ・ドラゴン"を外して柔術着を捨てて打撃で攻撃してくる。
ヒースはたまらずKOされ、続けてそのままゴードンの口から父の死について聞かされる。
父は病で余命幾何もなく、史上最強の息子と戦って殺されようとしていた。
しかし最後はゴードンが柔術の世界から出たいという話を聞いて自ら首を折って自決した。ゴードンにとっては柔術の世界は狭すぎたのだ。
ゴードンはヒースをクランシー柔術の正当継承者と指名して父から託されたクランシー柔術をヒースに託してヒースも受け入れる。
こうして非公開試合は幕を下ろした。観衆はただただ息をのみ、静虎も険しい表情で試合を見届けていた。
関連人物
実兄でありクランシー柔術最強の漢。超えるべき壁として、父を殺した仇として戦いを挑む。
クランシー三兄弟の長兄。名前は不明。マーク戦でヒースのセコンドをつとめた。
父兼師匠。父の死の真相は知らされていなかった。
TDKで戦った相手。試合はマークが勝ったがヒースの執念に押されていた。
クランシー柔術の"追記・修正"はお前だヒース
- 兄弟対決は泣けるっスね -- マネモブ (2023-08-06 11:38:38)
- 仮 -- 名無しさん (2023-08-06 17:26:09)
- 頑張ったが勝利の呪文の前に涙をのんだ。悔しいがしょうがないんだ。 -- 名無しさん (2023-09-15 19:08:52)
最終更新:2024年03月18日 22:17