登録日:2024/11/20(Wed) 00:53:00
更新日:2025/05/29 Thu 21:46:09
所要時間:野郎共、この項目は約 5 分で読めるぞ〜っ!
「行くぞぉ、野郎共ーーっ!!!」
「「「「ザコーーーッ!!!!」」」」
概要
数多の次元を侵略する組織・ダークアクシズに所属するネオトピア侵攻部隊司令・
コマンダーサザビー配下の三人の部隊長の一人。彼らの企みを阻止するガンダムフォースが最初に戦った相手で、部隊長を示す角(ブレードアンテナ)に入っている線の数は1本。
モチーフ機体は言わずもがな、『
機動戦士ガンダム』のザク、元ネタは『SDコマンド戦記 G-ARMS』のブラッディザク。
元ネタと同じく赤い体だが、別に赤いからってスピードが3倍って訳ではない。
性格
「くっそ〜、嘗めやがって〜っ!💢💢」
「怒りが角まで来たぜ!こうなったらパーフェクトにぶっ壊してやる!!」
とにかく粗暴で短気な乱暴者で、一度ブチキレるとすぐにマシンガンをぶっ放して怒鳴り散らす危なっかしい一面が多く、それに加え頭よりも先に手(とマシンガン)が出てひたすら破壊活動に走る計画性に乏しい名前通りの大
雑把な面も目立つ。
しかしその一方で
「部下の面倒を見ない奴は偉くもなんともない」という部隊長の鑑ともいうべき信条を掲げる面倒見のいい親分肌な面を持ち合わせており荒々しいながらも部下の
ザコソルジャーたちの面倒を見ており、ザコソルジャーたちもそんなザッパーを恐れつつも慕い敬っている。
同僚のグラップラーグフとデストロイヤードムとは合体技を持っているのだが、それぞれ陰険・ドアホと互いの性格の不一致から喧嘩ばかりしている。
外伝漫画では部隊長就任前は荒々しいながらも真面目な性格で「ヒートホークのザク」という通り名を持つ実力者だが、ダークアクシズの一員ならやって当たり前という卑怯なことができないという甘さを持っており、部隊長選考大会では対戦相手である孤独のギャンの卑劣な戦法に苦戦するが、自身を慕うザコソルジャーの「約束事に囚われてばかりでは偉くもなんともない」という言葉を思いだしマシンガンの使用を解禁した結果にトリガーハッピーに覚醒、現在の粗野で親分肌な性格が成形されたとされている。
戦闘能力
主にマシンガンなどを用いた銃撃戦を得意とし、特にマシンガンとガトリングガンによるフルバーストで相手を蜂の巣にする戦法を好むが、時にヒートホークによる接近戦も展開することもある。
武器・装備
「俺様はこういうぷにぷにした生き物が大っキライなのだ!」
「まずはキサマから…」
カチャッ
「血祭りだーっ!!」
ザッパーザクが部隊長就任前から装備している2丁のマシンガンで、メイン武器その1。
元ネタはブラッディザクのゲーゼルM140マシンガン。頭のFZは恐らくザクⅡ改の型式「MS-06FZ」からだと思われる。
背中にマウントされているガトリングガンでメイン武器その2。
基本的に腰に抱えて使用するが、FZマシンガンと併用する際はザクキャノンみたいに肩に乗っけて発射する。
これも上記のFZマシンガンと同じくブラッディザクのメガスマートガトリングガンが元ネタ。
両腕上腕部に各2門搭載されている。
…が、FZマシンガンとガトリングガンに比べると威力に欠けるのか一度も使うことはなかった。
左肩のスパイクアーマーに収納されているザクお馴染みのヒートホークで、ハンドガードにスパイクが付いており、穂先を展開することも可能。
この武器もマシンガン・ガトリングガン同様、元ネタはブラッディザクのジャングルナイフ・キルマスターから。
「ま〜だまだあるぞ!」
「アーマーミサイルッ!!」
※キャプテンです
↓
≫▶ □ ◀≪
↓
💥
ボカーーーン!!
「げぇっ!?キャプテンを木っ端微塵ザコーッ!!」
「違うんですよ、そうなんですよーーっ!!」
右肩のシールド前面のカバーに3基搭載されている。
この武装もブラッディザクのアーマーミサイルが元ネタ。
頭部に内蔵されているメガ粒子砲。
もちろん、この武装もブラッディのファイナルメガキャノンが元ネタ。
コマンダーがダークアクシズ要塞から取り寄せたオプションユニットのひとつ。
ザコソルジャーが装備する通常機と異なり、ミサイルポッドを左右に1基搭載されている。
モチーフは『機動戦士ガンダム』のドップ。
オプションユニットのひとつ。
この装備も通常機と異なり、スクリューユニットが2基となっており、またこのユニットの装備中は水中ゴーグルとシュノーケルを装着、脚部もフィンに換装される。
モチーフは恐らく『機動戦士ガンダム』のユーコンだが、2基装備されていることもあって『
機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』の
ズゴックEや
ハイゴッグが装備するジェットパックにも見えなくもない。
技
上記のファイナルメガキャノンに加え、グラップラーグフのGHミサイルとデストロイヤードムのファイナルメガキャノンを一斉に放つ三位一体技。
活躍
ネオトピア侵攻作戦
「やれえぇいっ!!!!」
「「「「ザコーーーーッ!!!!」」」」
💥💥💥💥
「撃ったあぁっ!!?」
騎士ガンダムの世界・ラクロアを侵攻を完遂してから間もなくしてネオトピアを発見したことにあたって最初の侵攻部隊部隊長として出撃。
侵攻先で早速ロボ狩りを決行していた所に自分たちが苦手とする有機物である人間・
シュウトに出くわし排除しようとした矢先、白いロボット・
キャプテンガンダムに遭遇。
最初はザコソルジャーによる圧倒的兵力や洗脳兵器・コントロールホーンを用いてキャプテンを窮地に追い込むが、彼の危機に駆けつけたシュウトの応援によってソウルドライブを発動させたキャプテンに逆転され、敗北を喫する。
その後は仲の悪いグラップラーグフとデストロイヤードムとの共同での侵攻作戦を展開していくが、ラクロアの侵攻から逃げ延びた騎士ガンダム・
ゼロや次元転送装置の暴走に巻き込まれた武者頑駄無・
爆熱丸の介入もあり、ことごとく彼らによって煮え湯を飲まされることとなる。
ブランベース破壊作戦
「ぶわぁ〜はっはっはっは〜〜〜っ!!!」
「これまで散々俺達をコケにしてくれたなぁ~!?」
「この基地を地面にブチ落として、今日こそ凹ましてやるぞっ!!」
阿修羅丸が倒され、続く
トールギスも生死不明となったという報を受けたコマンダーから最後の出撃指令を受け、プロフェッサーガーベラが天宮攻略として製造したメガモビルタンク・ビグ・ザムを与えられ、今回の作戦目的であるS.D.G.基地・ブランベースの破壊に乗り出す。
ビーム兵器を通さない堅牢な装甲と上のセリフにあるように今までの仕返しと言わんばかりのその圧倒的パワーを以てガンダムフォースを大いに苦戦させ、さらに巨体を駆使して基地を激しく揺さぶり落下させようとするが、ガンダムフォースの決死の抵抗により逆に地上に落とされ脱出を計るが、密かにコマンダーによって脱出装置が作動しないように細工されていた。
「「「わああああっ!!!」」」
「「「コマンダー様…、そんなあああぁっ!!!」」」
コマンダーに対する悲痛な叫びを上げつつもガンダムフォースに一矢報いようと一撃を放とうとするが、ブランベースの落下を利用した反撃により叩き潰され、ザッパーザクたち三人の部隊長は半ば道連れにされる形でビグ・ザムと運命を共にするのだった……。
一方、その様子をネオトピアタワーから見届け、侵攻部隊に指令を送る一体の赤いザコソルジャーがいた…!
「敵基地の撃墜に成功した…!次なる作戦に実行せよ!…ザコ!」
「よ〜し!追記・修正するぞ、野郎共ーーっ!!」
「「「「ザコーーーッ!!!!」」」」
「あ〜あ〜、ヒマだなぁ〜……」
「……って、オイッ!返事くらいしろやっ!」
生きてました☆(´∀`)
コマンダーに見捨てられたことへの悲観はどこへやら…。
ガンダムフォースの活躍によりコマンダーが戦死し、ネオトピア侵攻部隊が壊滅した事実とは露知らず、ビグ・ザムの残骸内でザコソルジャーたちが救助に来るまで未だにしょんぼりしているグラップラーグフを余所に退屈を持て余していたが、ザコたちよりも先にガンダムフォースが来た為三人仲良く(?)S.D.G.にその身柄を確保された。
その後の活躍(?)
S.D.G.に確保されたザッパーはその後、ロボクリニックへと連れてこられ、そこでネオトピアの平和の素晴らしさを教えられる。
そして…、
「おっ掃除おっ掃除 キュッキュッキュ〜ッ!♪」
「な…なんだぁ…!?お花ちゃんだぁ?キュッキュッキュッだぁ!?アイツ、変わったな……!💧」
S.D.G.の目を盗んで逃走したグラップラーグフ・デストロイヤードム・ザコソルジャーの面々が目にしたのは、
モップを手に清掃活動や花の世話を勤しむ清掃奉仕員としてキャラ崩壊更正した清掃奉仕員28号・ザッパーザクの姿だった。
それからはガンダムフォースがラクロアへ向かう道中で子供の武者頑駄無・元気丸と出会い、紆余曲折を経て彼の部下となる。
新たな主の許で一層賑やかとなった仲間たちに包まれながらも奉仕活動に励むのだった。
「ああっ、ジェネラル様ぁ!!💦」
「行かないで〜っ!!💦」
「逃がしゃしねぇーっ!!!」
「「えっ!?」」
ガンダムフォースに敗れ逃げようとしたジェネラルジオングに対し、ザッパーザクは何を血迷ったかグラップラーグフとデストロイヤードムと共にガンダムフォースに続く形で合体技ダークストリーム・ファイナルヘルカタストロフをメガキャノン部に搭載されたジョウロをすっ飛ばしながら放ち、ジェネラルにトドメを刺したのである!!
彼のペースに乗せられる形でジェネラルに必殺技を放ってしまい大慌ての二人に対し、
「いいんだよ!」
「下のモンの面倒を見ねぇヤツは、偉くもなんともねーんだぁ!!!」
と言い放ち、グフとドム、ザコ達を感動させた。
さらにグフはS.D.G.のバッジを外していることに気付き、それにザッパーはこう答える。
「隊員なんてウソっぱち!本当はジェネラルに復讐する機会を狙ってたんだぁ!」
実はザッパーはジェネラルに見捨てられたことを根に持っており、更正したフリをしてジェネラルへの復讐の機会を窺っていたのである。その証拠に最終決戦でガンダムフォースをちゃっかり応援しちゃってるし…。
ジェネラルが倒された後は組織のしがらみを全て捨てて「さあ、またどーんどん悪いことをするぞ〜っ!」と意気込むが…、
↘↓↓↓↙
→ ・ ←
↗↑↑↑↖
ジャキッ!!
「悪いことだと?」
「えっ…!?…いや冗談ですよ、冗談…!
おっ掃除おっ掃除ルンルンル~ン…!♪💧💧💧」
そんな企みを武者たちは見過ごすハズもなく一斉に包囲、これには流石に分が悪かったため断念することに…。
その後は元ダークアクシズの面々と共に修復したビグ・ザムを駆り、渋々元気丸の世直しの旅へと赴く。
そして、平定後は残りの28機のビグ・ザムを修復し、次元パトロール隊として再編されたガンダムフォースの応援に就いた。
「くっそ〜っ!虚武羅丸さえいなけりゃあ……!💢🌀」
「何か言ったか?」
「あ…いえ、なんでも……💧」
余談
上記に解説したようにザクをモチーフにしているが、
- 頭部と胸部・・・ザクⅡ改
- 脚部とバックパックとカラーリング・・・ジョニー・ライデン専用高機動型ザクⅡ
- 各所のスパイク・・・ドズル・ザビ専用ザクⅡ(そもそものブラッディザクのモチーフ)
…と、様々なザクのモチーフがふんだんに取り入れられている。
ちなみに額に掛けているフェイスガードは
ヤクト・ドーガの頭部を模している。
当初は元ネタである「ブラッディザク」名義で登場させるつもりだったが、アメリカのTV局から「ブラッディ(血塗れ)はダメ!」とNGが出され、それに代わる名前として「韻を踏んだ名前にする」という提案の下にザクの頭文字「Z」に合うネーミングとしてアメリカンコミックのマシンガンとかを使った銃撃シーンでよく見掛ける「ZAPPPPP!」というオノマトペから現在の「ザッパーザク」という名前が決まった。
なお、この案はグラップラーグフとデストロイヤードムにも起用された。
立体物
立体物は低価格プラモ、BB戦士、SDフレクションが発売。
SDフレクションはメガキャノンの開閉ギミックがない点を除けばFZマシンガン2丁・ガトリングガン・ヒートトマホーク(収納版と穂先展開版の2種)と武器が一通り揃っており、原作同様にガトリングガンを肩に乗せて劇中でのフルバーストを再現可能。
BB戦士はダークアクシズの面々の中で唯一の発売であり、重武装と銘打つようにFZマシンガン・ガトリングガン・ヒートトマホークなどの武器が揃っており、またメガキャノンの開閉ギミックも再現されている。
「あ~あ!追記・修正なんてやってられっか!💢💨🌀」
「そ~ドム…!💢💨🌀」
「クォラァッ、お前ら!追記・修正の時間、まだ終わってね〜ぞ〜っ!!💢💢💨」
- 多分顔はクェス専用ヤクトドーガだよねこいつ -- 名無しさん (2024-11-20 19:38:15)
- 最終回の扱いとか見る感じ、何だかんだスタッフには愛されてた奴だと思う -- 名無しさん (2024-11-21 08:27:29)
- ザク界の最高傑作 -- 名無しさん (2024-11-21 11:17:59)
- 前身になったブラッディザクの元祖SD版のバイザーのスリットが空いてなくて目隠しみたいになってたけど、こっちのプラキットも完成品もくり抜かれてるやつになってて技術力の向上が何気に垣間見える -- 名無しさん (2024-11-21 14:39:07)
- 最終回の造反劇は格好良かった。あと、洗脳じゃない改心は演技だったけど、何気に有機生命体への忌避感は克服できてるのよね。 -- 名無しさん (2024-11-22 00:33:22)
最終更新:2025年05月29日 21:46