ウルトラFBI(ウルトラ忍法帖)

登録日:2025/03/16 Sun 00:34:51
更新日:2025/03/22 Sat 09:23:23
所要時間:約 2 分で読めマース!




ウルトラFBIとは、漫画『ウルトラ忍法帖シリーズ』に登場する警察組織。

■概要

『疾風ウルトラ忍法帖』「海外助っ人もこりごりの巻」(ボンボンKC・電子書籍版3巻、復刊ドットコム版2巻収録)より登場したアメリカに存在するウルトラ警察組織。FBIは「ラワー・ード・護協会」の略。
主な構成員はパワードとマックス。

怪獣マフィアをはじめとする犯罪組織の取り締まりを主な任務とし、時としてウル忍と共に事件捜査・解決に奔走している。

……のだがしかし、基本的に鶴亀の国が舞台ということもあってか登場する機会は数えるほど少ない。


■パワード

『疾風』「海外助っ人もこりごりの巻」より初登場したウルトラFBI所属の捜査官。

朧党と結託した指名手配犯である怪獣マフィア・ダダを追って鶴亀の国に来訪、ダダが朧党に提供していた薬物・バカ薬*1によって一時的に元からバカだったのがもっとバカになってしまうが解毒剤で回復し、めひらすを撃退した後マンに梅干しと納豆を食わされて悶絶するダダを討伐した……ものの、バカ薬でバカになった鶴亀の住人の分の解毒剤を自分の分以外は飛行機の中に忘れてきてしまったという。…おい

後に「冥府羅州 母の唄の巻」にて朧党が繰り出したザラガス撃退の助っ人として再登場するが、ザラガスを倒すための対怪獣用光線銃・マルス133を飛行機の中に忘れてきてしまうという前述の解毒剤と同じ大ポカをやらかし、呆気なくザラガスに踏み潰された。

その後の登場は『(ウルトラ)』「さがせ!ウルトラ埋蔵金の巻」では他のキャラと総登場したぐらいで、『(フラッシュ)』「行くぜアメリカ!マックス登場!!」では部下のマックスを連れて国民をケムー()化させてアメリカを支配しようとダダと結託した悪徳製薬会社社長バラドンの取り締まりを行っていたが、ダダによって触角を装着されて洗脳を受けマン達に襲いかかるがマックスの私怨満々の容赦ない攻撃によって正気に戻った。
みどー曰く、「結構好きなキャラだったんだけど、忍者じゃないので出すタイミングが難しくあまり出せなかった」とのこと。

モチーフはもちろん、アメリカ発の地球を愛した下痢でやつれたウルトラマン碧眼の無敵のヒーロー、ウルトラマンパワード


◆人物像

ガタイが良く黒ずくめのソフト帽とスーツをビシッと着こなすパワフルなナイスガイだが、解毒剤や光線銃などの重要なアイテムを飛行機内に忘れてきてしまうなど、職場の立場の割にはマンにも負けず劣らずのバカなうっかり者で、電子書籍『キャラ&忍獣図鑑』でも「マンが日本代表のバカならば、パワードはアメリカ代表のバカ」と称されるほどだが、その癖にバカ呼ばわりされると怒り、初登場回では自分をバカにしたマンに銃弾を数発もぶち込むという過激な行動に走ったことも。

初登場時は英語しか喋れなかったが、マンに脳ミソに直接教わったことでエセ外人気味な日本語を話せるようになった。ちなみに下着はブリーフ。

部下のマックスに対しては怒ったり嫌味を言ってばかりの為、彼からは全く慕われておらず、ダダによって洗脳された際はマックスに容赦ない攻撃を浴びせられるなど、自身への人望の無さが窺える。


◆戦闘能力

主に原作だと序盤は米国の表現規制でやりたくてもやれなかったダイナミックな喧嘩殺法を得意とする他、メガ・スペシウム光線などの原典のパワードと同じ技も使えるが、マンのスペシウム光線を見るまで同族のクセにウルトラ族が光線が出せることを知らなかった。
また、戦闘での打撃時のオノマトペはアメコミチックなものになる。


■マックス

『輝』「行くぜアメリカ!マックス登場!!」にて初登場したパワードの部下。

上司のパワードと増援として遠征したウル忍と共にダダと結託したバラドンを取り締まる為に奔走、事件解決後は後述の一件で怒り心頭のパワードの許から逃げ出し、ゾフィーお頭の屋敷に居候することとなる。

モチーフは連載当時最新のウルトラマンだった最強!最速!!のウルトラ戦士、ウルトラマンマックス
みどーによれば編集部からの「そろそろ新キャラを出してほしい」という要望を受けて彼が誕生したとのこと。もっとも、初登場からわずか数か月後に最終回を迎えてしまったのだが…。また、みどーはマックスのキャラ設定について「マックスにウル忍たちとは違ったものの見方や考え方をさせ、読者にいろんなことを考えてもらえるようなキャラにしたかった」とも語っている。


◆人物像

基本的にジャケットが似合う真面目な好青年だが、天然でドジなところがありパワードから怒られることもしばしばで、同じくゾフィーお頭の屋敷に暮らしていたウシの目の前で牛丼を食べて彼に制裁されたことも。
しかし、その一方で任務においては情に流されない冷徹さも持ち合わせており、朧党の策略によって巨大化して暴れまわるエレちゃんを1体の怪獣として討伐するという非情とも取れる決断に出る一面を見せているが、親友の救助を最優先し平和的解決を試みるタロウの姿勢を理解を示すなど根本は心優しい人情派。
英語しか話せなかった初登場時のパワードと対照的にこちらは日本語が堪能で、マンからエセ外人口調のうっとうしさを指摘された直後にフツーに喋っている。

上司のパワードに対しては普段から彼からの叱責や嫌味などでイビられ続けているせいで内心疎ましく思っており、ダダによって洗脳された際は日頃の鬱憤を晴らすチャンスと言わんばかりに彼を操る触覚の破壊よりもパワードの顔を切り傷だらけになるほど徹底的に斬撃を浴びせるなど、パワードに対する敬意や忠誠心は全くと言っていいほどない

また、アメリカには親類の叔母さんがいる模様。


◆戦闘能力

主にマクシウムカノンや頭のマクシウムソードなど原典のマックスと同じ技を扱う。


マックス「追記・修正は、解毒剤や光線銃を飛行機の中に忘れてこないようにお願いしマス!」
パワード「なんか引っ掛かる言い方ダナ……」

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最終更新:2025年03月22日 09:23

*1 一滴舐めただけでとんでもないバカになってしまう薬物