登録日:2023/08/08 Tue 21:18:27
更新日:2024/08/07 Wed 10:15:41
所要時間:約 18 分で読めます
【概要】
【メンバー】
上記の通りジェンドルをボスとして以下の5人+αが在籍している。
アジトは謎の豪邸であり、ほとんどの場合そこに屯している他、「Gattles Duema Park」なる施設を所有しており、『キング』のデュエマドームのように、デュエマ台の画面では味わえない臨場感あるデュエマが楽しめる。
ハイド/天王寺 ハイド
CV:土岐隼一
『ガットル1』。ガットルズのまとめ役で、エリート意識が強く、いつも冷静沈着。
デュエマの実力もナンバー1に任命されているだけに高く、アニメでは初登場からかなり後の29話まで負け知らずだった程。
その分一度メンタルが崩れると脆く、後半ではある出来事から
トラウマを刺激され…?
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その過去 |
かつて彼は成績優秀スポーツ万能、デュエマの腕も立つ、絵に描いたようなエリートだった。
親にも常に「お前は完璧だ」と褒められており、自らもそれを当たり前としていた。
しかしある日、どう見てもアバクにしか見えない男と対戦し負けてしまう。
これ以来親からは「お前は完璧じゃない」と手のひらを返されており、周囲からも見放されたようになってしまう。
とうとう高層ビルから身投げしようとしていたところをジェンドルに拾われ、ガットル1に就いたのだった。
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30話にて、自分とジェンドルの二人だけの秘密と思い込んでいたジェンドルの最終目的を、ジェンドル自ら他のガットルズに教えてしまう。
取り乱しつつ問いかけるハイドだったが、12枚の伝説のカードをジョーに奪われたことを責められ、精神が崩壊してしまう。
31話にて、ただのデュエリストとしてジョーと雌雄を決したいと申し出デュエマを始める。
ジェンドルにまで見捨てられた自分を重ねたのか、《ヤッタレマン》等のジョーのデッキに入らなくなっていたジョーカーズを引き合いに出し、「誰だってみんな強いカードだけ使いたくなる」、「誰だって最後には見捨てられる」と精神攻撃を始める。
デュエル自体にも《
終末縫合王 ミカドレオ》から《偽槍縫合 ヴィルジャベリン》を3体を踏み倒して絶望的な状況に追い込む。
最終的に完全に心を折られたジョーはミカドレオのEXウィン効果に気づかず敗北、12枚のカードをハイドが総取りする事となる。
33話ではジョーを食い止めるべく再びデュエマを開始。
《邪偽縫合 デスネークニア》による心理戦などで優位に立つが、ジョーは禁断の力に飲まれ暴走していたモモキングと心を再び通わせ、《未来王龍 モモキングJO》へとパワーアップさせる。
続く34話では防戦一方となり、追い詰められたことで自分の中の「自分を救ってくれたジェンドルの特別になりたい」「僕はもう負けるわけにはいかない」と自覚、デュエマには敗北したものの、ジョーに「まずは自分が他の誰かを特別だと認めなければいけない」と諭された事で去って行った。
36話では古代の水文明に出向き、《海龍神クリスド》の力がジョー一行に渡らないよう指示されるが、自身は同じく出向いていたキャップに質問をして去っていった。
その後、クリスドとの決闘に勝利したキャップを見て羨む表情を見せた。
40話にてとうとうジェンドルに反旗を翻し、一人の人間として自立するべくデュエマを開始する。
《
邪帝縫合王 ザ=デッドルナ》で食い下がるも敗北し、再び悩むようになってしまった。
41話ではジョーとの最後のデュエマに挑む。
「(ジョーのように)誰かを特別だと思っても何も変えれなかった」と恨み節を吐くが、放置気味だったジョーカーズがジョーと出した「離れていても心は一緒」と言う結論と、《究極英雄 キング・モモキング》の前に敗北。
「ジェンドルを倒せるのはお前だけなのかもしれない」と去り際に残していった。
43話のラストにも『キングMAX』への前準備かヒミコと共に映るワンカットが描かれている。
『キングMAX』では一転してアバクの配下に。
王来学園の
生徒会長だったことが判明した。
服装も
生徒会長らしさを出す為か提督のようになっている。
何故かその過去が漫画版と同様の物に変更されており、ジェンドルの歴史改変の影響を匂わせる。
そもそも急に白凰が勝舞の幼馴染になったり、ライブ感の多いシリーズではあったけどね
彼らと同様に学生生活を取り戻す為デッキーの力を狙っており、7話にてデッキーの力を使うのに不可欠な「DMキー」を狙ってジョーの家に襲来、帰って来ていた勝太とデュエルになる。
危うく《
切札勝太&カツキング -熱血の物語-》などによるカードパワーの暴力に負けかけるも、鬼のヤリがその闘志に反応し飛来、鬼S-MAX進化の力を手に入れる。
勝太の手札にあった《
ボルシャック・ドギラゴン》も鬼のヤリが手札から物理的にはたき落とした事で勝利、DMキーの代わりに鬼のヤリを使う方法と勝太の魂を奪って去っていった。
王来学園が一時的に復活した際は、学園の中でしか生前の姿を保てない一般生徒に指示を出すなど、アバクやヒミコと違って中々エンジョイしているように見えるが、キラからは「学園ごっこは楽しいか?」と切って捨てられデュエルに。
心の底を見透かされ「弱い奴」と断じられた挙句《サッヴァーク-MAX》の前に敗北した。
その後王来学園が完全復活したことでジョーと和解、昔の事を水に流して入学して来る彼を出迎えている。
使用カードは『キング!』時代は《電融》ディスペクターを、精神崩壊時は《縫合》ディスペクターを、復帰時はその両方を合わせたデッキを使用。
切り札は《禁断竜王 Vol-Val-8》、《終末縫合王 ミカドレオ》。
サブフィニッシャー的な存在として《竜界電融 N・EXT》も所有しており、エリートらしくガットルズではジェンドルに及ばないものの3枚ものキングマスターカードを所有している。
『キングMAX』時代は水単色の鬼レクスターズデッキを使用する。
切り札は《神ナル機カイ「亜堕無」》、鬼の力を手に入れてからは《「亜堕無」-鬼MAX》も使用している。
プレイングスキルもかなりのもので、「キング!」26話では《キャンベロ <レッゾ.Star>》を《禁断竜秘伝エターナルプレミアムズ》で効果バトルすることによって破壊し進化元を残す、踏み倒し効果はジョーに対して使う事でマナから《うしおこまる》を出し焼却効果と合わせてシールドをVolVal-8で割り切れる3枚にしつつEXターンを獲得できるように小型を4枚用意していた。
名前の由来はアバクの
ライバル的存在だから「隠す」→「Hide」。
ヒミコ/縄文 ヒミコ
CV:
諏訪彩花
『ガットル2』。ガットルズの紅一点。
可愛らしい外見だが
ドSにして
歴女という、他のガットルズ同様濃いキャラクター。
彼女の暴言に罹った者は、急に優しくされることで彼女の僕となってしまう。
一方でハイドには好意を抱いているのか、精神崩壊時に気遣う素ぶりを見せたりしている。
更に39話で、古代の火文明に出向いた際に勘違いとはいえボルツを助けた事で恩返しと言う事で助けて貰ったりと魔性の女らしさを見せている。
『キングMAX』ではハイド同様アバクと行動を共にしている。
そしてその過去における鬼畜行為が判明する…。
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ネタバレ注意 |
アバクとは同級生で、王来学園始まって以来の問題児である彼を唯一気遣っていた。
彼を生徒会長を決めるデュエル大会に誘い、父の教育が厳しくカードを所有出来ない彼にカードを提供する形で成り上がりを狙っていた。
いざ始まった大会でアバクは連戦連勝、ハイドとの決勝戦へと乗り込む。
そして「決勝ではこのデッキで戦って欲しい」と想いのこもったデッキを渡すが、いざ使用してみるとクリーチャー、呪文、進化全ての繋がりがバラバラ、天才的なデュエルのセンスを持つアバクをして「一目でわかるクソデッキ!」と言わしめる程だった。
巻けてしまったアバクは理由を問いただそうとするが、何故かヒミコはハイドの側についていた。
女はいつだって強い男の物
歴史に残る女は、みんなそう…
それまで原作で希薄だった歴女要素を、最悪な形で回収したのである。
そしてアバクの実家から上がる火の手。
教頭は語る、鬼の血を引く鬼札一族は滅ぼさねばならないと。
一連の行為は、アバクを学園から追放するための物だったのだ。
ショックの余りアバクの中に眠る鬼の力が覚醒、四鬼市ごと学園を滅ぼしてしまった。
一方アニメ版ではアバクとの時間を本当に楽しんでいたという真実、そしてジェンドルから鬼の血を引いている事を知らされ、守るには自主退学させるしかなかったという裏事情が追加。ジェンドルの外道ぶりを引き立たせると同時に、彼女の悲劇のヒロインとしての印象を強めていた。
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デッキーの力で学園が元に戻った際は、ハイドと違ってアバク同様複雑な表情を見せる。
最終決戦ではボルツを食い止めるべく彼とデュエマすることに。
鬼のヤリが反応し強制的に鬼S-MAX進化してしまい暴走するが、ボルツに負けた事で元に戻る。
その際に彼に励まされた事でアバクを説得しにいくが、それをさせまいと鬼のヤリがアバクを乗っ取ってしまう。
その後ジョー勝った事でアバクは元に戻り、本性を現した鬼のヤリがアバクに再び問いかけた際は彼の本当の思いに同調していた。
その後王来学園が完全復活したことでジョーと和解、昔の事を水に流して入学して来る彼を出迎えている。
使用カードは『キング!』時代は《縫合》ディスペクターを使用する。
切り札は《悪撃縫合ドルゲペイン》、《魔素縫合アモデゴラス》。
後にハイドが縫合勢力のディスペクターを使い始めた為、本来の縫合の担当であるはずの彼女の影が薄くなってしまった。
『キングMAX』時代はジョーとの対戦時は緑単、ボルツとの対戦時は黒赤緑の鬼レクスターズデッキを使用する。
切り札は《
EVENOMIKOTO》、《
EVE-鬼MAX》。
ジョーとの対戦ではその試合がジョーによる
タマシードのお披露目だったこともあり、EVEは《フェアリー・ソング》によるマナブーストから《無頼 ブロンズ-1》に無理矢理進化させていた。
余談だが、卑弥呼は弥生時代に活躍したとされており、ガットルズ時代に乗っていた移動ビークルのデザインである埴輪も古墳時代の産物である。
エスパー・マギ
CV:大畑伸太郎
「ガットル3」。紫の肌に青い唇、黄色い瞳と明らかに人外な見た目の男性。
超能力者を自称しているが、その殆どは物理的な物かイカサマである。
かなりとぼけた性格で、12話では「Theらーめん」の
ポイントカードと間違えて、ハイドが奪取してきた《
ガイアール・カイザー GS》のカードをアジトから持ってきてしまい、ボルツに《我我我ガイアール・ブランド》を誕生させてしまった。その後のデュエマでもあと一歩のまで追い詰めたが敗北、ヒミコにお仕置きされてしまった。
一方でジェンドルへの忠誠心は厚く、22話では他のガットルズの指導のもと打倒ジョーの特訓を行っていたが、当のジェンドルから次のジョーのデュエマとの対戦表を貰う。
表の内容を自らの余地と偽って、ジョーをあと一歩のところまで追いつめるも、その未来を変える力によって逆転を許し敗北してしまった。
38話では古代の光文明でキラと出会い、《天龍神アークゼオス》を操ろうとするが逆に操られてしまい、アークゼオスがキラの力量を試す為の実験台にされてしまう。
使用カードは《混成》勢力のディスペクターのデッキで、切り札は、《龍風混成 ザーディクリカ》、《飢動混成ガリィングマール》、《戦霊混成ウルボランス》。
いずれも呪文とのコンビネーションをウリとしており、38話でのキラとのデュエマでは呪文ロックを早期に仕掛けられたことで完全に心を折られてしまい、アークゼオスに完全に心を乗っ取られてしまった。
その間は《天龍神アークゼオス》自身の他、《音感の精霊龍 エメラルーダ》を使用している。
漫画版では本当に
超能力を使う事ができ、劇中ではパラライズ(麻痺)を披露した。
ジェレミー
CV:土田大
「ガットル4」。「破壊王ライトニング・ジェレミー」を自称するヤンキー。
当初は一般のデュエリストで、クリーチャーとシールドを破壊し尽くす「破壊デュエマ」を信条としているが、実際には相手を煽るなどの精神攻撃を行ったり、防御を度外視しているため普通の小学生に連敗したり、デュエマ台に八つ当たりをしたら自分が骨折するなど、見てくれだけの男であった。
しかしジェンドルだけは早期から「力への渇望が強く、少し力を与えてやれば化ける」と見抜いており、ヒミコを通じて彼にディスペクターをプレゼントする。
その後のジョーとの再戦には負けてしまうものの、実力を認められガットルズ入りを果たした。
しかし担当勢力が、シールドに関する効果を発揮する《連結》ディスペクターな為、言動とは裏腹に防御的なデュエマスタイルを取っている。
37話では古代の自然文明に向かい、ももが自分の想いを《地龍神バラフィオル》に認めさせるべく彼とデュエマすることに。
新たな切札の《覚醒連結XXDDZ》で念願の超攻撃型デュエマを披露し、ガイアハザード主体のもものデッキを追い詰めるも、ジョーがもものデッキに仕込んでおいた《モモキングJO》の前に敗北する。
使用カードは上記の通りで、《XXDDZ》以外の切札は《紫天連結ネバーシデンド》、《滅印連結ヴァルハルザーク》。
異名の由来は
中の人ネタで「ライトニング・マックイーン」からだと思われる。
漫画版では単行本のおまけページによるとサイボーグとのことだが、とてもそうは見えない。
マスオ部長
CV:佐藤美一
普段は筋トレ好きな中小企業のサラリーマンだが、その正体は「ガットル5」。
担当する《接続》ディスペクターの能力デザインを反映してか、「プロテインズ」という三人の部下を率いている。
部長らしく礼儀正しい性格で、初対面のジョーにも名刺を渡している。また、面倒見の良いところがあり、「プロテインズ」も彼のおかげで救われている。
口癖は「正しく~」だが、彼の対戦に限ってプレイミスやルールミスが発生しやすいジンクスに見舞われている。
2話にてジョーと初の対戦、作中初登場の三色ディスペクターを見せるが、直前に6500万年前の時代に生息し恐竜を支配していたボルシャックから力を継承し、《ボルシャック・モモキングNEX》となったモモキングの前に敗北する。
14話にて、ドキンダンテを盗み出す為に罠を仕掛けたジョーとデュエマ、新たなディスペクターを見せるも今度は《アルカディアス・モモキング》の前に敗北する。
37話では古代の闇文明に出向き、ゼーロJr.とどちらが《黒龍神モルナルク》を先に手に入れるかでデュエルになるが、描写すらなく敗北してしまった。
主な切札は《極世接続 G.O.D.Z.A.》、《砕慄接続 グレイトフル・ベン》。
漫画版では王来学園の教頭「森々 マスオ」として登場するもアバクの暴走に巻き込まれ死亡、ハイドやヒミコより先に蘇って門番として王来学園に帰って来たアバクと対戦するも、1コマで負けてしまった。
しかし、アニメ版ではこの頃の彼と全く同じ姿の「マッスル教頭」(CVは同じ)が彼とは別人として登場している。
プロテインズ
マスオ部長の部下三人組。
ピンクの服にインカムを付けた紅一点のササミ(CV:末柄里恵)、黄色い服でやせ型のソイ(CV:高木渉)、緑の服で太り気味のアミノ(CV:伊原正明)の三人。
それぞれトレーニングジムになじめなかったところをマスオ部長に救われたばかりか、プロティンを分けて貰った為、彼に忠誠を誓っている。
1話ではササミのみが記念すべき最初の敵としてジョーとデュエマ、《浄黒接続ウルガーン》を使用するが、修行から帰って来たばかりの《王来英雄 モモキングRX》に、当時はまだスター進化の力を手に入れてなかったのもあるが素の姿に敗北する。
『
ブラックチャンネル』とのコラボ回でもある24話ではマスオ部長への恩を返す為、ブラックと契約して手に入れた《
恐帝接続ネロ・グウルピオ》を使い、三人掛かりで同じくブラックと契約し、《
暗黒の騎士ザガーン》のようなザコクリーチャーで埋め尽くされてしまったジョーを追い詰める。
しかし、全ては鬼ヤバ動画を撮る為の演出であり、ジョーのデッキに入っていた
ブラックチャンネルとのコラボカードの前に敗北するのだった。
【余談】
- 組織名の由来は「合体」+「ブン捕る」だろうか、端的にそのスタンスが現れている。
- ジェンドル含め、メンバーは全員当時配信していたゲーム『デュエマであそぼう!!』のロード画面にて、個人情報が人物紹介と共に掲載されている。
追記・修正は20年先のカードパワーで無双してからお願いします。
- 隠すは英語でhideです。hydeじゃない -- 名無しさん (2023-08-08 22:41:07)
最終更新:2024年08月07日 10:15