カベゴンタ

登録日:2025/05/23 (金曜日) 20:01:17
更新日:2025/05/31 Sat 03:29:54
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まだ遅くはない…!カベゴンタをもっと凶暴にして街を砂漠に変えてやる!


出典:巨獣特捜ジャスピオン/東映/第13話「宇宙からの助っ人 大暴れ悪の四天王」/1985年6月28日放送

カベゴンタは『巨獣特捜ジャスピオン』の第13話「宇宙からの助っ人 大暴れ悪の四天王」に登場した巨獣。


【概要】

マッドギャランが呼び寄せた「悪の四天王」のブリマとギョールが持ち込んだ石板が変化して出現。
この石板は初めて見たものそっくりに変化する性質を持っており、本来は戦車ミサイルなどの強力な兵器に変化させるつもりであった。
が、竜一少年が描いたジャスピオンの漫画が突風で飛ばされ貼り付いてしまうという手違いから、そこに登場するキャラクター「カベゴンタ」になったのであった。

巨大な石の壁に漫画チックなのような顔がくっついた姿をしている。
手足は短く、一見ゆるキャラのようにも見えなくもないが、他の巨獣はいかにも怪獣・宇宙生物のようなデザインなので非常に異質。
表情の変わらない鬼の顔もかえって不気味である。

建物に取り付いて食い荒らし、砂のように崩壊させてしまう力を持つ。
自分の身体も砂や小石に変えて瞬間移動が可能。
そうでなくても変幻自在に形を変えることができるためダイレオンの攻撃が一切通用しない。
ビームなどの武器はないが、無敵の防御力もあって充分な脅威である。
出現した時は等身大だが、太陽を浴びる事で巨大化する。
建物を崩壊させたり瞬間移動する力は最初の段階ではおそらく持っておらず、設定が変えられた時に追加されたものと思われる。

良くも悪くも、漫画の設定通りの力を持つ。
実は、リンクしているのは設定だけではなく、元になった漫画原稿そのものと繋がっている。
そのため、原稿を破られるとダメージがフィードバックしてしまう。
設定にある特殊能力も失われてしまうようだ。


【活躍】

上述の経緯で出現。
ジャスピオンは応戦し、漫画に「カベゴンタは踊りが好き」と描いてあった事から音楽を流すとカベゴンタは踊り出して石板に戻り、そのまま姿を消す。

しかし、その設定が反映される事を逆手に取ったマッドギャランが竜一の母と妹を人質にして竜一を脅迫。
カベゴンタの設定を変えて無敵の巨獣にしてしまう。
再び出現したカベゴンタはダイレオンの攻撃をものともせずに苦しめたが、竜一が原稿を破り捨てた事で全身に破れ目のような亀裂が入り弱体化。
無敵の設定も失われ、「コズミック・クラッシュ」を受けて倒されたのであった。


【余談】

竜一少年の妹のみどりを演じているのは、声優本名陽子氏。

ブリマとギョールは石板を戦車やミサイルにするつもりだったようだが、持ち込んだのはそんなものがあるはずのないただの川原であった。
ジャスピオンのメカでも見せるつもりだったのだろうか?


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最終更新:2025年05月31日 03:29