登録日:2023/11/17 Fri 12:58:55
更新日:2025/04/01 Tue 21:41:05
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「お前の言う通り、俺はホラーだ。だから、人間の邪心がある限り俺は何度でも蘇る」
「その時は……何度でも貴様を斬る!」
―終わらせろ、この戦いを。―
牙狼
<GARO>
神ノ牙
-KAMI NO KIBA-
【概要】
主題歌は、
JAM Projectの『神ノ牙~The Fang of Apocalypse~』と、佐咲紗花の『十六夜の送り歌-ENDING SIDE-』。
【あらすじ】
黄金騎士・牙狼の称号を持つ若き魔戒騎士・道外流牙。
幾つもの試練を乗り越え、名実共に『闇を照らす者』となった彼にリュメから新たな指令が下る。
その魔戒法師の名は、蛮美。
パートナーの莉杏と共に事件を追う中、かつての戦友たる蛇崩猛竜と楠神哀空吏と再会する流牙。
しかし哀空吏は蛮美と共に行動しており、二人はその術によって鎧を奪われてしまう。
彼女は女ホラー・リンザと手を組み、一晩だけ恋人の法師を蘇らせようと画策していた。
しかし、蛮美の想いが踏みにじられる形で恐るべき敵が復活する。
その名は、ジンガ。
かつて、『神の牙』と呼ばれた最強の魔戒騎士でありながら、人間に絶望し闇に堕ちた男。
そして、伝説の魔城・ラダンを復活させ、すべての命に死をもたらさんとした最凶最悪のホラーであった……!
リンザの真の目的は、ホラーを永遠の存在にする箱舟・神ノ牙。
かつてボルシティを救った、流牙、莉杏、猛竜、そして哀空吏の4人が揃い、ついにジンガとのラストバトルの幕が上がる!!
流牙、猛竜、哀空吏。そして、流牙とジンガ――
宿命の再会を果たす時、再び闇を照らせ!
黄金騎士ガロ!!
【キャラクター】
黄金騎士・牙狼に光を取り戻した魔戒騎士。今作では、達人のような安定したアクションを見せる。
冒頭で歴代の牙狼継承者が行った試練に挑むも、ジンガの邪念を感じ試練に失敗してしまい拗ねてしまった。牙狼の鎧の責任の重さから弱音を吐くシーンも。リュメから哀空吏が蛮美とともに魔戒騎士の鎧を奪っていることを聞き、猛竜とともに事件の真相を追う。その後、ホラーの気配を追い、猛竜とともにボエルと戦うも、それはリンザの策略であり、蛮美に鎧を取られてしまう。
鎧を取られた後、D・リンゴの店に赴き、真の目的が箱舟・神ノ牙にあることをD・リンゴから伝えられる。リュメと合流し、蛮美の儀式に間に合うも、ジンガの復活を止められず、箱舟・神ノ牙の起動を許してしまう。箱舟・神ノ牙の内部に入り、ジンガと対峙。命が限りある人間を救うことの虚しさを説かれるが、黄金騎士を辞めない意思を見せて決戦に持ち込む。リンザの横槍が入るもジンガがリンザを葬ったことで、ジンガと一騎打ちに。ジンガに戦いを楽しんでいるだけなのではと指摘されるが、自分は使命を背負っていることを明かし、二度目の勝利を勝ち取る。戦いの後、改めて牙狼として戦い続けることを莉杏に告白した。
流牙の相棒の魔戒法師。基本的には魔導銃を使うが、ここぞという場面で魔導筆で戦う。
冒頭に歴代の牙狼継承者が行った試練を流牙に課したが、彼が何かを感じ取ったことに気が付く。鎧が奪われる事件を知り、ハルナから蛮美の境遇を知ることになる。自身にも亡くなってしまった会いたい人がいるため、蛮美の目的に一定の理解を示す。
リュメから後方支援に回らないかと持ちかけられるが、ボルシティで戦った4人で箱舟・神ノ牙に挑むと宣言する。神ノ牙の内部でジンガと対峙し、再生されたアミリと戦わされる。蛮美ごとアミリを銃で撃ち抜き、ハルナから聞かされていた境遇と彼女の末路に涙を流していた。ジンガが鎧を解放した後、歪んだ時間に囚われてしまい足止めを食うが、魔導筆で抜け出せることを発見し、流牙の元へ急いだ。
『闇を照らす者』以来の登場になる、炎刃騎士・漸の称号を持つ魔戒騎士。今作では、長剣と短剣を切り替えられる魔戒剣を使用する。符礼法師からもらった
義手を付けているが、今回は盾に変化しない。
相変わらず荒々しい戦い方をする。ホラーと戦っていたが、蛮美の襲撃を受け鎧を奪われる。その際、蛮美側に付いた哀空吏を目撃した。リュメ経由で流牙たちに再会し、哀空吏を追うことになる。
哀空吏と再会し彼を責めるも、莉杏との会話で符礼法師のことを思い出し、ジンガを倒すことに気持ちを切り替える。ジンガの復活を経て箱舟・神ノ牙に突入、リンザを鎧なしで撃破し、ジンガ討滅に貢献した。相変わらずその軽さは変わらず、戦いが終わった後、流牙と莉杏の子どもが出来たら連絡するようにと、2人をからかった。
『闇を照らす者』以来の登場になる、天弓騎士・牙射の称号を持つ魔戒騎士。
ホラー狩りを行っていたところ幼馴染の蛮美の要請を受け、彼女の企てに加担してしまうことになる。加担しつつも蛮美が暴走を始め、猛竜や流牙の鎧にまで手を出したことから、蛮美に弓を引く。しかし、幼馴染の情が抑えきれず、逃げられてしまう。
合流した猛竜から問い詰められ全てを明かすが、D・リンゴの店で蛮美自身も騙されていたことが判明し、蛮美を止めるために戦う。箱舟・神ノ牙に突入しリンザを倒すも、蛮美は命を落としており悲嘆に暮れる。ジンガ討滅後、かつて自分がプレゼントした蛮美の遺品を受け取り、莉杏から蛮美のことを愛していたのではないかと聞かれ、否定するがその顔はどこか悲しげだった。
今作のキーマン。魔戒騎士の鎧を奪い暗躍している魔戒法師。その理由は、恋人の魔戒騎士が闇に落ちたため。哀空吏とは幼馴染。
恋人の魔戒騎士を失った際に自らその顔を焼いた。リンザの計略によって、恋人に再会できず、ジンガの復活を目の当たりにする。ジンガの胸の中で力尽きるが、無残にもその遺骸はアミリ復活に使用されてしまう。
牙狼歴代で最もホワイトな上司・リュメ様。
猛竜からの報告で今回の事件を知り、流牙と莉杏に伝えた。
D・リンゴの店に集まった流牙たちの前に姿を見せ、リンザたちの目的を明かす。ジンガ復活後の戦闘で、ジンガと戦うも押し負けてしまい負傷する。箱舟・神ノ牙の戦いでは、後方支援に回り、ホラーたちの結界を破るなど、流牙たちをサポートする。
- D・リンゴ(演:泉谷しげる)&ユキヒメ(演:黒木桃子)
鎧を奪われた流牙たちが頼ったある店を切り盛りしている夫婦。『GS翔』2作同様、魔導具を流牙たちに提供した。D・リンゴは、元・魔戒法師であり、箱舟・神ノ牙のことを知っていた。リュメと再会したときに、
魔戒烈伝を踏まえた反応を示す。
本作の黒幕の女性型ホラー。蛮美を嘘でたぶらかし、神ノ牙の復活に利用する。
中の人は、『
炎の刻印』ED1『CHIASTOLITE』を歌った他、『
紅蓮ノ月』で稲荷・三狐神の内の1人・空を演じた。
針を召喚して射出する、高速移動する、独自の空間を作り出すなど、人間態でもかなりの強さを見せる。ホラーとしての真の姿は四足歩行する獣のような姿。鎧を召喚できない流牙、猛竜、哀空吏の三騎士の連携によって撃破される。
……かと思われたが、完全に消滅しておらず、流牙とジンガの最終決戦で真の目的を見せる。ジンガを蘇らせたのは、月をゲートに主であるメシアを蘇らせるためだった。流牙とジンガを拘束するも、ジンガが拘束を破り、消されてしまうのだった。エンドクレジット後の描写を見る限り、彼女の目論みは不完全な形で成就することになった。
リンザの相棒の男性型ホラー。巨大な躯体に角が焼きゴテのようになっており、そこから熱波を放つことができる。
天野っちや
バナナマン日村の系譜を継ぐ、今回の芸人枠。普段から怪しいせいか、ホラー役がバッチリ決まっている。
その力で流牙や猛竜と渡り合い、ジンガ復活に貢献する。しかし、ジンガが箱舟・神ノ牙の礎に選んだことで生贄に捧げられてしまい、絶命する。
- 秋月ダイゴ(演:脇崎智史)&ハルナ(演:小松もか)
『GOLD STORM 翔』に登場した守りし者たち。今作では、別の指令を受けているため、流牙たちとは別行動になっている。
ダイゴの鎧である獣身騎士・戯牙の鎧に関しては舞台版の蒼天騎士・斬虎の鎧に改造されてしまったため、今後再登場できるかは不明である。
TV版GS翔の
ラスボス。闇に堕ちた魔戒騎士にして最凶最悪のホラー。
舞台版の事件を経て、リンザの策略で復活。一晩限りの命として蘇り、ホラーの王ともいえるその力でリュメにダメージを加え、こと切れた蛮美をアミリとして再生する。大部分の記憶を失っているものの、アミリの名前を覚えていたり、莉杏の声に懐かしさを感じる一面も。決戦を行うために流牙たちの鎧を封じた剣をわざわざ破壊、流牙との決戦に挑む。リンザの横槍が入るも、意に介さず自身もホラーの王や神ノ牙、永遠の命に興味はないと言い切り、黄金騎士・道外流牙との戦いだけが自分の目的だと言い放ち、リンザを葬った。ついに、流牙との一騎打ちとなりまたも黄金騎士に敗れることになる。
エンドクレジット後、真魔界に舞い戻った後、メシアに挑んだ。その後どうなったかは、自身のスピンオフ作品『神ノ牙-JINGA-』で明かされることになる。
TV版GS翔に登場したホラー。闇に堕ちた魔戒法師のホラー。ジンガの相棒。
ジンガが蛮美の遺体を改造して復活。ジンガの力で生み出され、莉杏と強制的に戦わされる。莉杏に敗北した後は、一旦蛮美の姿に戻るもジンガの手で消滅する。
エンドクレジット後にようやく本人が登場。メシアに挑むジンガを見守っていた。その後どうなったかは、『神ノ牙-JINGA-』で明かされることになる。
【用語】
ホラーの箱舟。ホラーが乗り、月へと行くことによってホラーが永遠の命を得られるという。言い伝えだと思われていたが、ある一般の研究者が実在を確認した。リンザとボエルがその研究者を殺害。研究結果を強奪したことが今回の事件の発端となる。
起動には大量のホラーと堕ちた魔戒騎士が必要であり、リンザは蛮美を利用して堕ちた魔戒騎士・ジンガを復活させた。リンザはそのままジンガを神ノ牙の主として指名し、ジンガはボエルを生贄に神ノ牙を起動させたのだった。流牙たちの侵入後、浮上し月を目指すが、流牙によってジンガが倒され、崩壊するのだった。
魔戒騎士の鎧を吸い取る力を持つ剣。堕ちた魔戒騎士を一晩だけ蘇らせるために、蛮美が使用していた。
牙射、漸、牙狼の三騎士の鎧を吸い取り、蛮美が儀式に使用し堕ちた魔戒騎士を蘇らせることに成功する。が、リンザの罠で儀式に使用した蛮美の恋人の一部が、ジンガの髪の毛とすり替えられており、ジンガを蘇らせることになってしまった。蛮美が力尽きた後はジンガが所持しており、牙狼との決闘を望んだジンガにより木端微塵に破壊され、鎧が解放された。
ホラーの始祖と呼ばれる存在。第1作目の暗黒魔戒騎士篇で
ラスボスを務め、討滅されたはずだったが...。
リンザの真の目的として登場。リンザの主(あるじ)。リンザがジンガを復活させたのはそもそも、メシアのためにジンガを生贄に月をゲートとして開くためだった。
エンドクレジット後、魔界に戻ったジンガの目の前に出現。これを面白がったジンガはメシアに挑み...。この後は、『神ノ牙-JINGA-』の冒頭に続いていく。
アニヲタの光よ、wikiを照らせ。
追記と修正の邂逅。
道外流牙の戦いは終わらない……
牙狼 <GARO>
2024年1月より放送予定
- 胸糞要注意作品 -- 名無しさん (2023-11-17 13:00:36)
- 豪華だけど今一つ詰めきれてない作品ってイメージ。流牙にせよジンガにせよもうGS翔で出し切ったキャラなのでこれ以上何をやらせるってところまで来てたと思う -- 名無しさん (2023-11-17 17:15:20)
- 冴島家と客演目指してるんじゃね? -- 名無しさん (2024-09-09 19:23:34)
- 個人的に一番好きな牙狼作品だな。闇照シリーズ好きだから三騎士の再集合やジンガの復活は嬉しかった -- 名無しさん (2024-09-16 16:26:02)
最終更新:2025年04月01日 21:41