ティガ(ウルトラ忍法帖)

登録日:2024/12/31 Tue 15:55:11
更新日:2025/05/05 Mon 07:59:47
所要時間:マン先生、この項目約 3 分で読めるんですか?




ティガとは、漫画『ウルトラ忍法帖シリーズ』に登場するウルトラ忍者。


概要


『ウルトラ忍法帖寿』「ティガ参上てぃがの巻」から初登場した鶴亀の国の平和を守る忍者集団・ウル忍の一人で、最年少の7歳。

モチーフは平成ウルトラマン第1号にして超古代文明の光の巨人、ウルトラマンティガ

作中新たに配属された新米忍者で、それゆえに忍者免許も半分しか*1もらえなかったが、主人公であるマンの元で様々な任務とマンの無茶ぶりをこなしていくことで一人前の忍者へと成長していった。

登場以降はタロウに変わるマンの弟分としてよく一緒に行動しており登場回数も多く、後述の空手を習い始めてからは単独の主役回も多く作られる等優遇されている。
ゾフィーお頭曰く「アイツは女性読者から『かわいい』と評判だぞ!」


プロフィール


  • 所属:ウル忍、荒神流門下生
  • 性別:男性
  • 年齢:7歳
  • 誕生日:つるかめ25年11月17日
  • 星座:射手座
  • 干支:ハムスター年?
  • 出身地:鶴亀の国
  • 好物:チョコレート
  • 給料:月給15,000円


人物像

性格


年少者らしく超が付くほどの泣き虫で子供っぽい部分はあるものの、基本的に素直で真面目な性格の努力家。
だが素直すぎる所もあり、マンのふざけた頼み事を断らずに真面目に遂行しようとすることもしばしばで、また幼さから気合いが空回りすることも多いが、考え込みまくることで「よーし、へっちゃら」と鼓舞し逆境を乗り越える芯の強さも見せる。

一応マンの新たな女房役ながらズッコケのタイミングが計れずノリの悪い一面もあり、長らく半人前扱い*2された要因にもなっている。


空手家として


作中にてウル忍とは別にダイナ流(後に荒神流となる)の空手道場に通い始め、空手の技術を身に着ける。
当初は師範のダイナと自分の2人だけの寂しい道場だったが、荒神流編後は門下生も増え、弟子の中では最年少だが一番の先輩となる。
その時には一時増長する場面もあったが、彼らと共に様々な苦難を経て成長していった。



人間関係



前述の通り配属当初はマンが実質的な教育係となり、彼と共に行動することが多い。
マンは先輩ということもありティガをパシることもある等こき使うこともあったが、何だかんだティガを可愛がっており、彼が真剣に悩んでいる時はおふざけ無しで相談に乗ってあげたり、彼がわがままを言ったら引っ叩いてでも止める等、時に優しく時に厳しく接している。
ティガもまたマンを「マン先生」と呼ぶほどに慕っており、ネオ朧党の一件でほぼ全員から見捨てられた時も唯一心配し、*3笹比羅と組んでマンが戻れるように一芝居打った。


  • ダイナ

ティガが通うダイナ流(荒神流)空手道場館長兼師範。ティガからも「師範」と呼ばれている。
当初門下生がティガ1人だったこともあり彼に徹底的に空手の技術を叩き込んだ。
後に門下生が増えティガが増長した時には手厳しく叱咤したこともある。

ちなみに、TV版とはティガとダイナの関係性が逆になっている。*4


  • キヨシ他門下生

荒神流編後に一斉加入してきたティガの弟弟子達。
全員ティガより年上だがティガを先輩として敬意を払っている。
特にキヨシは普通の人間ながら増長したティガなら倒せる程の腕前で、頭脳面もタロウや沸苦とタメを張れるほどのチートキャラ。



普段は敵対関係にあるが、『(ウルトラ)』虓魔王編で共闘し、続くネオ朧党編後ではウル忍をクビになったマンを復帰させようと一芝居を打たせた。
また、彼の息子の守も荒神流に入っている。


  • ネオス

天才空手少年。空手大会の決勝戦でティガと対決、相打ちになるも勝利し、再戦を約束する。
この決勝戦でティガの攻撃を受けるまで、一度も攻撃を受けた事が無かったらしい。
ちなみにティガはこの大会後、増長と挫折を克服したことを評価されダイナから黒帯を貰った。

原典の作品『ネオス』には、本来は平成最初のTVシリーズとして企画されていたが、お蔵入りになって『ティガ』が製作されたという事情があり、ある意味では因縁の対決と言えなくもない。
なお、原典の相方であるセブン21との接点は本作では全く無い。


  • 豪須斗崙(ゴーストロン)

朧党が空手を利用した作戦の一環でダイナの留守中に剛武館を襲撃した際に連れてきた用心棒の忍獣。
武術の達人でスルチンという鎖分銅のような武器を愛用する。
琥陀羅亜(コダラー)と並んで朧党関連の忍獣にしてはギャグ要素一切ない強敵で武術に対する誇りは強い。*5
初戦はティガに完勝して看板を奪い、リベンジ戦でもヌンチャクを持ち出したティガに対し、鉄製スルチンでヌンチャクを破壊して対応して見せたが、隠し武器として前述の黒帯を使った反撃を受けて敗北した。*6
そして帰ってきたダイナによって館長の冥府羅州も師範の笹比羅も倒され、看板も取り戻した。


戦闘能力


忍術の他、手品を応用して攻撃する「ティガマジック」と前述のようにダイナから習った空手による白兵戦等原点のタイプチェンジを思わせる多彩な戦法が持ち味。ラインナップ的にはティガというよりダイナに近いが
光線技も原点同様ゼペリオン光線とスカイタイプの必殺技であるランバルト光弾が使用できるが、パワータイプ必殺技であるデラシウム光流は未使用。また、最強形態のグリッターティガに相当するようなことも披露していない。

武術に関しても短期間でヌンチャクを極めたり帯で鉄の塊を叩き落とす等かなりの技量を持っている。

ただし気配を読むことがあまり得意ではなく、『(フラッシュ)』に差し掛かってからは特技や空手技を発揮する機会が減り、タロウとレオと共に忍獣に倒されたり、最終回「さらばマン!!もずく谷に死す…」では流れ者忍獣・ゼットンに攫われるなど敵に苦戦したり敗北する面が目立つようになった。


余談

初登場回の扉絵では「主役交代」というキャッチコピーが付いていた。もちろん、そんなことなかったぜ!


追記・修正は忍者免許を半分もらってからお願いします。

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最終更新:2025年05月05日 07:59

*1 ゾフィー曰く、半人前だからとのこと

*2 その度に忍者免許が半分→4分の3→8分の7とちょっとずつ増えていくというオチがしばらく定番になっていた

*3 出戻り直後はゾフィー達の目もあったのかマンのフォローができず無視してしまったが

*4 TV版ではティガはダイナ時代では伝説の存在になっており、変身者同士ではダイナの方が敬意を払っている

*5 スルチンの使用を咎められた時にも剛武館にも武器が置いてあることを引き合いに出して正論で返している。そもそも館長のダイナ自身も野試合とはいえ棒術を使用している描写もある。

*6 ちなみに原典のゴーストロンは人間の爆弾でも倒せる程の弱小怪獣である