登録日:2025/01/23 Thu 07:43:00
更新日:2025/07/12 Sat 22:11:36
所要時間:約 5 分で読めます
<目次>
<概要>
茶色の瞳と白髪混じりの茶髪の白人男性。科学研究者。
1995年~2019年までアメリカ政府の機密機関「連邦操作局(略称:FBC)」に勤め、研究リーダーにして管理チームのメンバーだったが、2019年に
超常現象生命体である
ヘドロンと接触したことにより最終的に余剰次元「闇の世界」の住人となってしまった。
元々はマッドサイエンティスト気質で不器用ながらも陽気であり、映像資料の中では超常現象に対し目を輝かせてウキウキしながら好奇心を持って解説していたが、ヘドロンと接する内に疑心暗鬼と強迫観念に取り憑かれ気紛れで憂鬱で偏執狂な人となってしまった。
ストーリー開始時点では行方不明となっており、常に眼鏡と白衣を着用し、実写映像(いわゆる映像記録、ログ)でのみ登場する。
その強烈な人物像や数々の研究成果から、FBCではスーパースター扱いされており、
ジュール&ダイアナ・マーモント夫妻からは一方的にライバル視されていた。
<来歴>
本編以前
1995年にFBCに入局し、やがて研究リーダーに昇進し
ザカライア・トレンチ局長が結成した管理チームの一員となる。
2002年に起きたメイン州オーディナリーでの
変貌世界事象(略称:AWE)にて保護された孤児
ディラン・フェイデンを調査し、彼が超能力者「パラユーティリタリアン」として非常に優秀なことを発見した。
ディランはザカライア・トレンチによる次世代局長を育成する計画「第一候補プログラム」の「P6」に指定され、ダーリングの監督下に置かれた。
しかしダーリングはディランを実験用ラット同然に監禁・監視して非人道的に扱ってしまい、ストレスを溜めたディランはある日、誤ってロバーツという職員を殺害してしまう。
管理チームの一人であるヘレン・マーシャルはディランを極めて危険だと訴えたが、ダーリングは全てを自分の責任とすることで一旦は丸く収まった。
しかし待遇が更に悪化したことでディランの怒りは益々増大し、何人もの職員が死傷したためディランは「見込み無し」と判断された。
この失敗は、ダーリングを深く絶望させた。
また、ダーリングはオーディナリーAWEにて回収されたパワーオブジェクト
「スライドプロジェクター」によって繋がる並行世界「スライドスケープ36」内を調査し、巨大な多面体の超常現象生命体「
ヘドロン」を発見し、収容する。
ヘドロンが発する奇妙な電波から、既知の科学の範囲外な振動、周波数、波形、フィールドこそがあらゆる超常現象を引き起こしていることを発見し、この超自然的エネルギーを「
共鳴体」と名付けた。
が、ヘドロンから共鳴体を抽出する「共鳴サイフォン」を開発し、研究を続ける内に、ヘドロンの精神汚染を受けて正気を失いだしてしまう。
これにより敵対的な「共鳴体」がFBC本部オールデスト・ハウスを腐敗させると信じ、それを防ぐためにヘドロンの共鳴体を増幅させる「
ヘドロン共鳴体増幅器(略称:HRA)」を開発し、無償で職員達に配っていた。
因みに、トレンチ局長の個別項目を読むと分かる通りダーリングがヘドロンに洗脳されて共鳴体を拡散させようとする一連の行動は、
「超常現象生命体ヒス」に洗脳されたトレンチと非常に似通っており、オールデスト・ハウス内での二人の対立はヘドロンとヒスによる代理戦争の様相を呈していた。
その後、ヘドロンと接触することを示唆するボイスログを最後に行方不明となったが、後に最も巨大な余剰次元である「闇の世界」に転送されていたことが判明する。
『Control』本編
2019年、ダーリングの危惧した通り、変貌世界事象が発生。
トレンチがスライドプロジェクターを起動したことでスライドスケープ36のスレッショルドが開き、そこからヒスが出現してオールデスト・ハウスを侵略してきた。
色々あってヘドロンがヒスにより殺害され、主人公
ジェシー・フェイデンもまたヒスに汚染されてしまうが、余剰次元の生命体と会話ができるパワーオブジェクト「ホットライン」でジェシーに語りかけ、あらゆる力の交差点とされる異次元空間「オーシャンビュー・モーテルとカジノ」へと導いた。
そこでMUDの「ダイナマイト」を熱唱し、「局長に奮起を促すダンス」を披露した。
何やってんだこの人……。
『AWE』
「オーシャンビュー・モーテルとカジノ」にて、ジェシーが「🌀」のシンボルが記されたドアの隙間からアラン・ウェイクと
トーマス・ゼインの会話を盗み聞きしていると、二人を監視するかのように部屋に置かれたテレビが起動し、画面にダーリングの姿が一瞬だけ映し出された。
『Alan Wake Ⅱ』
多元宇宙で『複数世界』という本を出版していたことが判明し、次元間の生命体である
ワーリン・ドアも愛読していた。
また、闇の世界に建つ「オーシャンビュー・
ホテル」の665号室にてアランとゼインが会話していると、二人を監視するかのように部屋に置かれたテレビが起動し、画面にジェシーとダーリングの姿が順番に一瞬だけ映し出された。
闇の世界で流れ続ける「アラン・ウェイクのナレーション」をFBCの特殊なラジオで捉え、「
奇妙なことに私の声と似ている」とコメントした。(
中の人ネタ。後述)
また、闇の世界が「創作」により変化し続けていることも自力で突き止めていた。
闇の世界を彷徨う内にトーマス・ゼインと出会い、すぐに彼と意気投合し、「初めて会った気がしない」とコメント。(外の人(?)ネタ。後述)
「科学と芸術のコラボレーション」のためにゼインと何処かへ消えた。
『レイクハウス』
ジュール&ダイアナ・マーモント夫妻をワシントン州コールドロンレイク付近の研究施設「レイクハウス」の共同研究リーダーに任命していたことが判明。
それから数年後、「レイクハウス」を訪れ、ジュールを見下すような態度を取ったことが判明し、訪問時の映像も登場する。
また、ヘドロンに転送される数ヶ月前にダイアナにディランが描いた絵を送っていたことも判明する。
<余談>
ダーリングを演じるマシュー・ポレッタは
アラン・ウェイクの声優であり、ダーリングが闇の世界で遭遇したゼインを演じるイルッカ・ヴィリは
アラン・ウェイクの外見モデルである。
そのため『Alan Wake Ⅱ』における彼の台詞は
メタ発言である。
追記、修正はダイナマイトを熱唱してからお願いします。
- 他の一般的な項目の書き方にならい、概要の見出しの位置を変えました。また、ダーリング博士がどのような経緯で正気を失っていったかもわからなくなっていたので一旦差し戻してから追記修正しました。 -- jaja (2025-07-11 04:33:24)
最終更新:2025年07月12日 22:11