ブッピガン(効果音)

登録日:2025/07/04(金) 12:02:39
更新日:2025/07/11 Fri 17:00:35
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\ブッピガァン!/



概要

「ブッピガン」とは、主にロボットアニメで使われる効果音の一種の通称である。

主な使用場面

戦闘シーンで用いられる事が多く、「新機動戦記ガンダムWのOPで、ガンダムサンドロックがヒートショーテルを振り下ろす時に鳴る音」や、「機甲界ガリアンのOPで、ガリアンが岩を割って出てくる時に流れる効果音」などと書けばより分かりやすいか。

制作したのはかつて株式会社フィズサウンドクリエイションに所属していた松田昭彦氏。
同氏はサンライズ作品でも現在に至るまで長年音響効果に携わっている。

初出は不明だが、氏がサンライズ作品以前に音響効果を担当していた「仮面ライダーストロンガー」でも同様の効果音が使用されているのが確認できる。
そのため、初出は1975年頃だと考えられる。
サンライズ作品で初めて使用が確認されているのは「無敵超人ザンボット3」。
ガンダム作品では前述の通り「W」で使われたものが広く知られているが、実は1作目である「機動戦士ガンダム」の時点で既に使われていた。
しかし「Z」~「ポケ戦」までは別の音響スタジオ担当のため使用されず。
その後「0083」で松田氏が再び音響効果を担当したため復活。
「V」~「X」までの平成作品などで使用されたが、「∀」以降松田氏が再び担当から外れたため使用頻度が減少、2000年代の作品ではほぼ使われなかったが、「ガンダム Gのレコンギスタ」の2期OPでは久々に使われている。
そして2014年には林ゆうきによりこの効果音と同名の曲が制作、「ガンダムビルドファイターズトライ」にて使用された。
やったねブッピガン。すごいぞブッピガン。
ただしあくまで名前だけであり、効果音自体は使用されていない。

音質・性質から原則的に巨大ロボットがなにかした際の効果音として使用され(これは「単なるパロディとして似たSEを作って流す」もおおむね同様)、生身の状態でキャラクターがなにかした際に流れるとなると『Gガンダム』の東方不敗のように道理を考慮しなくていいレベルの実力者に限定していたようだ。

ネタとしても有名であるため、民明書房ネタを行う際についでに当て字を考えて組み込むことがあるなど、あまりブッピガンSEが印象的ではない・流れていないっぽい作品の話で言及されることもある。
例えば『ガンダムUC』のユニコーンガンダム(光の結晶体)を民明書房っぽく説明した際に「武彼岸」表記で引用しているものがあるようだ。「ビスト神拳」で検索。

余談

  • ゲームニュースサイトである4Gamer.netが動画サイトで配信しているネット番組の中に「4Gamer TV~突然!ブッピGUN」なる番組が存在している。
    タレントであるマフィア梶田がメインパーソナリティ、人気声優の杉田智和がアシスタントを務めており、なりゆきで色々な企画をする番組。
    番組の名前の由来は間違いなくこのブッピガンだろう。番組のタイトルロゴもWのタイトルロゴに寄せてるし
    ニコニコ動画やYouTubeで見る事ができるため、興味があればぜひ。




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最終更新:2025年07月11日 17:00