聆牙(Thunderbolt Fantasy)

登録日:2025/02/04 (火) 18:07:18
更新日:2025/02/08 Sat 13:06:23
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人ならざる魔性を以て世に挑むというのなら、あ、この俺が牙になってやる!
悪の喉笛を食い破る、お前の牙に!







聆牙(リョウガ)とは、特撮人形劇『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀』シリーズの登場人物(?)の一人。


CV:小西克幸
デザイン:林芷蔚(琵琶)、蔡銘仁(刀)


概要


初登場は映画『生死一劍』の「殤不患編」。浪巫謠と共に鬼歿之地を渡る様子で登場した。

第2期から加わった主人公の一人、浪巫謠が肌身離さず持っている琵琶であり、言霊を宿し、喋ることができる。
見た目は真っ赤な琵琶で、頸の部分に顔の意匠が施され、喋る時は目や口を動かし、表情豊かに動く。

性格はひょうきんかつ軽快で、誰に対しても遠慮せず軽いノリで話しかける超お喋り。
また、人に変なあだ名をつける癖がある。
例:凜雪鴉「インチキ煙管野郎」、嘯狂狷「狐野郎」、捲殘雲「眼帯ちゃん」、異飄渺「寝不足野郎」、萬軍破「コウモリ」、阿爾貝盧法「スカし大魔王」、安索亞特「黒い人」、刑亥「おばさん」

口数の少ない浪巫謠に代わり、彼の代弁をすることが多く、その度に弦を掻き鳴らされお仕置きされている。
基本的に他人を気遣うことのできる人格者だが、浪巫謠以外の他人には若干ドライなところがあり、あまり他人の事情には口を出さず、斜に構えた面がある。

持ち主にして相棒の浪巫謠にずっと寄り添ってきたこともあり、彼に対しては誰よりも真摯な想いを寄せている。
時として彼のお人好しさや、一人で何でも背負い込もうとする癖を諫めることもあるが、それでも彼の選択を尊重する。

シリアスなシーンが多い『サンファン』シリーズのムードメーカーにして癒しと言われており、公式X(旧Twitter)アカウントではアイコンになるほど「マスコットキャラ」として扱われている。



戦闘時




聆牙、変形!!



浪巫謠の戦闘時には武器として大いに活躍する。
音波攻撃を放ち、硬度も高いため自分で動きながら鍔迫り合いもするだけでなく、刀の形状「吟雷聆牙(ギンレイリョウガ)」にも変形する。
高い剣術を持つ浪巫謠はこれをフルに活用し、二人で一つの連携攻撃を仕掛ける。




過去


元は普通の琵琶で、浪巫謠の母・咒旬瘖が持っていたものだった。
それが、浪巫謠の魔性の声を間近で浴びるうちに言霊として宿り、浪巫謠にだけ聞こえる声として、彼に話しかけ始める。
当時から、咒旬瘖に指導と称した虐待を受けていた浪巫謠に苦言を呈していたが、母を慕う彼からは無視されてきた。
やがて、不慮の事故で咒旬瘖は亡くなり、彼女の形見として浪巫謠に所持され、山を降りることになる。

浪巫謠が酒楼の楽士、そして宮廷の天籟吟者として波乱の人生を歩む中でも彼に話しかけ、人生を考え直すよう説得していたが、ある時から話しかけるのをやめた。
やがて、浪巫謠が殤不患と出会い、彼らに自分の意思で味方することを決意した瞬間、聆牙もまた「俺がお前の牙になる」と決意し、現在の「顔のある形態」へと姿を変え、声が周囲にも届くようになった。



活躍


第2期


主に浪巫謠の相棒兼彼の代弁者として、殤不患一行の和ませ役として活躍。
時折、直感に従い何も言わずに凶行に走ろうとする浪巫謠の「言い分」を代弁することもあった。
また、殤不患の甘さに歯痒さを感じ、自分一人で嘯狂狷七殺天凌婁震戒に立ち向かおうとする浪巫謠に「本当にこれで良かったの?」と足止めさせようともした。

凜雪鴉のことは浪巫謠同様最初から気に入っておらず、彼の人をおちょくったような一挙一動に文句を言っていた。


第3期


今期においても、浪巫謠と一緒に戦い、逢魔漏によって様々な場所に転移され、時として凜雪鴉の策略に弄ばれ文句やリアクションを取り続ける。

浪巫謠に愛執を抱く嘲風のことは、「生来の邪悪」と割り切っており、彼女の苦しみに同情している浪巫謠を諌めていた。

また、負傷した浪巫謠のために、捲殘雲を道案内して天工詭匠と睦天命の隠れ家へと導いた。
目が見えない睦天命には沈黙を守って自分の存在を知らせないようにしたが、彼女にはバレていたようだ。

そんな中、無界閣で浪巫謠が刑亥から逢魔漏の欠片を奪った際、ローブを纏った謎の人物によって浪巫謠と共に時間の旅に連れて行かれる。
苦渋の選択を迫られ苦悩する浪巫謠を嘲笑う謎の人物に、聆牙は怒りを募らせていた。
やがて、その人物は魔宮第八位の魔宮貴族・阿爾貝盧法と判明。更に彼は、浪巫謠の実父だと明かし、愕然とする。

照君臨との戦いが終わり、決断をした浪巫謠を引き止めようともしたが、結局相棒に付き合う決意をし、彼と共に阿爾貝盧法の元に向かい、魔界へと入った。



第4期


阿爾貝盧法の導きで魔族としての道を歩み始めた浪巫謠のサポートをし続けたが、そんな中でも阿爾貝盧法の悪辣さに素直な怒りを示し、相棒に「人として生きる道」を示し続ける。
だが、浪巫謠は阿爾貝盧法への復讐のために、殤不患ら人との関わりを捨て、ますます魔族へと傾倒していく。

最後まで付き合う決意を固める聆牙だったが、魔宮貴族・安索亞特の策略によって浪巫謠は覚醒のための繭に閉じこもってしまい、彼は見守るほかなかった……。


















それなら仕方ねえわな。言っただろ?俺がお前の牙になるって。
お前が狙う獲物なら、俺が喉笛を食い千切る!
それが役回りってもんだよなァ!!

ま、白状するとだなぁ、俺ももう我慢の限界チャンチャンなんだわ。
こんなチキショー共にさえ手も足も出ないと、舐められるってのはなァ!!


聆牙、変身!!


ハハハハ……!!
ちょいと踏ん張りゃ手足の二本や三本生えてくるもんだなぁ。
全く、最高チャンチャンだぜ。魔界ってのはなァ!






裂魔弦(レツマゲン)



キャラクターデザイン:三杜シノヴ


魔界の瘴気を浴びて聆牙が人間型に変化した姿。
浪巫謠同様、橙色の髪をした青年で、顔の右半分には聆牙の顔を模した仮面が付けられている。

ひょうきんな性格は相変わらずだが、色気が増したきらいがある。

声は聆牙の時と比べて低音気味で、小西克幸氏の本領発揮というところである。

手の甲から刀身を出すことが可能で、聆牙時代の能力は健在。
また、口から弦を模した糸を吐き、あらゆる敵を張力にて切断する。
この戦法は多数の敵に対して有利となる。





活躍(裂魔弦)


第4期


繭に閉じ籠った浪巫謠を悍狡の群れから救うために聆牙が変身。
悍狡達を一掃し、現れた阿爾貝盧法を倒そうとしたが、刑亥の逢魔漏に閉じ込められる。

その後、殤不患と凜雪鴉に発見され、凜雪鴉が乱暴に叩きつけたので無事結界から脱出した。

魔神化した刑亥とは、彼女の召喚した死霊達と戦い、動きを封じて殤不患のサポートをした。











余談


  • ひょうきんでお茶目な台詞の数々を放つが、演じる小西克幸氏のアドリブが多い。









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最終更新:2025年02月08日 13:06