ガンガンONLINE

登録日:2025/04/15 Tue 05:10:09
更新日:2025/04/20 Sun 09:39:53
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スクウェア・エニックスが運営する登録無料のWeb雑誌サイト。

2008年10月2日に開設。
当初はオリジナル作品が連載の中心だったが、次第に月刊少年ガンガン本誌やヤングガンガン、Gファンタジーなど系列誌での作品のリピート連載や移籍連載も見られるようになっていった。

概要

ガンガンらしく漫画の数が多く、そしてバラエティに富んだ「雑多」な構成となっている。
日常コメディ作品や4コマ漫画、少年漫画にサスペンス色が強い青年向け漫画、少女漫画やBL漫画などの数多くのジャンルが同じ誌面で全部読められる。

当初は毎週木曜連載だったが、後に月曜・木曜の週2回更新となった。
2019年からはアプリが毎日作品更新・無料チケットによる閲覧かつ先読みなどにコイン消費が必要などの全面リニューアルが成された。
これに伴い、ブラウザサイトも毎日更新かつ閲覧範囲は無料チケット更新分の作品のみとなっている。*1
また、現在は少年ガンガンの全連載作品が後追いながら実質無料で読めるようになっている。
一方で同じく漫画配信アプリである『マンガUP!』との差別化もあるのか、そちらに比べて若年層及び女性層向けの連載作品が多くヤングガンガンからの平行連載は少なめとなっている。
2024年頃からはアプリにて過去連載作品の復刻連載も始まった。

漫画の他、小説作品の連載もあり、初期は自社小説レーベルであるガンガンノベルス作品が中心だったが2014年頃からGA文庫と提携を開始し
サイト内特設コンテンツ『ガンガンGA』がスタートした事もあり、現在はGA文庫及びGAノベルス作品が中心である。

連載作品に関しては、

  • 男子高校生の日常』アニメ化→フェアと称して多くの連載作品のコミックスの帯に意識したコピー文が添えられる。
  • 毎週新連載16作品スタート→大半が当時流行していたデスゲームもの*2
  • 田中くんはいつもけだるげ』がアニメ化するなどでヒット→似たような男子高校生主体の日常コメディが増える*3
  • 小説家になろうに代表される異世界ファンタジー作品ブーム→コミカライズ作品が大幅に増加*4

と、良くも悪くも流行りものに乗っかる商業気質な所も垣間見られる。それでいながら作者・編集に恵まれているのか、なんやかんやで良作・佳作が多い所もまた特徴と言える。


主な連載作品


創刊からの連載。ご存じ魔法陣グルグルのスピンオフ及び続編。

創刊からの連載。途中から月刊少年ガンガンとの平行連載となった。
2013年にはスピンオフであるはんだくんも連載。
2014年にはアニメ化、2023年に実写ドラマ化もされた。

ガンガンオンライン連載作品アニメ化第1号。

  • ヤンデレ彼女
ガンガンJOKERとの平行連載だが、それぞれ別のエピソードを展開すると言う形式だった。

『昼壊し編』などの番外編を連載した他、正統続編となる『ひぐらしのなく頃に令』のうち鬼熾し編と色尊し編が連載。





余談

  • 開設当初は4コマ漫画作品のみビューアーだけでなくブラウザでの表示にも対応していたが、その表示形式が4コマ一本ごとに縦スクロールで表示されて読む形式と、現在で言う「ウェブトゥーン」に代表される縦読み漫画とほぼ同じであり先駆けだったと言える。

  • 『マンガUP!』も同様なのだが、一部過激な表現にはいわゆる「黒海苔」が貼られるなど自主規制が施されているが、近年はやや緩和の傾向にありそれまで規制のあった作品が突如乳首をおおっぴらに露出する描写も見られるようになった*5。漫画アプリの海外展開にあたって、日本国内以上の過剰かつ意味不明な自主規制*6によりかえって不評となってしまった事と関係しているのかは不明。




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最終更新:2025年04月20日 09:39

*1 『勇者パーティーの荷物持ち』のみ例外で現在もアプリ側での連載及び更新はされていない。

*2 ちなみに、この中の一つが十年以上もの長期に渡って連載している『月刊少女野崎くん』である。

*3 タイトルも『〇〇くん』といったものばかりであり、連載作家からもTwitter(現・X)にてツッコまれた。

*4 これに関しては本誌に限った話でもないが。

*5 連載作品では『底辺戦士、チート魔導師に転職する!』『育成スキルはもういらないと勇者パーティを解雇されたので、退職金がわりにもらった【領地】を強くしてみる』などが該当。

*6 日本国内における規制と比べて、少年の膝などに黒海苔が貼られるなど明らかに不必要なレベルにまで達していた。