レオ(ウルトラ忍法帖)

登録日:2025/01/03 Fri 19:30:14
更新日:2025/07/01 Tue 20:29:38
所要時間:約 4 分で読めるんだってよ!




レオとは、『ウルトラ忍法帖シリーズ』に登場するウルトラ忍者。

概要

『疾風』「ねずみ小僧レオ吉登場!の巻」より初登場した鶴亀の国の平和を守る忍者集団・ウル忍の一員で、主人公マンの弟分の一人。
同じウル忍のタロウと同じく鶴亀国立忍者小学校に通っており、学校では図書委員を任されている。

モチーフは当然、獅子座L77星の王子、ウルトラマンレオで、モチーフ同様弟にアストラがいる。

ウル忍に入る以前は「ねずみ小僧レオ吉」という名の義賊として朧党をはじめとしたあくどい金持ちから金銭を巻き上げ、エースたち貧民に分け与える泥棒活動を行っていたが、マンたちとの共闘で朧党を撃退したことをきっかけにウル忍に加わることとなった。


プロフィール


  • 所属:ウル忍
  • 性別:男性
  • 年齢:10歳
  • 学年:鶴亀国立忍者小学校5年生・図書委員
  • 出身地:鶴亀の国
  • 家族:アストラ(弟)
  • 給料:月給20,000円


人物像

貧困によって弟を亡くし、この世から貧乏を無くすために義賊に走ったと語っているが、実際は盗みを生き甲斐とする生粋の盗っ人で、本質的な性格もイタズラ好き・大嘘つき・お調子者の三拍子を揃えた悪ガキ。
また、マンがネオ朧党の首領になった際は面白そうだからと寝返った上で幹部入りし、ウル父がウル忍2軍を動員した際は学校サボりたさから「にせレオ」を名乗ってちゃっかり2軍側に着いたこともあり、最終的にネオ朧党が壊滅・辛うじてウル忍が勝利した時は保身最優先のデタラメな党員入り理由を交えた反省文を提出してゾフィーお頭の許しを受けたり何食わぬ顔で元の鞘に収まったりする調子のよさを見せつけた他、不死鳥の卵争奪戦では「不老不死になればマンやゾフィーお頭より強くなれるからいばれる」と野心も抱いていた。
その他にも、住民が腰蓑&トップレスの女性だけの島・天女寧守(アマジョネス)島に行くと聞くと発奮するなど、マンやゾフィーお頭ほどでないもののなかなかにスケベ。

こんな性格だが、弟や仲間を傷付けた相手には激しい怒りを見せ、さらに一度立てた約束は何においても成し遂げようとするなど、その根本は弟・仲間想いで義理人情に厚い人情家であり、前者は『(ウルトラ)』虓魔王編でタロウを殺した炎鬼キリエロイドに対して怒りで我を失い敵討ちを決行しようとし、後者は自身が一目惚れした幽霊の少女・さよの弟を見つけるべく鶴亀の国を隈無く探し回った。
後述の盗みのプロとの戦いでは盗んだものを人々に分け与えるなど義賊としての姿も見せている。

ちなみにパンツはブリーフ派で、朧党一の盗みのプロ・嫌太売須(ケンタウルス)との泥棒勝負でパンツを剥ぎ取られ赤っ恥を掻いた。だが逆に嫌太売須の脳みそを気付かれずに抜き取るというスゴ技(?)を見せた
また、甘いものが苦手で、『(フラッシュ)』「ぷあー!復讐を誓った男現る!!」ではゾフィーお頭からエースと一緒に団子屋への食事の誘いを断ったことで団子屋の店主に成り済ませていた羅諢(ラゴン)に魂を抜かれずに済み、同時に異変に気付くきっかけにもなったが、「レオの初恋!?荒水橋の怪」ではさよとの物悲しい別れの後に饅頭を頬張っている。

初登場からしばらくの間はジト目かつ全体的に丸っこいシルエットで、『超』編以降はタロウより更にツリ上がった目つきになり、悪ガキらしさに磨きが掛かった。

『輝』からは(準)レギュラーの増加と、レオの絡みにくい外伝的なエピソードやマン&ティガ中心の展開が多くなっために出番が減ってしまった。


人間関係

  • アストラ
レオの弟。
泥棒を始めた出汁として「貧乏が元で医者に診せられずに病没した」と勝手に物故者扱いされて経緯をでっち上げられたことがあるが、実際のところレオがいうほど病弱ではなく、寧ろ元気ハツラツで兄さん想いな性格。
また、兄譲りなのか相手の技を盗んで使用することもできる。

  • タロウ
同い年のウル忍で忍小のクラスメイト。
性格・生い立ちは全くの正反対で、レオの調子のよさには呆れることがあるものの、お互い仲がよく一緒に行動していることが多い。

  • 80
忍小の担任の先生。

  • さよ
『輝』「レオの初恋!?荒水橋の怪」にて、荒水橋でレオたちが出会った幽霊の少女。
生前に弟の勘吉と生き別れ、彼を探す最中で命を落とすが、あの世でまだ勘吉の魂がいないことで彼の生存を確信し、荒水橋の上で地縛霊として勘吉が通ることを待ち続け、鶴亀の国に幽霊騒ぎを起こしていた。
彼女に一目惚れしたレオの捜索劇の末*1、最後は勘吉と再会を果たし、協力してくれたレオにお礼の口付けをした後成仏していった。


戦闘能力

泥棒家業で培った他人の技を盗んで使用する盗術を得意とし、金物を全く音を出さずに叩いて暴れたり、嫌太売須との勝負で(自身のパンツを剥ぎ取られつつも)彼の脳みそを気付かれないまま抜き取るなどその盗みの技術は卓越している。
他にもシューティングビームなどの原典でのレオの光線技も使用する。
また、ウル忍の中では一番すばしっこい。

だが一方でセブン復帰回ではタロウと共に琥陀羅亜(コダラー)に瀕死の重傷を負わされ、虓魔王編では炎鬼キリエロイドに殺されたりとシリアス回では敵に倒されることが多い。


余談

設定段階ではアストラと共に兄弟忍者として登場する案あった。

後にボンボン誌内で行われた読者公募企画「ウル忍&忍獣募集」の大賞として投稿され、その時のデザインは「左頬に十字傷、袖が擦り切れた忍装束を着用、腕当て・膝当てを装備」とワイルドな出で立ちだったが、デザインの試行錯誤の下、最終的に現在の少年忍者という設定に収まった。


追記・修正は弟や貧しい人達のために巻き上げた金銭を分け与えながらお願いします。

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最終更新:2025年07月01日 20:29

*1 さよのほうも見つけるのが無理と考えたのもあるがレオが一緒にいてくれるから幸せだと顔を赤くして述べており両想いといえる状態であった