グラップラーグフ

登録日:2025/09/02 Tue 23:58:14
更新日:2025/09/03 Wed 07:23:17NEW!
所要時間フフフ、約 3 分で読めるそうだな…!




グラップラーグフとは、アニメ『SDガンダムフォース』に登場するキャラクター。
CV:岩尾万太郎

概要

数多の次元を侵略する組織・ダークアクシズに所属するネオトピア侵攻部隊司令・コマンダーサザビー配下の三人の部隊長の一人で、作戦の失敗続きのザッパーザクに代わる形で登場した第2の刺客。
接近戦だけでなく策略にも長けた頭脳派で、部隊長を示す角(ブレードアンテナ)に入っている線の数は2本。

モチーフ機体は言わずもがな、『機動戦士ガンダム』のグフ、元ネタは『SDコマンド戦記Ⅱ ガンダムフォース』のバウンティハンターグフ。

人物像

部隊長3人の中でもクールな頭脳派にして残忍かつ狡猾な性格の卑劣漢であると同時に部隊長の座を虎視眈々と狙い続けていた野心家でもあり、その野心を果たすためならば仲間をも陥れ、蹴落とすことも辞さない非情さを併せ持った極めて陰険なド外道。

血気盛んな同僚のザッパーザクとは犬猿の仲で、何かにつけて彼のバカさや短気さを見下すのは序の口、彼と顔を会わせただけで歪み合いや互いの戦法の貶し合い、しょ~もない口喧嘩に発展するほど仲はすこぶる悪い。
同じく同僚のデストロイヤードムとは、彼の武器の扱いの豊富さと大火力を認めているものの一度キレると見境がなくなるめんどくさい性分と底無しのバカっぷりには頭を抱え苦手としており、同じくドムを苦手とするザッパーもこういう時には意気投合している。

また、ザッパーたちと共にラクロア滅亡にも関与している他、ダークアクシズと同盟を結んでいる騎馬王丸軍の存在など異次元のモビルピープルに関する知識も豊富。

戦闘能力

主にヒートサーベルやGHクローを用いた接近戦やバーニアやサブフライトシステムをフル活用した高機動戦闘を得意としているが、その中でも抜きん出ているのは悪知恵と頭脳であり、仲間の犠牲を承知で敵を窮地に陥れたり、自身が暴走させた列車兄弟を本拠地への運送の失敗も視野に入れて脱線した先のコンビナートに激突させて二次災害を引き起こそうと企てるなど、極めて残酷かつ陰湿的な策謀を立てることが多い。
また、左腕はアタッチメント式となっており、作戦の状況に応じてアームの差し替えが可能としている。

武器・装備

  • ヒートサーベル
独特な形状をした刀身の白兵戦兵装で、普段は下記のシールドの裏に収納されている。
元ネタはバウンティハンターグフのエクゼキューショナーだが、刀身の形状は若干異なる。

  • シールド
内部にクワガタムシの顎のようなバイスクローが内蔵されている攻防一体の盾。戦闘以外では左肩に架けられているシールドホルダーにマウントされている。
なお、ラフ画稿では二つに分解してバックパックに安定翼として装着することで飛行形態になるという案が存在していた。

  • ヒートロッド
右腕の籠手に装備されている電磁鞭。先端には鋏状のアンカーが付随されている。
設定画稿内で存在が明かされているのみで、劇中で使用されることはなかった。
モチーフはグフカスタムのヒートロッド(ヒートワイヤーとも)で、こちらもバウンティハンターグフのヒートチェーンが元ネタ。

  • GHミサイルアーム
内部に大型ミサイルGHミサイルが装填されている腕自体がミサイルランチャーとなっているグラップラーグフのデフォルト装備のアタッチメントで、親指にはミサイルを発射する際のスコープが内蔵されている。また、ミサイルの先端には小型のニードルミサイルが多数内蔵されている。
基本的に敵にトドメを刺す時や追い詰められた時にしか使用せず、いわば最後の切り札とも言うべき必殺武器である。
元ネタは恐らくバウンティハンターグフのマシンガンハンドだと思われるが、モチーフ的にはグフカスタムやグフフライトタイプのマニピュレーターとなっている。

  • GHクローアーム
接近戦時に使用される4本のGHクローが搭載されたアタッチメント。
ヒートサーベルと併用することで擬似的な二刀流を展開することが可能。また、内部のワイヤーに接続し射出することで遠距離の敵への攻撃もできる。ヒートロッドの使用率がすっかりなくなってしまった原因
こちらも元ネタはバウンティハンターグフのナイフガントレットから。
ちなみにラフ画稿はマシンガンハンドとナイフガントレットを合わさったようなもので、見た目もガルスJの5連装フィンガーランチャーに近いものになっている。

  • GHガトリングアーム
設定画稿内で存在が明かされている腕自体がガトリング砲となっているアタッチメント。
ヒートロッド同様、こちらも劇中で使用されることはなかった。
モチーフはグフカスタム及びグフフライトタイプのガトリングシールドに搭載されているガトリング砲。

  • 飛行ユニット/水中ユニット
コマンダーがダークアクシズ要塞から取り寄せたオプションユニット。
詳細はザッパーザクの項目を参照。

  • ダークストリーム・ファイナルヘルカタストロフ
上記のGHミサイルに加え、ザッパーザクのファイナルメガキャノンとデストロイヤードムのファイナルメガキャノンを一斉に放つ三位一体技。

余談

上記で記述したようにモチーフとなった機体はグフだが、色合いやマニピュレーターの形などから『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』に登場するグフカスタムをモチーフとしており、デザインもバウンティハンターグフをグフカスタム風にマイナーチェンジしたもの。
前述のラフ画稿内の分解したシールドをバックパックに装着して飛行形態に移行するという設定案は不採用となったものの、飛行形態自体は飛行ユニットを装備する形で実現されている。見た目はグフ飛行型っつーよりもグフ複合試験型に近いが…

また、彼の初登場回で同じく初登場したゼロと対となるスピードファイターというコンセプトからリアスカートのバーニアにはゼロのモチーフ機体のライバル機であるトールギスの意匠も組み込まれている。尤も、ダークアクシズにもトールギスがいるのだが…
ちなみにこのバーニアは元々はサイドスカートが変形したもので、高機動戦に入る際にサイドスカートがリアスカートに移動してバーニアとして機動、さらにバックパックのカバーが展開するという設定があったそうだが、紆余曲折あって没になったらしく、サイドスカートの溝やバックパックの形状はその名残。

立体物

立体物は低価格プラモ、SDフレクションが発売。
低価格プラモはヒートサーベルとシールドが付属するが、頭部と胴体が一体化している関係上、可動箇所が腕と足のみが大半の低価格プラモシリーズの中で唯一頭部を動かすことができる。

SDフレクションはヒートサーベルやバイスクローの展開が可能なシールド、そしてGHミサイルアームとGHクローアームが付属。前者はミサイルランチャー形態版も同梱されており、劇中のミサイル発射態勢の再現が可能。あと、やっぱりヒートロッドの展開ギミックはない


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最終更新:2025年09月03日 07:23