登録日:2024/08/31 Sat 07:48:56
更新日:2024/09/04 Wed 15:16:49
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週刊モーニングで連載されている
漫画。
作者は伊藤一角。
高校生の鈴木くんと高木さんは8月31日を
ループしている。
記憶を持ち越せるのは二人だけで、後は全てがリセットされてしまう。
タイムループの原因が「
夏にやり残した未練」だと考えた鈴木くんは高木さんと仲良くなろうとするが、恋愛経験のない鈴木くんの言動はズレていてなかなか進展しない。
それでも、真摯に向き合い続けて少しずつ先に進んでいく。
【登場人物】
・鈴木鷹也
8月31日をくり返している高校生。あだ名は「ホーク」。
男子校に通っている。
ループの原因がこの夏に立てた「彼女を作って
童貞を捨てる」という目標を達成できなかった未練だと考え、同じように8月31日をループしている高木さんと恋人になろうとしている。
高木さんに対する気持ちは決してループから脱出するためだけという訳ではなく、本気で真摯に向き合っている。
学校は進学校で頭はよく、
東大を志望するほどで一見優男だが実は柔道で県3位と文武両道。
背も高く顔も
イケメンで、身を挺して他人を庇うなど人間もできている。
プロも認めるほどのギターの腕があったり
バイクの運転が得意だったりと、普通にモテそうなのだが、恋愛に関しては全てがズレまくっていて何もかも台無しになっている。
例えば、高木さんと出会う前に女性と仲良くなるためにしていた事は、
「街中で見かけた女性に近づき、黙って日傘をさして歩く」という怖すぎるものだった。
当然というか
お約束というか、ファッションセンスも壊滅的。
しかし、拒絶されたりすれ違ったりしながらも少しずつ距離を縮めて行っている。
・高木佳夏
鈴木くんと同じく8月31日をループしている高校生。処女ではない。
何故か8月31日をループしており、同じくループしている鈴木くんと行動を共にしている。
ちなみに、二人が知り合ったのはループしているはずのテレビ中継に、毎回違う服装で映り込んでいる鈴木くんを見つけたから。
鈴木くんのキモい言動を目の当たりにしても完全には拒絶しない優しい人物だが、簡単に家に入れたり男性への距離感がおかしく、友人から釘を刺されている。
鈴木くんのキモ言動には引きながらも、経験がない故の正直かつ真っ直ぐすぎるアプローチには意外とまんざらでもない。
特に、周囲に言えていなかった実は美大志望という話を肯定や否定をせずに聞いてくれたあたりから、意識するようになっている。
しかし、ファッションセンスだけは認められない様子。
・赤羽根くん
鈴木くんの同級生。
リーゼントヘアーの一見ヤンキーのような人物だが、ただリーゼントが好きなだけで実際はかなりいい人。
何故か学校の渡り廊下に1.5リットルサイズの
コーラを持って佇んでいる。
鈴木くんが何らかのステップアップが必要と感じた時に訪ね、相談している。
鈴木くんの相談には、初めてのデートの場所を提案したり、無自覚にしていた「おうちデート」について「おうちデート1回で普通のデート10回分くらいだからキングスライムみたいなもんだ」と分かりやすく説明したりと真面目に答えている。
しかし、どうやら実際に女性と付き合った事があるのではなく、その知識は全て恋愛ゲームによるもののようだ。
登場はだいたい単行本一巻に一回程度でそんなに多くないのだが、やたら人気があるらしい。
【その他】
作者の伊藤一角氏は中高一貫の男子校出身で、大学で初めて彼女ができたりした時の衝撃が作品の根っこになっているかもしれないと語っている。
同じサイズのコマを連続で配置し、少しずつ台詞などを変えていく演出が特徴だが、これは映画でいう長回しのシーンの手法である。
追記・修正お願いします。
- これまんまエンドレスエイトじゃ? -- 名無しさん (2024-08-31 10:28:43)
最終更新:2024年09月04日 15:16