GARTEN OF BANBAN

登録日:2024/05/25 Sat 21:25:01
更新日:2024/06/11 Tue 15:53:50
所要時間:約 44 分で読めます





For a parent looking for their missing child,(行方不明の子供を探す親にとって、)
time is a delicate matter.(時間はデリケートな問題です。)

Click the clock to advance time.(時計をクリックして時間を進めて下さい。)

GARTEN OF BANBAN(ガーテン・オブ・バンバン)は、米国のインディーズゲーム制作チームのEuphoric Brothersによる一人称視点のホラーアドベンチャーゲーム。
2023年1月より章立て毎のダウンロード販売(Steam)が開始されている。
間違われやすいが、タイトルは「GARDEN」ではなく「GARTEN」である。意味合い的にはどちらも公園や庭の事だが。

その名の通り、謎に満ちた広大な地下空間に広がる施設を備える“バンバン幼稚園(Garten Of Banban)”を舞台に、プレイヤーの分身となる主人公が機能不全に陥った施設を探索しながら行方不明となった我が子を探すというストーリー。(……だと思われる。)



【概要】

2021年より配信され、好評を博した『POPPY PLAYTIME』のフォロワー的作品の一つ。
ポップなデザインや雰囲気、ゲーム自体の雰囲気や出来の良さもあってか、早々に人気作品となった。
また、本作の粘土細工風マスコット(クリーチャー)の造形が真似しやすいとでも思われたのか、現在では寧ろ『GARTEN OF BANBAN』系とも呼ぶべタイトルも増えてきている。
ポップなデザインからグッズ展開も行われており元ネタ(ゲーム本編)はよく知らずともキャラクターを見かけたという人も少なくないかも。

開発しているEuphoric Brothersとは、その名の通り現役大学生(!)の兄弟2人による製作チームであるとのこと。
少数体制でありながらクオリティを維持して更新を続けているというのも驚きではあるが、それ故にか、元々はあくまでもファンメイドのキャラクターに過ぎなかった“クイーン・バウンセリア”を即断的にゲーム本編に登場させたりなんてことも出来てしまっている。(しかも、かなりの重要キャラクターとして)

そして、この()のゲームとしては異常に配信スピードが早いのも特徴で、下記のように基本的に2〜3ヶ月で更新されている。フォロー元である『POPPY PLAYTIME』が2021年から2024年1月までで3作品配信しているのに対し、本作が2023年から2024年5月までで6作品も配信していることからもそのスピード感は一目瞭然。
ただし、当初は『Ⅵ』と共に2023年10月頃の配信とされていた『Ⅴ』については現時点でも配信がされておらず、その辺の調製が上手くいかなかったのか『Ⅵ』も予定より遅れての配信となった。
事前情報によれば『Ⅴ』は本編開始以前の過去編となる予定だったというが、前述のように登場キャラクターを増やした関係でシナリオなり設定部分で大きく修正する必要があったのだろうか。

一方、インディーズゲームなので仕方のないのと、上記の配信の速さが仇となってか、現状では日本向けのローカライズが不十分で、特にゲーム中の和訳が無茶苦茶なことになってしまっている。
よって、本作の実況動画をアップしてくれている配信者も独自で和訳を行っている程で、一応は改善されてきていると言われつつも、尚も折角のゲームを素直に楽しめないとの声も。(なので、自分でプレイするだけでなく実況動画や考察動画を見てやっと内容が解る。なんて声も。)
フォロワー元の『POPPY〜』が、いきなり日本語対応が充実して驚かれたように、本作にもサポートを得る機会がやってくるのだろうか……。


■GARTEN OF BANBAN
Steam:2023年1月6日(無料)

■GARTEN OF BANBAN『Ⅱ』
Steam:2023年3月3日

■GARTEN OF BANBAN『Ⅲ』
Steam:2023年5月5日

■GARTEN OF BANBAN『Ⅳ』
Steam:2023年8月11日

■GARTEN OF BANBAN『Ⅴ』
Steam:未定

■GARTEN OF BANBAN『Ⅵ』
Steam:2023年12月20日

■GARTEN OF BANBAN『Ⅶ』
Steam:2024年5月


【用語解説】


■バンバン幼稚園

タイトルにもなっている『GARTEN OF BANBAN』と呼ばれる施設。
地上部分は普通の幼稚園らしいのだが、実は地下には広大なんて言葉では済まないレベルの幾層にも連なる秘密の巨大地下施設が広がっている。
……どうやら、幼稚園というのは表向きの話であり、その実態は謎の秘密組織による何かしらの実験場である模様。
そして、そこでは人工的に生命を与えられて生み出されたマスコット(クリーチャー)達が暮らしており、異変の中で彼等なりの思想・信条の下に主人公に接触してくるのだった。

■マスコット(クリーチャー/モンスター)

“バンバン幼稚園”の名前の由来ともなっているバンバンをはじめとした、幼稚園のオリジナルマスコットとして生み出されたキャラクター達。
幼稚園や施設内の壁に彼等のイラストや決め台詞的なメッセージの他、地下へ向かうにつれて各々の危険性を注意する警告文が残されている。
幼稚園に通う子供達の遊び相手でもあり、実際に着ぐるみとして存在するマスコット━━に見せかけて、実はガチで生きて動いている秘密組織が生み出した危険な能力を持つ人工生命体である。
……とはいえ、後述の誕生経緯もあってか意思疎通に留まらず普通に会話できる個体も存在している。
ゲーム中の主目的となる今回の異変の解決に関してはマスコット達も各々の目的や信念を持って行動しているようで、状況によっては主人公と共闘したりする場合もある。
一方、シチュエーションによっては反対に襲われることもあるので、接触に於いては決して気が抜けない存在である。
……そうした事情もあってか、章ごとに敵と味方の立ち位置が頻繁に入れ替わるのが本作の特徴であり、全く先が読めないストーリーが展開されていく。


■ジバニウム

原子番号“∞”で表される謎の新物質。
元素記号は“Gv”と思われる。
地下施設を運用する秘密組織が研究・実験を行っていた。
見た目は、蛍光色のライトグリーンの粘度のある液体……といった感じで、ドラム缶のような容器に入っていることが多い。
マスコット達は粘土細工のボディに、このジバニウムと何かしらの生物や人間の遺伝子情報を加える形で生み出されている模様。
マスコット達の肉体ではジバニウムが血液のように循環しているらしく、過剰に接種すると巨大化したり、反対に奪われると縮小化したり、新たに調合されたものは異常な形態変化や性格の狂暴化といった突然変異を引き起こす可能性がある。
また、報告書によればマスコット達は共通して恒常的な“全身の痛み”を訴えていたとのことで、生み出されたこと自体がマスコット達の苦痛となっているようである。


■ゲノムクロイ現象

マスコット達は粘土細工のボディにジバニウムと生物の遺伝子を組み込むことで誕生するのだが、一部の個体は複数の生物の遺伝子情報を持たされているようで、これがゲノムクロイ現象と呼ばれている。
この、ゲノムクロイ現象に於いては組み合わされた生物の特徴の内の片方は肉体を循環している内に体外に廃棄される……とのことだが、これは恐らくは外見的な特性に限った話であり、スティンガーフリンやトードスターやバウンセリアといった人型ではないマスコットが“ヒトの特徴が無いのに人語を解し高い知性を持っている”理由だと思われる。
この効果が発見されてからは組織も新しく創造するマスコットにはゲノムクロイ現象を見込んで「複数の遺伝子を組み込むべき」と主張していたらしい。
……恐らくは人語を解するマスコットの方が制御しやすくなると考えたのだろうが、高い知性を持たせた個体を増やしすぎたことが間違いなく異変の引き金となっているようだ


【主な登場人物】


■主人公(プレイヤー)

プレイヤーの分身となる存在。物語は主人公の視点を通じて体験させられることになる。
物語の舞台設定と章毎の最初に流れる項目冒頭のメッセージから行方不明となった子供を探しに来た親と予想されているが……。
ゲーム中では実際に施設内でシステムの作動に利用されていたらしいドローンと、ゲーム中の都合にしても何気に高い身体能力(例:異常なジャンプ力。スタミナ制限がないダッシュ。)で攻略を進めている。本当にただの人間なのだろうか?


■主人公の子供(?)

行く先々でメモを残している男の子。
状況から主人公の息子と予想されている。
クレアという好意を寄せている女の子とメイソン先生と逃げているらしく、スティンガーフリンに保護されていた時もあったらしい。


■クレア(Claire)

主人公の息子と思われる少年と行動を共にしている女の子。
息子は彼女にいい所を見せようと頑張っているらしい。

■メイソン先生

フルネームはウェバリー・メイソン(Weverly Mason)。
組織の人間だが子供達の保母(先生)役なので実験等に何処まで関わっていたかは不明。
子供の教育係として優秀らしく、後述のキャプテン・フィドルズを授業に加えた歳にもキャプテンのストレスを解消して短時間で子供達に馴染ませるのに貢献したらしい。
バンバリーナの遺伝子提供者。(バンパリーナよりよっぽど優秀。)
スティンガーフリンを嫌っており、ゾルフィウスを恐れている。

■ウスマン博士

フルネームはウスマン・アダム(Dr.Uthman Adam)。
組織の若き研究者で、マスコット達の創造にも深く関わっていると予想される。
バンバンの遺伝子提供者。
Ms.メイソンとは恋仲の可能性が高い。
バンバンは自身をDr.ウスマン自身だと頑なに思い込んでいる。


【マスコット達】

本作に於ける主人公と敵対する存在である一方で、場合によっては主人公の協力者となる。
各々にキャラクターとしての“設定”が存在してもいるのだが、その“設定”通りにパーソナリティが育っているマスコットもいれば、独自の(あるいは遺伝子元からの)パーソナリティを引き継いだマスコットも存在する等、様々。
“ジバニウム”の項目で説明した通り、粘土細工に命を吹き込んだ人工生命体なので“中身”は無い(居ない)筈なのだが、背中に手術痕(ファスナーにも見える)のようなものがある個体が殆ど……飾りなのか本当に中に何か詰まっているのか……?


バンバン(Banban)

本作のシンボル的キャラクターであり、恐らくはマスコット側の主人公でもある赤い体色のクリーチャーで性別は♂。
組織が生み出したマスコット達の中でも子供達の世話役(組織の商品)として表に出せる集団の長=“バンバンファミリー”のリーダーとするべく誕生させられたと考えられる。
謂わば、児童向けコンテンツに於ける主人公枠。……なのだが、色々と事情が違ってしまっていることが窺える。
トレードマークは、頭部の両端の角状部分に被った2つのパーティハット。
座右の銘は
Sharing is caring! Your pancreas is mine!(思いやりを分かち合おう!君の膵臓は僕のもの!)

最も人型に近い……というか組織の研究者であり報告書にて幾度も名前の登場してくるDr.ウスマン・アダム(U.A)の遺伝子情報のみを以て創造されているマスコット
報告書にて“Case#6”……DEVIL(悪魔)と記載されているのがバンバンだと思われる。むしろ日本人的には赤鬼と呼ぶほうがしっくりくる。
高い知性を持ち、完璧な会話も可能。
唯一の欠点は自身がクリーチャーであることは理解していながらも頑なに自分がDr.ウスマン自身だと思い込んでいること。
この点でのみは他者との齟齬を埋めることが出来ておらず、他のマスコット達からも一定以上の信頼を寄せられているにも関わらず、この話題についてのみは呆れられていたり、何よりも後述する措置を受ける切欠となっていたりなど、バンバン自身の運命をも歪めてしまっている感がある。
前述のようにタイトルと同じ幼稚園の名前からもバンバン幼稚園の園長=マスコット達のリーダーという設定だったのだろうが、実際の誕生後のバンバンと他のマスコットとの関係性とバンバンからの接し方はイーブンなものになっている。(ただし『Ⅱ』の描写から自身が園長という立場にあるのは理解していると思われる。)
『Ⅱ』から初登場し、以降は(幻覚の時もあったが)全てのチャプターに登場している。
経緯は不明(園長だからなのかウスマンとして責任を感じているのか)だが、行方不明になった子供達の行方を探して保護することを目指しているらしい。
主人公との初遭遇時には結果的に騙し討ちの形となり、気絶までさせられたことからプレイヤーに警戒されていた向きもあったが、以降は基本的に協力関係にあり『Ⅵ』のラストでは主人公を守るためにダダドゥ軍団に立ち向かうという少年漫画的な格好良さをみせた。*1


フェラル・バンバン(暴走したバンバン)(Feral Banban)

バンバンの暴走形態。
前述のように、自分をどうしても遺伝子提供者のDr.ウスマンと思い込み、頑なに人工生命体であるとは認めようとしなかったバンバンに対して、Dr.ウスマン自身と対面させてみせた時の“事故”*2もあり、このままでは制御不能となると判断した組織がバンバンの知性を下げる目的で投与された新型ジバニウムの効果により発現。
白目で牙を剥いた恐ろしい形相となり、体格もマッシヴに一回り大きくなり攻撃性が増して凶暴になり好物である人間の膵臓への欲求が抑えられなくなる。完全に赤鬼である。
この形態ではトレードマークのはずのパーティハットも消えているので、パーティハットを取ると変身すると考察する向きもあるが、別にそういう描写は見られない。
この形態への嫌悪はバンバン自身が出会って間もない頃から主人公に警告していた程で、チャプター『Ⅲ』で見せられる幻覚の中にて初遭遇。
その後、現実でもフリンに正気を失わされたバンバンが変身して主人公に襲いかかったが、乱入してきたジャンボジョッシュには敵わず倒され、有耶無耶になった後に正気に戻ったバンバンはこのことを甚く反省した末に、嫌悪していた暴走形態を自ら制御することに挑んだ模様。
そして、短い時間しかなかったはずだが、その発言通りにチャプター『Ⅵ』以降はバンバンも自由に変身することが可能となっており、いざという時の切り札として使われるようになっている。
戦闘能力はなかなかに高く、この形態ではナブナブを寄せ付けず、更には状況から洗脳された巨大なタマタキ&チャマタキを階下に放り込むことが出来る程と予想される。


悪魔(Devil)

??????


バンバリーナ(Banbaleena)

バンバンと同種・同型の番となる白い体色のマスコットで性別は♀。
“バンバンファミリー”の一員で、児童向けコンテンツに於ける主人公の恋人(ガールフレンド)枠。
……が、現実では組織の思惑通りには関係を構築できずにバンバンもバンバリーナも“どこか壊れた”状態となってしまっている。
左角にトレードマークのピンク色のリボンを付けていたり、顔にもピンク系統のメイクをしていたりとイラストでは可愛らしいのだが、実際に遭遇する(3Dモデルの)バンバリーナはメイクが半ば剥げてる状態だったりと狂気を感じる姿になってしまっている。
座右の銘は
kindness is free,(親切心は美徳。)so sprinkle it evergwhere!(いつだって優しい心を忘れずにね!)

遺伝子提供者は幼稚園にて子供達の面倒を見ていた先生(保母)役のMs.ウェバリー・メイソンだと思われ、トードスターからはバンバリーナ自体が“Ms.メイソン”と呼ばれている。
非常に教育熱心で毎日の授業に命を賭けている……が、どうやら心が壊れているらしく、彼女の執り行う“授業”とは、生徒に見立てたボウリングのピンやジョウロ、サングラスをかけたバスケットボールを生徒に見立てた“授業ごっこ”である。
『Ⅱ』にて初登場し、オピラバードに追われていた主人公に声をかけて救ってくれたかに見えたが、そのまま逆らったら問答無用で殺しにかかってくる上記の“授業ごっこ”に強制参加させてプレイヤーを恐怖のドン底に突き落とした。
その後、何とか授業を抜け出した主人公の後を“授業から消えた生徒がいる”として追っているようなのだが、無機物と生物の区別がついていなかったり、主人公を追っているのに目の前の主人公が誰なのか解っていない━━等、認識がバグっている様子が窺える。
報告書にて“Case#7”とされているのがバンバリーナのことだと思われる。
当初は全身の痛みを訴えつつも性格に落ち着きがあり組織にも協力的だったが、心を閉ざしていたバンバン(Case#6)と接触させてみた際の予想外の結果*3からバンバリーナ自身も制御不能に→バンバン同様に新型ジバニウムを投与→現在の壊れた状態になってしまったらしい。
実際、遺伝子提供元のMs.メイソンが相当に優秀な女性であるらしい事を鑑みると、バンバリーナは本来の能力や知性を相当に削がれている可能性がある。


ジャンボジョッシュ(Jumbo Josh)

緑色の巨体と比類なきパワーを誇る凶暴なマスコットで性別は♂。フィジカルではマスコット最強候補筆頭
座右の銘は
Eat vegetables and fruits(野菜と果物をいーっぱい食べて、)to become strong. LIKE ME!(ボクのように強くなろう!)

『Ⅰ』から登場。
“バンバンファミリー”の一員として常に集合イラストに描かれ、他のマスコットと同様に上記の通りの固有の座右の銘も持っているのだが、実際にプレイヤーが出会うことになるのは会話もまともなコミュニケーションも不能の単に暴れまわるだけの怪物であり、その行動の読めなさと危険性はゲーム中でも屈指のもの。
その厄介さは他のマスコット達にとっても同じらしく、好意的に存在を捉えようとしているのはバンバン位のもので、他のマスコット達からは恐怖の対象となっている。かくいうバンバンも痛い目にあわされているのだが。
チャプター『Ⅰ』のラストから登場。
主人公の乗り込んだリフトを襲い破壊してしまうが、自分が下敷きになってしまい結果的に主人公は無傷で助かり、ジャンボジョッシュは気絶してしまうという結果に。
しかし、何事もなかったように復活すると『Ⅲ』にて主人公の他にもバンバリーナとナブナブを捕えて自分の部屋に監禁して玩具のように扱い*4……と破壊性だけではない病的と言えるレベルの偏執的な一面も見せた。
主人公の脱出後は特に目的も想像できないのに主人公やバンバン同様に地下へと降りてきており、地下王国へと侵入してきた『Ⅵ』ではトードスターに罠にはめられて、やっと無力化されたかと思いきや地下王国の崩壊と共に解放。
『VII』ではシティジョンに現れて大暴れした後に行方をくらませていたが、ダダドゥの洗脳すら通じない“バカ”である点を利用されて、シリンジョンと主人公によって文字通りのダダドゥと軍団の破壊に使われた。
……が、肝心の女王の“王笏”をロリポップの如くかじって破壊してしまうことに。
報告書にて“Case#1”として記載されているのがジャンボジョッシュだと予想されている。
そのナンバーと報告書の内容からジバニウムを利用した新生命体の最初の成功例だった━━と、考えられる。
そうした誕生経緯もあってか、特に遺伝子の提供元となった生物の情報は語られていないものの、トードスターやシリンジョンからは侮蔑を込めて“ゴリラ”呼ばわりされている。


ナブナブ(Nabnab)

青い体色で三眼。身体の正面で縦に裂けた牙もビッシリの大きな口を持つマスコット。性別は♂。
蜘蛛とジバニウムを組み合わされて生み出されたマスコットのようで、危険性についてはマスコット達の中でも随一でゲーム中に敵として出てきた回数も一番多い。
“蜘蛛”がモチーフでゲーム中でも“蜘蛛”と呼ばれているが四肢の数は4本である。
児童向けコンテンツに於ける偽悪・ライバルの立ち位置のキャラクターのようで“バンバンファミリー”の一員だが少し外れた位置に描かれている。
尚、後述のようにバンバンはそれを無視してナブナブを助けようとしているようだが余り報われておらず、他のマスコットからは普通に嫌われている。
モノクロのパーティーハットがトレードマーク。
座右の銘は
It's okay to have no friends and be(友達なんかいなくたって平気だろ) miserable like me!(……オレ様みたいにな!)おいやめろ。

『Ⅱ』から登場。
『Ⅰ』でのマスコット達の集合イラストには描かれていなかったのだが、地下研究施設に入り込んだ後の集合イラストから“少し離れた位置に描かれる”という形で加わるようになる。
『Ⅱ』では開始直後からSpider is Real(蜘蛛は存在する)…として、襲撃から逃げていた職員によると思われる警告メッセージが残されており、バリケード等が作られ(結局は捕食されたのたろうが)ナブナブを警戒していた様子が窺える。
実際、その直後からプレイヤーも襲われるようになり、その後のチャプターでも襲われることがある……といった状況。
言葉を発した場面がなく、プレイヤーが意思疎通を図れた場面も存在していない。
他のマスコットとは意思疎通が可能なようのだが、仲間になったかと思いきや直ぐに敵対行動を取ることもあり……と行動が読めない。
一説には、ぼっち属性が付けられていることから“自分の存在を認めさせるため”の構ってちゃん行動なのでは?とも分析されるが詳細は不明。
また、バンバンと対となるライバル的ポジションとして生み出されたのでは?との考察も存在する。(園長↔はみ出し者。赤↔青。Banban↔Nabnab…etc.)
ただし、少なくともバンバンの側からは特に敵対しているという意識はないようでナブナブも仲間の勘定に入れていると思われる。『Ⅵ』ではダダドゥ卿撃退の為に容赦なく利用してたりしたが。
報告書で“Case#8”と呼ばれているのがナブナブと思われ、その凶暴さと危険性については再三に指摘・忠告されており、実際に多くの研究員や警備兵が犠牲になっているらしい。
『Ⅲ』からフリンが見せる幻覚の登場メンバーでもあるのだが、当初は車に乗せてもらえていなかったりとやっぱりハブられ枠っぽいが事故後は仲間の枠には加われた模様。


ナブナリーナ(Nabnaleena)

ナブナブと同種・同型の番となる黒い体色のマスコットで性別は♀。
未完成だったためか“バンバンファミリー”には入っていないが、完成していた場合には立ち位置的にも入れられていたのだろう、『Ⅲ』から集合絵イラストにナブナブ同様“少し離れた位置に描かれる”という形で加わっている。
トレードマークは頭部右側の緑のリボン。
座右の銘は
Ther’e a right somebodg for evergbodg.(誰にだって相応しい相手がいるもんよ。) You just need tolook!(アンタも見つけないとね!)

『Ⅲ』にて初登場。
しかし、初登場の時点ではボディがあるだけの未完成状態であり、プレイヤーはナブナブの身を案じるバンバンの指示に従い、ナブナブの情緒を安定させるため*5にナブナリーナに適量のジバニウムを注入する作業を行うことになる。
成功するとナブナリーナは起き上がり、特殊な音波により呼び出されたナブナブと共に消えていった━━と思われたのだが、その直後にジャンボジョッシュにナブナブが拐われてしまったらしく、何も出来ずに逃げ出していくナブナリーナの姿が見られた。
その後は行方知れずとなり、再会も適わないナブナブもプレイヤーに再び襲いかかるように。
しかし、いつの間にナブナリーナも地下に降りてきていたのか『Ⅵ』のラストにて洗脳されてダダドゥ軍団の一員となって登場した。
ナブナブがバンバンの対になるキャラクターとの考察があることから、体色からもナブナリーナはバンバリーナと対となるキャラクターなのだと思われる。(白↔黒。パートナーの立ち位置。リボンの位置。)



オピラバード(Opila Bird)タルタバード(Talta Bird)

カラフルな鳥型のマスコットで、空は飛ばずにダチョウ等のように高速で走って移動する。キョロちゃんぽい。
“バンバンファミリー”の一員。
ただし、タルタは追加枠のキャラクターのためか集合イラストには描かれていない。
オピラバードが♀で、タルタバードが♂。
また、両者の間にはベビーオピラ(タルタ)/オピラ(タルタ)チック/リトル・ビーク……と呼ばれる雛(子供)達が存在しており、その内の一匹はチャプター『Ⅲ』から『Ⅳ』にかけてプレイヤーの相棒兼癒やし兼敵として大活躍した。
座右の銘(オピラ)は
Laughter is the best medicine,(笑いは最高の薬。) so be sure to SMILE!(だから、いつでも笑って!)

オピラバードは『Ⅰ』から登場。(何気に『Ⅶ』まで皆勤賞。)
最も最初に遭遇する敵*6であり、この時には地下に突き落として撃退した……かと思いきや生きており、その後のチャプターでも襲われることに。
しかし、チャプター『Ⅲ』のラストにて、プレイヤーがベビー(チック)の一匹を確保した状態で番(夫)であるタルタの背中に乗れるとオピラも付き従ってくれるようになり、オピラ一家の力を借りて暴走したバンバンから逃走することに。
その後、前述のバンバンの項目の通りの経緯でジャンボジョッシュの襲撃によりジョッシュ、バンバン、フリンが地下に落ちていったのだがオピラとタルタもフロアの崩落に巻き込まれてベビー(チック)をプレイヤーに託した状態で消えていった。
ベビー(チック)は『Ⅳ』ではプレイヤーの助けとなり、ナブナブに襲われるエリアにて居場所を知らせてくれる係として活躍。
しかし、『Ⅳ』のラストではバウンセリアの下に居たのだが、ビターギグルとの対峙の際に誤ってジバニウム溶液の中に落下。
元の面影もないほどに巨大化してキティザウルスに襲いかかり何処かへと消えていった。
『Ⅵ』では縄張りとしたエリアにて獲物を見つけると襲いかかるモンスターと化していたのだが、主人公とバンバンの策略にハマり壁の仕掛けでペシャンコに。
大量のジバニウムが絞り出されたことで元のベビー(チック)の姿に戻った。
そして『Ⅵ』にてオピラ、タルタ共に洗脳されてダダドゥ軍団の一員になっていた。
尚、オピラは『Ⅲ』以降にフリンが見せてくる幻覚のメンバーでもあるのだが大抵叫ぶか寝ているかで喋れないこともあってか余り存在感が無い。


キャプテン・フィドルズ(Captain Fiddles)

基本的には小さい体躯で頭が無く、胴体に直接に手足と顔が付いたような見た目のマスコット。
腕の方が長いのは“キタムリキ”と呼ばれる猿の遺伝子情報とジバニウムを組み合わせて生み出されたからの模様。
複数形であることからも解るように、基本色となる紫色のキャプテン以外の個体も居たようだ。性別は♂。……と思われるが全個体がそうなのかは不明。
座右の銘(?)は
Ooga Booga!(ウーガ、ブーガ!)Booga Ooga!(ブーガ!ウーガ!)(鳴き声)」

“バンバンファミリー”の一員なのだが、実はゲーム本編では少し特殊な形でしか登場していない。
チャプター『Ⅱ』にて初登場するが、その時には基本カラーではないフィドル達の死体からジバニウムを回収するというのが目的で、唯一生きている薄水色の個体も何故かジャンボジョッシュ並かそれ以上に巨大化していてまともに立って歩いている姿は見られない。
死体の方も、何体かは目玉が零れ落ちてしまっていたりと凄惨な有り様なのだが原因は不明。
死体で登場するのはマゼンタ茶色で、巨大化しているのがアクア(シアン)である。
チャプター『Ⅲ』にてフリンの見せてくる幻覚の中で基本カラーのキャプテンが登場。
幻覚の中では妙にバンバンに信頼されている様子が窺えるが、キャプテン自身は全く会話できないのでシュールさが際立つ。
しかし『Ⅶ』の幻覚では言い争いをしてるバンバンとフリンをよそに足をプラプラさせてたのが可愛いと評判。
報告書では“Case#12G”とされているのがキャプテンらしく、キタムリキとジバニウムから生み出されたというのは前述の通りだが、更に幼児程度の(制御しやすい)知能を持たせられた唯一の“成功例”として研究者からも喜ばれているらしいことが窺える。
実際に、マスコット達の中では唯一、直に子供達の間に入れて経過を観察できたマスコットだったらしい。
猿を元にしている為か非常に高い身体能力も持つらしいのだが、ゲーム中では上述までの通りの有り様なので発揮された場面はない。


スロウセリーヌ(Slow Seline)

剥き出しの歯で笑顔を向けてくるカタツムリのマスコット。性別は♀。
座右の銘は
I may be slow,(足の遅〜い私だけれども〜) but I am quick to help anyone in need!(困っていたら〜す〜ぐに駆けつけるわよ〜!)

“バンバンファミリー”からは外れているマスコットで、報告所によれば生み出されはしたものの「使えない」と判断して地下に捨てられた内の一体。
チャプター『Ⅱ』にて初登場し、他のマスコット達の部屋に通じた長い廊下に陣取り、侵入者が居れば轢き殺してしまう
一応、遭遇時にはHello?(こんちわ〜〜〜〜)位の感覚で声をかけてくるのだが、プレイヤー側と意思疎通や会話をする気は一切なく、目玉を横方向に伸ばした後に正面に戻した所で目にも止まらぬ速さで突進する即死攻撃を仕掛けてくる。
つまり、名前もカタツムリというキャラクターも座右の銘も大嘘という危険極まりないマスコットであり、当初は意思疎通も図れないことから地下送りになった模様。
尚、チャプター『Ⅲ』にてフリンの見せた幻覚の中でプレイヤーがフリンと思われる姿にされた時には普通に身を案じる助言をしているので普通に会話できる可能性が指摘されていたが、後に発見できる報告書にて裏付けられる。
報告書ではCase#11とされているのがスロウセリーヌらしく、当初はカタツムリの遺伝子のみだったので喋ることも出来ずに全身の痛みで暴れ回る彼女に手を焼いていた組織だったが、ゲノムクロイ現象の有用性を認められたのか、後天的にヒトの遺伝子を加えられたことでも会話が可能になり、更には自身の苦痛を言葉にできるようになったことが精神の安定に繋がったらしい。
スロウセリーヌも、特に目的が想像できないままに地下へと降りてきていたマスコットだったが、チャプター『Ⅶ』ではジャンボジョッシュと共にダダドゥ卿の洗脳が素で効かない個体の一つだとシリンジョンより明かされている。
しかし、バカだから効かないと明言されたジョッシュと違ってセリーヌはどうして効かないのか現状不明。とある資料から「洗脳できないのは彼女が目で追えない程速すぎるからでは?」と考察されることもあるが…?


スティンガーフリン(Stinger Flynn)

巨大なオレンジ色の1つ目のクラゲ。性別は♂。
……が、初登場した『Ⅲ』以降はジバニウムを抜き取られている為か身体が萎んだ状態となっており他のマスコットと同程度(普通の人間よりちょっと大きい)の体躯となっている。
一応は“バンバンファミリー”の一員。
ゲノムクロイ現象を起こした個体の一つで、クラゲながら高い知性を持つ。
ある目的(当人曰く保護)で子ども達を拐って匿ったらしく、フリンもまた行方不明の子供を助けるのを目指している……とは言うものの、目指すところはプレイヤーやバンバンとは違っているらしく、現状ではこいつのせいで事態がややこしくなってるんじゃないか疑惑まで寄せられている筆頭。
実際、知能こそ高いがよくよく話を聞くと他責思考の極みで性格の悪さが窺え、確かに道中で手に入れられる子供の残したメモでは異常に子供から信用されているようだが、保護者のMs.メイソンからは非常に嫌われていたり、ゲーム中でもプレイヤーに強引に幻覚を見せてきたりで子供達にも幻覚を見せてマインドコントロールしてるんじゃないか疑惑まである“信用できない語り手”である。
座右の銘は
Having many arms allows(私のたくさんの腕は) me to help a lot many people!(多くの人々を助けるためにあるのだ!)
じゃあ有言実行しろよ。

チャプター『Ⅲ』にて初登場。
『Ⅱ』から報告書では登場してきており、その危険性が語られていた。
プレイヤーと出会った当初は穏便な態度ではじめは味方かと思う向きもあったが、現在は上述の通りで敵ではないかもだが厄介な存在として認識されているのが殆ど。
『Ⅲ』ではジャンボジョッシュがナブナブを拐ったタイミングでフリンもバンバンに不意打ちして拐ったと思われることから、バンバンの作戦を逆利用してジョッシュをけしかけた疑惑すらある。
……そのままにしておけばナブナブはナブナリーナとラブラブになって無害化できてたかもしれないのに……。
その後、自分の毒でバンバンを暴走化させてプレイヤー(&オピラ一家)を襲わせるが、ジョッシュの乱入で暴走バンバンも倒された所で介入……するも、最大に身体が大きい状態でもジョッシュには敵わずに叩きつけられた衝撃でフロアが崩落。
『Ⅳ』では地下王国にてトードスターにとっ捕まりプレイヤーに恨みごとを言うだけのクソクラゲとなった訳である。
……まぁ、一応は進行に必要なフラグにはなっているので味方ポジなのだろうけれども。
ダダドゥ卿に洗脳されていない1体。彼曰く「自分が手下になるリスクはない」。
とある資料から「知能が高すぎて洗脳できない」という考察がされている他、萎んだ姿では“使えない”から放置されているのではないかという見方もなくはない。
とあるイベントで判明するシンボルはカミナリ(⚡)マーク。関連性がないわけではないが身に付けてないので他メンバーよりわかりづらい


タマタキ&チャマタキ(Tamataki&Chamataki)

一つの肉体にカメとカメレオンが共存しているという巨大でモンスターじみたマスコット。性別はどちらも♂。……だと思われる。
座右の銘は、
タマタキが
We carry our home wherever we go!(僕達は何処にでも家を持ち運ぶよ!) It’s turtley worth it!(何しろ、これは亀の甲羅なんだからね!)
チャマタキが
Practicing safety saves lives! Practice safety everywhere!(命が惜しけりゃ安心安全!いつでも何処でも安全確認ってね!)

『Ⅲ』の中盤にて唐突に登場してプレイヤーに襲いかかってきたボス的なキャラクター。
ゲノムクロイ現象がはじめて認められた個体(?)だと思われるのだが、爬虫類同士の掛け合わせだった為か例外的に両方の遺伝子情報が消されずに玄武を思わせるキメラと化してしまった模様。……巨体なのもそのせいなのかも。
この失敗を活かしてか、以降のゲノムクロイ現象を狙った個体では知性以外は淘汰される“ヒト”の遺伝子が組み込まれるようになったとも想像できる。
タマタキがカメで、口から水を固めたような玉を吐くことが可能。
チャマタキがカメレオンで遠くまで舌を伸ばして攻撃が可能となかなかに凶暴である。
プレイヤーに倒されて地下に落とされたが生きており地下王国侵入前に再び襲いかかってきたが巨体のために廊下に引っかかった。
その後の動向は不明だったがダダドゥ卿に洗脳されて軍団に加わっていた。ぶっちゃけ、元から危険だったのは変わらないような……。あと『Ⅳ』から玉と舌も使わず突進しかしてない気がする


シェリフ・トードスター(Sheriff Tordstar)

その名の通りヒキガエルの保安官で性別は♂。
ゲノムクロイ現象が起きた個体の一つで、高い知性と豊かな感情表現を持つ。
“バンバンファミリー”からは外されてしまったマスコットの一体で、その名の通り当人も保安官として正義の執行者……として振る舞っているのだが、過去に“やり過ぎ”てしまったことが地下送りの原因となった模様。
座右の銘は
Treat others how you would like to be treated!(自分が嫌なら人にもやるな!) With respect!(敬意を持て!)

存在は『Ⅱ』から集合イラストや彼のミッション部屋などで示されていたが初登場は『Ⅳ』から。
かつては“やり過ぎ”により地下送りになったものの知性は高く、ある程度の信頼はバンバンからもされており、とある場所では「保安官を探せ」というメッセージが示されていた。
地下送りにされてメンタル崩壊気味だったものの、バウていンセリアに保護され“女王を守る騎士(保安官)”としての生きる道を見出したのか、ゲーム中では報告書程には狂った様子は見られず『Ⅳ』ではプレイヤーに協力してくれて「相棒」とまで呼んでいた。
また、バンバンと違って自らが“マスコット(醜いクリーチャー)”だと自覚して半ば諦めた感情を持っている模様。
一方、節々に傲慢*7だったりナルシスト的*8な本性が垣間見え、更にはメンタル的に弱さがあることが窺え、地下王国が崩壊した後は再び自信を喪失しかけていたが、『Ⅵ』にて(勝手に)裏切られたと思い込んできたプレイヤーと『Ⅶ』で再会したことでギリギリと留まれたようだ。
当人の正確な戦闘能力は不明だが、必殺の保安官バッヂ投げはビターギグルを一撃で撃退する威力を持つ。『Ⅶ』ではそのせいで取り返しのつかない心の痛みを味わうことに。
それ以上に優れているのがトラップの腕前で初登場となる『Ⅳ』では『Ⅲ』のラストのフロア崩壊の影響で予期せぬ乱入者が地下王国に多数入り込んできた状況で、バンバン、フリン、バンバリーナ、オピラ&タルタ、何故か来ていたスロウセリーヌといった面々を拘束。……話が通じるバンバン以外は拘置するという成果を見せた。
特に、ゲーム中でも見られるあのジャンボジョッシュをトラップで無力化するという手腕には一躍最強議論が巻き起こったが、当人曰く「(餌となる)偽ブロッコリーが無ければ無理」とのこと。

報告書にて“Case#9”として記載されているのがトードスターだと思われる。
報告書によれば、彼に“保安官”の役目を教え込むために“保安官”の登場するコンテンツを見せまくって人格形成したらしいのだが、そのせいで上述までの通りの融通のきかない思い込みの激しい性格になったと組織から予想されている。やらかしやないか。
その融通の利かなさが子どもの保護に向かない=地下送りの原因となっていると思われるあたりがなんとも。
バンバン=Case#6と過去の不安定となった時期に対面していた過去があるらしいがゲーム中では特に関連したやり取りは無し。
報告書によればCase#6はCase#9に“危険な指示”をしたらしい……が?
しかし、その後にトードスターは再び制御可能(人の話を聞く)ようになったそうなので、組織(人間)にとって不都合そうな内容というだけの話だった可能性もある。


ビターギグル(BitterGiggle)

どう見てもサイクロンジョーカー人型の2体のマスコットが半分ずつ合体したような見た目のマスコット。性別は♂。
座右の銘は
Nothing is as precious as smiles!(みんなの笑顔ってサイコーだよね!) Tell a joke wherever you walk!(君もジョークを欠かすなよな!)

チャプター『Ⅳ』から登場。
『Ⅳ』ではメインの敵キャラクターとなる。
元々は女王陛下(バウンセリア)に仕える宮廷道化師(Jester)であるが、現在は“ある事情”から女王に近づくことを禁止されており、友人のはずのトードスターからも警戒されている。
……名前が複雑なためかファンの間では“ジェスター”と呼ばれているとか。
現時点では彼メインの報告書が見当たらないこともあってか、どうして2つのマスコットが組み合わさったような見た目なのか……等の理由は不明。
少なくとも高い知性を持つことからヒト型のマスコットかゲノムクロイ現象を起こした個体であり、トリックスター的な性質から制御不能と判断されて“バンバンファミリー”から外されて地下へと送られたのだろう。
元々は女王への忠誠も深く、疑り深いトードスターも友人と呼ぶほどに友好な関係にあったようなのだが、ダダドゥ卿を巡る一連の騒動にて“笑ってくれる相手(女王)がいるだけで叶っていたビターギグルの幸福”は壊されてしまい、それが更なる悲劇の始まりとなった。
ゲーム中の展開からかなりのワルと思わせておいて、実際には単に“道化師の本分”として誰かに笑ってほしかっただけ……という純粋さを持つ複雑な印象のキャラクター。
実際、地下王国崩壊(と女王の袋開放)を呼び込んだ大罪人としてトードスターからは怒りを買っていたが、当人は反省しており『Ⅵ』ではプレイヤーやバンバンに協力して身体を張って守ってくれたりもした。
……が、それでも“道化師の本分”を忘れることが出来ず、敵対する“悪戯っ子”達の不気味な笑いが自分に向けられているのだという思い込み(願望)には勝てず、土壇場で自ら敵側に身を預ける(捨てる)ような行動を取らせることに。
『Ⅶ』ではまんまと洗脳されてプレイヤーに襲いかかる。そして……。
ちなみに、メインとなる個体の他にも中途半端な状態で放置された他のビターギグルも存在するのだが、当人の言葉を信じれば彼等はビターギグル自身が「自分より面白い者」を作るために生み出した存在だったようである。


キティザウルス(Kittysaurus)

その名の通り猫と恐竜が組み合わされたモンスターのような大型のマスコットで、恐らくはタマタキ&チャマタキと同様の経緯で生み出されたと考えられるが、別種のカテゴリー同士の遺伝子の組み合わせでもゲノムクロイ現象では淘汰されずにキメラとなってしまったようだ。(このために外見的特性は淘汰されるヒトの遺伝子を使うようになったと考えられる。)
座右の銘は
Meow at friends!(仲間にはニャ〜!) Roar at the face of enemies!(敵にはギャオオオオーン!)

チャプター『Ⅳ』にてビターギグルに操られて登場。プレイヤーにも襲いかかった。
その巨体と知性の低さから“バンバンファミリー”には入れられずに地下へと送られたのだろう。
『Ⅳ』のラストにて巨大化すると共に異形と化したオピラベビー(チック)に掴み出されて消えていったが、続く『Ⅵ』にて無事が確認され、巻き込んでしまったビターギグルも喜んでいた。
モンスターのような存在なのかと思いきや、続くチャプター『Ⅵ』ではビターギグル曰く「彼女(●●)は僕のジョークで笑ってくれる大事な友達なんだ!」……とのこと。
そこまで高い知性は無さそうなのでビターギグルの一方通行の思い込みなのかもしれないが実際には女王とトードスターを失い孤独になった道化師の心を癒やしてくれていた存在だったらしい。あと、性別が♀……だったのもポイント高し。
しかし『Ⅵ』ラストではダダドゥ卿に洗脳されてしまうことに……。


クイーン・バウンセリア(Queen Bounselia)

紫色の体色のカンガルーのマスコットで、王冠を戴くマスコット達の女王陛下。性別は♀。
背中には妖精を思わせる羽根が付いている。
ゲノムクロイ現象を起こした個体の一つで非常に高い知性と情緒を持つ。
……にも関わらず“バンバンファミリー”からは除外されて地下送りにされた内の一体。
━━特に、人格的に問題は無いようなのだが……。ぶっちゃけると元はファンメイドの二次創作キャラを公式に取り入れたので設定段階からの後付け・追加キャラである。*9
座右の銘は
Jump as much as you like,(ジャンプし続けなさいな!) but never to conclusions!(答えが見つからなくても!)

『Ⅲ』にて存在が示唆され、チャプター『Ⅳ』から登場。
報告書では“Case#14”と記載されているのがバウンセリアで間違いないと思われる。
組織により地下送りにされた後に仮初の王国の支配者とされた偽りの女王━━と、組織はそれだけのつもりだったのだが、女王に協力する叡智を持つ者達により飾りとして持たせただけの王笏には真の魔力が宿らされたことで、バウンセリアの権威と支配は本物になったようである。
……が、現在、女王の腹の袋の中には外に出してはならない女王の悪戯っ子達が封印されており、それは女王が笑ってしまうことで解放されてしまう恐れがある。
女王の忠実な臣下として先述の騎士(保安官)のトードスターの他に道化師のビターギグルが居たのだが、封印の維持に関わる事情のために女王から遠ざけられるようになった。
しかし、前述の通りでそれに納得のいかないビターギグルは何とか女王の間に近づく方法を探っている……という奇妙で危険な状態にあった。
プレイヤーのことは気に入っており、多くのマスコットが自分達への仕打ち(そもそもが歪な生命であること。ジバニウムにより全身に痛みが走ること。無慈悲にも地下に捨てられたこと。…etc.)から人間に対して恨みを抱いているのに対して女王は「力のない身でマスコットに立ち向かってきた」勇気を称えて王国民の地位を与えると共に目的に協力してくれることを約束した。
しかし、チャプター『Ⅳ』の終盤にて警戒していたビターギグルが謁見の間に到着。
まんまと笑わされた女王の腹からはジバニウムの生み出す閃光と共にブラックホールのような重力場から復讐鬼と悪戯っ子達が解き放たれてしまうことに……。



ダダドゥ卿(Sir.Dadadoo)

黒い体色のヒルのマスコットで性別は♂。
非常に高い知性と、女王以外で王笏の魔力を使えた唯一の存在。
戦闘能力も高く、普通のサイズなのに巨大化させられたナブナブをも退けるだけの力を持つ。ジャンボジョッシュにはボコボコにされたけどな!
現時点では作中最大のヴィラン。
座右の銘は
Maturing is realizing(“大人になる”とは) leeches come in all shapes and sizes(ヒルにも様々な形と大きさがあると知ることである。)

ゲノムクロイ現象を利用して高い知性を獲得させられた個体の一つと思われ、組織の思惑から外れてマスコット達を率いての人間達からの解放を目指していた革命家にして英雄だった。
しかし、その危険性故に“バンバンファミリー”から外されて地下送りとなるが、そこでも同志達の力を得て王笏に真の魔力が宿らされたこともあり尚も反抗計画を進めていたようだが、流石に看過できないと考えた組織による説得を受けて寝返った同志であった筈のバウンセリア、シリンジョン、トードスター、ビターギグル……に裏切られて女王の腹の袋の中にバウンセリアとの子供*10である悪戯っ子=ノーティワンズと共に封印されていたらしい。
……しかし、このことにより袋の封印が解けないように笑うことを禁じられた女王はビターギグルを遠ざけ、それが前述のビターギグルの鬱憤と女王を再び笑わせる計画に繋がってしまった……ということだったらしい。だいたいビターギグルが悪くねえか?
かつて、人間達にも勝利し得たのに封印されたダダドゥ卿は怒り心頭だったようで、チャプター『Ⅵ』から『Ⅶ』までメインヴィランとして大暴れ。
『Ⅵ』のラストでは王笏の魔力でマスコット達を洗脳して絶望的な状況を描き出してみせた。


ノーティワンズ(The Naughty Ones)

バウンセリアの腹の袋の中から解放された悪戯っ子=バウンセリアとダダドゥの子供達。
座右の銘(?)は
Finish your homework(宿題やれよな。) and be nice if you don't want to join us!(ボク達の仲間になりたくないんならな!)

組織にとっては全く予期せぬマスコット同士の遺伝子交配により誕生したらしく、このことは組織の人間にとって大きなショック*11となったらしい。
ヒルのマスコットだが、(腹を痛めた訳ではないのだろうが)バウンセリアの遺伝子も引き継ぐために、何処となくカンガルー的な要素がある。
ダダドゥの忠実な子分達であり、破壊と暗闇を好む。
強い光には弱く、明るい所では弱るどころか動かなくなった=死んでしまった個体も存在している。(ひ弱なプレイヤーがシリンジョンから引き剥がすのを手伝っただけで動かなくなったのもこれが原因か?)



シリンジョン(Syringeon)

外科医(surgeon)”と呼ばれる、天才的な頭脳を持つマスコット。
しかし、その能力の高さ故に“バンバンファミリー”からは外されて地下送りとされたが、他の地下送りにされたマスコットとは違い、その頭脳と技術力から組織とは秘密裏に協力関係にあった模様。
座右の銘は
Be the surgeon to someone's broken heart(誰かの心すら癒せる外科医になろう)

報告書で“Case#4”とされているのがシリンジョンだと思われる。
……が、当人の言葉を信じればNoが更に古いはずのジャンボジョッシュの創造にも関わっていたとのことだが……。
ゲノムクロイ現象により生み出されたか、或いはスロウセリーヌのように後天的にヒトの遺伝子が加えられた個体の一つと思われるのだが、その中でも特に高い知性を獲得したことで制御不能になっていないと見せかけて色々とやらかしていた系のアレなマスコット。だいたい組織のせい。
ただの飾りだったはずの女王の王笏に“真の魔力”=自らの遺伝子情報を触れた相手に送り込み支配してしまう機能を持たせたのもシリンジョンだし、バウンセリアとダダドゥの遺伝子を利用して新たなマスコット(人工生命体)を作れることを証明してみせたのもシリンジョン。
つまりは、当人にはダダドゥ卿のような野心が無いだけで実質的な黒幕にして元凶である
にも関わらず、組織はシリンジョンの力を利用するためにシリンジョンがジバニウムシチズンとジバニウムインファンツ*12と呼ばれる簡易的なマスコットを作ることすら許していた。
どころか、素材次第では他のマスコットの複製すら行っていた可能性も。
組織の目の届かなくなった現在では地下に“シティジョン”と名付けた独裁体制を敷いた街まで築き上げたりとやりたい放題だった。*13
しかし、それでも理性はある方で『Ⅶ』では最初は捕まえたプレイヤーを手術(オペ)しようとしていたのだが、ノーティワンズに襲われているのを助けることで一転して仲間としてダダドゥ卿の打倒に力を貸してくれることに。
ラストにて存在が明らかになる悪魔のことも知っているようだが……?


ゾルフィウス(Zolphius)

Zolphius can only stay asleep(ゾルフィウスは目覚めない。) it nobody goes to investigate(何者も詮索しないのなら。)

宙空に浮かぶ巨大な顔……という奇妙な形態のマスコット(?)。

その姿からマスコットでは最も恐れられているようなのだが、ゲーム中では現時点では無害そのもの。
バンバンがチャプター『Ⅳ』にて「信用できる友人」と語っていたのがゾルフィウスと解釈する向きもあるが、この解釈が正しいのかどうかは現状では不明。
何しろ、あのシリンジョンにすら尻尾を掴まれていない可能性があるのだから。
一応は喋れるので知性はあるようだがスペイン語で「すまない(Lo Siento)……」と呟いただけとされるので、正確には不明である。
……何かしらの特殊能力があるらしい?


■ミスターカボブマン(Mr.KabobMan)

座右の銘は
Be gourself no matter(どんな時でも“君”であれ。) the cost,unlinke me!(“誰”でもない僕ではないのだから!)
他のジバニウムを利用したマスコットとは違い、施設内の仕掛けを解く為の機能を持たされた擬マスコットとも呼ぶべき存在。
鉄の棒を組み合わせて車輪を付けただけのような外見だが何気に高性能のようだ。
バンバンを意識した声や台詞が記録されているので、予定通りに施設が機能していた場合にはバンバン園長の代理的な役割を持たされていたのかもしれない。(起動方法もバンバンの帽子を被せることだった。)
自分の意志があるかどうかは不明だが、チャプター『Ⅲ』にてお目見えした後にも『Ⅳ』『Ⅵ』『Ⅶ』にて登場。
……『Ⅳ』と『Ⅵ』はともかく『Ⅶ』はフロアの位置的に誰かが持ち込まなければならなかったはずなのだが……。


【特別ゲスト】


■チャールズ(Charles)

トーマスもどきの化け物機関車が襲ってくることで有名な『Choo-ChooCharles』のクリーチャー。
チャプター『Ⅳ』にてフリンに見せられる幻覚の中で唐突に登場。
チャールズに捕らえられたバンバンを助けるべくフリンとナブナブが立ち向かうという本編では見られなさそうな姿が描かれた。





追記修正はマスコットの脅威を躱しつつ子供の行方を見つけ出してからお願いします。

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最終更新:2024年06月11日 15:53

*1 その後━予告『Ⅶ』の予告トレイラーにてボロボロになった姿が描写されて心配されていたが結局は『Ⅶ』の本編には登場せずファンをヤキモキさせた。

*2 報告書によれば、混乱の末に我を無くして博士に襲いかかり怪我を負わせたという。

*3 塞ぎ込んでいるバンバンに話しかけられずにいたが、突如としてバンバンの方からバンバリーナを抱擁し暫くした後に放した。……このことがあった後からはバンバリーナも組織に非協力的になったとのこと。両者の遺伝子提供者であるDr.ウスマンとMs.メイソンが恋仲なのではとの予想も立てられているが、それが原因か?現状、バンバンは特別にバンバリーナに興味を抱いていないのに対して、バンバリーナも表向きは興味を抱いていないように見せて裏ではバンバンに愛憎入り交じる感情があることが窺える(バンバンとバンバリーナの飾りが乗った大きなケーキを破壊するなど)。

*4 ジャンボジョッシュからは他のマスコットが“生きている”とは認識できていないらしい

*5 報告書では危険性の高いナブナブの為にパートナーを充てがってやる方法が検討されており、それがナズナリーナ。バンバンはそれを知っていてプレイヤーに計画を完遂させたということ。

*6 この時にはオピラの口内からカードキーを入手できるので普通に人を喰ってたのだと思われる。

*7 『Ⅳ』にてとっ捕まえたセリーヌがマスコットに共通している筈の「身体の痛み」を訴えているのに「環境に適応してないだけだ」と冷たく突き放している件、など。

*8 『Ⅳ』でとっ捕まえたバンバリーナに対して、彼女が他者を正確に認識出来ないことを知ってか知らずか捕まえた相手=自分が如何に優秀でカッコいいかを第三者的視点で伝えている。

*9 元々の名前はフェアリーウラルー(FAIRY URUROO)……。その名のように小さな妖精をイメージしてたのかもしれないが巨体の女王様になるとは。

*10 シリンジョンによりバウンセリアとダダドゥ卿のゲノムを掛け合わせて誕生した人間の手の関与しない生命体。

*11 子孫を作れる=いつか人類の支配が脅かされることになるため。

*12 〜シチズンが『Ⅶ』より登場する宇宙人のような見た目の長身のヤツら。〜インファンツが『Ⅵ』から登場していた頭部だけに見える位に小柄なヤツら。報告書では共にCase#4B

*13 シティジョンにはシリンジョン“市長”の銅像が立っているのだが、市民はその前を通るときは立ち止まって頭を下げなければならない……等。