カペラ(宇宙マンガシリーズ)

登録日：2024/08/21 Wed 18:02:16
更新日：2024/08/25 Sun 10:01:20
所要時間：約 3 分で読めます

▽タグ一覧
あっ！星がうまれるかわいいまて！宇宙ぼうちょうまわれ！太陽系ウサギカペラマスコット伊東章夫兎月

海部宣男著・伊東章夫画『あっ！星がうまれる』ebookjapan

原著は新日本出版社刊、1985年7月20日初版発行

やっぱり、たまたま
ぐうぜん、まぐれ
であいがしら

カペラは、新日本出版社から発行されている学習漫画『あっ！星がうまれる』『まて！宇宙ぼうちょう』『まわれ！太陽系』（海部宣男著・伊東章夫画）に登場するキャラクター。
本作では3冊あわせて宇宙マンガシリーズと総称する。

【概要】

本作のヒロイン・星子ちゃんのお供の月兎。名前の由来はぎょしゃ座の恒星・カペラから。
白いウサギをデフォルメした丸っこい姿が特徴で、首元に星の飾りのある赤いマントを着ている事が多いがもこもこコートや古代中国の衣装にキリスト教の司祭、猪八戒（とはいっても豚鼻をつけただけ）など様々なコスプレも披露する。
足の裏には肉球がある。

デザイン自体はあのケムシくんと双璧をなすキュートさだが、比較的作画や性格が安定している事や東大受験に挑戦したり食べ過ぎて風船のようになるなどといったインパクトあるシーンも少なく彼と比べるとキャラクターがやや弱い印象。
これは描き下ろしの『まんがおもしろ漢字教室』と異なり宇宙マンガシリーズが新聞連載である事や、原作者が『まんがおもしろ漢字教室』よりも権威ある人物である事が関係していると思われる。

3冊全てにキャラクター紹介があり、『あっ！星がうまれる』ではくん付けされているがほか2冊では呼び捨てとなっている。
ケムシくんと同様カペラが登場せず宙太くん、星子ちゃん、太陽おじさんだけで話を回すページも多い。

【性格】

一人称は「ぼく」で固定。
星の王女のお供らしく博識で、ケムシくんと比較するとイヤミな言動はほとんど見られない。
『あっ！星がうまれる』を除くキャラクター紹介では「いたずらっ子」と紹介されているが、どちらかと言えば宙太くんなどにイタズラをされ仕返しする事の方が多い。

「ウサギが月でモチをついている」と言われた際はカワイコちゃんのメスウサギを妄想しているが、星子ちゃんやアンドロメダにデレデレするシーンもあり人間もいけるようだ。

【生活】

プライベートはほとんど描かれていない。
月兎らしくお雑煮、団子、サンドイッチ、トースト、とうもろこしなどの穀類を食べるシーンが多い。古代ギリシャの天文学者・アリスタルコスの勧めるワインを飲むシーンもある。

【人間関係】

星子ちゃん

彼が仕える星の王女だが、ちゃん付けで呼び友達のように接している。しかし『まわれ！太陽系』の表紙ではイヤイヤ荷物運びを任されており腐ってもお供のようだ。
緑豊かで花が咲いた小さな星*1に乗って移動する。
不規則銀河の女の子にゴム段を誘ったりアリスタルコスと一緒にワインで酔っ払ったりとちょっと天然気味。