登録日:2025/05/03 Sat 13:58:49
更新日:2025/05/03 Sat 17:52:07
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概要
美咲輝学院の征服を目論む部活・
世界征服部に所属する美青年。
極星「
紫」の所有者で、極星で構成された主力部隊・
極星衆のリーダー格。
また、直属の部下として諜報部隊・
八草重隊を従えている。
征服部部長の
秋篠夕霞を心酔し、彼女の野望の障害となる
正義の味方部と日々対決を繰り広げているが、癖強な部員たちに振り回されてやる気が空回りしたり貧乏くじを引かされたりといまいち完全な悪に徹しきれない面が多い(一応、本人としては「悪役」であることに強く拘っている)。
征服部以外では星徒会の一員という側面を持ち、会計を勤めている。
ACTIVITY-3で味方部に敗北を重ねた
九郎に代わって夕霞から指揮を任命されたのが初登場。
プロフィール
- 学年:高等部2年-蒼組
- 所属:世界征服部 書記、星徒会 会計
- 極星:紫〈紫閃〉
- 誕生日:7月6日
- 年齢:15歳
- 星座:蟹座
- 部下:重政由里恵、草香千尋、八丈みま
- 趣味:刃物の手入れ、料理
- 好きなもの:
夕霞様、刃物
- 将来の夢:調理師
- 声優:甲斐田ゆき
人物像
容姿
薄紫に近い銀髪のロングヘアで、前髪は一部を青紫のメッシュにしている。
黒みがかった紫の瞳に切れ長の目付きで、どことなく威圧的な雰囲気を放っている。
男装の麗人を思わせる中性的な顔立ちと華奢な体型も特徴で、『無印』のコラムでは自身の性別はどうのこうのとたびたびネタにされ(後述)、ドラマCD『MAIDEN STAR』では夕霞様と参加したさからそれを利用して女装したことがあり、その完成度はウィッグを被れば一目で見ただけでは遊だと分からないほど。そして甲斐田の演技力も手伝ってこれまたかわいい
性格
尊大かつ冷徹で言動も論理的で一見クールな印象を受けるが、感情が昂ると勇み足になりやすく強行行動に走るなどその本質は苛烈にして攻撃的な激情家。
征服部のメンバーの中でも部活の理想成就に使命を燃やしており、その実現を果たす為ならば手段を選ばない作戦を実行することも辞さない合理主義思想の持ち主で、その性分を葵から「…こいつ…本当に『敵』ね」と敵意を向けられている反面、狡猾な性格とやり方から同僚からの人望は薄い。
しかし、征服部に対する熱意は本物であり、その点については夕霞から高く評価され、ACTIVITY-11において「少し言葉が強いところがありますが、征服部を真剣に想ってくれています…!」とれいに述懐している。
基本的に「悪役」であることに強い誇りを持っており、常に自分たちが悪の一員であらんことを心掛けているが、ACTIVITY-3にてアクティブドレス明け渡しの要求をはやなの服を脱がす気だと勘違いした葵に説明した上でその詳細をわざわざ語ってあげるなど変なところで律儀な面や、ACTIVITY-4で九郎からの差し入れのドーナツを食べる夕霞に「悪のボスが…」と嘆いたり、ACTIVITY-13で味方部との戦闘の最中にギックリ腰になり、八草重隊の面々に治療してもらってるところを見て茶化してきた霧瀬にツッコむなど、上から下まで悪役らしからぬいい人揃いの征服部の一員らしい憎めない一面を見せる。
また、部活に対する拘りが強すぎて部活と日常の分別が若干利かなくなっている節があり、ACTIVITY-11では星徒会が征服部の活動に干渉することに対して星徒会役員としての意見と称して不満を呈し、夕霞と翔子に「征服部員と星徒会役員は別」と窘められる一幕があった。
『無印』での初登場時は慇懃無礼ながらも柔和な言葉遣いや、ややキザな行動を執ったりと『NOVA』のとは大分印象が異なる。
極星 紫閃
征服部以外に在籍している部活は言及されていない…っていうか、ほとんどの征服部所属の極星は掛け持ちしてる部活は明言されていないだが、極星「紫」を継いでいる。
趣味の一環で料理作りを嗜んでおり、調理の腕前も夕霞からお墨付きを貰うほどで、その趣味が高じていずれは調理師になることを将来の夢として掲げている。
また、料理を作ることに並々ならぬプライドを抱いており、ACTIVITY-4で九郎が差し入れに買ってきたミサキドーナツのドーナツを食べた際「大量生産品にしてはマシだが…あの程度の味を夕霞様に…」と辛口な評価を出し、わざわざその店に征服活動を行い、その間にドーナツを作ったことも。
征服部部室以外では料理部部室に屯していることもあるが、ACTIVITY-11にて夕霞とれいとの会話でかつて料理部を壊滅寸前にまで追い込んだという騒動を起こしたそうだが、れいからは自身が征服部に入ってからは元気になったと語られている。
なお、その部活が遊が所属していた部活であるかどうかは不明。
人間関係
自分たちの野望を妨げる正義の味方部とはもちろん敵対しているが、遊はメンバーの中でも取り分け味方部に対して敵愾心を抱いており、
さつきが稜の味方部への入部の条件として申し込んだ征服部との果たし合いを
「最近調子がいいからと…余裕を見せたつもりか…っ…!」と連敗続きの自分たちへの当てつけだと
邪推し、激憤していた。ぶっちゃければただの逆恨みである。
上記のように征服部部長である夕霞に対しては部員の中でも非常に強い忠誠心を抱いており、ACTIVITY-13では夕霞の尊厳性を誇示する為だけに礼装を自前で制作・用意しているなど、その従順度合いはもはや崇拝レベルにまで達している。みやびん曰く「征服部の入部も夕霞からの誘いじゃなきゃ絶対入っていない」
その狂信的ともいうべき従順っぷりは、みやびんから「夕霞教」と称されている。
征服部のメンバーでは、副部長の
九郎に対しては立場的に夕霞に一番近いことへの嫉妬心からか半ば一方的に目の敵にしているが、極星としての技量・実力だけは素直に認めている。
世界征服部
戦闘能力
ナイフの扱いに長けており、本人も刃物を扱うことに美学を見出だしている危なっかしい思想を持つ刃物マニアで、味方部との戦闘では愛用のナイフ・シュメッターリングを用いた剣撃を駆使し、中でもシュメッターリングを投げ放つ投剣戦法を得意としている。
しかし、夕霞からは「相手を傷付けるようなことは極力するな」と釘を刺されており、本人もその忠告を一応ながらも従っている。
活動遂行の作戦を立案・指示を行う戦略家としての側面も併せ持っているが、「手段を問わない」を信条としており、彼の立てる策は以下のように
- 相手の退路を塞いで活動を妨害する上で、相手の装備品の明け渡しを要求することで相手勢の弱体化を図る。
- 一体の敵を相手に複数人で攻撃を仕掛ける。
- 仲間の能力を有効活用して相手勢の仲間の援助を妨害する。
…など、相手を圧倒的不利な状況に追い込んでから戦局を有利に進める計略を好むが、こういった卑劣ともとれる作戦をあきや橙也などの正攻法を好む相手からは反感を買われることが多い。それに対し本人はそういった考えを「ダラダラとしたやり方」「一人一人敗北していくだけでは理想は掴めない」と否定的な姿勢を取っている。
一方で極星衆三人に的確な指示を出してティンクルセイバーを翻弄し、九郎の花吹雪を目眩ましに自身の投刀剣による奇襲でティンクルとアークの足止めを発案するなど、実際の指揮能力と戦略眼は非常に優秀。
技
数本のシュメッターリングを対象に向けて投げ放つ。
高い速射性を持ち、極光を纏わせた状態で放てばティンクルとアークを同時に足止めできる程度の威力となる。
技名の由来は千切りから。
余談
九郎同様、実在の人物をモデルにしているが、こちらもモデル元の人物については言及されていない。
上記で述べたように中性的な見た目から『無印』の時期に制作された同人作品『ティンクルセイバーコレクション』2巻に収録されている翔子のプロフィール内の作者の藤枝雅との対談で
「八草重くんって、男なん?女なん?」という質問を皮切りに
読者の間で「遊の性別は男性か女性か」という疑問が飛び交い、みやびんも同作3巻収録の遊のプロフィール内の対談で本人に例の疑問を質問して彼に
「(僕は男だと)見て分かるだろう!💢💨」とツッコまれており、本人としては紛う事なき男性だと断言しているが、前述したように出した答えが性別が
わざと伏せられた曖昧なもので、結局遊の性別については
半ば面白半分で性別不明と結論づけられ
、その処遇のあんまりさに遊様は機嫌を損ねて帰っていく、というオチで締め括られた。
……が、しかし。『NOVA』の連載が始まってから発売されたドラマCD『MAIDEN STAR』にて
男性は参加不可という大会に参加すべく女装を決行するという
トンデモ展開が導入され、これをもって
明確に遊の性別が男性である事実が証明されたのだった。よかったね!
「なんだ男か」ってぬかしたヤツは遊様にナイフを投げつけられろ
「してやろうじゃないか…!」
「征服と追記・修正を兼ねた活動をな…!」
「あ 追記・修正ボクたちの項目にもやって~」
「自分でやれい!💢💨」
「えー」
最終更新:2025年05月03日 17:52