サファイア・ペンダット

登録日:2024/01/27 Sat 16:40:21
更新日:2025/04/10 Thu 21:35:24
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サファイア・ウィズダムとサファイア・ミスティの子、サファイア・ペンダット。その思想において重要なのは事実であるかではない、事実に聞こえるかだ。



サファイア・ペンダットとは、デュエル・マスターズのクリーチャーである。





概要


背景ストーリーに登場する人物の一人。
その初出はデュエル・マスターズ プレイスのDMPB-03 「LEGEND OF PLAY´S 2023」に収録されたカード群のフレーバーテキストである。


「知恵」を司るウィズダムと「記録」を司るミスティの息子でありながら「嘘」を司る存在であり、両親同様「上位存在」の一人である。

最初はフレーバーテキストのみの存在だったが、フレーバーテキストにしか登場していない人物が登場する事の多い近年のDMにおいて、このクリーチャーも初出から両親より短いスパンでカード化された。

人となり


項目冒頭のフレーバーといい、彼の存在にきな臭さを感じる人も多いだろうがそれもそのはず、普段の行いはクリーチャー達の間に嘘を流行させる事リツイート改めリポストさんを思い出させる

「サファイア・ウィズダムの子、ペンダットによる英知の騙りは人の心を惑わせる。まさに、ペンは剣より強し。」ペンだけにと初出時のフレーバーで称されている。
例として光文明には父ウィズダムの英知を騙り、光文明は「自分達こそがウィズダムの英知を真に受け継いでいる」と思い込まされている。

主な活動として背景ストーリー内でのクリーチャー達の文献や言い伝えに干渉・内容の改ざんを行っており、ミスティの記している「ミスティ・レポート」の編纂、及び副読本の執筆に関わっているが、そこにも平然と嘘の記述を仕掛けている。
他にも彼に手を加えられた文献も多く、判明してる分では上記の他にオラクルの教義にも虚偽の内容が加えられているとの事。
つまり《氷河妖精アイス》 ちゃんがサスペンスなんぞを信じていたのもこいつのせいと言う事に…嘘が付き物のサスペンス映画に関連してる光デーモンコマンドを従えている故のこじ付けか?

また、その手にする鍵で聞かせる記憶の改変や封印を行う事が出来る。嘘つきなのに話術じゃなくて洗脳で言う事聞かせるのはどうなんですかね
《真言の悪魔龍 トゥルトゥル》はこの餌食になってしまったのか、語るべき真実を失い《衒影の悪魔龍 トゥルトゥル/封じられた真言》となってしまった。
このような存在は、鍵の力で「存在しない生物を存在していると誤認させた生物」であるトゥルースと定義されており、元ネタの判明していない《衒影鎧 ロストメモリ》や《衒龍 ブレイタン・ガイスト》も、ペンダットのカード化と共に登場している。妄想上の存在もブンドドさせられるアニヲタからしてみれば喉から手が出る程欲しい能力

尚、フォローしておくとペンダットはあくまで超獣世界のクリーチャーを騙す為に嘘をついているのであり、我々プレイヤーを騙す為の活動はしていない。
具体的にどういうことかと言うと、デュエチューブの解説動画によると「上記の通りクリーチャー達の言い伝えには手を出すが、構築済みデッキなどに見られるプレイング論にペンダットが嘘を混ぜたりはしない」とのこと。
ペンダットが嘘をついているからといって、これまでのクリーチャー達の熱い戦いの全てが虚構と言う訳では無いので注意。
ミスティ・レポートのように、フレーバーテキストにそれらの文献が引用される場合があるので、改竄された状態のものが引用されてしまった場合はその限りではない

嘘とは言う物の「妄想」など単語の言い換えに近い。
「真実」そのものを司る父に対し、その「余白」を司っているという事か?
やたらキャラの性格とか設定の整合性には拘る癖に、自分の作品にはオリキャラやデマを混ぜまくる上平然と公式の内容と言い張る場合もある二次創作勢

性能


サファイア・ペンダット SR 光/水/闇文明 (5)
クリーチャー:スターノイド/エンジェル・コマンド/デーモン・コマンド 7500
ブロッカー
スレイヤー
W・ブレイカー
相手がこのクリーチャーを選んだ時、相手は自身の手札を1枚捨てる。
各ターン、クリーチャーがはじめて自分以外のプレイヤーを攻撃する時、自分の山札の上から1枚目をシールド化してもよい。その後、攻撃クリーチャーの持ち主はカードを1枚引いてもよい。
自分のシールドゾーンにある呪文すべてに「S・トリガー」を与える。
DM23-BD7 「エキサイティング・デュエパ・デッキ ネゴシエートの偽衒学者」にて、満を持してベールを脱いだ。
ブロッカーとスレイヤーにWブレイカーという標準的なスペックに加え、デュエパらしさと上記のような性格の悪さが滲み出た能力を持ったクリーチャー。

4つ目の効果は一見すると大したことが無いように見えるが、このカードを対処する場合、除去に使ったカードとこの効果で捨てさせられる手札で計2枚もカードを失う事になる。
これは事実上の3対1であるデュエパにおいて、リソースを無駄に使わされることになり、中々に嫌らしい。

5つ目の効果は「対戦相手が別の相手を攻撃する時、攻撃した相手は1枚ドローし、自分は1枚シールドを追加する」というもの。
なるべく自分が攻撃されないように媚を売る為の物であり、一斉攻撃を喰らう場合でもそれまでに稼いだシールドで受け止められる。
同時収録の《CRYMAX ジャオウガ》 と相性が最悪なのは気にするな
4つ目の効果と合わせて、維持させておいた方が相手にとってもお得なデザインとなっている。

6つ目の効果はST付与。
強力な呪文の多い収録デッキにおいては、それらとの強烈なシナジーを発揮する。
上の効果二つとも噛み合っている。

関連カード


衒龍 ブレイタン ・ガイスト SR 光/水/闇文明 (9)
クリーチャー:トゥルース・ドラゴン 9000+
ブロッカー
パワード・ブレイカー
自分の手札にあるカード1枚につき、このクリーチャーのパワーを+3000する。
このクリーチャーが出た時、各相手は自身の手札を1枚選んで捨てる。こうして捨てられたカード1枚につき、自分はカードを1枚引く。
相手がコスト8以上のカードを使った時、自分はコスト7以下の呪文を1枚、自分の手札からコストを支払わずに唱えてもよい。

衒影の精霊 リアリテル R 光文明 (5)
クリーチャー:エンジェル・コマンド/トゥルース 6500
W・ブレイカー
相手は各ターンに一度しか、自分または自分のクリーチャーを攻撃できない。
「この記憶もロック完了だね」 R 光文明 (6)
呪文
S・トリガー
文明を1つ選ぶ。その文明を持つクリーチャーを全てタップする。次の自分のターンのはじめまで、自分と自分のクリーチャーはその文明を持つ呪文で選ばれない。

衒影の悪魔龍 トゥルトゥル R 闇文明 (5)
クリーチャー:デーモン・コマンド・ドラゴン/トゥルース 7000
W・ブレイカー
このクリーチャーが出た時、相手1人につきクリーチャーを1体、自分の墓地から手札に戻す。
封じられた真言 R 闇文明 (7)
呪文
S・トリガー
各プレイヤーは自身のクリーチャーを2体選び、破壊する。
上記「トゥルース」達。
デュエパに向けて開発されただけに、いずれも多人数戦を意識した効果。
トゥルトゥルが含まれている理由は、上記の他にもフレーバーにしか登場していない存在を鍵の力で無理矢理実体化させたからなのかもしれない。

偽衒学者の交渉 UC 光/水文明 (5)
呪文
S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
プレイヤーを2人選ぶ。それらのプレイヤーはカードを3枚まで引く。
プレイヤーを2人選ぶ。それらのプレイヤーは自身の山札の上から1枚目をシールド化する。
これまた「交渉」を意識した効果。
ペンダットは他の上位存在よりも積極的であり、他人や超獣世界そのものにも積極的に干渉している。
このカードのフレーバーテキストではあの《仙界一の天才 ミロク》相手に「ボクとキミだけが得するってことさ、約束するよ。」と啖呵を切っている。
父達と同年代ぽいのにタメ口聞くのはどうなんですかね

余談


  • 兄弟
デュエチューブによると「下の子なので甘やかされて育った」という設定があり、今後兄弟が登場する可能性がある。
ウィズダムさん、息子さんの教育間違えてますよ
その後、兄弟である《サファイア・バンキッシュ》と《ウィズダム・シュタイン》の存在が判明。
《バンキッシュ》はゴッド・オブ・アビスの世界でマジックを率いていた《バンキシー》なるクリーチャーと同一人物であると明かされている。また、戦いが大好きらしい。厄介な
また、《ウィズダム・シュタイン》はどうやら《ペンダット》の姉らしい。こちらは兄とは逆に、争いを好まないそうだ。

  • ウソつき
《ウソつきニュースペーパー》とは、手にする鍵の形状やカラーリングが似ている。
「嘘つき」繋がりのネタなのか、あるいはこの二人は何かしら繋がっているのだろうか…?
ウソつきだけに《ウソと盗みのエンターテイナー》と出会ったらどのような反応をされるかも気になるところ。

  • 名前の由来
「衒学者」を意味する英語「pedant(ペダント)」と思われる。
「衒学」とは、知識をひけらかすことという意味。理の形式、厳密性、正確性などに過剰にこだわったり、学識をひけらかし傲慢な態度を見せるような人物のことを衒学者と言い、これを英語で「pedant」と言う。
ただし、このクリーチャーの異名は「偽衒学者」である。
おそらく、嘘をひけらかして他人を惑わせる事や、何の根拠もない事を言いふらすことの現れだろう。
ペンダット→pendat→pedantではない→衒学者ではない→偽衒学者という言葉遊びも考えられる。


追記・修正は偽衒に惑わされないようにお願いします。

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最終更新:2025年04月10日 21:35