BEYBLADE X (ベイブレードX)

登録日:2024/03/29 Fri 14:55:16
更新日:2025/04/21 Mon 20:10:42
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もう、遊びじゃない

GEAR SPORTS


♦概要

BAYBLADE X(ベイブレードX)とは爆転シュート ベイブレードメタルファイト ベイブレードベイブレードバーストに続く4世代目のベイブレードシリーズである。

前作であるベイブレードバーストの最終商品発売から間を開けない2023年3月21日*1に概要が発表され、
その後の5月にはベイやスタジアムの詳細が発表、6月にはコロコロ魂フェスティバルIN東京おもちゃショー2023にて体験会及び先行販売、
7月15日に一般販売がスタートと、発表からの展開は非常にスムーズ。特に前作のバーストから間を開けなかった事でこれまでの既存のファンも残しつつ、次の世代へと移行しブームを巻き起こした。

一般販売の少し前からコロコロコミックで漫画の連載、10月からはアニメの放送も行われており最初からメディアミックスも盛ん。

"ベイブレードはスポーツへ"をテーマにこれまでとは一味も二味も違う新次元のベイブレードであることが強調されており、
子供が楽しめるホビーとしての姿勢は崩さないまま大人にも楽しめるコンテンツを目指しており、それまで子供向けのイベントなどで多かった体験会なども、ベイとは直接的に関係の無いようなスポーツの会場やイベントの中で行われていたりと、幅広い層を取り込もうとする試みも行われている。
過去シリーズでも行われていた著名人やスポーツチームなどとのコラボも積極的に行われている。

全体的に明るくビビットな色使いよりも黒や緑など落ち着いたデザインが多かったり、
シリーズ名が「BEYBLADE X」と英語表記が基本になっている点からもその方針がうかがえるだろう。

ベイ自体も歴代シリーズからそれぞれのいいところを引き継いだ集大成とも言える造りとなっており、
初代「爆転シュート ベイブレード」からは基本となる「タイプの相性」や「改造要素」を継承。
ベイの中央に丸いパーツがあり、そこにキャラクターが描かれているという点もビットチップがモデルになっていると思われる。
工具を使わずに組み立て可能という点もそれらしい。

二作目「メタルファイト ベイブレード」からは「メタルブレード」を継承。
ギヤチップのデザインがグラフティー調な点や「直接ぶつかり合う金属パーツ」「高さを決めるパーツ」「軸先」という点から構造上の直接のモチーフにもなっていると思われる。

三作目「ベイブレードバースト」からは「バーストギミック」を継承。
公式インタビューで「バーストギミックの搭載は後付け」とぶっちゃけられているが、その分バーストロック用のスプリングが存在しない為組み立てやすい。
金属とプラスチックの融合というシリーズ中期からのデザインラインの引継ぎも行われていると思われる。

以上の要素に加え、後述する新たなギミックを搭載して完成したのがベイブレードXである。


♦ベイブレードXの特徴

・スタジアム

まず注目したいのは本シリーズ専用の新スタジアム「エクストリームスタジアム」

これまでベイブレードのスタジアムというのは円形で、外周には均等に2~3か所オーバーポケットを配置、
残りはフェンスで囲ってあるというものが基本であった。

今回のスタジアムはその基本を大きく打ち破り、外形は四角。かつほぼ全面がカバーで覆われている。
外周付近には細かい凹凸の付いたレール「エクストリームライン」が設置されており、
このラインの凹凸が後述するベイの軸のギヤと噛み合うことでベイが急加速するX(エクストリーム)ダッシュ」というギミックが本シリーズの特色となっている。

エクストリームラインはほぼ円形だが上部のみスタジアム中央に向かって急カーブしており、Xダッシュしたベイは中央に勢いよく飛び出すことになる。
その軌道の延長線上にあたるスタジアム下部の1辺のみがフィニッシュを取れるポケットになっており、
特にその中央の6割ほどが「エクストリームゾーン」、残る左右2割ずつのエリアが「オーバーゾーン」と区別される。

Xダッシュの急加速とそれによって起こる今までにない衝突のラッシュはメタルの重厚感と合わせて迫力満点。
バトルそのものが派手なので見ているだけでも楽しい。観戦自体がエンタメになるというのはスポーツ化の一要素でもあるだろう。


・ルール

バトルは4pt先取制で、エクストリームゾーンに相手を叩き込む「エクストリームフィニッシュ」が3pt
オーバーゾーンに弾き出す「オーバーフィニッシュ」と相手を破壊する「バーストフィニッシュ」が2pt
いわゆる持久勝ちの「スピンフィニッシュ」が1pt

エクストリームラインの存在とこの獲得ポイントの重みによってかなりアタック優位なバランスに作られており、
歴代シリーズで続いた持久最強環境をどうにか改善しようとするメーカーの意図がうかがえる。

24年5月には「オウンフィニッシュ」というルールが追加。
シュート後一度も相手ベイに当たらず場外へ出てしまった場合、相手に1pt加算したうえで仕切り直しとなる。
ようは暴れるアタックタイプの自滅を救済するもの。これ以前の同様のケースではオーバーまたはエクストリームフィニッシュでの敗北扱いだった。

25年4月からは「殿堂入りパーツ」の制度が導入され、公式大会の1on1の試合では使用できなくなる。
24年5月より試験的に導入されて一時期運用されていた「リミテッドパーツ」のルールに代わる、強力すぎるパーツの使用を抑止するためのルール。


・ベイブレード本体

大部分がメタルでできた接触部分「ブレード」
その直下でバーストギミックの根幹かつベイの高さを司る「ラチェット」
軸先とギヤの付いた「ビット」の3パーツ構成。

ブレードは外周など大部分がメタル製。中央にはビットチップやフェイスのように「ギヤチップ」という丸いパーツがあり、ベイを象徴するイラストが描かれたシールが貼られている。
メタベイのウィールより全体的に凹凸がしっかり出ており、より激しい弾き合いが起きやすくなっている。
また、ベイの回転方向はこのパーツで決まる。
カスタムラインではモチーフが記された「ロックチップ」、メタルが用いられた「メインブレード」、プラのみで構成された「アシストブレード」の3パーツに分割されており、各パーツ間の交換が可能になっている。

ラチェットはブレードに付けて回転方向にカチッと回すことで固定。
外周はプラ(PMMA)製で基本的に小さな攻撃刃を持ち、そこに大きなダメージを受けると固定が外れてバーストする。

同じ刃のラチェットでも高さのバリエーションが複数あり、ベイの高さを決める役割も担っている。
低いほどラチェットに攻撃を受けづらい=バーストしづらく、高いほどバーストのリスクは上がるが傾いた際スタジアムに擦りづらく持久面で有利になる。
パッと見では高さが判断しづらいが、ビット取付部周辺に彫られた溝の数で判別が可能。(溝6つ→60、溝8つ→80など)

ビットはラチェット中央の穴に差し込む細長いパーツ。基本的に硬いプラ製。
先端が軸先でその少し上にギザギザのギヤを持ち、ここがエクストリームラインと噛み合うことでXダッシュが発動する。
また、このパーツのラチェットと干渉する部分の太さでバーストしやすさが決まる。基本的にディフェンス、スタミナのビットはバーストしやすい。


・その他ギア

ここでいうギとは「装備」の意味の方。
ここまで出てきた「歯車」の方のギとは一貫して区別して表記されている。

冒頭にあるようにベイブレードXのキャッチコピーは「GEAR SPORTS」。
ベイやスタジアムの方の根幹であるギヤだけでなく、スポーツらしく装備や道具、ギアも重要だというダブルミーニングである。

もっとも大事なギアはベイをシュートするランチャーだろう。
今回のランチャーはメタルファイト時代のようなシンプルなフック状の爪になり、またこれまでと違い爪の数が3つに増えている。

ブレード側にわかりやすく引っ掛ける箇所があり取り付けやすいうえにガタつかない、
爪が増えたことによりシュート前に落下しにくい、シュートの際の引っ掛かりが少ない、と歴代でもかなり優秀。

2024年11月現在「ワインダーランチャー」、「ストリングランチャー」、「エントリーランチャー」、「ホールドランチャー」の4種類が存在する。

ワインダーランチャーはその名のとおりのワインダー式。
歴代シリーズと違い大人でも握りやすい大きめのサイズ感で、パワーもストリングと差が生まれないようにしているとのこと。名称の変更*2もそういう意図に基づいていると思われる。
気兼ねなく引ききれることもあり、こちらの方が強くシュートできるというブレーダーも少なくないだろう。

エントリーランチャーはその廉価版。本体が小さくなっており少々持ちにくいが案外そこまでパワーは落ちておらず、ある程度は戦える。

ホールドランチャーもワインダーランチャーの派生であり、グリップ一体型で剣の鞘を思わせる横長の形状が特徴的。
ストリングランチャー同様に、グリップに対して平行にワインダーを引くシュートが可能。
グリップ部のパネルも握りやすい「ラバーパネル」が採用されており、安定感も高い。
見る人が見ればバーストの「ソードランチャー」を思わせる代物。
付属するワインダーも通常の物より長く、握る部分がストリングランチャーのような十字型になっている「ロングワインダー」である。

因みにエントリーランチャー用のワインダーと通常のワインダーとロングワインダーは全て互換性を有する。但し、公式で互換性があると紹介されたロングワインダーはさておき、大会でエントリー用ワインダーを他のランチャーで使えるかどうかはジャッジ等に確認をとる必要がある。
その後、2025年3月から25周年記念セットに封入されていた「ドラゴンワインダー」共々、全てのワインダーを他のランチャーで使用可能な事が明かされた。

尚、長さはロング>ドラゴン>通常>エントリーランチャー用なので、どのワインダー系ランチャーを使うにしてもロングワインダーを入手することが推奨される。

ストリングランチャーは紐を引いて回し、内部のバネで自動で巻き戻るタイプ。
バーストのものに近く大きな進化はないが、やはりシュート毎にワインダーを差しなおす必要がないのは非常に便利。

本体が大きいため外付けのグリップなしでも持ちやすい、引く際の抵抗がワインダーより少なくシュートコントロールがしやすい等の利点があり、上級者の多くがこちらを使用している。
ただし紐の長さに限りがあるため考えなしに引っ張ると破損する恐れがあり、多少慣れが必要。内部の構造が複雑なためワインダー式より壊れやすいという欠点も。

バースト時代のベイロガーに相当するデバイス「ベイバトルパス」もシリーズ初期から稼働している。
ランチャーに取り付けてシュートパワーを測定できるほか、専用スマホアプリとのBluetooth連携で様々な機能が利用できる。

スマホアプリではベイコード*3読み取りやバトルパスでのシュート回数計測、
アプリ上での仮想バトルなどでベイポイントを獲得。それを消費してレアベイゲットバトルにチャレンジできる。
そのほか読み取ったベイコードによって自分の所持ベイが登録されていき、一覧が3Dモデル付きで見られるコレクション機能も。


・Xオーバープロジェクト

ブランド名の「X」はそのまま「未知数」「見えない」という意味の「X」や「過激」という意味の「eXtreme」などが込められていると思われるが、
公式から明言されている物の一つに「X(cross)-over」があり、
X(クロス)オーバープロジェクトと銘打って往年の名機体をベイブレードXの構造でリバイバルする企画が発表されている。
これらのベイは箱デザインに至るまで全て当時の物を引き継いでおり、ベイ本体も可能な限り復刻前に寄せたパーツ構成となっている。
本格化に先んじて行われた復刻投票でトライピオが爆転部門一位になり、その余りの規格外さで商品化を逃がしたりと珍事も起こった。


♦ラインナップ

ベイブレードXにおける商品のラインナップ。現在、新規ベイにおけるラインナップとして、比較的扱いやすい「ベーシックライン」(BX)性能特化型の「ユニークライン」(UX)ブレードのカスタマイズが可能な「カスタムライン」(CX)の3種類がある。
UXやCXはあくまでも別系統、派生版のようなものであり、上位互換という訳では無い。

・ベーシックライン(BX-○○)

初期から発売のナンバリングモデルで、正統派な性能と銘打たれている。


・ユニークライン(UX-○○)

2024年3月から始まった新たな製品ライン。
ベーシックラインでメタル製だったブレードのランチャーフック部をプラ製に変更し、
その分のメタルを外側に配分することで固有の性能に特化したシリーズとされる。

あくまでこれまでの上位互換などではないため、ベーシックラインとも並行して商品展開されている。

ギヤチップはシールのカバーが廃された上でランチャーフックと一体化し、造形が施されているだけの物になった。
シールは直接貼ってあるうえにエクストリームダッシュの際にビットと共に回転する機構もオミットされるなど簡素化が目立つ。
一方でプラ部分は二層に分かれており、機体によってはメタル部かプラ部のどちらかにギミックが搭載されている。


・カスタムライン(CX-○○)

2025年3月より展開。
ブレードが「ロックチップ」「メインブレード」「アシストブレード」の3パーツに分割可能になり、ブレードのカスタマイズができる製品ライン。

ロックチップは従来のベイにおけるランチャーフックとギアチップの役割をはたす。
現状色やシールが違うだけであり、メタベイのフェイスのような扱い。
チーム戦においてもロックチップ以外のパーツが他のチーム内のベイとダブってはいけないというルールが設けられおり、公式としても見た目だけの即ち超重要要素にしたい様子。
分解する際はこのパーツにビットを裏側から差し込んで工具の如く回転させる必要がある。

メインブレードは名前通り相手のベイと直接ぶつかる部分で、メタルもこのパーツにのみ存在する。
タンポ印刷による塗装がされており、メタルコートや規定のシールくらいしかなかったそれまでのベイからしてみればかなり新鮮に映る。

アシストブレードも相手のベイとぶつかるが、プラ製であり名前通り補助的な意味合いが強い。

尚、組み上げて1つのブレードとした場合のパーツとしての名前はそのまま上から読み上げ、ブレードとしてのタイプはメインブレードの物がそのまま適応される。
(例としてロックチップをドラン、メインブレードをアーク、サポートブレードをBで組み上げた場合、
ブレード単位での名前はドランアークBとなり、タイプはアークの物が適応されスタミナタイプとなる。)


・その他モデル(○○-00系)

いわゆるレアベイといった特殊なベイや、何らかの媒体に付属するモデルが該当。
キャンペーンやB4ストアなどの限定品も含まれるが、ここでは新規ベイのみ紹介する。


・復刻モデル

過去作のベイブレードを復刻したもの。
ラチェットやビットの色分け、(店頭販売モデルは)当時のものを再現したパッケージによって、可能な限り当時モデルのビジュアルが再現されている。
ただし多くの機体が偏重心、重量も基本軽めにされているなど、性能面は意図的に通常モデルより抑えられている節がある。



♦余談

タイプの入れ換え

旧シリーズを遊んだことがある人ならピンと来たと思うが、ディフェンスタイプとスタミナタイプの軸先形状の扱いが従来と入れ替わっている。
具体的にはこれまでディフェンスタイプのベイは接地面積を稼ぎ安定感を高める為か半球状の軸先が多く、
スタミナタイプは摩擦を減らし持久力を稼ぐべく細い軸先が採用されていたが、Xシリーズではこの担当が入れ替わり、
中央に居座り相手の攻撃を受け止める細い軸先がディフェンスタイプ、外周に行かない程度に動き回り接触を避ける半球の軸先がスタミナタイプになっている。

これはメタベイの「ZERO G」システムと同様にスタジアムがより過激になった事で、形状ごとにそのタイプらしい動きが変化したと思われる。
ちょうど変化したタイプが同じディフェンスとスタミナなのもそれをうかがわせる。

国外版に関して

米国など、海外では以前のシリーズと同様ハズブロ社が展開を行っている。
今回は構造的・材質的な変化は無く、ロゴも日本語部分含め国内と同じとなっている*17
パッケージデザインも国内版に近いものが採用されてるが、白基調である国内版に対し黒基調となっているのが特徴。

海外でも国内と同様のベイが出ているほか、海外版限定のベイも発売されている。
後述のコラボモデルも含め殆どはプラ部分を既存のベイから流用しており、性能も流用元に準じている。

現在発売されているベイは以下の通り。★付きは後に日本でも発売されたもの。
日本語名 海外名 カスタム ベースとなったブレード
マンモスタスク★ Tusk Mammoth 3-60T ヘルズサイズ
プテラスイング★ Talon Ptera 3-80B ヴァイパーテイル
サムライスチール Steel Samurai 4-80T レオンクロー
シノビナイフ★ Knife Shinobi 4-80HN ライノホーン
コングイエール Yell Kong 3-60GB ワイバーンゲイル
クロコクランチ★ Bite Croc 3-60LF シャークエッジ
ベアスクラッチ★ Savage Bear 3-60S ライノホーン
ティラノロア Roar Tyranno 9-60GF フェニックスウイング
シャークギル Gill Shark 4-70O シェルタードレイク
ワイバーンホバー Hover Wyvern 3-85N なし
また、ドランザースパイラルに関しても国内と異なり、北米版は赤基調のカラー(かつてランブーに入っていた聖獣カラー仕様に近いもの)、欧州版は緑基調のカラーに変更されている。

ハズブロ独自のコラボ展開も行っており、
現在ではトランスフォーマーマーベルスター・ウォーズジュラシック・ワールドとのコラボベイブレードが発売されている。

現在発売されているコラボベイは以下の通り。★付きは後に日本でも発売されたもの。
日本語名 海外名 カスタム ベースとなったブレード コラボ元
オプティマスプライム★ Optimus Prime 4-60P ナイトシールド トランスフォーマー
メガトロン★ Megatron 4-80B ヘルズサイズ トランスフォーマー
オプティマスプライマル★ Optimus Primal 3-60F シャークエッジ トランスフォーマー
スタースクリーム★ Starscream 4-80N ウィザードアロー トランスフォーマー
アイアンマン★ Iron Man 4-80B ナイトシールド マーベル
サノス★ Thanos 4-60P ナイトランス マーベル
スパイダーマン★ Spider-Man 3-60F ヴァイパーテイル マーベル
ヴェノム★ Venom 3-80N ドランソード マーベル
ルーク・スカイウォーカー★ Luke Skywalker 4-80B ナイトシールド スター・ウォーズ
ダース・ベイダー★ Darth Vader 4-60P ナイトランス スター・ウォーズ
マンダロリアン★ The Mandarolian 3-60F レオンクロー スター・ウォーズ
モフ・ギデオン★ Moff Gideon 3-80N ヘルズサイズ スター・ウォーズ
ティラノサウルス T. Rex 1-80GB ティラノビート ジュラシック・ワールド
モササウルス Mosasaurus 9-60U スフィンクスカウル ジュラシック・ワールド
スピノサウルス Spinosaurus 3-85A フェニックスウイング ジュラシック・ワールド
ケツァルコアトルス Quetzalcoatlus 4-55D ヴァイパーテイル ジュラシック・ワールド

モチーフとランチャーフックの関係

よく見るとBXの機体はモチーフごとにランチャーフックの形状が揃えられている。

  • 武具がモチーフ
    • ドランソード、ドランダガー、ヘルズサイズ、ヘルズチェイン、ウィザードアロー、ナイトシールド、ナイトランスが該当。
    • 中央に向かって走る線、ランチャー側フックが通るレールの辺りに長方形。
    • 主にアニメ・漫画でチームペルソナが使用した機体に見られる。

  • 実在する生物がモチーフ①
    • シャークエッジ、レオンクロー、ヴァイパーテイル、ライノホーン、ホエールウェーブが該当。他、国外版でのみ展開されているGill Sharkが該当。
    • 根元の辺りに丸、その中に六角形。
    • 主にチームズーガニックの使用機に見られる。

  • 実在する生物がモチーフ②
    • ベアスクラッチ、マンモスタスク、クロコクランチが該当。他、国外版でのみ展開されているYell Kongが該当。
    • 牙のような造形を内側と外側にそれぞれ配置した形状。
    • 国外版が初出のベイに見られる。

  • 幻獣がモチーフ
    • フェニックスフェザー、フェニックスウイング、ワイバーンゲイル、ユニコーンスティング、スフィンクスカウルが該当。
    • 菱形が爪のように二つ重なった形状。*18
    • 主にチームユグドラシルの使用機に見られる。

  • 恐竜がモチーフ
    • ティラノビート、プテラスイングが該当。他、国外版でのみ展開されているRoar Tyrannoが該当。
    • 縦長の六角形を三角に配置したような形状。
    • 同じく恐竜モチーフであり名前だけ変えて既存ブレードをそのまま使い回しているジュラシック・ワールドとのコラボモデルのT. Rex、Spinosaurus、Quetzalcoatlusもこの形状となっている。

  • 日本がモチーフ
    • シノビナイフが該当。他、国外版でのみ展開されているSteel Samuraiが該当。
    • 長方形を平行に二本並べたシンプルな形状。

  • 四聖獣がモチーフ
    • ヴァイスタイガー、コバルトドラグーン、ブラックシェル、クリムゾンガルーダ、シェルタードレイクが該当。
    • 直角台形に斜めの三本の線が入った形状。斜面は回転方向と同じ方向を向いている。*19
    • 主にチームペンドラゴンの使用機に見られる。


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最終更新:2025年04月21日 20:10

*1 ベイブレードの試合開始の掛け声「3,2,1,GOシュート!」に因み、3月21日は「ベイブレードの日」として日本記念日協会に正式に認定された。

*2 「メタルファイト」「バースト」では「ライトランチャー」という名称で、ストリング式のものが「ベイランチャー」だった。

*3 ベイブレードX関連商品などについている専用QRコード

*4 ルール上、この場合はポイントにならず仕切り直し

*5 本作から「セレクト」と名のつくランブーが登場しており、ラインナップが3種のみですべてブレードは新規、かつアソートが均一というライトなランダム商品となっている

*6 U(ユナイト)ドライバー。小さいシャープ軸の周囲をラバーで覆い、攻撃と持久を使い分ける軸であった。

*7 待望の無塗装フェニックスウイング、BXなのに何故か入っているウィザードロッド、これまで再録の無かったRビットなど

*8 各商品に説明書と一緒に入っているガイドで、新ベイの予告や公式おすすめのカスタムなどが載っている。

*9 N→MNでビットだけ見れば40%ほどの重量増だが、ベイ全体の重さの中ではその増加量は1%程度。

*10 厚みの半分はプラ部分で、特別メタルが多いわけではない

*11 ポリアセタール。通常の軸より硬く、摩擦が少ない素材

*12 過去に登場した渦型軸はメタベイのR₂F、LF、LRF、バーストのSp、Jl、Xpが存在するが、いずれもプラ製は左回転のみであり右回転はラバー製のものしか存在しなかった

*13 後にイベントで同じくドラグーンのリスペクト機体であるコバルトドラグーンの没デザインを流用したことが明かされた

*14 厳密には劣化防止用と思われる無色透明の塗装が施されている。UXの展開開始に前後して通常のベイ全てがこのような仕様になっている。

*15 パッケージ版はSwitch版のみ存在

*16 約33g。復刻ではライトニングエルドラゴに次いで重く、フェニックスフェザーなどと同程度

*17 ただし、現在のレギュレーションでは日本国内で販売されているもの以外は大会で使用出来ない。

*18 フェニックスウイングのみ例外として外側の菱形が大型化して刃の一部となっている。

*19 コバルトドラグーンなら斜面は真上から見て左側、三本線も斜面と平行に造形されている。