登録日:2009/08/07 Fri 14:01:01
更新日:2025/02/05 Wed 16:01:58
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知ってるかな、童貞っていうのは、呪いと同じなんだ。
呪いを解くにはセックスをするしかない。
けど、10代のうちに童貞を卒業できなかった者は、一生呪われたまま……らしい。
僕達の、枷は、重い。
童貞とは、いわゆる
セックスをしたことが無い人。現代ではほとんど男性のことを指す。別名「チェリーボーイ」(
英語: cherry boy)。
一度でも
セックスを経験すれば童貞ではなくなり、これを「(童貞を)卒業する」あるいは「捨てる」と称する。
「喪失する」と言わないこともないが、あまり一般的ではない。
●目次
概要
元は
キリスト教の僧侶、尼等を指す言葉でもあった。
また、経験がない、という意味で〇〇童貞と使われることもある。
性欲は生物の三大欲求の一つであり、健康な男子であれば二次性徴に伴い女性と仲良くしたい、あわよくば
セックスをしたいという欲求が芽生える。
そしてその欲求を満たすべく女性にアプローチして、うまくいけばめでたく童貞卒業となるわけだが、様々な理由で長く童貞を保つ人もいる。
「女に媚を売るなんて」と考える硬派、異性に欲望を感じない
無性愛者やゲイ、女性に嫌がられるブサメン、女性にうまくアプローチできないコミュ障等々。
本来なら他人に
セックス経験があろうがあるまいが、それをいちいち口を出す必要などない。
だが、やはり繁殖という最も原始的な欲望であるためか、それを満たせない男は生物として劣等だとして、大いに見下す風潮があることも事実である。
そこ、そんなことで見下す奴がよく女性経験あるな、とか言わない
童貞を許されるのは小学生までで、童貞のまま30歳をすぎると
魔法使いになれるというのは最早有名である。
が、本来の定義は
25歳であり、伝言ゲームでいつの間にかこうなっていたらしい。
また、20歳を過ぎた童貞にはもれなく“ヤラハタ”の称号が送られる(ヤラずにハタチ、略してヤラハタ)。
30歳になると“ヤラミソ”、40歳になれば“ヤラヨソ”等、年齢に応じてこの称号は進化する。
ちなみに、風俗などで女性に金銭等対価を払って経験した場合は「素人童貞」と呼ばれる。
素人童貞は彼女・嫁持ちから童貞のままとして扱われる一方、本物の童貞からは「裏切者」とみなされどちらからもつま弾きにされる。
なぜ童貞は不名誉とされ、見下され、嫌われるのか?
前述したとおり、現在の社会では童貞の成人男性が好意的にとらえられることはほとんどないといっても過言ではない。以下にいくつか理由を述べる。
人間社会は人との交流が必要不可欠である。そのため人間性・社交性が高い人は他人から良い評価を得やすく、低い人は悪い評価になりがちである。
そして最低限の人間性・社交性がある人なら、それまでの人生で当然のように恋人がいたはずなので童貞はあり得ないとされていた。
だからいい年して童貞→社交的ではない→人間性に問題があるのではないか、という連想ゲーム的先入観によって悪い印象を持たれてしまうのである。
童貞からすれば恋人なんてどうやったらできるのかすらわからない、そもそも女性との接点すらないとまるで解のない二次方程式を解かされているようなもの。
だが、非童貞と女性の皆さんからすれば恋愛なんて特に難しいことでもない、というのが一般的な認識であり、やはり本人にどこかしら問題があるのでは? と勘繰られ、上記の悪い印象につながってしまうのである(確証バイアスの一種)。
もちろん、これは単なる印象及び偏見でしかないので、本人の努力によってその悪印象を打ち消すことは不可能ではない。
しかし、それをできない・覆せない人間だからこそ童貞のままでいる、という男性が残念ながら多いため、ますます上記の悪印象を強化されてしまう→悪評を覆すことがさらに難しくなる、という悪循環が生じてしまっている。
なお、上記理由では処女にも同じことが言えるように思えるが、女性は一般的に男性以上の社交性を有している(と思われている)ため、処女の女性がこの理由で悪印象を持たれることはまずない。
人が他人から尊敬され・評価される理由のひとつとして、『経験が豊富だから』というものがある。
逆に未経験というのはどの分野でも尊敬・評価されることはまずなく、よくて±0、たいていはマイナス評価となってしまうのが世の常である。
特に
人生という分野は人間なら誰でも経験している万人共通のものであり、人生経験という分野での評価を逃れることができないというのもタチが悪い。
そのため否応なしに人生経験についての評価がなされ、
セックス未経験の童貞はたいていの場合、恋愛も未経験であることから、『いい歳して恋愛も未経験だなんて』とマイナス評価となってしまう。
この評価を覆すのは容易ではなく、他の分野で実力や技術を有するなど他人より相当優れた才能を見せつける等せねばならない。
だが、残念ながらそのような才を有した童貞は一握りのため、大多数の童貞は低評価に甘んじてしまうのである。
詐欺サイト
さて、皆さんはネット上で
「童貞男性大募集!あなたの貴重な初体験を高額でお売りください!」
このような広告を見たことがないだろうか?
だいたいは「年齢・容姿一切不問!健康な童貞男性であればどなたでも登録できます」「男性は完全無料、女性は月会費〇〇万円を支払える方限定」などと男性にとって魅力的な惹句が踊っているが、当然ながらこういったサイトは例外なく詐欺である。
大体は完全無料を謳いつつ有料、あるいは個人情報抜かれて終わりといったところらしい。当然女性と出会えることなどない。
そもそも
「童貞男性限定」という条件自体が既に破綻しているのである。
考えても見てほしい、「童貞だと証明する手段」がこの世に存在しえない。
童貞膜なんてものがあるわけでもないし、免許や資格証などがあるわけでもないのだから。
童貞線?ありゃ眉唾だ。
というか、仮に本当に出会えるサイトが存在したとしても、そもそも金銭を介して性行為に及ぶのは売春に当たりれっきとした犯罪であり、利用すればその時点で捕まるのだ。
童貞を卒業した者
永遠の童貞
↑1秒間に10回レ○プしてるクラウザーさんが童貞なはずないだろいい加減にしろ!
許されざる童貞(もげろ)
アンクロで童貞呼ばわりされた人
余談
性行為以外の物事で未経験状態から経験済みに変わることを指して『童貞を捨てる』と表現する場合もある。
特に戦争や裏稼業など殺人が普通に行われる環境下で新兵が敵などを初めて殺害=殺人を犯したことに対して言及されることが多く、そのあとで先輩や上官から「童貞を捨てたな」と言われるのは定番。
この使い方で有名なのは
グラップラー刃牙で、本作でも初めて人を殺したことを「童貞を捨てた」と呼んでいた。
トリコ(漫画)では美食屋にとっては「まだ発見されていない食材を自ら狩り、世界で最初に食すこと」という意味で使われている。
変わったところでは
1日外出録ハンチョウでは人生で一度もどじょうを食べていないことを「どじょう童貞」と表現している。
なお、全国童貞連合(全童連)なる組織が実在する。
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この国では30過ぎても経験のない男性のことを「魔法使い」というのだろう?
だったら、やがて魔法使いになる君達のことは「魔法少年」と呼ぶべきだよね。
追記・修正は現実を知ってからお願いします。
最終更新:2025年02月05日 16:01