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山賊焼き

登録日:2011/12/09 Fri 14:51:03
更新日:2026/08/29 Sat 10:42:30
所要時間:約 2 分で読めます




山賊焼きとは、鶏肉料理である。

概要

山賊焼きと呼ばれる料理は二種類存在し、どちらも鶏のモモ肉を使うが、人によってはムネ肉を使うこともある。

一つは、長野県発祥の料理で、ニンニク醤油につけこんだモモ肉に片栗粉をまぶして、油で揚げたもの。
こちらは、巨大な鶏唐揚げであり、山賊揚げとも呼称される。

もう一つは、照り焼きの味付けを施したモモ肉をオーブンで焼いたもので、こちらは表面に黒胡椒などのハーブをたっぷりかける。
西日本においては、こちらを山賊焼きと呼ぶのが一般的。
山口県山間地に複数の大型店舗を構える呑み屋「いろり山賊」がこれのヘッドライナーで、「クルマでないと行きつけられない立地にあるお店がなんでこんなお酒が欲しくなるメニューを出すの」が売り物になっている。
また山口県民の間では、運転免許を取得して初めてのドライブで食べに行く料理だそう。

名前の由来は諸説あり、豪快にかぶりつく様子が山賊を思わせるとか、長野県の居酒屋、山賊が発祥だからとか、時には、元は揚げ物だったから、「山賊は物を鶏揚げる(とりあげる)」の言葉遊びだからとも言われる。
実在の山賊が食べていたと言うわけでは無いが、その豪放さは、確かに山賊を彷彿とさせる。

とはいえ本物の山賊も似たような料理を食べていたかもしれない。
山で狩った野鳥やイノシシ、鹿、もしくは盗んできた鶏を、こうして味付けして焼いて、食べていた可能性は高い。
もちろん、今のように洗練されていない、ましてや揚げてもいない、本当の意味での丸焼きだったろうが。
やスパイスは当時は貴重だったが、何処からか盗んでいたのかもしれない。

2000年代頃になると長野県においてご当地グルメとしてのプロモーション活動を積極的に行うようになった。
松本市では2009年に山賊焼きを取り扱う店に対してはのぼり旗を上げるようになり、2012年には「松本山賊焼応援団」を結成している。
塩尻市もこれに対抗したか同年に「しおじり山賊焼の会」を発足した。
ただし両市はライバル争いのみならず協力関係も築いており、2010年には「山賊焼を考える会」を発足している。
以降は毎年3月8日は塩尻市が、翌日の3月9日は松本市がそれぞれ「山賊焼の日」として地元でのイベントを行うようになっている。

クリスマスシーズンが近くなると、たびたびローストチキンの中に混じる山賊焼きのモモ肉もよく見かけるようになる。
かつてはカルビーから山賊焼味のポテトチップスが期間限定で発売されていた事もある。
今年のクリスマスは、山賊焼きをメインとしたディナーにするのはいかがだろう?





追記・修正は、山賊のように豪快に山賊焼きを丸かじりしながらお願いします。

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最終更新:2026年08月29日 10:42