イビルツイン(遊戯王OCG)

登録日:2020/09/19 Sat 00:45:27
更新日:2024/04/14 Sun 16:00:52
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「チャレンジ成功ッ!」「…★もよろしく」



「イビルツイン」とは「遊戯王OCG」に登場するカテゴリである。
カード上の表記は「Evil★Twin(イビルツイン)」となる。

概要

デッキビルドパック「ジェネシス・インパクターズ」で登場したカード。
同時に登場した「ライブツイン」「キスキル」「リィラ」とサポートカードを共有しており、4カテゴリを内包したテーマとなる。

キスキルとリィラがお互いを呼び合い、リンクモンスターに繋げ、
エースであるイビルツインへ繋ぐというのが大まかな流れ。
ライブツインはそれらをサポートする魔法カードとなっている。

「Evil★Twin(イビルツイン)」というのはキスキルとリィラという2人の少女が作った宝石怪盗団である模様。
また、表向きは「Live☆Twin(ライブツイン)」として動画配信者として活動しているようだ。
それを示すかの様に星マークが反転していたり、「Live」を逆さまにすると「Evil」になり、モンスター以外は「Live☆Twin」が魔法カードで「Evil★Twin」が罠カードと言う構成になっている。

ヴァリュアブルブックEXによって判明した情報によると、裏社会で名を上げ始めた凄腕怪盗コンビ。
公的機関や国家など様々な依頼人から任務を受け、一切の痕跡を残さずスパイや盗みを成功させて来たらしい。
「魔界からやってきた(という設定の)大人気ヴァーチャルライバー"Live☆Twin"」という表向きの顔で活動しつつ、任務を受ければ怪盗として盗みを働くとの事。
一方で「サニー団」というライバル怪盗団にも目をつけられており、彼女らに先回りされて晒し動画を撮られたりしている。

25周年記念PV「Yu-Gi-Oh! CARD GAME THE CHRONICLES」では彼女らの配信から「一仕事」までの様子が描かれており、
雑談放送中に何者かからの暗号化された依頼を受信した途端、すぐに放送を中断。
怪盗装束にすぐさま着替えて出動し、警察を翻弄しながら盗みを成功させる様子が描かれた。
また、アバターは実際に彼女らがカメラを介してモーションキャプチャーで動かしている事も判明している。


モチーフ

モチーフは「バーチャルYouTuber(VTuber)」と思われる。「ライブツイン」モンスターカードの背景には、どこかで見たようなデフォルメの二人が描かれている。
また、無害を装ったWi-Fiスポットや、ターゲットが使用しているルーターと同じSSID・PW等を持つ偽装ルーターを用意し、アクセスを行った人間の個人情報を盗み出す攻撃を「悪魔の双子攻撃(EvilTwins)」と呼ぶ。
表の顔は動画配信者、裏の顔は怪盗という点もそれに因んでだろうか。VTuberは基本的に中の人は不明であることが多いため、正体を隠し持って泥棒稼業を行うのに適しているのであろう。
名称にコンピューター用語も使われている点は、サイバース族モンスターの命名規則にも則っている。

キスキル、リィラ共々名の由来はシュメール神話に登場する「キスキル・リラ」という魔女。
真夜中に現れる夢魔の様な存在らしい。怪盗としての姿がどことなくサキュバスチックなのも頷ける。

また、「デフォルメされたカートゥーン調」「頭身が高めのスタンダードなアニメ調」という2つの絵柄で表現されているという点でパンティ&ストッキングwithガーターベルトを想起した人も多かった模様。


関連カード

【キスキル】

都合上例外となる後述のカードを除いて光属性で統一されている。

  • Live☆Twin キスキル
効果モンスター
星2/光属性/サイバース族/攻 500/守 0
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに他のモンスターが存在せず、
このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
手札・デッキから「リィラ」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
相手モンスターが攻撃宣言する度に、自分は500LP回復する。

電脳世界でのキスキルの姿。
ピンク髪でツインテールメスガキギャルっぽい少女、巨乳
アバターな為か種族はサイバース族で、画風も遊戯王らしからぬカートゥーンアニメ風。

出した時に他のモンスターがいない場合、デッキから「リィラ」モンスターを特殊召喚可能。
ごくシンプルな効果だが、これがデッキの初動の基幹となる。

相手の攻撃宣言時にライフ回復する効果通称スパチャ要求を持つが、こんなモンスターを相手ターンに残しておくわけがないのではっきり言ってオマケ。
むしろイビルツインの効果の性質上、残しておくと邪魔にすらなる。
あるとすれば妨害を受けて棒立ちになった時・渋々ライブツインを蘇生したりした時くらいだろう。

後述のリィラも同じような効果を持つ。

  • Live☆Twin キスキル・フロスト
効果モンスター
星2/光属性/水族/攻 500/守 0
このカード名の、(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、
(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに「リィラ」モンスターが存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):自分フィールドに「イビルツイン」モンスターが存在し、
相手がカードの効果でデッキからカードを手札に加えた場合、
墓地のこのカードを除外して発動できる。
自分はデッキから1枚ドローする。

LIGHTNING OVERDRIVEで登場したキスキル派生モンスター。
パックの出た時期が冬な為か、雪だるまのコスプレをしている。種族も水族に変更。無理やり例のカエルを出せたりもする。

(1)の効果によりリィラが場に存在すれば手札から特殊召喚できるため、リィラがうららを食らった時などにリカバリー可能に。
場を空ける必要がないため、展開後から更に続けてリンクを行って……の流れを行いやすくなった。
(2)はイビルツインが場にいる状態で発動可能なドロー効果。相手がドローフェイズ以外の効果でカードを手札に加えたらこちらも1ドロー可能。
あらゆるドロー・サーチがトリガーになるので、かなりの高確率で発動が見込める。
相手ターンでのドローになりやすいため長期戦前提となるが、シンプルにアドが稼げる。

リィラからリクルートするのはどちらのキスキルでもいいので、サイバース族が必要な場合を除くととりあえずこちらをサーチしておく方が美味しい。

後述のリィラも同じような効果(略)

  • Evil★Twin キスキル
リンク・効果モンスター
リンク2/光属性/悪魔族/攻1100
【リンクマーカー:右/下】
「キスキル」モンスターを含むモンスター2体
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに「リィラ」モンスターが存在し、
このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
自分はデッキから1枚ドローする。
(2):自分フィールドに「リィラ」モンスターが存在しない場合、
自分・相手のメインフェイズに発動できる。
自分の墓地から「リィラ」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
このターン、自分は悪魔族モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。

キスキル本来の姿、ピンク髪で大きな帽子を被ったメガネの女性。
背中には大きな翼と悪魔風のしっぽを持っており、「悪魔族」な事もあってかどうやら魔族の類の様だ。
ただしEvil★Twinチャレンジのイラストでは……?
SELECTION5の別絵版ではアバターの姿をそのまま八頭身にアレンジしたような服装になっている。おそらく新しいアバターだろう。*1

リィラが存在する時に特殊召喚するとドローできる効果と、墓地からリィラを蘇生する効果を持つ。
後述のリィラも同じよう(略)
蘇生効果を使うとEXから悪魔族しか出せなくなり、基本的にこの制限ありきで立ち回ることが求められることとなる。

この時点で説明しておくと、このデッキの基本戦術は(カッコ内は例、相方と自由に入れ替え可能)
  • サイバース族ライブツイン(L☆Tキスキル)を召喚、効果で相方のライブツイン(L☆Tリィラ)を特殊召喚
  • この2体でリンク2イビルツイン(E★Tキスキル)をリンク召喚、相方のライブツイン(L☆Tリィラ)を蘇生(ここからEX悪魔族制限)
  • この2体でもう一方のリンク2イビルツイン(E★Tリィラ)をリンク召喚、素材にした1体目のイビルツイン(E★Tキスキル)を蘇生し、この時キスキルとリィラが揃っているので1体目の(1)が発動
以上の手順により、通常召喚1回でリンク2イビルツイン2体を並べると共に、片方の(1)の効果を使ってアドを取る
さらに相手メインフェイズでも(2)でイビルツインを蘇生および(1)の効果を使い、相手ターンにもアドを取るというものである。
前述のEX種族制限があり、またイビルツインを両方素材に使ってしまうと相手ターンでの動きができない都合上、ここからリンク3~4に着地するには考慮すべき点が多い。


【リィラ】

闇属性モンスターで統一されている。

  • Live☆Twin リィラ
効果モンスター
星2/闇属性/サイバース族/攻 500/守 0
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに他のモンスターが存在せず、
このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
手札・デッキから「キスキル」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
相手は500LP払わなければ攻撃宣言できない。

電脳世界でのリィラの姿。
黄色のメッシュの入ったダウナー系っぽい青髪の少女。こちらもカートゥーンアニメ風。

効果はぶっちゃけキスキルのコピペであり、どっちかがあれば同じ動きができる。
(2)はライフを払わせる効果に反転しているが同様の理由によりやっぱり忘れてもよい。

  • Live☆Twin リィラ・トリート
効果モンスター
星2/闇属性/アンデット族/攻 500/守 0
このカード名の、(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、
(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに「キスキル」モンスターが存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):「イビルツイン」モンスターの戦闘で自分または相手が戦闘ダメージを受けた時、
墓地のこのカードを除外し、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力は、その戦闘ダメージの数値分ダウンする。

BLAZING VORTEXにて追加されたリィラ派生モンスターで、パックの出た時期に合わせてハロウィン風のコスプレを披露。
お化けに扮しているためか種族もサイバース族からアンデット族に変わっている。

(1)の効果はキスキル・フロストの相互互換*2。任意のキスキルが存在すれば手札から特殊召喚可能。
(2)の効果はイビルツインモンスターによる戦闘ダメージに応じて弱体化をかけるもの。
リンク2イビルツインは攻撃力が低いため、殴られた時に後続に強いブレーキをかけられる。
自分だけでなく相手側の戦闘ダメージでもいいので、逆に超高打点を容易に得られるキスキル・リィラとも相性が良い。
要するに攻撃力の波が激しいイビルツインによく合っていると言えるだろう。
と言っても直接的にアドを取るフロストに比べると見劣りはする。

  • Evil★Twin リィラ
リンク・効果モンスター
リンク2/闇属性/悪魔族/攻1100
【リンクマーカー:左/下】
「リィラ」モンスターを含むモンスター2体
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに「キスキル」モンスターが存在し、
このカードが特殊召喚に成功した場合に、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
(2):自分フィールドに「キスキル」モンスターが存在しない場合、
自分・相手のメインフェイズに発動できる。
自分の墓地から「キスキル」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
このターン、自分は悪魔族モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。

リィラ本来の姿。バイザーを装備した青髪の女性。相方と同じく翼と尻尾を持つ。
SELECTION5の別絵ではアバターの姿をよりセクシーにアレンジした様な服装になっている。
尚、何がとは言わないがちょっと盛っており、「アバターなのを良いことにズルすんな!」と言わんばかりに相方が怒っている。

キスキルがいる時に特殊召喚したらカード1枚を破壊する効果と、墓地からキスキルを蘇生する効果を持つ。
こちらも相方を蘇生すると悪魔族しかEXから出せないので注意。

彼女らは攻撃力1100と凄まじく貧弱であるため、この効果による除去はとても重要。
先攻1ターン目では基本的に無意味なので、初動ではキスキルの効果を狙うことになる。
相手ターンだとキスキルでは優位になりにくいためこちらの蘇生を狙うのがよい。


【Evil★Twin(イビルツイン)】

エースモンスターと罠カードで構成されている。
ここに含まれるキスキルとリィラについては前述。

  • Evil★Twins(イビルツインズ) キスキル・リィラ
特殊召喚・効果モンスター
星8/闇属性/悪魔族/攻2200/守2200
このカードは通常召喚できない。
自分フィールドのリンクモンスター2体をリリースした場合のみ手札・墓地から特殊召喚できる。
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
相手は自身のフィールドのカードが3枚以上の場合には2枚になるように墓地へ送らなければならない。
(2):自分の墓地に「キスキル」モンスター及び「リィラ」モンスターが存在する限り、
このカードの攻撃力・守備力は2200アップする。

怪盗である2人が揃ったエースモンスター。イラストはリィラをお姫様抱っこし夜の街を駆け抜けるキスキル。
ステータスは2人の合計に、属性はリィラの方になっている。
なお、以降「キスキル・リィラ」と表記する場合、原則的に「キスキルとリィラ」ではなくこのカードを名指ししているものと思ってほしい。

リンクモンスター2体をリリースして特殊召喚し、
特殊召喚成功時に相手の場のカードを2枚にさせる効果と、墓地にキスキルとリィラがいる時に自己強化する効果を持つ。

特殊召喚に2体のリンクモンスターを要求するが、前述のように基本パターンにより即座に揃えられる。
他にもトークンを利用してリンク1を並べるといった方法もある。
墓地からの特殊召喚もできるので、墓地肥やしを積極的に使うのも手。

なお、自身の効果でしか特殊召喚できないため、リンク2イビルツインの効果で蘇生したりはできない。そりゃそうだが。

(1)の効果は相手の場を荒らす効果。
だが墓地に送るカードは相手が決めるうえに2枚も残るため、これだけで決定的な盤面を作るのは難しい。
当然、これがよく刺さるくらい相手のカードが多い盤面ではそもそもこの効果を通せることは少ない。
上手く刺さればよしという程度の気持ちで使った方がいいだろう。

(2)の効果で攻撃力を実質4400まで上げられる。
展開ルートの都合上、2人が揃わずにこのカードの召喚にこぎつける場面がほぼないので、除外でもくらわない限り有効になると考えて差し支えない。
むしろこっちが本体。

イビルツイン2体が揃ったからと言ってただ出してもただの高打点モンスターでしかないので使い方はよく考える必要がある。
満を持して登場して勝負を決めるフィニッシャーとしての役割が強い。


  • Evil★Twin’s(イビルツインズ) トラブル・サニー
リンク・効果モンスター
リンク4/光属性/悪魔族/攻3300
【リンクマーカー:上/左/右/下】
「イビルツイン」モンスターを含むモンスター2体以上
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードをリリースして発動できる。
自分の墓地から「キスキル」モンスターと「リィラ」モンスターをそれぞれ1体まで選んで特殊召喚する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):墓地のこのカードを除外し、手札・デッキ及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、
「イビルツイン」モンスター1体を墓地へ送って発動できる。
フィールドのカード1枚を選んで墓地へ送る。

BURST OF DESTINYで登場した新たな「イビルツイン」にして、「キスキル」でも「リィラ」でもないカード。

従来の基本パターン(前述)は、イビルツイン2体を揃えた後にやることがなく、蘇生からのコンボのために無駄にその2体で片方をリンク召喚し直したりする必要があるという問題を抱えていた。
ボードアドを有効に使うには、ライブツイン初動だけでなくフロスト・トリートなどの追加の展開手段を絡め、別のリンク召喚に繋げたりすることが必要不可欠だったのである。
しかも途中から悪魔族制限がかかる都合上、その選択肢自体も狭かった。
このカードの登場により、イビルツイン2体からこのカードを出すという着地点を獲得し、安定した展開を行えるようになったのだ。

(1)の効果はフリチェの自己リリースと墓地のキスキルとリィラの蘇生。
サクリファイスエスケープし放題であると同時に、リンク素材として用いたイビルツイン2体を蘇生することで1枚除去と1ドローが同時に発動する。
攻撃力こそガタ落ちするものの、素材にしたモンスターを蘇生しただけで何も失っていないのに2アドを取るのは強烈。

(2)は墓地のこのカードを除外すると共にイビルツインモンスターを墓地へ送ることで、フィールドから1枚を墓地送りにする効果。
対象を取らない上に墓地送りなので非常に強力であり、対象を取る破壊しかできないリンクリィラの弱点をカバーできる。
コストについては手札・デッキから墓地へ送れるのは唯一キスキル・リィラだけと非常に狭い。しかしデッキにキスキル・リィラが残ってさえいれば実質サーチであり、アドの塊となる。
フィールドから工面せざるを得なくなった場合も、基本パターンからすでに蘇生を使った方を墓地へ送る→蘇生→アド効果に繋げるといった形で活用可能。
「このカードが墓地へ送られたターンには発動できない」制約は無いので、リンク召喚即(1)から(2)で除去してすぐ2体目を出し直すという力技もアリ。

また、1100の倍数の流れを汲んでいることによる攻撃力3300という高打点も無視できない強み。
直接攻撃から(1)で追撃をかければ単独で5500ダメージを叩き込むため、フィニッシャーとしての能力も高い。

総じて、「イビルツイン」の名を持つ高打点な悪魔族リンクモンスターで、能動的にキスキル・リィラを墓地に落とせて対象を取らない除去ができるという今までイビルツインが求めていた物をすべて持つモンスター。

イラストは後述するトラブルサンにて先行登場していた金髪少女、
もといキスキルリィラと敵対するライバル怪盗団「サニー団」の首魁であるサニーと、お目付け役のルーナのコンビ。
  • 素材指定が「イビルツイン」モンスター→彼女たちの活躍の場に乱入してくる。
  • フリーチェーンで発動可能な自身のリリース+墓地のキスキル&リィラ蘇生→ヤバくなったらさっさと逃げてキスキルとリィラに後始末を押し付ける。
  • 墓地の自身を除外してイビルツインを墓地送り+相手のカードも墓地送り→キスキルとリィラを蹴落としてお目当ての存在を自分が狩り取る、または死なば諸共で自分もイビルツインの二人も敵も全部巻き込んで自爆。
……と、よくよく見るとイビルツインの二人への嫌がらせに特化した効果なのがポイント。
性能的にはイビルツインの欲しかった要素全てを持っているのがある意味皮肉。

また、「墓地に存在しつつ最低一枚イビルツインモンスターが存在すれば、強力な墓地送り除去が可能」という点から、キスキル・リィラ共々《月女神の鏃》用コストとして様々なデッキへピン挿し出張している場面も見られる。
《月女神の鏃》のコストに使用して相手のリンクモンスターをバウンスし、その後にトラブル・サニーを墓地から除外して追加で墓地送りという2アドを取れるのは中々に強い。
要するにドラグマの墓地コスト用としてEXにいるヌトスやウィンドペガサスやスカルナイトみたいなアレ。

背景に描かれているデジタルサイネージはかなり賑やかになっており、イラストだと少々分かりにくいが設定画にて詳細が確認できる。
殆どはイビルツインのもので、口紅の広告らしきスタイリッシュなもの、炭酸飲料(というか《体力増強剤スーパーZ》?)のボトルらしきものを持ったリィラにキスキルがルパンダイブしているもの、ゾンビのような姿になったファンシーなもの、二人の手でハートを作っているもの、MIBよろしく黒服にサングラス姿のもの、《六花絢爛》のイラストを二人でパロディしているもの、
そしてまたしても登場したマグネッツ1号・2号が《簡易融合》と同じ見た目のカップ麺を宣伝している*3もの……といった調子である。


  • Evil★Twin チャレンジ
通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分の墓地の「キスキル」モンスターまたは「リィラ」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
その後、以下の効果を適用できる。
●自分フィールドのモンスターをリンク素材として「イビルツイン」リンクモンスター1体をリンク召喚する。

キスキルorリィラを蘇生し、それをリンク素材にしてイビルツインリンクモンスターをリンク召喚する効果を持つ罠カード。
リンク2のものはキスキルorリィラ+自由素材でリンク召喚できるので、適当なモンスターから展開できる。
ただ、理想的な動きができていればわざわざこれを差し挟むメリットはそんなに大きくない。

イラストでは2人がパソコンの画面に映った宝石を見ているシーン。何者かから宝石を盗む依頼を受けている所だと思われる。
背景には撮影機材やVRゴーグルとコントローラーらしきものも散らばっている。普段の収録や配信もここで行っているのだろう。
リンクモンスターの方のキスキルとリィラには悪魔風の翼や尻尾があったが、こちらのイラストではそれらが無い。
実は衣装の装飾なのか、それとも任意で格納したりできるのだろうか。

  • Evil★Twin プレゼント
通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドに「キスキル」モンスター及び「リィラ」モンスターが存在する場合、
以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分フィールドの「キスキル」モンスターまたは「リィラ」モンスター1体と、
相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスター2体のコントロールを入れ替える。
●相手フィールドにセットされた魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを持ち主のデッキに戻す。

キスキルかリィラがいる時、彼女らと相手モンスターを入れ替える効果と、
相手のセットされた魔法・罠カードをデッキバウンスする効果の片方を使える罠カード。

イビルツイン2体が揃った盤面から、片方を相手に押し付けることでフィールドにキスキルorリィラがいない状況を作れるのが肝。
事実上、単なるコントロール奪取となる。墓地に2枚目のイビルツインを確保していた場合に限るが。
押し付けるキスキルorリィラはミラーマッチでもない限り効果は活用されないしステータスも低いので低リスクだが、イビルツインを押し付けた結果リンク2として活用されるとちょっと辛いので注意。
魔法罠バウンスはシンプルに1:1交換なので適当な時に使おう。墓地効果のある魔法罠が多い昨今ではデッキバウンスは高評価。

イラストでは2人が宝石に飾り付けをしている。
盗んだ宝石を誰かにプレゼントするのだろうか。

  • Evil★Twin イージーゲーム
永続罠
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドの「キスキル」モンスターまたは「リィラ」モンスター1体をリリースし、
以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分フィールドの「キスキル」モンスターまたは「リィラ」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで、
リリースしたモンスターの元々の攻撃力分アップする。
●フィールドのカードを破壊する魔法・罠・モンスターの効果が発動した時に発動できる。
その効果を無効にする。

キスキルかリィラをリリースし、強化か破壊効果無効ができる永続罠カード。

効果自体は平凡だが、プレゼント同様キスキルとリィラが揃っている時に片方をリリースして蘇生の条件を満たすことが本分と言ってもよい。
1つ目の効果は状況を選ばないが、イビルツイン同士でやったところで1100上がって2200になるだけなのでわりと気休め。
キスキル・リィラをリリースして総攻撃力を2200上げるというのが一番強い使い方だろうか。

イラストでは2人が盗みを成功させている。「ちょろいもんだぜ」といった所であろうか。
イージーゲーム*4、英語版での「GGEZ」*5という名前からして、今回の盗みは彼女らには容易い仕事だったのだろう。


【Live☆Twin(ライブツイン)】

レベル2のキスキルとリィラも全て含まれるが、カテゴリとしては魔法・罠カードのみが指定される。
なお、指定としては魔法・罠カードだが、罠カードは存在しない。
逆にイビルツインは魔法カードが存在しない。

  • Live☆Twin チャンネル
フィールド魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分または相手のモンスターの攻撃宣言時に、
自分フィールドの「キスキル」モンスターまたは「リィラ」モンスター1体をリリースして発動できる。
その攻撃を無効にする。
(2):自分・相手のエンドフェイズに、自分の墓地の
「キスキル」モンスターまたは「リィラ」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをデッキに戻す。
自分フィールドにモンスターが存在しない場合、デッキに戻さず手札に加える事もできる。

キスキルかリィラをリリースして攻撃を無効にする効果と、
エンドフェイズに墓地のキスキルかリィラをデッキに戻すかサルベージする効果を持つフィールド魔法。

状況に応じてデッキか手札に戻し、その後の展開に繋げるのが主な役目。
(1)の効果で場を開ければサルベージ効果も使いやすい。

イラストには2人の作成した動画が複数映っており、画面のフォーマットは完全にYoutubeのチャンネルそのもの。
また動画サイトを開いている検索エンジンのUIはよく見るとApple製端末に搭載されているブラウザアプリ「safari」に酷似している。
その中には2人がピケルクランに扮して睨み合っている動画や、
幽鬼うさぎ灰流うららに扮しているホラーっぽい動画(世にも奇妙な物語のタイトルロゴと似たものが書かれている)等が映されている。
右下の動画サムネイルに写っているのは懐かしの「暗黒大要塞鯱」。尾びれの形がキスキルの髪飾りに似ている、という内容らしい。
ちなみにページが重いのでファンから少々不評だとか。


  • Live☆Twin エントランス
速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):手札を1枚捨てて発動できる。
デッキから「キスキル」モンスターまたは「リィラ」モンスター1体を特殊召喚する。
このカードの発動後、ターン終了時まで自分は「イビルツイン」モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。

手札を1枚捨ててキスキルかリィラをリクルートする速攻魔法。

いささか重く、これを使ったところで強い展開ができるわけではないが、保険としての価値は高い。
ただし制約が非常に厳しく、サニー登場以前はリンク2の2体orキスキル・リィラしか着地点にならないという大きな問題を抱えており、評価はイマイチだった。
デッキ全体を強化したサニーの恩恵を最も受けたカードとも言える。

イラストは電脳世界の2人がログイン方法について解説しているシーンだと思われる。
動画サムネイルは全て砂嵐画面と南京錠になっており、どうやら現実のYouTubeと違いログインが必要な会員制の個人サイトのようだ。
なお案内キャラがやかましい為ファンから少々不評らしい。

  • Live☆Twin トラブルサン
永続魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):このカードの発動時の効果処理として、
デッキから「ライブツイン」モンスター1体を手札に加える事ができる。
(2):自分フィールドに「イビルツイン」モンスターが存在する限り、
相手がモンスターを召喚・特殊召喚する度に、自分は200LP回復し、相手に200ダメージを与える。

DAWN OF MAJESTYにて登場した魔法カード。ありそうでなかったライブツインのサーチ。
某炎舞や某召喚陣の様に、発動時効果処理として任意のライブツインモンスターをサーチしてくれる。
後述のサイバネット・マイニングと比較すると、こちらは永続魔法故に発動の瞬間に破壊されると不発となるがノーコストで使用できるのが強み。
また、サイバース族でないフロスト・トリートもサーチできるので、手札に無印キスキルがある→うららで止まる→トリートをサーチしてリカバリーなどが可能な万能カードなので積まない理由は無い。
さらに、発動後は自身の場にイビルツインが居る限り、相手が召喚・特殊召喚を行う度に200のバーンダメを与えつつ、こちらは200回復するという妨害効果を持つ。
単発ではしょぼいが塵も積もれば何とやら。大量に特殊召喚する系のデッキであればバカにならないライフ差がつき、残りライフわずかの相手を詰みに追いやれる場面もありえる。
カードの発動はターン1だが効果の発動は無制限なので、長期戦だと600ダメージ&600回復というエグい数値になることも。

イラストは動画サイトランキングと思われるページ。
ライバーデビューしたマグネッツ1号&2号の動画、閃刀姫のコスプレをしたキスキルとリィラの動画に大差を付け、サニーの動画がランキング1位に輝いている。
マグネッツ兄弟はメントスコーラのようなことをおり、オーソドックスなYoutuberだと思われる。子供人気すごそう
そのサムネイルには申し訳程度に目線が入れられた、珍しく盗みの場でヘマをやらかしたイビルツインの姿と、勝ち誇ったように高笑いするサニー*6が描かれているので、俗に言う晒し動画だろう。
或いは「物申す系*7」や「喧嘩凸待ち*8」と呼ばれる動画ジャンルの可能性もある。
サニーがイビルツインの二人をライバル視しているため、動画で挑発しているのだろうか。
架空文字故に分かりづらいが、サムネイルに書かれた文字はおそらく「イビルツインの正体!?」や「イビルツインの敗北!?」といった煽りと思われる。

マスターデュエルではDAWN OF MAJESTY(2021/4)では例外的にサービスイン時点で収録されており、初期のサニー抜き【イビルツイン】の使い勝手をかなり助けていたと言える。


【その他】

  • シークレット・パスフレーズ
通常魔法
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):デッキから「ライブツイン」魔法・罠カード
または「イビルツイン」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
自分フィールドに「キスキル」モンスター及び「リィラ」モンスターが存在する場合、
代わりに「イビルツイン」モンスター1体を手札に加える事もできる。

何気に唯一のライブツインでもイビルツインでもない関連カード。
デッキからライブツインorイビルツイン魔法・罠カードをサーチするか、
特定条件でイビルツインモンスターをサーチする効果を持つ。

ライブツインモンスターをサーチするトラブルサンをサーチできるため、要するに全部サーチできるタイプのカードである。
実際のところトラブルサンをサーチするだけで十分だが、単体だと微妙気味なカテゴリ魔法罠に「展開札が間に合ってる時のサーチ先」という採用理由を与える存在。

イラストは裏の彼女達へと通じるパスワードを入力する所だと思われる。
よく見るとLive☆Twinチャンネルにもこの画面に入るためのバナーが描かれている。

  • ブービーゲーム
通常罠
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分が戦闘ダメージを受けるダメージ計算時に発動できる。
その戦闘で発生する自分への戦闘ダメージを0にする。
(2):セットされたこのカードが相手の効果で破壊され墓地へ送られた場合、
「ブービーゲーム」以外の自分の墓地の通常罠カードを2枚まで対象として発動できる。
そのカードを自分フィールドにセットする。
この効果でセットしたカードはセットしたターンでも発動できる。

先述の「トラブルサン」の前弾にて登場。
通常罠を大量に搭載したデッキであれば、防御札と罠再利用札を兼ねる事から一定の活躍を見込めるが、イビルツインとは特にシナジーしない。
登場弾では通常罠を多用する【アメイズメント】が初登場したり、落とし穴を多用する【蟲惑魔】や罠モンスターデッキである【バージェストマ】の強化が入っているため、イビルツインというよりそれらとの連携を前提としたカードデザインと思われる。

イラストではカラのアクリルケースと舞い散るサニーを思わせるデザインのエンブレムを前に、
頭を抱えて慌てるキスキルと静かに悔しそうにするリィラが描かれている。
サニーか誰かに先を越されたか、或いは偽の依頼にまんまと引っ掛かってしまったのだろうか。
「トラブルサン」のイラストにある目線が入ったイビルツインのイラストはこのカードのイラストから引用されている。
カード自体が別のカードに描かれているという例は多々あるがこういった例は稀である。

  • リィラップ
永続魔法
このカード名の効果は同一チェーン上では1度しか発動できない。
(1):1ターンに1度、自分の墓地からモンスターを特殊召喚した場合に発動できる。
相手は1000LPを失い、自分は500LPを回復する。

SELECTION 5にて登場。同弾に収録された「世界観を広げるカード」枠の一つをイビルツインが担当する分である。
墓地蘇生に成功する度に1500LPの差を広げる効果を持つ。
同一チェーン上で1回しか発動しないため複数枚並べても効果は重複しないが、
珍しく名称指定ターン1の制限は無いため、何らかの方法でセルフバウンスさせれば1ターン中に複数回効果を発動でき、ループ1キルのパーツにもなり得る。
複数回発動すれば1枚で生むライフアドとしては強力だが、条件を安定して満たす前提はもちろん、現代遊戯王でそんな悠長なデュエルをするかどうかが問題。
【イビルツイン】は肝心なライフアドとのシナジーは無いが、基本の動きで相手ターン含めて毎ターン蘇生を行うし、先攻制圧or後攻1キルで強みを出すデッキではないので、最低限の要件は満たしている。トラブルサンと組んで削り勝つ展開が決まれば面白い。リィラ魔法・罠もサーチできたらな……

イラストではラップバトルを繰り広げていると思しきライブツインの姿が描かれている。なぜラップ?と思う人も多いかもしれないが、現実でもVTuberのキャラソンは意外にもラップが多かったりする。
DJは見慣れない人物が務めているが、髪色と肌色からしてルーナのアバターと思われる。低頭身チビキャラなのはサニーと色んな意味で対照的
コメント入力欄の様なものや迸る金貨、一部だけ強調表示されたコメントらしきものが描かれているのを見るに、
モチーフはYoutubeのスーパーチャット(スパチャ)*9であろう。前述のように、ライブツインの空気な方の効果もスパチャイメージ説が有力である。
相手が払ったLPに対して自分の回復LPが少ないのも、スパチャには動画サイトの取り分がある事の再現なのかもしれない。
VBEX3ではコメントの一部が公開されており、キスキルとリィラはラップを嚙みまくっているのに対してDJのルーナは腕前が良いようだ。
またリボルバーを意識したコメントやサニーが書き込んだと思われる自演コメントも流れており非常にカオス。

相性のいいカード

【モンスター】

星杯の妖精リースがイヴを乗っ取った姿。後述の【トロイメア】に属する1枚。
墓地に存在するリンクモンスターを効果無効化して釣り上げてくれるので、リンク2を蘇生→それを素材に新しいリンク2イビルツインを出し直すことで2ターン目以降の展開手段となる。
相手フィールドに特殊召喚する効果で軽度のロックをかけることも可能。送りつけのお陰で初動時に自分の場がガラ空きじゃないと何かと辛いテーマの対策になるのもポイント。

  • サイバース・ガジェット 怪盗の任務を伝えるロボット
イヴリースと同じく墓地モンスターの釣り上げ効果持ち。こちらの対象はレベル2モンスターなのでライブツインが蘇生できる。
そのままリンク素材にしてしまえばリンク2、さらに置き土産でトークンを一つ残すので続けてリンク3とつなげていける。
同パックにて「このデッキで使ってね」と言わんばかりに再録されているので入手は楽になった。

  • フォーマッド・スキッパー マスコット
自分の事を転生炎獣と思い込んでいるトビハゼ。効果によりキスキルまたはリィラと思い込む事も可能。
第4のキスキルまたはリィラとしてイビルツインにアクセスできる。
サイバース族なのでサイバネット・マイニング等と合わせやすく、「リンク素材になると上級サイバースをサーチ出来る」という効果で後述のパラレルエクシードを呼べるのもウリ。

  • バックアップ・セクレタリー、パラレルエクシード 同期のVtuber
リンク召喚を多用しサイバース族が初動要員となるイビルツインで特殊召喚しやすい素材要員サイバース族。
フロスト・トリートと被るが、こういった追加展開要員の重要度は低くなく、他のサイバース関連とあわせて採用に値する。

  • ドットスケーパー マスコットその2
墓地へ送られた時、除外された時にそれぞれ1デュエルに1回づつ自身を特殊召喚できるドット絵。
エントランスやサイバネット・マイニング、トロイメアと手札コストが割と絡むため、そこから展開に繋げられる。
ただ、除外の方は特に行う機会がない。

キスキルが光、リィラが闇なのでカオス系の召喚条件になることが多い「光属性と闇属性を除外して特殊召喚」を満たせる。
単体でも強力な効果を持つ混沌帝龍開闢をピン挿ししておくと、フィニッシャーや除去手段として中々便利。

  • 混源龍レヴィオニア 迷惑ファンその2
こちらも上記カオスと同じく、墓地に光と闇が溜まりやすいので使いやすい。
下記のディアボロスと同じくドラゴン族なので、「ドラゴン・目覚めの旋律」も刺しやすくなる。

  • 魔サイの戦士、魔犬オクトロス 悪の組織のペットと言う設定のマスコット
墓地に行くと悪魔族を簡単にサーチ出来るサイと犬。
魔サイの戦士は墓地に悪魔族を1枚落とし、魔犬オクトロスはレベル8悪魔族を手札に加える。
相手に戦闘破壊させたり自爆特攻しても良いが、「レベル3の悪魔族」である点を活かしてガイドさんにご案内してもらうのもアリ。
ガイドさん共々リンク素材にすればすぐにキスキル・リィラをサーチ可能。

変身ヒロインとズッ友の魔王様。もれなくダークヒロインとも相性が良い模様。
「闇属性モンスターのリリースをトリガーとして手札・墓地から特殊召喚」なので、リンクリィラを用いてキスキル・リィラを出すと何故か一緒に出てくる。
4400と3000打点を同時に並べる時点で中々に強力だが、自身やキスキル・リィラをリリースしてハンデスが出来るのが強み。

  • マタタビ仙狸 猫ミーム
自身のリリースによって墓地からレベル2を蘇生する効果と、そのモンスターと異なる属性のレベル2をデッキから特殊召喚できる効果を持つ。
キスキル+リィラの再展開はもちろん、自らもレベル2なので後述するスプライトとも噛み合わせが良い。
デッキから妨害持ちのスプライト・レッドなどを立てたり、スプライト・ジェットで更にサーチという動きも可能。特に後者は制限なので安定して持ってくる事ができるのはかなり便利。

  • 【破械】 悪の組織と言う設定のライバルキャラ
悪魔族中心のテーマ。カードの破壊をトリガーに特殊召喚を行ったり、逆に相手の場を破壊しまくる文字通りの破械(破壊)野郎共。
フィールド上のカードの破壊に反応して飛び出す3000打点+除去持ちの雙極の破械神を筆頭に、サーチ持ちの下級も込で相性が良い。
特に下級が持つ「自分の場のカードを割って効果発動」は、リンクキスキルとリンクリィラの特殊召喚時の効果トリガーに出来るのがポイント。効果発動したい方を割って、残った片割れの効果で蘇生すればドローor1枚除去が出来る。
雙極の破械神は悪魔族かつレベル8なのでダーク・オカルティズムにも対応。

レベル2、ランク2、リンク2等の「2」に関連する数値をサポートする効果の多い雷族テーマ。そして現環境を一時期パチンコ変身ヒロインか炭酸飲料かまでに持ち込んだ問題児。
デッキのモンスターがレベル2重視かつリンクモンスターもリンク2が主力なイビルツインとの噛み合いは中々良く、ただでさえ高い展開力をスプライト・ブルーやスプライト・ジェットで更に高められる。
加えてエースカードのギガンティック・スプライトはその効果故にイビルツインが苦手とするニビルをメタりつつ、相手ターンに動ける妨害も用意可能。イビルツインリンクを素材に出せるのでサブの主力として活躍する事請け合い。
やりすぎたので現在は規制カードが多いが、ほとんどの下級スプライトが「場にレベル2がいると特殊召喚できる」という効果を持つので、規制されまくった現在でも全然使えるのも大きい。
一部のカードを使用したターンはキスキル・リィラやトラブル・サニーを立てられなくなる点には注意。


【EXモンスター】

キスキルとリィラの「蘇生効果を使うと悪魔族以外EXから出せない」という制約下でも出せるリンクモンスターの皆様。
制約を考えなくても単体で優秀なのでとりあえずで挿しておいても問題ない。派遣会社トロイメア
ユニコーン、フェニックス、ケルベロスはリィラ以外の除去手段として、グリフォンは墓地のサポートカード回収と制圧。
イビルツインは縦横のリンクマーカーを持つため、相互リンク時の効果を狙いやすいのも強み。特にグリフォンはその恩恵を強く受ける。
また、マスカレーナを介して出せば相手ターンでの除去や妨害もできる点が強い。
初登場パックではグリフォンが、再録時にはフェニックスが「使え」と言わんばかりに同時収録されている。

  • 破械リンクモンスター 撮影機材
こちらも悪魔族なので制約下でも問題なく出せるリンクモンスター達。
特に破械雙王神ライゴウは、カテゴリ指定や破械に関係する効果を持たない実質的な汎用カードなので単体でも有用。
雙極の破械神などを入れる場合には破械神アルバ、破械神ラギアを出すことも出来る。フォーマッド・スキッパーでも可。
相手の特殊召喚モンスターを巻き込んで連鎖的にリンクしていき、ライゴウはもちろん闇属性リンク4を出していく事も夢じゃない。
公式も相性の良さを把握しているのか、SELECTION5ではライゴウがノーマルで再録されている。

  • リンク・ディサイプル、リンク・ディヴォーティー 裏方スタッフ
サイバース族素材のリンク1で、2体を組み合わせることでディサイプル+トークン2体の3体に化けるが、リンク3以上をリンク召喚できなくなる。
トークン1体をリンク1に変換すればトークン1体を残してキスキル・リィラのコストが確保できる。
初動を止められた時に変換→パラレルエクシードなどで無理やり動いたり、
モンスターをもう1体追加*10できれば後述のイビルツイン+マスカレーナによるリンク2だけで組める妨害布陣に繋げられたりと、幅が広がる。

  • スプラッシュ・メイジ マネージャー
  • トランスコード・トーカー、アクセスコード・トーカー ボディガード
お手軽リンク4コンボ。キスキル+リィラでスプラッシュ・メイジ、効果で釣り上げたキスキルまたはリィラとスプラッシュ・メイジでトランスコード・トーカー。
続けてトランスコード・トーカーでスプラッシュ・メイジを釣り上げれば、あっという間に5300打点を持つアクセスコード・トーカーが完成する。
要するに、このデッキの基本パターンと似たようなことをやっており、サイバース族で行ううえにサイバース族限定制限もかかるので、悪魔族を使い悪魔族限定制限がかかる基本パターンとは両立しない。
「他のサイバース族を使う時に、最悪キスキルとリィラが揃わなくても動ける」
「サイバース族だけで完結しているので、サイバース+悪魔の基本パターンと異なり群雄割拠を回避できる」
「通常は悪魔族制限により繋げにくいアクセスコードに直行できる」
といった利点があり、ややEXデッキの枠を食うが汎用性の高いサブプランとして優秀。

  • 神騎セイントレア ボディガードその2
キスキルとリィラでエクシーズ可能なランク2。
エクシーズ素材がある限り戦闘破壊されず、殴った相手を問答無用でバウンスさせる効果を持つ。
破壊耐性や対象に取れない効果を持つモンスターにお帰り頂けるのは有り難い。
いざとなったら天霆號アーゼウスにエクシーズチェンジして相手に牽制を利かせる事も可能。ランク2以下なのでダウナードを挟めるのもポイント。

相手ターンにリンク召喚が出来るリンク2。
リンクイビルツインの制約はそのターン限定なので相手ターンに制約をすり抜けて悪魔族以外をリンク召喚でき、場を空けてキスキルかリィラの効果に繋ぐこともできるため一挙両得。
ただし、自身も制約に引っかかるので早めに出す必要がある。
ちなみにアートワークスにて判明したが、実は彼女とイビルツインは同業者として仲が良いらしく、ファミレスにて食事を取りながら情報交換や雑談をする関係だとの事。

マスカレーナのライバルにしてS-Forceの見習い隊員であった乱破千代丸が、色々あった後にマスカレーナの相棒になった後の姿。
自身のリンク召喚時や相手の攻撃発動をトリガーとして、相手カードを除外する事ができる妨害効果持ちのリンクモンスター。
キスキルとリィラで簡単に出せるのはもちろん、マスカレーナの相棒キャラという設定もあってか彼女との相性も抜群。
上記トロイメアと同じようにマスカレーナ経由で出せば、相手ターンに動いて妨害を行える。

相手モンスター1体を巻き込んでリンク召喚できるリンク5の悪魔族モンスター。
リンク2を絡めることで最も効率よく出せるため、リンク2が主軸となる当デッキで扱いやすく、しかも悪魔族であるというお誂え向きのカード。
デッキがマスカレーナとのコンボを無理なく組み込めるのも嬉しい。
フレーバー的には同じシュメール神話関連という要素もある。


【魔法・罠】

  • サイバネット・マイニング
説明不要なサイバース族サーチ。キスキルとリィラを手札に呼び込める。
非常に便利だが、手札コスト向きのカードが乏しいので消費が重い。
初動札の枚数自体はかなり充実しているため、他のサイバース族と使い分けるために採用したいところ。

  • Into the VRAINS!
リンク召喚を多用するこのテーマには、文字通りVRAINSの決めセリフをカード化したこの一枚も合う。
手札から出したモンスターは効果無効化されるとはいえ、それを用いてリンク召喚を行う際には無効化や妨害を受けないので、確実にイビルツインモンスターを立てていける。
また、リンクモンスターの破壊時には墓地からそれと同種族のモンスターを手札に回収できる為、リンクのキスキル&リィラやサニーをEXデッキへ戻したり、サイバースリンク破壊時にキスキルやリィラを回収したりできる。

  • 貪欲な壺
連続特殊召喚デッキのお供。
特にEXデッキのイビルツインが枯渇すると立て直しがろくにできなくなるので、その回収の価値も大きい。
一方でイビルツインやキスキルとリィラが墓地に残ってないと困るので、早く使うとデメリットもある。

  • ダーク・オカルティズム、混沌領域、煉獄の災天
キスキル・リィラのサーチに使えるカード。手札に呼び込んだり墓地送りに出来る。
それぞれ「手札消費がある」「光属性モンスターを除外しないといけない」「場に残るため場合によっては邪魔になる」と一長一短。

  • トレード・イン
手札のレベル8モンスターを捨てて2ドロー。
墓地にいても問題ないキスキル・リィラ以外には、レベル8の出張要員(上記の雙極の破械神や耐性持ちの除去用に入れた壊獣、等)、手札で腐ったパラレルエクシード等をリソースに変えやすい。

古来より伝わる召喚反応全体除去トラップ。収録されたパックでも同時再録。
キスキルかリィラの召喚にチェーンして発動すると、全体をまとめて除去した後に自分だけ先程召喚したキスキルもしくはリィラの相方が特殊召喚される。
特殊召喚後に「自分フィールドに他のモンスターがいない」という条件を満たすため、相手を消し飛ばしつつ自分のみ改めて相方を特殊召喚し直せるという事である。


弱点

リクルートで始動するため灰流うららが天敵。このリカバリーが一番の課題。
細々と連続特殊召喚を行う特性上ニビルの条件もあっという間に満たしてしまうし、当然増殖するGもかなり辛い。
そのため、墓穴の指名者などの手札誘発メタは必携。

テーマ内のモンスターはフィニッシャーのキスキル・リィラやトラブル・サニーを除いて素材特化の貧弱モンスター群であるため、展開を止められると本当に何もできなかったり、中途段階での殴り合いになると相当厳しい。


余談

  • カード名に「★」を使う初のカテゴリである。
    ちなみに「☆」の方は《スピード・キング☆スカル・フレイム》が初出。

  • ライブツインのカードにはいわゆる架空文字のような物が書かれている。
    実際のアルファベットに当てはめていると思われるものの、原型と架空文字とは全然似ていない。

  • 遊戯王マスターデュエルでも初期から登場。その安定力のある動きとテーマ内のURが実質2種類という組みやすさで準環境クラスの力を見せていた。…が、基本OCGから1年遅れで実装されるはずのカード追加でEvil★Twin’s トラブル・サニーの実装がなぜか遅くなってしまった。カード追加の度にデュエリストを期待、がっかりさせていたが、無事2022年7月に実装された。

  • 現状でもかなりのカードパワーを誇る為遊戯王デュエルリンクスでは実装されていない。…なのだが高レベルのモブデュエリストが使ってくる敵専用カードとして登場している。プレイヤーが使えるようになるのはいつになるやら…。





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最終更新:2024年04月14日 16:00

*1 バーチャルYoutuberには定期的に自身のアバターを更新したり、デビュー時はデフォルメや2Dだったアバターを人気になったタイミングで高精度化した3Dに新調する事が多々見られる。

*2 カードとしての登場はこちらの方が先。

*3 マグネッツを融合素材に指定する、簡易融合で召喚可能な融合モンスターが存在するのは偶然か、そこまで含めたネタかもしれない。

*4 Easy game.「容易い事」「良いカモ」といった意味

*5 「Good game easy」を短縮した英語圏のスラング。「GG(good game)」は「良い試合でした」といった意味でゲーム後の挨拶等として、「EZ」はEasyの略語として、それぞれ単体であれば特に深い意味無く使われるが、「GGEZ」だと「楽勝過ぎww」「お前雑魚過ぎww」といった挑発の意味になる。

*6 なお、サニーのアバターは現実での姿とは違い長身巨乳のナイスバディなお嬢様となっている。色んな意味でイビルツインの二人と真逆である。

*7 人気芸能人やYoutuberの裏側や疑惑について真偽はさておき、糾弾したり晒し上げる動画。その人物をよく思わない存在や、そういう動画を専門とするYoutuberや生主がよくやっている。

*8 特定の相手を挑発しまくるような動画、ないしは生放送を公開し、怒った相手を自身のボイスチャットに呼び込んで口喧嘩へと引き込む行為。やはりというか、そういう動画専門のYoutuberや生主もいたりする。

*9 動画配信者に投げ銭とコメント投稿を同時に行う機能。スパチャで投稿されたコメントは大きく強調され、配信者や他の視聴者の目に留まりやすくなる。

*10 サイバースライブツイン2体+フロストorトリートの特殊召喚、ライブツイン2体+バックアップ・セクレタリーなど、「キスキルorリィラ+下級サイバース2体」が条件。